Microsoftショッピング広告とは?概要や始め方をキャプチャ付きで解説
皆様は検索結果画面でこんな広告を見かけたことはありませんか?
画像や値段、販売元など商品情報を表示し販売ページに直接誘導できる「ショッピング広告」です。
Microsoft広告ではショッピング広告を出稿することができ、商品画像や値段など事前に登録した商品の情報が配信されます。
本記事ではMicrosoftのショッピング広告の概要や始め方を解説します。
Microsoft広告そのものの概要については下記で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
目次
Microsoftショッピング広告とは
Microsoft マーチャントセンターに登録した商品画像や商品情報をもとに掲載される広告です。Microsoft マーチャントセンターとは商品情報をまとめて登録しておき管理できる場所のことで、登録した商品情報はいつでも更新することができます。
個別の商品情報をもとにユーザーに合った商品の広告が自動で表示されるため、商材に興味を持つ可能性が高い人にリーチできます。
広告の出稿方法
まずMicrosoft広告の広告アカウントを取得し広告を配信できる状態にしておきましょう。
今回は商品情報の登録から行う場合の手順を紹介します。
ショッピング広告を始める手順は下記のとおりです。
①Webサイトの認証
②Microsoft マーチャントセンターストアを作成
③カタログ フィードをアップロード
④ショッピング キャンペーンを作成
①Webサイトの認証
ストアを作成する前に、 Webサイト所有権の確認と申請をします。
申請するURLは下記のルールに従う必要があります。
・URLは http:// または https:// で始まらなければならない
・IPアドレスは使えない (例: http://127.0.0.1)
・ポートは使えない (例: http://example.com:8000)
一般的に閲覧されているWebサイトであれば、大抵の場合問題なく利用できます。
認証する方法には「ユニバーサルイベントトラッキング(UET)タグで確認する」「Bing Webマスターツールで確認する」の2種類があります。Microsoftでは前者が推奨されています。
UETタグで認証
管理画面右側「ツール」から「コンバージョン」を選択します。
「作成」からUETタグを発行します。
発行したタグをWeb サイトのすべてのページに埋め込めば設定完了です。
設置したページのURLが認証されます。
Webマスターツールで認証
UETタグを設置せずにURLを認証する場合はこちらの手順をご参照ください。
Bing Webマスターツールにアクセスし、広告を配信したいアカウントと同じアカウントでサインインします。
「自分のサイトを手動で追加」にURLを入れ、追加します。
②Microsoft マーチャントセンターストアを作成
サイトの認証が済んだらストアの作成に移ります。
広告管理画面の右側メニューからマーチャントセンターを選択します。
ストアをまだ作成していない場合は下記の画面が表示されます。「ストアを作成」から作成画面に進みましょう。
ストアの作成方法を選択します。
Google Merchant Centerからデータをインポートすることもできるため、Googleショッピング広告を既に配信している場合は「Google Merchant Centerから既存のストアをインポートする」を選択してください。
本記事ではストアをはじめから作成する方法をご紹介します。
ストアの情報を入力します。
「ドメインの認証」でサイトを認証した方法を選択すると、認証されているURLが「リンク先URL」のドロップダウンリストに表示されます。利用したいものを選択しましょう。
連絡先情報を設定します。
連絡時に使用したい言語と連絡が取れるメールアドレスを登録し、「ストアを作成」を押したら作成完了です。
③カタログフィードをアップロード
ストアが承認されたらフィードを作成します。
管理画面のメニューより、マーチャントセンター>作成したストア名>フィード に入ります。
「フィードを作成」から作成画面を開きます。
必要箇所を入力します。赤枠のドロップダウンでは「オンライン製品」を必ず選択するようにしてください。
商品データをアップロードします。
アップロード方法には下記の3種類があります。
・手動でアップロード
・FTP/SFTP 経由でアップロードする
・URL からファイルを自動ダウンロード
条件によって可能なアップロード方法は異なります。必ず確認しましょう。
手動:フィードファイルが4MBより小さい場合
FTP/SFTP経由:フィードファイルが4MB以上1GB未満の場合
URL:フィードファイルが1GB未満で公的にアクセス可能なサーバー上にある場合
それぞれの詳しい手順は下記をご参照ください。
参考ページ:Microsoftショッピングキャンペーンフィードファイルについて
④ショッピング キャンペーンを作成
キャンペーンの作成時に、「製品を販売する」を選択します。
キャンペーンタイプを選択します。それぞれの詳細は下記のとおりです。
パフォーマンスを最大化
テキストや画像などのアセットをアセットグループに追加すると自動で広告が作成されます。
通常のショッピングキャンペーン
広告グループ、ターゲット、予算、入札単価を手動で設定し広告を作成します。
広告の形式を「オーディエンス(ディスプレイ広告形式)」「検索広告」から選ぶことができます。
スマートショッピング
コンバージョン値(売上金額)が最大になるように入札単価やターゲティングが自動で設定されます。
「パフォーマンスを最大化」の入稿
キャンペーン名や予算、配信スケジュール、URLなどを画面のとおりに入力します。
「ショッピングの設定」では作成したストアを選択するようにしましょう。
「通常のショッピングキャンペーン(オーディエンス)」の入稿
キャンペーン名、予算、ストアを設定します。
広告グループの設定をします。このときにターゲティングの設定を行います。
ターゲティングを選択すると、それぞれの設定を変更することができます。
入札単価の設定を行い完了です。
「通常のショッピングキャンペーン(検索)」の入稿
キャンペーン名、予算、入札戦略、「キャンペーンの詳細設定」から配信スケジュールを設定します。
「ショッピングの設定」では、キャンペーンの優先順位を設定できます。優先順位とは、複数のキャンペーンに同じ商品が含まれる場合に特定のキャンペーンをほかのキャンペーンよりも優先させることができる機能です。
ターゲット設定では、デバイスごとの入札単価の調整比率を変更できます。配信を強化したいデバイスの比率を上げておくと、そのデバイスに配信される際の入札単価が自動で引き上げられます。
「スマートショッピング」の入稿
キャンペーン名、予算、入札戦略を設定します。
ストアを選択します。
配信地域とスケジュールを設定して完了です。
3つの中で最も工数が少なく入稿が楽な形式です。
ECサイトがあるなら実施すべし
ショッピング広告は商品情報をユーザーに直接表示できるため、ECサイトで複数の商品を販売している場合はぜひ実施をご検討ください。
Googleショッピング広告やFacebookのコレクション広告など、他媒体ではカバーできないユーザー層に配信できる可能性も大いにあります。並行しての実施を推奨します。
プライムナンバーズでは、ショッピング広告に関するご相談を受け付けております。
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