【24年8月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ
7月中におこなわれたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次の3つです。
- Yahoo!広告
- LINE広告
- Meta広告
本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下のページからダウンロード可能です。あわせてご活用ください。
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目次
- 【YDA】「1日の予算」変更時の仕様改善について
- 【YDA】「ブランド認知」目的の広告配信拡大について
- 【YDA】商品閲覧履歴のないユーザーへの配信 正式提供開始
- 【YDA】【LINE広告】広告文を生成AIが提案する機能の提供開始について
- 【LINE広告】自動ターゲティングの機能を正式リリース
- 【LINE広告】A/Bテスト機能を正式リリース
- 【LINE広告】配信先設定画面から「LINEレシート」を削除
- 【LINE広告】友だち追加が広告フォーマット「動画(小)」に対応
- 【LINE広告】カスタムレポート機能(β)が利用可能に
- 【Meta】詳細ターゲット設定の更新
- 最新情報を活かしたWeb広告運用ならプライムナンバーズへ
【YDA】「1日の予算」変更時の仕様改善について
ディスプレイ広告(運用型)においてキャンペーンの「1日の予算」を途中で変更した際に、その日の残り時間で広告掲載可能な予算額を算出する仕様が改善されました。
従来の仕様
変更後の「1日の予算」の金額を基に、その日の残り時間を加味して算出した金額を掲載可能な金額とする。
→その日発生したコストは加味しない
改善後の仕様
変更後の「1日の予算」の金額から、その日発生したコストを差し引いた金額を掲載可能な金額とする。
→その日発生したコストが加味される
メリット
当日の合計コストが変更後の予算額の範囲内におさまるようコントロールされます。
従来の仕様よりわかりやすくなるため、広告運用時の煩雑が解消されます。
例
正午に「1日の予算」を10,000円→20,000円にした場合(正午時点の発生コストは5,000円)
従来
→10,000円(変更後の予算の半分)を残りの12時間で利用する
改善後
→15,000円(変更前-正午時点の発生コスト)を残りの12時間で利用する
参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】「1日の予算」変更時の仕様改善について
【YDA】「ブランド認知」目的の広告配信拡大について
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において、キャンペーン目的「ブランド認知」で配信できる掲載枠と広告が拡大されます。
配信可能な掲載枠の拡大
▼従来
スマートフォン版Yahoo! JAPANブランドパネル枠・Yahoo!ニュース プライムカバー枠のみ
▼拡大後
(一部を除く)ディスプレイ広告(運用型)の掲載枠
入稿可能な広告の拡大
下記が追加されます。
・バナー(画像):全てのサイズ
・バナー(動画):全てのサイズ
・レスポンシブ(画像):全てのサイズ
・レスポンシブ(動画):アスペクト比1:1および16:9のみ
・カルーセル:アスペクト比1:1のみ
注意点
①従来の広告掲載枠のみに配信したい場合は、プレイスメントターゲティングで以下のURLを配信対象に指定する必要があります。
・スマートフォン版Yahoo! JAPAN ブランドパネル枠:m.yahoo.co.jp/bp
・Yahoo!ニュース プライムカバー枠:news.yahoo.co.jp/prc
②キャンペーン目的がブランド認知の場合、1日の予算を5万円以上に設定する必要があります。
参考ページ:【ディスプレイ 広告(運用型)】キャンペーン目的「ブランド認知」の広告配信拡大について
【YDA】商品閲覧履歴のないユーザーへの配信 正式提供開始
動的ディスプレイ広告において、2023年11月15日よりβ版として提供している”商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する機能”が正式に提供されました。β版よりも精度が改善しており、広告成果の向上が見込めます。
機能詳細
動的ディスプレイ広告を商品閲覧履歴のあるユーザーと商品閲覧履歴のないユーザーの両方に配信する機能です。広告グループのオーディエンスリスト項目で設定できます。
▼商品閲覧履歴のあるユーザー
→ユーザーが閲覧していた商品や、その商品に関連する商品の広告を配信
▼商品閲覧履歴のないユーザー
→ユーザーのウェブサイト上での行動履歴や属性などに基づいて選定された商品の広告を配信
注意点
商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信する設定は2024年冬頃に提供終了する予定です。該当の設定をしている場合、提供終了以降はターゲティングしているユーザー全体に配信対象が拡大します。
引き続き商品閲覧履歴のあるユーザーを中心に配信したい場合は、商品閲覧履歴のあるユーザーに絞ったオーディエンスリストを指定するなど設定変更が必要です。
参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 商品閲覧履歴のないユーザーへの配信 正式提供開始のお知らせ
【YDA】【LINE広告】広告文を生成AIが提案する機能の提供開始について
広告管理ツールにおいて、レスポンシブディスプレイ広告のタイトルと説明文を生成AIが提案する機能の提供が開始されました。LINE広告(β版)とYahoo!ディスプレイ広告で利用可能です。
機能詳細
広告に設定する最終リンク先URLなどを入力すると、生成AIによって入力した情報をもとにしたタイトル・説明文が生成されます。
メリット
提案されたタイトル・説明文の確認と調整のみで簡単に広告文が作成できるため、広告作成の手間や時間を削減できます。
注意点
生成AIによるタイトル・説明文の生成は1アカウントにつき1カ月最大30回までです。30回利用すると翌月まで利用できません。
また、生成AIによって提案されたタイトル・説明文は広告審査の承認を保証するものではありません。生成された広告文は広告主が確認し、必要に応じて修正しなければなりません。
参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】広告文を生成AIが提案する機能の提供開始について
:【LINE広告】テキスト生成AI機能(β版)リリースのお知らせ
【LINE広告】自動ターゲティングの機能を正式リリース
β版の機能として提供していた「自動ターゲティング」が正式にリリースされました。
また、この正式リリースで新たに”オーディエンスの除外設定”が可能になりました。それ以外の機能はβ版と変わりません。
自動ターゲティングとは
設定したターゲティング条件内で更にイベント実行が見込めるユーザーを探し、最適なオーディエンスを自動で生成する機能です。
ターゲットの「地域」「性別」「年齢」「OS(iOS、Android)」をそれぞれ任意で設定すると、アクションが見込めそうなユーザーが自動的にターゲティングされます。
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
【LINE広告】A/Bテスト機能を正式リリース
β版の機能として提供していた「A/Bテスト機能」が正式にリリースされました。
機能はβ版と変わりません。
ABテスト機能とは
配信対象者を均一に分割することで各広告グループ単位で配信機会が平等となり、正確にテストを行える機能です。
ABテストが可能な項目
ABテストを行える項目は下記のとおりです。
・クリエイティブ
・ターゲティング
・最適化と入札
利用条件
ABテスト機能は下記に当てはまる場合に利用できます。
・テスト実施時に新規作成されたキャンペーンであること(既存キャンペーンは不可)
・キャンペーン作成時に以下いずれかの目的を選択していること
→ウェブサイトへのアクセス/ウェブサイトコンバージョン/アプリのインストール/
アプリのエンゲージメント
・キャンペーン上限予算の設定が必須ではないこと(ABテストでは設定不可なため)
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
【LINE広告】配信先設定画面から「LINEレシート」を削除
LINEレシートのサービス終了に伴い、広告グループの配信先設定画面からLINEレシートの表示が削除されます。
注意点
LINEレシートのみを配信先に指定している広告グループの場合、表示削除時に広告グループが強制停止されます。広告グループの配信を再開する場合は、LINEレシート以外の配信先を設定して再開するようにしましょう。
過去にLINEレシートへ配信があった場合は、配信先別(詳細)のパフォーマンスレポートにLINEレシートが引き続き表示されます。
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
【LINE広告】友だち追加が広告フォーマット「動画(小)」に対応
キャンペーンの目的「友だち追加」が、広告フォーマット「動画(小)」に対応しました。配信面は「トークリスト」のみです。
広告フォーマット「動画(小)」に対応するキャンペーンの目的は下記のとおりです。
参考・画像引用:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
【LINE広告】カスタムレポート機能(β)が利用可能に
項目別にレポートを作成できる「カスタムレポート(β)」機能が提供されました。
現在提供中のパフォーマンスレポートとの違いは下記のとおりです。
・パフォーマンスレポート
広告グループのターゲティング設定にかかわらず配信されたユーザーの属性に基づいて表示
・カスタムレポート
広告グループのターゲティング設定に基づいてレポートが表示される
複数の項目を掛け合わせた配信結果を確認できる。
利用方法
管理画面トップページの [広告アカウント] タブで、当の広告アカウント名をクリックします。
「広告マネージャー」画面左上の [≡] > [レポートと計測] >「カスタムレポート」を選択すると利用できます。
注意点
パフォーマンスレポートや管理画面のダッシュボードレポートとは数値が異なることがあります。
広告グループで設定されていないターゲティング属性に対する実績は表示されません。
β版のため、予告なく機能の提供を停止する可能性があります。
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
【Meta】詳細ターゲット設定の更新
詳細ターゲット設定の仕様が変更されました。新規の広告セットでは、詳細ターゲット設定の除外を使用できなくなります。
注意点
詳細ターゲット設定の除外を使用している広告セットがあると、広告マネージャのレポートに警告バナーが表示されます。影響を受ける広告セットから除外設定を削除し、公開し直すことが推奨されています。2025年1月31日まで既存のキャンペーンへの影響はありませんが、それ以降詳細ターゲット設定の除外を使用したキャンペーンの配信が停止されます。該当するキャンペーンがある場合は早めに対処しましょう。
また、広告セットを複製して編集することや、保存済みのオーディエンスおよび下書きのオーディエンスを使用することはできません。
その他の除外機能(カスタムオーディエンスの除外など)は引き続き使用できます。
参考ページ:詳細ターゲット設定の更新
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