【事例あり】Pinterest（ピンタレスト）広告とは？特徴・入稿規定・ターゲティングを解説

2022年6月からピンタレスト広告（Pinterest Ads）のサービスが日本でもはじまりました。新しい広告媒体だからこそ、今から活用していきたいものです。この記事を読んでいるかたは、このようなお悩みをお持ちではありませんか？

• ピンタレスト広告ってどんな広告媒体なの？
• はじめてみたいけど成果を出せるか分からない
• 他社の事例が知りたい！

本記事ではピンタレスト広告の特徴・入稿規定・ターゲティングについて詳しく解説します。弊社が実施したピンタレスト広告の事例も紹介しておりますので、ぜひご一読ください。

また記事の内容をまとめた資料も無料でダウンロードいただけます。
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【事例付き】Pinterest広告の基礎知識

画像や動画を検索・閲覧できるSNS”Pinterest”を媒体とするPinterest広告の基礎知識をわかりやすく解説したPDF資料。
概要、、ユーザーの特徴、広告配信イメージ、ターゲティング、キャンペーン目的、成果事例を掲載しています。

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SNSとしてのピンタレストの特徴

ピンタレスト（Pinterest）は、興味のある画像や動画を探したり、収集して自分だけのアルバムを作ったり、作ったアルバムを公開したりできるSNSです。ちなみに、ピンタレストに投稿された画像や動画を「ピン」と呼びます。

インスタグラムやツイッターと違い、ほかユーザーの投稿をシェアするというよりは情報収集をする側面が強いSNSです。特にファッションやインテリアなどの新たなアイデアや、インスピレーションを得るために利用する人が多いといわれています。

日本の月間アクティブユーザーは870万人。そのうち女性が57%、男性が43%です。世代別にみるとZ世代（14歳から27歳）が23％、ミレニアル世代（27歳から42歳）が30％と約半数が40代前半までの若年層で占められています。

• 参照：ひらめきを行動につなげる「Pinterest アド」、登場

ピンタレスト広告の特徴

▲赤枠内が広告ピン（赤枠は編集による）

ピンタレスト広告では、ホームフィードや検索結果画面などに通常のピンとなじむように広告が掲載されます。一枚の画像・動画広告だけでなく、カルーセルやワイド動画、インスタグラムのストーリーズのようなアイデアピンなど、さまざまなフォーマットで配信が可能です。

また広告に外部URLを設定して、広告をクリックしたユーザーを指定したページに遷移させることができるため、Webサイトへの流入増加も見込まれます。ユーザーに対して視覚的にアピールできるため、商品・サービスの認知拡大や比較検討を促しやすい媒体です。

ECサイトを運営している広告主様なら、商品フィードをアップロードしてカタログ販売もできます。ビジネスアカウントを開設すれば誰でも配信できるため、画像・動画クリエイティブを用意しておけばすぐに始められるでしょう。
具体的な手順は下記記事にまとめています。

「ビジネスアカウントを作るのがめんどくさいし、代理店に頼みたい…」とお悩みの方は、以下のボタンからプライムナンバーズにご連絡ください。貴社の状況をしっかりヒアリングし、ぴったりの広告プランをご提案します。広告運用で成果を出したい方はぜひお問合せください。ご相談は無料で承ります。

ピンタレスト広告でできること

ピンタレストは、ほかのSNSに比べてユーザーの行動や属性に特徴があります。

広告媒体として「できること」は主に以下の3点です。

1. 潜在顧客への早期リーチ
2. 検討初期段階の顧客へのリーチ
3. 購買意欲と購買力のあるユーザーへのリーチ

各項目について解説します。

1．潜在顧客へ早期にリーチできる

ピンタレスト広告はほかのSNS広告に比べ、潜在的なニーズを持つユーザーへ早い段階から接触可能です。ピンタレストのユーザーは、イベントなどの計画を早い段階で計画する傾向にあります。

たとえば、9月にはもうクリスマス関連の検索をしたり、ピンの保存をおこなったりといった行動が活発になります。ピンタレストの内部データによると、ほかのSNSに比べ検索行動の活発化が2倍ほど早い計算になるようです。

• 参照：クリスマスに Pinterest でトラフィックを増やすヒント

2．検討初期段階のユーザーにリーチできる

ピンタレスト広告は、ある商品の購入について検討初期段階にあるユーザーに接触しやすい媒体です。ピンタレストユーザーの検索時の非ブランド指名率が97%と極めて高いことから、「欲しいものはあっても、どのブランドの商品を買うかは決まっていない状態」のユーザーが多いと推測できます。

• 参照：ひらめきを行動につなげる「Pinterest アド」、登場

3．購買意欲と購買力のあるユーザーにリーチできる

ピンタレストには購買意欲と購買力があるユーザーが多いため、広告の効果が出しやすいといえます。たとえば、ピンタレストで見たコンテンツをもとに購入したユーザー数が83%。

そのため、購入の意思決定に利用している顕在顧客にも訴求を行うことも効果的です。また、世帯収入600万円以上である日本のピンタレストユーザーが43％と、購買力がある人々に対してのアピールも可能です。

ピンタレスト広告がオススメの業種

ピンタレスト広告の主なクリエイティブは画像と動画です。そのため視覚的に訴求でき、広告を目にしたユーザーがイメージしやすい商材・サービスで、活用しやすい広告媒体だと言えます。

たとえば以下のような業種が考えられます。

• 美容・コスメ
• ファッション系ECサイト
• インテリア・住宅
• 旅行
• 料理系メディア
• エンタメ

設定できるキャンペーン目的

ピンタレスト広告では、以下のキャンペーン目的を設定可能です。

• ブランド認知度（インプレッション）
• 動画視聴回数
• 比較検討（クリック）
• コンバージョン数
• カタログ販売

選択したキャンペーンによって課金形式、使用できる広告フォーマットも変わるため達成したい目標に合わせて正しく設定しましょう。

広告を出すブランドや商品・サービスの認知度を高めたい場合は「ブランド認知度（インプレッション）」と「動画視聴回数」、Webサイトへの流入を増やしたり商材の比較検討を促したい場合は「比較検討（クリック）」、Webサイトからのコンバージョン数を増やしたい場合は「コンバージョン数」と「カタログ販売」を選ぶのがオススメです。

なお「コンバージョン数」と「カタログ販売」を広告目的に選ぶ場合は、ランディングページとなるWebサイトに「ピンタレストタグ」を設置する必要があります。

広告目的別の課金形式

ピンタレスト広告の入札方法は「自動」と「カスタム」の2種類から選択できます。「自動」はピンタレスト広告が機械学習をおこない、予算内で最大の効果が得られるよう入札を管理してくれる設定です。ピンタレストは「自動」設定を推奨しています。

手動で入札をコントロールする「カスタム」の設定は以下です。

ブランド認知度

「ユーザーが広告をクリックした回数1000回あたりの上限表示単価」を設定できます。

動画視聴回数

「ユーザーの動画視聴数1回あたりの上限視聴単価」を設定できます。

ユーザーが動画を2秒以上視聴すると、視聴回数1回とカウントされます。

比較検討

「ユーザーの広告クリック1回あたりの上限クリック単価」を設定できます。

コンバージョン数

広告経由で訪問したユーザーが、Webサイト上で申し込みや購入などのアクション（＝コンバージョン）をした際の予算や、平均獲得単価（CPA)を設定できます。

カタログ販売

広告経由で訪問したユーザーが、Webサイト上で申し込みや購入などのアクション（＝コンバージョン）をした際の予算や、平均獲得単価（CPA)を設定できます。

入稿フォーマット・入稿レギュレーション

ピンタレスト広告には様々な広告フォーマットが用意されています。複数のクリエイティブを用意できるのであれば、1つのフォーマットに絞らず、さまざまなフォーマットを試してみるのが良いでしょう。また、すでにピンタレストで画像や動画を投稿している場合は、通常の投稿を広告に流用できます。

以下は入稿できるフォーマット一覧です。

スタンダード画像アド

タイトルは、デバイスによっては前半30文字のみフィードに表示されます。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されません。また、広告を拡大表示しているときに説明文は表示されません。

スタンダード動画アド

動画の推奨再生時間は6秒～15秒です。タイトルは、デバイスによっては前半30文字のみフィードに表示されます。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されません。また、広告を拡大表示しているときに説明文は表示されません。

ワイド動画アド

ワイド動画アドは、クリック（タップ）されるとアプリ画面全体に表示される動画広告です。縦長動画では利用できません。動画の推奨再生時間は6秒～15秒です。タイトルは、デバイスによっては前半30文字のみフィードに表示されます。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されません。また、広告を拡大表示しているときに説明文は表示されません。

カルーセルアド

カルーセルアドは、スワイプすると複数の画像を表示できる広告フォーマットです。タイトルは、デバイスによっては前半30文字のみフィードに表示されます。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されません。また、広告を拡大表示しているときに説明文は表示されません。

ショッピングアド

ショッピングアドは「カタログ販売」キャンペーンでのみ、使用可能な広告フォーマットです。画像の入稿規定は「画像アド」と同じです。

コレクションアド

コレクションアドはメイン素材1枚とサブ素材3枚を組み合わせたクリエイティブが、スマホアプリのフィードに表示されるタイプの広告フォーマットです。メイン素材がタップされると、メイン素材下にサブ素材が表示されます。コレクションアドの素材には画像および動画が使用可能です。

タイトルは、デバイスによっては前半30文字のみフィードに表示されます。ホームフィードや検索フィードでピンを閲覧している際に説明文は表示されません。また、広告を拡大表示しているときに説明文は表示されません。

ターゲティング

ピンタレスト広告で設定できるターゲティングの種類は以下のとおりです。

• 性別
• 年齢
• 地域
• 言語
• デバイス
• プレースメント
• インタレスト
• キーワード
• オーディエンス

それぞれの詳細は以下の記事でまとめました。特に項目の多い「インタレストターゲティング」については、ダウンロード可能な一覧データも作成しました。ぜひご活用ください。

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【2024年最新】ピンタレスト広告のインタレストターゲティング一覧

2024年3月更新。ピンタレスト広告の「インタレストターゲティング」を一覧化したExcelシートです。日々の広告運用にお役立てください。

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ピンタレスト広告の事例

弊社がピンタレスト広告を実施した事例をつ紹介します。ピンタレスト広告のほか、Facebook・Instagram広告も実施しました。以下は、各媒体の「表示回数」「クリック数」「クリック率」「予約獲得数」「コンバージョン率」を比較した表です。

3媒体のなかでピンタレスト広告は総ユーザー数が最少ではあるものの、配信ボリューム（表示回数）は最多です。配信目的である「イベント参加予約」もしっかり獲得できています。

ピンタレスト広告はどちらかといえば「認知拡大」や「比較検討」向きの媒体と考えられがちですが、コンバージョン獲得目的でも一定の成果が見こめるといえるでしょう。

ピンタレスト広告を始めてみましょう！

ピンタレスト広告を始めるのに最低限必要な事は以下です。

• ビジネスアカウントの作成
• フォーマットに則ったクリエイティブ
• ウェブサイトの認証

上記を満たしていれば、すぐにピンタレスト広告を始められます。
ピンタレストは今後も随時アップデートがおこなわれ、新規ユーザーもますます増加していくでしょう。
まだ広告サービスが日本で開始されて間もないため、ピンタレスト広告を実施している企業は少数派です。これを機にピンタレスト広告をはじめてみては？

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