Webマーケティングに活きる本16選!思考の基礎をつくる読書
Webマーケティング業界で働く方にぜひ読んでいただきたい本を選びました。
「Webマーケティング 本」 などの言葉で検索しただけでは出てこないようなものを中心に、下記のジャンルに分けてご紹介します。
■数字リテラシー
■ドキュメンテーション
■プレゼンテーション
■ロジカルシンキング・思考法
■仕事術・勉強術
本記事で紹介しきれなかった本を含め、21冊の署名・著者出版社・寸評を一覧にしました。
下記よりダウンロードして読書リストとしてご利用ください!
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目次
数字リテラシー
数字のリテラシーに関する本です。
数字やデータを日常的に扱うWebマーケティング業界では、データを正確に読み解く力が必要です。
社会調査のウソ
著者:谷岡 一郎
出版社:文春新書
「調査をもとにしたデータ」は人によって意図的かつ簡単に偽造できる、という話です。データを鵜呑みにしてはいけないことや、社会調査を行う際の心構えを学ぶことができます。
信頼のおけるデータを作るために、また調査結果が正確なものかどうかを見極めるためには必読の一冊です。
データはウソをつく
著者:谷岡 一郎
出版社:ちくまプリマ一文庫
こちらもデータの正確性を取り上げた本です。統計について詳しい人でなくても理解できるように、よくあるデータの誤読について解説されています。Web広告の配信成果が出たときにそのデータを誤読しないためにも、特に広告運用担当者は読んでおくべき一冊です。「世の中、半分以上のデータはゴミのようなもの」という筆者の主張が強烈な印象を残します。
ツキの法則
著者:谷岡 一郎
出版社:PHP新書
ギャンブルを題材に確率について語る本です。数式やグラフは出てこず、文字を読むだけでひと通り理解できるようになっています。確率について理解しておかないとデータの分析時などに判断に迷うことが出てくるので、仕事で数字を扱う人は読んでおくとよいでしょう。
人でなしの経済学
著者:ハロJレド・ウィン聖一
出版社:パジリコ
分析の極意は”比較対象を決めること”と、”比較する指標を決めること”。
また、広告運用における分析のポイントは”どの費用とどの便益を比べるのかという比較対象を選び出すセンス”。
この本は「トレードオフ」という経済学における一般的な考え方を、具体例を示してわかりやすく解説しています。いろんなものを比べてみて、トレードオフの天秤に乗っけてみれば、今まで見えてこなかった新しい気づきがあることでしょう。
ドキュメンテーション
社内に対しても社外に対しても、文章や資料を作成して情報を伝える能力はWebマーケティング業界において必要不可欠。情報が伝わる資料を作成するためのスキルが身につく本をご紹介します。
論文の教室
著者:戸田山 和久
出版社:NHKブックス
大学生1年生向けにレポートを書く際の作法を説いた本で、ドキュメンテーションの基礎を押さえた入門書です。大学1年生、つまり高校生向けの書籍だからといってナメてはいけません。著者が科学哲学者であることもあり、特に論理・推論・論証については非常にわかりやすく実践的な内容になっています。学歴に関係なく今一度よんでおくべし!
マッキンゼ一流 図解の技術
著者:ジ ン ゼラズニ
出版社:東洋経済新報社
定量チャートや定性チャートの作成方法を解説した本です。情報は、文章だけでなくチャートや図解を上手く利用することでより伝わりやすくなる場合があります。
ワークブックも出版されているため、併用することで実践的に学習できます。
ウォールストリートジャーナル式 図解表現の技術
著者:ドナウォン
出版社:かんき出版
グラフや表組みの作り方について、ひとつの線の引き方から図の使い方まで丁寧に教えてくれる良書です。グラフ・表を分かりやすくするコツに加えて、色の使い方にまで言及しています。前述の「マッキンゼー流図解の技術」の足りない部分をうまく補完してくれる書籍のため、あわせて読むことをおすすめします。
外資系コンサルのスライド作成術
著者:山口周
出版社:東洋経済新報社
パワーポイントで資料を作成する人にはぜひ読んでほしい一冊です。全体の構成から個々の論点まで、すべてを網羅しつつ丁寧に解説されています。特に紙に印刷する想定の資料作成については、この一冊で最低限必要なスキルがひととおり身につきます。
プレゼンテーション
Web広告の成果を伝えたり施策の提案をしたりと、Webマーケティング業界で働く人なら誰にでもプレゼンテーションをする機会はあるはず。
わかりやすいプレゼンテーションにするための技術や心構えを学ぶことができる本をご紹介します。
マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術
著者:ジーン・ゼラズニー
出版社:東洋経済新報社
プレゼンテーションについて、時間配分から話し方、心構えまで体系的に述べられている本です。プレゼンテーションというのは単なる資料の説明ではなく、”こちらが期待した動きを相手にしてもらうこと”だということがよくわかります。
わかりやすく伝える技術
著者:池上彰
出版社:講談社現代新書
”社会問題をわかりやすく整理してわかりやすく伝える”ことを生業とする著者・池上彰氏ならではのメソッドが語られた一冊です。煩雑で難しいWebマーケティングのことを「わかりやすく」伝えることは、この業界で必須のスキル。これを身につければ、他人に理解してもらう力だけでなく自分自身の理解力も上がることでしょう。
ロジカルシンキング・思考法
Webマーケティングでは、Web広告の配信や施策の成果を正しく分析し「次はどうするべきか」を考える作業を繰り返し行います。その際に必要なのがこのロジカルシンキングです。
ロジカル・シンキング
著者:照屋 華子
出版社:東洋経済新報社
言わずと知れた、ロジカルシンキングの名著。もはや古典といってもいいくらい長い間親しまれてきた本です。MECE/論理展開といったロジカルシンキングの基礎を学ぶことができます。シッカリしたコミュニケーションのために必須のスキルです。
イシューから始めよ
著者:安宅和人
出版社:英治出版
知的生産の現場において最も重要なことは「イシュー」をつかむことだ !というのが本書の主題です。正しく数字を扱えて、ロジカルシンキングができてさらにクリエイティブな発想ができても、論点設定が上手くいかないと仕事はまともな方向に進まなくなってしまうのです。課題を解決するには、何が問題=イシューなのかを正しく捉えて鍵となる論点を設定するところから始めることが重要です。
論理思考は万能ではない
著者:松丘 啓司
出版社:ファーストプレス
ロジカルシンキングというのは情報をわかりやすく整理するための技法であって、新しい何かを創造するものでもなければ抜け漏れなく情報を引き出せるわけでもない、ということが説かれた本です。”論理的に考えて終わり”ではなく、その先にある意思決定の方法論が示されています。
仕事術・勉強術
これらはWebマーケティング業界に限らず、仕事や勉強をするうえで重要となる考え方が示されている本です。働き始めたばかりの方も仕事に慣れている方もぜひご一読ください。
人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか
著者:森 博嗣
出版社:新潮新書
物事を抽象化して捉える方法を示した本です。物事の本質をシッカリとらえて応用するには、抽象化するという考え方がものすごく重要。この抽象化という思考回路ができれば、既存の事例と類似する事例に出会った場合に機転を利かせて応用することができるようになるのです。
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
著者:デビッド アレン
出版社:二見書房
GTD(タスクを洗い出し、整理し、実行したら振り返る)というタスク整理の概念を一般に広めた名著です。GDTを繰り返すことでお仕事というのは思っている以上にスッキリするし、納期に追われる仕事のストレスからも解放されます。焦っているとなかなかできない「タスク整理」をスムーズに行うためにぜひご一読ください。
レバレッジ時間術
著者:本田 直之
出版社:幻冬舎新書
誰にでも平等に与えられる資源である”時間”をどうやって運用したら一番効率よく日々を過ごせるのかを考えさせられる本です。「時間を投資する」という考え方が示されています。時間を”消費”するのではなく”投資”することで時間を生み出すことができ、その時間を使ってスキルアップする…というサイクルを回すことができれば継続的に力をつけていくことができるようになります。
読書でスキルアップを目指せ
本には社内で教わらない情報が詰まっています。考えがまとまらない、仕事がうまく進まないなど悩むことがあれば、本から解決のヒントを得られるかもしれません。本記事を参考に、仕事のヒントとなる本を探してみてください。
紹介した本の一覧は下記よりダウンロードできます。記事で紹介しきれなかったものも取り上げているため、ダウンロードしてご利用ください!