アプリインストール広告の基礎知識 主要媒体6種の特徴を解説
アプリを宣伝する際には「アプリインストール広告」が最適です。配信できる主な媒体は6種あり、それぞれに複数の広告形態があります。
本記事では媒体ごとの基本的な情報と特徴をご紹介します!
「アプリを新しくリリースした」「なかなかダウンロード数が伸びない」など、宣伝したいアプリがある方はぜひご一読ください。
記事の内容をスライド形式にまとめた資料は下記より無料でダウンロードいただけます。あわせてご利用ください。
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目次
アプリインストール広告とは
アプリのインストールを促すためのWeb広告の総称です。
広告をタップすると、ストアなどアプリがダウンロードできるページに遷移します。
LPやホームページなどを経由せずに直接アプリをダウンロードしてもらえることが大きなメリットです。
検索やディスプレイなどアプリストア外の広告枠に表示される広告だけでなく、アプリストア内の広告枠に表示されるものも含まれます。
アプリインストール広告が配信できる媒体
主に下記の媒体で配信できます。広告の名称は媒体によって異なります。
媒体 | 広告の名称 |
アプリキャンペーン | |
Yahoo!検索 | アプリ訴求キャンペーン |
Yahoo!ディスプレイ | アプリ訴求キャンペーン |
Meta | アプリの宣伝 |
X(Twitter) | アプリのインストール数キャンペーン |
LINE | アプリインストールキャンペーン |
Apple Search Ads | ー |
①Google(アプリキャンペーン)
Google広告の主要サービス(Google検索、Google Play、YouTube、Discover、Googleディスプレイ ネットワーク)に掲載されます。
広告の運用は自動で行われます。また掲載内容も、広告文の候補・画像・動画・アプリストアの掲載情報から自動生成されます。アプリストアの情報が参照されるため、広告配信時にストアでアプリを公開している必要があります。
クリック課金制のため、広告が表示されただけでは課金されません。またアプリが実際にインストールされたかどうかは考慮されません。クリックがダウンロードに繋がっていれば問題ありませんが、クリックされているだけでダウンロードされていない場合でも費用はかかってしまいます。
広告配信の目標として「アプリのプロモーション」を選択し、サブタイプを「アプリインストール」「アプリエンゲージメント」「アプリの事前登録(Androidのみ)」から選択することで配信できます。
それぞれの概要は下記のとおりです。
アプリインストール
ユーザーにアプリのインストールを促します。
新規のアプリが出たときやダウンロード数が伸び悩んでいるときに適しています。
キャンペーンの最適化で重視するダウンロードイベントまたはアプリ内コンバージョンをユーザーが達成するまで広告が配信される仕様です。
ターゲティングおよび入札単価設定は自動調整されます。
アプリエンゲージメント
すでにアプリをインストールしているユーザーに再度アプローチし、アプリ内での特定の行動(商品の購入等)を促します。
アプリをしばらく開いていない人に再度利用するよう促し、アンインストールを防ぎたいときに適しています。
広告は、Google検索、YouTube、Google Play などの Googleサービスのほか、ディスプレイ ネットワークの他のアプリに表示される可能性があります。
アプリの事前登録(Android のみ)
Google Playでリリースする前にアプリの情報を掲載できます。
ユーザーの認知度をあらかじめ高めておきたいときに適しています。
Google Playにしか配信できないため、iOSアプリでは利用できません。iOSアプリの宣伝にはApple Search Adsを利用しましょう。
参考ページ:アプリ キャンペーンについて
②-1Yahoo!検索(アプリ訴求キャンペーン)
スマートフォンやタブレットからYahoo! JAPANで検索した時に、検索キーワードと関連性が高いアプリ広告が表示されます。キャンペーンタイプが「アプリ訴求」配下の広告グループを作成することで配信できます。
こちらもGoogle同様クリック課金制が採用されています。広告が表示されただけでは課金されず、実際にダウンロードされたかどうかは考慮されません。
参考ページ:広告の作成 アプリ訴求広告
②-2Yahoo!ディスプレイ広告(アプリ訴求キャンペーン)
YDAの配信面に掲載されます。
キャンペーン目的に「アプリ訴求」を設定することで配信できます。
配信可能な広告タイプはテキスト・バナー・レスポンシブ・カルーセルの4種類です。
このキャンペーンでは、「コンバージョン数の最大化」などの課金方式を利用できます。アプリのインストールなどのコンバージョンを自動で最大化することができます。
参考ページ:アプリのプロモーションを目的とした広告を作成する【運用型】
③Meta(アプリの宣伝)
Facebook、Instagram、Meta Audience Networkに掲載されます。
「アプリの宣伝」の目的を選択することで配信できます。
広告を最大限に活用するには、アプリをFacebookに登録し、ビジネスマネージャーと広告アカウントに接続する必要があります。
これはアプリとFacebookでイベントデータを共有するために必要な作業です。この作業によって、ユーザーがアプリ内で行ったアクションを正確にトラッキングして測定できるようになります。
設定しなくても配信自体は可能ですが、設定しないとインストールではなくクリックが促進されてしまいます。インストールをトラッキングするために、基本的には登録しておくようにしましょう。
詳細や手順はこちらからご確認いただけます。
参考ページ:Facebookアプリ広告 概要
④X(アプリのインストール数キャンペーン)
X内の広告枠に表示されます。
広告キャンペーンの目的の一覧から「アプリのインストール数」または「アプリのリエンゲージメント数」を選択することで配信できます。
こちらも広告を最大限に活用するために、MACT(モバイル測定)パートナー・SKAdNetworkとの連携、アドバンストモバイル測定プログラムの登録が必要です。
アプリ広告の成果を正確に測定するために必要な設定です。事前に登録しておくようにしましょう。
詳細や手順はこちらからご確認いただけます。
参考ページ:モバイルアプリ広告のためのガイド
⑤LINE(アプリインストールキャンペーン)
LINEアプリ内に表示されます。
キャンペーンの目的を「アプリのインストール」にすることで配信できます。
またLINE広告についても、配信前にLINE広告が連携している効果計測SDKの導入が必要です。登録を済ませておきましょう。
詳細や手順はこちらからご確認いただけます。
参考ページ:アプリのインストール
⑥Apple Search Ads
①~⑥とは異なり、アプリストア内のみに表示される広告です。ストアのホーム(Todayタブ)、おすすめアプリ欄、検索結果に表示されます。配信内容はアプリの情報をもとに自動で生成されます。
アプリストアを閲覧中の人、つまり「アプリをダウンロードしようとしている人」にピンポイントでアプローチできる点が大きなメリットです。
メニューにはApple Search Ads BasicとApple Search Ads Advancedの2種類があります。前者は簡単な設定のみで手軽に配信でき、後者は広告主の知見を活かした細かい設定を施して配信できます。
初めての配信にはApple Search Ads Basicがおすすめです。
上記を利用すると、費用を指定するだけで簡単に広告を掲載できます。
ただし、Basicで掲載できる場所は「検索結果」のみです。Todayタブやおすすめアプリ欄にも広告を表示したい場合はAdvancedを利用しましょう。
参考ページ:Apple Search Ads Basic トップページ
宣伝したいアプリがあるなら実施すべし
アプリインストール広告を配信すれば、新しくインストールしてもらいたい場合・インストール済みアプリを活用してほしい場合の両方にアプローチできます。
広告の目標や配信面、クリエイティブは媒体によってさまざまです。宣伝したい内容やアプリのターゲットにあわせて媒体を適切に選びましょう。
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