
【2023年3月更新】インターネット広告媒体最新アップデートまとめ
2月中におこなわれたインターネット広告媒体更新情報をまとめました。更新があったのは以下の媒体です。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- LINE広告
それぞれの概要、実際の広告運用シーンでの活用方法、懸念事項などを紹介します。以下のリンクから本記事の情報をまとめたPDFをダウンロード可能です。ぜひこちらをお手元において、日々の広告運用にご利用ください。
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目次
Google広告
Google広告のアップデートは次の1件です。
- P-MAX広告でキーワード除外機能が利用可能に
詳細を解説します。
P-MAX広告でキーワード除外機能が利用可能に
Google広告で選べるP-MAXキャンペーンで、キーワード除外機能がホワイトリスト申請なしで利用できるようになりました。
これまではキーワード除外をするには、媒体側の業種担当者と連携してホワイトリスト申請をする必要がありましたが、今回の仕様変更により、広告の管理画面で設定可能になりました。
主にブランドセーフティを目的にキーワード除外をおこなうことが望ましいとされており、パフォーマンス最適化を目的とした設定は非推奨です。また、P-MAXキャンペーンの配信に影響が及ぶ可能性があるため、あまりに多くのキーワードを除外設定するのも避けたほうがよいとされています。
影響範囲は「検索広告」「ショッピング広告」です。
Yahoo!広告
Yahoo!広告では、次の2つの更新がおこなわれました。
- 推定コンバージョンの導入
- 動画視聴経由のコンバージョンの広告活用
それぞれ解説します。
1. 推定コンバージョンの導入
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のコンバージョン測定方法が変更され、「推定コンバージョン」が含まれるようになりました。
これまで確定できずカウントされていなかったコンバージョンが「推定」でカウントされるようになるため、レポートに表示されるコンバージョン数が増える可能性があります。
特にスマホへの配信が多く、検討期間が長い商材のキャンペーンでは、コンバージョン数増加が見こまれます。
備考
自動入札(コンバージョン数の最大化)を利用している場合は、こちらもあわせて数値が変動する可能性があります。必要に応じてtCPAや予算上限の調整を検討してください。
参考URL
【検索広告】オークションインサイト機能の提供開始 – Yahoo!広告
2.動画視聴経由のコンバージョンの広告活用
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)の動画視聴経由のコンバージョンが、自動入札や広告の品質の判定などに活用するように変更されました。
「動画視聴経由のコンバージョン」とは、動画を10秒以上再生した(動画が10秒未満の場合は再生完了)ユーザーによって発生したコンバージョンのうち、広告クリックを伴わないコンバージョンのことです。
これまでは入札価格の最適化には関係ないものとして扱われていましたが、2月27日より自動入札およびキャンペーン目的において、入札価格の最適化に利用する広告配信実績に含まれるようになりました。
これにより、動画広告の品質が高いと判定されやすくなり、インプレッション数の増加が期待できます。
備考
変更の対象となる自動入札およびキャンペーン目的は次のとおりです。
【自動入札】
・コンバージョン数の最大化 目標値あり
・コンバージョン数の最大化 目標値なし
【キャンペーン目的】
・コンバージョン
・アプリ訴求
・PayPayギフト
Facebook広告
Facebook広告では、次の更新がおこなわれました。
- 18歳未満のターゲットへの広告配信を制限
詳しく解説します。
18歳未満のターゲットへの広告配信を制限
18歳未満のユーザーを広告配信ターゲットに設定した場合、制限される設定の範囲が広がります。制限される設定項目は次のとおりです。
【18歳未満ターゲットで制限される設定項目】
・性別
・郵便番号、指定マーケット地域、または市区町村より小さい地域
・Advantage+カタログ広告(旧 ダイナミック広告)
・キャンペーン入札戦略:結果の単価目標、ROAS目標
・課金対象:リンククリック(CPC)、ページへの「いいね!」、ThruPlay、2秒以上の継続的な動画再生数
など
備考
18歳未満を広告配信対象とし、上記の制限される設定になっている広告セットは2023年4月7日以降、一時停止されます。引き続き同じキャンペーンを利用したい場合、設定を変更してください。
参考URL
10代の利用者を対象とした広告について|Metaビジネスヘルプセンター
LINE広告
LINE広告では、次の更新がおこなわれました。
- 携帯キャリアターゲティングの追加
詳しく解説します。
携帯キャリアターゲティングの追加
LINE広告のターゲティングに、携帯キャリアごとのターゲティング項目が追加されました。「詳細ターゲティング」の一部として、以下の3キャリアのユーザーをターゲティング可能です。
- NTTドコモ
- au(エーユー)
- Softbank(ソフトバンク)
特定のキャリアユーザーへのサービス案内や、他キャリアからのサービス乗り換えを狙う場合などに活用できるでしょう。
Twitter広告
Twitter広告では、次の2つの更新がおこなわれました。
- Twitter検索キーワード広告の追加
- フォロー獲得広告の仕様変更
それぞれ解説します。
1.Twitter検索キーワード広告の追加
Twitter広告に新機能「検索キーワード広告」が追加されました。これは、設定したキーワードで検索したユーザーのTwitter検索結果画面に広告を表示するキャンペーンです。
ユーザーがキーワード検索したときに広告を表示できるため、これまで以上に広告との関連性が高いユーザーに広告を出せるようになると予想されます。
リスティング広告に近い運用で、Twitter広告でのコンバージョン増加が見込めます。
広告は「検索時」「トレンドキーワードクリック時」「ハッシュタグクリック時」の3タイミングで表示されます。
備考
従来も「キーワードターゲティング」は機能として存在しましたが、キーワードで検索したユーザーだけでなく、「キーワードを含むツイートをしたユーザー」「キーワードを含むツイートにいいねをしたユーザー」にも広告が配信されていました。
今回の機能追加により、よりターゲットを絞り込めるようになりました。
現在はベータ版のみのリリースで、Twitter広告の認定代理店アカウントでのみ利用可能です。
参考URL
新プロダクト「Twitter キーワード広告」ローンチのお知らせ
2.フォロー獲得広告の仕様変更
Twitter広告の「フォロー獲得広告」の、クリエイティブの表示方法が変更されました。
これまでは広告主のTwitterプロフィールが表示されていましたが、広告設定の際に「メディア」で設定した画像・動画が表示されるようになりました。
参考URL
新プロダクト「Twitter キーワード広告」ローンチのお知らせ
まとめ
本記事の内容をまとめた資料は、以下のリンクからダウンロード可能です。
ぜひ日々の広告運用にご活用ください。
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