• ブログ
  • Twitter広告フォーマット15種類を一挙解説!
2020.10.15 更新
2020.10.15 更新

Twitter広告フォーマット15種類を一挙解説!

Written By
プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

「Twitter広告を始めるのにどんな準備が必要かわからない」という広告主の方。または「Twitter広告を社内で実施した経験がなく、提案しようがない」という広告代理店の方。いざTwitter広告について調べてみたら思った以上に広告の種類が多く、広告の目的を達するにはどれを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Twitter広告で配信できる広告の種類、および広告を選択するタイミングなどを一挙ご紹介します。最新情報は以下の公式ページでも確認可能です。

Twitter広告クリエイティブの仕様-Twitter広告ヘルプ

Twitter広告アカウントは2つの方法から選べる

Twitter広告を始める際は「Twitter広告アカウント」を作成する必要がありますが、アカウントの作成は2種類の方法で行えます。ひとつはTwitter社が認定した広告代理店を通してアカウントを開設する「代理店アカウント」、もうひとつは上記の代理店を通さず個人で作成する「セルフサーブ」です。

代理店アカウントはセルフサーブに比べ、有利になる点が2つあります。

1つ目はTwitter社からのサポート対応が受けられることです。代理店アカウントを使っていれば媒体への質問、広告審査状況の確認などの問い合わせ対応がスピーディーに行われます。セルフサーブでもTwitter広告のヘルプから問い合わせができるものの、回答の質やスピードは代理店アカウントに比べると落ちてしまいます。

2つ目は配信できる広告の種類の違いです。セルフサーブだと出稿できない広告の種類があるので注意が必要です。より効率的に広告成果を挙げたい場合は、代理店アカウントを開設する方がよいでしょう。特に医療系広告や過激なシーンがある映画など、審査落ちする可能性のあるアカウントで広告配信を行う場合や、さまざまな種類の広告を試しながらプロモーションを進めたいという場合は、代理店アカウントでなければ実現できないこともあります。


「だったら当然代理店アカウントを使わせてほしいな!」とお考えの方は、以下のボタンから弊社にご連絡ください。多くのTwitter広告アカウントを運用してきたプロフェッショナルが、貴社のTwitter広告運用を全面的にサポートします。ご相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。

広告運用について無料で相談する

次にTwitterで出稿できる広告の種類を紹介していきます。

プロモツイートの種類と仕様

プロモツイートとは、一般的なツイートと同じ形式で配信できる広告のことを指します。これはTwitterのタイムラインやおすすめユーザー欄に広告が配信されるものです。プロモツイートにはプロモテキスト・プロモイメージ・プロモ投票・プロモアカウントと4種類の形式があります。プロモツイートはセルフサーブ・代理店アカウントどちらでも利用可能です。

プロモテキスト

プロモテキストは、テキストのみで構成されたツイートのことを指します。

アカウントをフォローしていない多くのユーザーに対して、情報を発信する際に使用します。ツイートへの「いいね!」や、リツイートなどのエンゲージメント(ユーザーの反応)を獲得したい時に選択するとよいでしょう。

文章だけのツイートなので少ない手間で配信開始できる反面、画像や動画を使ったものに比べるとツイートが目立ちにくく、読み飛ばされる可能性もあります。

配信の際は絵文字や顔文字などを使ったり改行をしたりするなど、テキストを目出たせて読みやすくする工夫が必要です。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで 

<広告の課金形式>

エンゲージメント課金、インプレッション課金

プロモイメージ

 プロモイメージは、プロモテキストに

画像の付いたツイートを指します。

 プロモテキストと同様、アカウントをフォローしていない多くのユーザーに対して情報を発信する際に使用します。ツイートへのいいね!や、リツイートなどのエンゲージメントを獲得したい時に使用されます。

プロモテキストと比較すると画像付きの方がツイートの枠が広がることもあり、ツイートが目にとまりやすい傾向があります。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

画像:16:9または1:1の比率の画像を推奨

<広告の課金形式>

エンゲージメント課金、インプレッション課金

プロモ投票

 プロモ投票とは、ツイートに2~4択のアンケートの選択肢を載せることができ、ユーザーからの投票を集めることができる形式です。文字のみ、画像付き、動画付きのクリエイティブの中から選択できます。

 投票という形でユーザーの関心を引かせることができるうえに、得られたアンケートの結果を次のプロモーションに生かせるという利点もあります。近年では、○○総選挙など、ユーザーにどの商品が好きか投げかけて、一位になった商品を大々的にアプローチするといったプロモーションを行う企業が増えています。このようなプロモーションをお考えの広告主様は、是非ご活用ください。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

アンケートの選択肢:回答2~4つまで

画像:1.91:1が推奨 ※任意

動画:動画比率16:9が推奨 ※任意

<広告の課金形式>

エンゲージメント課金、インプレッション課金、動画再生課金(動画投票のみ)

 

動画の種類と仕様

 Twitter広告ではクリエイティブに動画を使っての配信も可能です。

 動画を使うメリットとしては伝えられる情報量が多く、音声映像両面で訴えることができることでしょう。映画やアニメなどクオリティの高い映像を使用した作品の告知、商品の使用手順や使用感を説明するときなどは、豊富な情報を伝えられる動画を使った方が広告効果は得られやすいと言えるでしょう。

 一方でデメリットとしては、静止画よりも制作に時間や費用がかかる点が挙げられます。また再生時間が短ければ、伝えたい情報を全て伝えられない可能性もあるため、成果は動画のクオリティによる部分が大きいという面もあります。

 動画を使った広告形式にはプロモビデオ・Amplifyプレロール・Amplifyスポンサーシップ・ファーストビュー・プロモライブビデオ/Periscopeと5種類の形式があります。

 それぞれの形式について説明させていただきます。

プロモビデオ

 プロモビデオとは、ツイートに動画を挿入した形式になります。すごくカンタンに言うと、プロモイメージの画像が動画に変わったものになります。

 ツイートのエンゲージや動画の再生数獲得を目的に配信するメニューになります。

 多くの情報を伝えられる動画ですが、動画時間が長すぎると、Twitterユーザーは全編を見てくれません。15秒以下の動画で情報を伝えることがオススメです。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

動画:最長2分20秒

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

サムネイル画像:動画と同じ比率のもの※任意

<広告の課金形式>

エンゲージメント課金、インプレッション課金、動画再生課金

Amplifyプレロール(インストリーム動画広告)

 Amplifyプレロールは、Twitterのコンテンツパートナーが配信する動画の冒頭に動画広告を挿入できる形式です。Twitterが認定した上質かつブランドセーフティーな約200のコンテンツに広告を配信することができます。

 プロモビデオがTwitter内の広告配信であるのに対して、AmplifyプレロールはTwitter以外のサイトに動画を配信するという違いがあります。

 Twitter内だけでなく幅広いサイトに広告を配信したい、けどよくわからないサイトに出るのは嫌だという広告主の方向けの配信形式となります。ただコンテンツパートナーのサイトは、GDNなど他の媒体からでも配信することはできますので、Twitter広告でこちらの形式を選択される方は少ないのが現状です。

 動画の入稿規定はプロモビデオに準じます。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

動画:最長2分20秒まで Twitter代理店に申請すれば最長10分まで

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

サムネイル画像:動画と同じ比率のもの※任意

<広告の課金形式>

動画再生課金

▼配信できるパートナーサイトの一例

Amplifyスポンサーシップ(インストリーム動画スポンサーシップ)

 AmplifyスポンサーシップはAmplifyプレロールと近い配信形式ではありますが、配信先がスポンサーシップを結ぶコンテンツパートナーという点で違いがあります。

 こちらは管理画面から入稿できないため、Twitter認定代理店に問い合わせする必要があります。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

動画:最長2分20秒

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

サムネイル画像:動画と同じ比率のもの※任意

<広告の課金形式>

動画再生課金

▼配信できるパートナーサイトの一例

ファーストビュー

 ファーストビューとは、ユーザーがその日最初にTwitterにアクセスした際に、タイムラインのトップに動画広告を表示させる形式です。

 1日1社24時間限定の買い切り商品で。その日のTwitter利用者全員に動画を表示できるので、圧倒的なリーチを獲得することができます。大規模イベント当日に宣伝したいという場面などに使うのがよいでしょう。

 高いリーチを含む反面、価格も安くありません。1日1,200万円から2,500万円ほどかかります。また1日1社限定なので、希望した日が既に他社が買い取っているという場合も考えられるので、枠は早く抑えないといけません。Twitter認定代理店経由からでないと配信できませんので、興味のある方はお問い合わせください。

プロモライブビデオ

 プロモライブビデオは、ライブ配信そのものを広告配信することができるという広告形式です。世界へ向けてライブを配信し、ユーザーとリアルタイムで交流をすることができます。

 料金は定額制で、50万ドルからとなっております。

 料金面や広告の性質を考えると、かなり限られた広告主しか利用しない形式となるでしょう。こちらも広告配信する際は、Twitter認定代理店経由で申込みが必要となります。

カードの種類と仕様

 Twitterにはカードと分類される広告フォーマットがあります。画像や動画をつけて、それをタッチするとWEBサイト等別ページにリンクさせるという仕様になります。TwitterユーザーをHPやアプリなど別サイトに誘導する際に使われるものになります。

 こちらは大きく分けると、ウェブサイトカード・アプリカード・ダイレクトメッセージカード・カンバセーショナルカード4種類に分類されます。

 それぞれの形式について、以下にご説明致します。

ウェブサイトカード

 ウェブサイトカードとは、画像または動画を用いてユーザーの注目を集め、ウェブサイトへ誘導することができる広告形式になります。

 サイトへの誘導を増やしたい場合に主に使わるフォーマットになります。獲得目的の広告などもこちらを利用すると良いでしょう。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

ヘッドライン:70文字まで

画像: 1:1または1.91:1が推奨

動画:最長2分20秒まで Twitter認定代理店に申請すれば最長10分まで

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

<広告の課金形式>

クリック課金、インプレッション課金、動画再生課金(動画広告のみ)

アプリカード

 アプリカードは、アプリの認知やエンゲージメントを高める際に利用するフォーマットです。ウェブサイトカードのリンク先が、GooglePlayストアまたはAppStoreのアプリダウンロードページに変わったものという違いがあります。

 アプリのインストールや、起動、購入、予約などを行いたい場合に使用されます。ウェブサイトカード同様、クリエイティブは画像、動画ともに利用できます。入稿規定はほぼウェブサイトカードと同様ですが、インストールなどのコールトゥアクションボタンを設定できる違いあります。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:140文字(半角280文字)まで

コールトゥアクションボタン:インストール、起動、プレイ、予約、接続、注文 の6種から選択

画像: 1:1または1.91:1が推奨

動画:最長2分20秒まで Twitter認定代理店に申請すれば最長10分まで

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

<広告の課金形式>

インストール課金

ダイレクトメッセージカード

 こちらは、カードをタップするとことでダイレクトメッセージに誘導することができる広告形式です。

 ダイレクトメッセージと聞いてどういうものか想像できますでしょうか。通常Twitterのツイートはタイムライン上に流れるため、第三者からも公開されるものとなります。一方ダイレクトメッセージは、特定の相手とTwitterのチャット上で非公開の会話ができる機能です。第三者に見せたくない情報のやり取りをTwitterユーザーと行う場合に使用されます。

 このダイレクトメッセージのチャットにユーザーを誘導し、すぐにダイレクトメッセージを送ることができるというのがこの広告の特徴になります。ユーザーとプライべートなやり取りを行いたい場合はこちらを選択するとよいでしょう。

 他カード同様、クリエイティブは画像、動画ともに利用できます。

 こちらは代理店アカウントのみ入稿できます。入稿規定は他のカードに準じます。

<広告配信に必要なもの>

ツイート本文:128文字(半角256文字)まで 

ボタンテキスト:24文字まで

画像: 1:1または1.91:1が推奨

動画:最長2分20秒まで Twitter代理店に申請すれば最長10分まで

   MP4またはMOVのファイル形式

   1200:1200のサイズが推奨

<広告の課金形式>

クリック課金、インプレッション課金、動画再生課金(動画広告のみ)

ブランド施策の種類と仕様

 ここからはTwitterで利用できるブランド認知施策について紹介します。こちらは、ブランド絵文字・ブランドリマインダー・プロモモーメント・プロモトレンド・プロモトレンドスポットライトの5種類の広告フォーマットがあります。

 これらは全て、アカウントから入稿するものではありません。Twitter認定代理店を通して利用する機能になります。 以下より、カンタンに説明させていただきます。

ブランド絵文字

 ブランド絵文字とは、ブランドのために特別にデザインされた絵文字を、指定したハッシュタグに表示できる形式です。以下のような特殊な絵文字を使うことができます。

 自社ブランドを個性的に演出することができ、ツイートの存在感を高めることができます。

  ブランド絵文字の利用可能期間は最大3カ月で、絵文字を使ったプロモツイートの最低出稿金額が設定費用としてかかります。詳細はTwitter認定代理店にお問い合わせください。

プロモトレンド

 Twitter上にはトレンドという、今Twitterで話題になっているキーワードをランキング形式で発表するという機能があります。このトレントトピックに広告枠があり、その枠に24時間独占して広告を配信するのがプロモトレンドになります。

 Twitterトレンドは様々なメディアで注目されているランキングであるため、広告出稿すると非常に多くのユーザーの目に触れることができます。そのため広告金額としては非常に高く、一日990万程度となります。

プロモトレンドスポットライト

 Twitter利用者が今起きていることを調べるために、利用する場所である「話題の検索」タブに、動画を組み合わせた広告を配信することができるものです。

 Twitter利用者の閲覧が非常に多い一等地のため、非常に高いプロモーション効果が得られます。金額感としては1日約2,000万円~3,500万円になります。

 

配信目的から選ぶTwitter広告形式

 以上、15種類のTwitterの広告形式をご紹介しました。非常に多いですね。これだけあるとどれを選べばよいか迷いますよね。そこで、カンタンに広告配信目的別に、どのTwitter広告の配信形式を選べば良いかをまとめました。以下をご参考ください。

ⅰ.ツイートへのいいねやリツイートなど、ツイートのエンゲージメントを獲得したい場合

プロモテキスト、プロモイメージ、プロモ投票

ⅱ.動画の訴求をしたい

プロモビデオ

ⅲ.サイトへの誘導者を増やしたい

ウェブサイトカード

ⅳ.アプリへのダウンロードを増やしたい

アプリカード

ⅴ.とにかく大規模にプロモーションをしたい

ファーストビュー、プロモトレンド、プロモトレンドスポットライト

以上ご参考ください。

 ここまでTwitter広告で配信できる広告の種類を解説させていただきました。この記事でTwitter広告の内容をご確認いただき、提案する際にご活用いただければ幸いです。

 Twitter広告の運用やTwitter広告の提案を専門の代理店にお任せしたいということであれば、Twitter広告の運用経験も豊富な弊社プライムナンバーズにご相談ください。

Written By
プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

プライムナンバーズお役立ちブログの編集部。すべての広告主・広告運用担当者・ちょっと広告運用について知りたい人・偶然お役立ちブログを見つけた人に「役に立った!」と思ってもらうことを最大の目的としています。