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2020.12.10
[2021.01.05 UP]

【一覧あり】LINE広告のターゲティング一覧

 SNSが隆盛を極めている昨今において、特に利用ユーザーが多い媒体である『LINE』。その存在はその他のSNS媒体と比較しても、“当たり前”と呼ばれるまでに広く、深く浸透しています。

 当記事では、SNS媒体での広告配信にLINEをお考えの方や、広告媒体のターゲティング範囲を比較・検討したい方、LINE広告を利用しているものの成果が芳しくなくターゲティングの見直しを考えている方に向けて、LINE広告で可能なターゲティングをすべて網羅して紹介いたします。ぜひご確認いただき、ターゲット案作成のご参考にしてください。

LINE広告の特徴

 まず初めに、LINE広告の特徴を【利用ユーザー】【広告の表示形式】の観点から簡単にご説明させていただきます。

利用ユーザー層の特徴

 LINEの国内利用者数は月間8,400万人、日本人口の66%に及ぶユーザー数を誇っています。 年齢別としては10代~50代の80%以上がLINEを活用しています。特に20代~30代での利用率が90%を超えており、若年層から中年層まで幅広くリーチすることが可能です。

(出典:LINE Business Guide 2020年7月-12月期:https://www.linebiz.com/jp/download/)

広告配信面は要注意

 利用ユーザーが多いLINEですが、一点注意が必要なのは広告の配信面です。TwitterやInstagramの様に利用者であれば何度か広告を見たことがある媒体とは違い、LINEの場合は利用していても、ほとんど広告をみたことがないというユーザーも相当数いると思われます。それは広告の配信面に特徴があるからです。LINE広告の配信面は以下に紹介させていただきます。

配信面➀Smart Channel

 LINEトークの上部への表示になります。LINEユーザーが最もよく見る画面の上部に広告が掲載されるため、広告効果は非常に高いです。但し広告枠は大きくなく、下記のサイズとなります。

<広告掲載イメージ>

配信面②LINENEWS

 月間ユーザー数6,800万人のニュース閲覧コンテンツです。LINEアプリ内「ニュース」タブより閲覧できます。

<広告掲載イメージ>

配信面③タイムライン

 月間ユーザー数6,800万人、月一回以上の広告接触者4,900万人のコンテンツです。LINEアプリ内「タイムライン」タブより閲覧でき、自社のLINE公式アカウントのブロック状況にかかわらず、全ユーザーに広告配信可能です。

<広告掲載イメージ>

配信面④LINEマンガ

 LINEが提供するスマートフォン向け電子マンガアプリである「LINEマンガ」に広告を配信することができます。アプリダウンロード数は現在2,300万を超えており、15歳~30代の若年層を中心とした幅広い層にリーチすることができます。

<広告掲載イメージ>

配信面⑤LINE BLOG

 著名人や公式ブロガーが情報発信・コミュニケーションツールとして活用しているサービスです。ユーザーは女性比率が多く、年齢層としては20~40代が多くなっています。

<広告掲載イメージ>

配信面⑥LINE ポイント

 「友だち追加」などの指定条件をクリアすることでポイントを獲得できるサービスであり、サービスページの閲覧数は月間3.2億回に上ります。40~50代のユーザーの利用が多くなっています。「LINEウォレット」内のポイントクラブより利用できます。

<広告掲載イメージ>

配信面⑦LINEショッピング

 2,800万人を超える登録者数を誇るショッピングサービスです。ユーザーの7割が女性であり、年齢層として20~30代が多く利用しています。「LINEウォレット」内のショッピングよりサービスの利用ができます。

<広告掲載イメージ>

 以上7つがLINE広告の配信面です。ここで注意事項としては、LINE広告の配信面は指定することができず、上記のどこかにランダムで配信されるということです。そのため、一番利用者の多いLINEトークのみに広告を配信するということや、EC系のサイトと相性の良いLINEショッピングのみ広告を配信するというような戦略を取ることはできません。

 そのためLINEユーザーの中でも、ニュースやタイムラインを積極的に見るユーザーには広告配信機会が多くなりますが、一方でLINEのトークしか見ないためほとんど広告と接触しないというユーザーもいます。

 LINE広告の配信面がどこになるのかは、しっかり把握しておきましょう。

LINEで設定できるターゲティング全6種

 ここからはLINE広告でどのようなターゲティングを設定できるのかをお伝えさせていただきます。どのユーザーに広告を配信するかは、広告の成果に大きく影響を与えるため、どんなターゲティングができるかはしっかり把握しておきましょう。

 ※以下のターゲティングは、LINE ファミリーサービスにおいてLINEユーザーが登録した性別・年代・エリア情報や、LINEスタンプの購入歴、興味を示したコンテンツ、LINE公式アカウントの友だち登録履歴などの行動履歴をもとに分析・分類された「みなし属性」のオーディエンスデータを基に設定されます。

地域ターゲティング

 地域ターゲティングといえば、位置情報を基にして配信する広告というイメージを持たれるかもしれませんが、LINEではもう一歩細かいユーザー指定ができます。

 地域ターゲティングでは、配信対象となる「ユーザー」と、配信する「地域」を指定することができます。(尚、この項目は選択が必須です。デフォルトでは日本のすべての地域が対象となっております。)

■ユーザーの指定

 配信対象となるユーザーを指定します。ユーザーは該当の地域に「住んでいる人・働いている人・最近いた人」の3種類に分類され、計5つのセグメントから選択できます。

<地域で設定できる配信対象ユーザー>

・この地域に住んでいる人orこの地域で働いている人orこの地域に最近いた人

・この地域に住んでいる人orこの地域で働いている人

・この地域に住んでいる人

・この地域で働いている人

・この地域に最近いた人

■地域の指定

 地域指定もしくは半径指定で、広告配信するエリアを指定することができます。地域指定では、都道府県単位もしくは市区町村単位で広告配信・除外するエリアを指定することができます。半径指定では、主要な住所での地点設定を行い、それを中心にした3~50kmの範囲を配信・除外対象にすることができます。

 関東地方のみに広告配信する場合は、地域指定で関東の都県を指定。特定の店舗の周辺に広告を配信したい場合は、半径指定で広告を配信するなど、広告戦略に応じて配信対象を選択してください。

 尚、LINE広告の配信は日本国内のみに限られます。

 上記を2つの設定を理解すると、応用的なターゲティングも可能です。

 例えば、都心の不動産物件のプロモーションは、都心に働きに来ている関東近郊のユーザーが対象と考えられるので、都心で働いているユーザーかつ、神奈川・埼玉・千葉の3件に住んでいる人をターゲティング。といった使い方もできます。

性別ターゲティング

 性別ターゲティングは【すべて】【男性】【女性】に3つに分類されており、いずれかを選択します。

(尚、この項目は選択が必須です。デフォルトではすべての性別が対象となっております。)

年齢ターゲティング

 年齢ターゲティングは【すべて】もしくは【設定する】から選択します。年齢を設定する場合は、年齢幅を選択します。

最小:【設定なし/15/20/25/30/35/40/45/50】の9個から選択できます

最大:【14/19/24/29/34/39/44/49/設定しない】の9個から選択できます

 LINE広告で特徴的なのは、14歳まで、15歳からという年齢へのターゲットも可能なところです。他の媒体では広告で配信設定できる年齢の下限は18歳というものが多いので、中高生に特化して広告を配信したい場合はLINE広告を検討するのも良いでしょう。

(尚、この項目は選択が必須です。デフォルトではすべての年齢が対象となっております。)

OSターゲティング

 OSターゲティングは【すべて】・【iOS】・【Android】の3つに分類されており、いずれかを選択します。アプリダウンロード目的で、片方のOSしかサービス対応していない場合などは、利用するとよいでしょう。

(尚、この項目は選択が必須です。デフォルトではすべてのOSが対象となっております。)

詳細ターゲティング

 詳細ターゲティングとして設定できる項目は、「趣味関心」「行動」「属性」のカテゴリで大きく分けられており、更にその下に細かくカテゴリが分類されております。それぞれについて説明させていただきます。

■趣味関心ターゲティング

 ユーザーのLINE公式アカウントの友だち登録の履歴などから、ユーザーの趣味関心を分析して広告を配信するシステムです。LINEでは、18種類のカテゴリから指定配信ができます。そのうち自動車のカテゴリでは9種類の車種も指定配信することができます。

 TwitterやFacebookに比べると、趣味関心で設定できるカテゴリの数は少ないです。そのため、獲得目的よりも、認知目的の配信の方が望ましいでしょう。

趣味関心ターゲティング一覧

趣味・関心
ゲーム
デジタル機器・家電
スポーツ
職業・ビジネス
ファッション
家・インテリア・園芸
テレビ・映画
音楽
教育・学習・資格
金融
健康
▼自動車
  軽自動車
  コンパクトカー
  ハッチバック
  セダン
  スポーツカー
  ステーションワゴン
  ミニバン
  SUV(コンパクト)
  SUV(ラージ)
書籍・マンガ
食べ物・飲み物
美容・コスメ
旅行
エンタメ
ショッピング

■行動ターゲティング

 「テレビの視聴頻度」「キャリアの変更」「ゲームプレイ」「購買以降」などの行動に関する履歴をもとにターゲットする機能です。全部で15個のカテゴリから指定して配信・除外設定を行うことができます。

 こちらも単体のターゲティングでは、ターゲット幅が広く獲得目的で実施するには難しいでしょう。一方で、先ほどの趣味関心ターゲットとこちらを組み合わせることで、例えば「ゲームに趣味関心があり」、「アプリのインストールが多い」ユーザーといった、より確度の高いターゲットに配信することができるでしょう。

行動ターゲティング一覧

行動
▼テレビ視聴頻度
  テレビ視聴頻度が高い
  テレビ視聴頻度が平均
  テレビ視聴頻度が低い
▼キャリアの変更
  過去2年間でキャリアを変更した
  過去2年間でキャリアを変更していない
▼コンバージョン
  ウェブサイトコンバージョンが多い
  アプリのインストールが多い
▼ゲームプレイタイプ
  アドベンチャーゲームプレイヤー
  カジュアルゲームプレイヤー
  RPGゲームプレイヤー
▼モバイル端末の変更
  過去2年間で端末を変更した
  過去2年間で端末を変更していない
▼ネットワークの利用状況
  Wi-Fiを利用しない
▼購買意向
自動車(ラグジュアリー)の購買意向が高い
ファッション(ラグジュアリー)の購買意向が高い

■属性ターゲティング

 「配偶者」「子供」「携帯キャリア」「推定収入」の4カテゴリから11項目を指定して、配信・除外設定をすることが可能です。

 子供向け商材のプロモーションは、「子供あり」のユーザー。車や不動産など高額商品は「推定収入上位20%まで」のユーザーに配信するなどの戦略を取ると良いでしょう。

属性ターゲティング一覧

属性
▼配偶者
  既婚
  未婚
▼子供
  子供あり
  子供なし
▼携帯キャリア
  NTTドコモ
  au
  Softbank
▼推定収入
  収入上位51%以下
  収入上位21%~50%
  収入上位11%~20%
  収入上位10%

オーディエンスターゲティング一覧

 LINE広告では現在8種類のオーディエンスを作成することができ、それぞれをターゲティングすることができます。

 オーディエンスターゲティングでは、ほかのターゲティングのようなLINE広告上の「みなし属性」に基づいたターゲティングとは違い、広告主の保有している顧客情報などのデータや、ユーザーの実行動からオーディエンスを作成するため、より確度の高いユーザーに対してアプローチすることができます。獲得目的の広告であれば、もっともオススメするターゲティングになります。

 以下にそれぞれの概要をご紹介させていただきます。

➀ウェブトラフィックオーディエンス

 ウェブトラフィックオーディエンスは、特定のウェブサイト上にLINEタグを設定することで、ウェブサイトを訪れたユーザーや、会員登録などに至ったユーザーなどをオーディエンスリスト化し、ターゲティングすることができる機能です。他の媒体ではリマーケティングと呼ばれるものになります。

 ウェブサイトを訪れたものの会員登録せずに離脱したユーザーに、再度広告を表示させもう一度サイトに戻って来てもらい会員登録を促す際や、無料会員登録に至ったユーザーに有料会員に促す際に広告を配信するさいなどに利用されます。

 一般的に良く利用されるオーディエンスですので、獲得目的の広告では是非とも利用してください。

②モバイルアプリオーディエンス

 アプリ内で発生したイベントをもとにオーディエンスを作成する機能です。

 アプリとイベントを選択することによって、該当のイベントが発生したユーザーをリスト化し、ターゲティングすることができます。イベントは「オープン」「インストール」「ホーム閲覧」「カテゴリ閲覧」「商品閲覧」「検索」「カート追加」「購入」「レベル達成」「チュートリアル完了」「カスタムイベント」の11種類から設定することが可能です

 アプリ内でユーザーがとった特定の行動をもとにオーディエンスを作成することができるため、インストールしたユーザーにアプリの新規イベントのプロモーションを行うことや、ゲームアプリのチュートリアル完了者に対して課金を促すといった使い方ができます。

③IDFA/AAIDアップロード

 保有しているIDFA/AAIDデータをもとにオーディエンスを作成し、ターゲティングすることが可能です。IDFA/AAIDとは広告ID(広告識別子)と呼ばれる、特定のOSがインストールされた端末に付与される固有のIDです。アプリ内での広告配信を行う際に用いられるIDであり、IDFAはAppleのOS、AAIDはGoogleのOSが搭載された端末に固有のIDとなっています。

 これらのデータを会社でお持ちでしたら、そのデータをLINE広告にアップデートすることでターゲットして利用することができます。

④電話番号アップロード

 会社で保有している電話番号データをもとにオーディエンスを作成し、ターゲティングすることが可能です。既に情報を持っているユーザーが対象となるため、既存顧客向けのプロモーションを行う際に利用されます。電話での問い合わせが多いようなら、電話番号のリストをLINE広告にアップロードすることで、より多くのユーザーにアプローチすることができるでしょう。

⑤メールアドレスアップロード

 会社で保有しているメールアドレスをもとにオーディエンスを作成し、ターゲティングすることが可能です。こちらも既存顧客向けのプロモーションとして使う機会が多いでしょう。④とは逆にWEBでの申込みが多く、保有しているメールアドレスが多いようなら、有効的なオーディエンスとなるでしょう。

⑥LINE公式アカウントの友だちオーディエンス

 自社が保有しているLINE公式アカウントの友だちやブロック中の友だちをターゲティングすることができる機能です。

 友だち登録は料金が発生するわけではないため、気軽に登録するユーザーも多いです。友だち登録したユーザーに対して、会員登録を訴求するプロモーションを行い、会員に育て上げる際などに利用するとよいでしょう。

⑦動画視聴オーディエンス

 動画視聴オーディエンスでは、広告にて配信した動画を視聴したオーディエンスをリスト化し、ターゲティングすることができます。動画視聴の基準として「3秒以上の動画視聴」か「動画を25%/50%/75%/95%/100%視聴」の6種類から選択することができます。

 動画は低単価で視聴を獲得することができます。動画広告を幅広いユーザーに配信し、動画を長時間見たユーザーに更に広告を配信するなど、二段構えの戦略で配信をするとよいでしょう。

⑧類似オーディエンス

 類似オーディエンスは、➀から⑦で作成したオーディエンスリストをもとに、そのリストのユーザーと行動が類似しているユーザーをターゲティングすることができます。類似オーディエンスのもととなるソースオーディエンスを選択し、オーディエンスサイズを1~15%(1%刻み)・自動の16種類のうちから選択することができます。オーディエンスサイズは大きいほど類似度は低くなりますが広範囲のユーザーにリーチすることができます。

 類似オーディエンスの配信で効果が得られやすいのは、ニッチな商材などターゲットユーザーが限られる商材の場合です。既存顧客やサイト訪問者の類似オーディエンスに配信することで、ターゲットに近いユーザーに広告を当てることができるでしょう。

LINE広告サービスの将来性

 以上、LINE広告で設定できる全ターゲティングを紹介させていただきました。

 『LINE』アプリがリリースされたのは2011年。それから急速にシェアを伸ばしてきました。今の所他のSNS媒体と比較して未実装の機能や、設定不可のターゲティングがあることも事実ですが、日に日にアップデートを重ねることで、より柔軟なターゲットに広告配信ができるようになってきています。

 他のSNSを利用しておらず、LINEでないと接触できないユーザーも一部いるので、LINE広告の仕様を理解し、広告媒体の1選択肢として使いこなせるようになっておくことは、今後重要になってきます。本記事が、その一助になればと存じます。

 LINE広告を始めとした、SNS広告の配信提案や運用のご相談は、WEB広告の運用コンサルタントに特化した弊社プライムナンバーズまでご相談ください。

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