完全一致とは？他のマッチタイプとの違いや概要をわかりやすく解説！
広告表示の対象となる検索キーワードを絞り込むことができるマッチタイプは、リスティング広告の成果を大きく左右する要素のひとつです。
そんなGoogleやYahoo!リスティング広告で使用されるキーワードのマッチタイプ「完全一致」について、初心者にもわかりやすく解説します。
本記事でわかること
・マッチタイプ（インテントマッチ・フレーズ一致・完全一致）の違いについて
・完全一致の基本概要
・完全一致の導入ケース
目次
１.マッチタイプとは？
リスティング広告は、設定キーワードがユーザーの検索語句と一致すれば表示される可能性があります。その際にどの程度厳密な一致を求めるか指定するのが、キーワードのマッチタイプです。マッチタイプにはインテントマッチ（旧：部分一致）、フレーズ一致、完全一致の３種類があり、完全一致は広告の表示対象を最も絞り込むことができます。
・インテントマッチ（旧：部分一致）
設定キーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象となります。そこには設定キーワードそのものを含まない検索語句も含まれるため、フレーズ一致や完全一致ではマッチしない検索語句にも幅広く表示されます。
・フレーズ一致
キーワードと同じ意味の検索語句に対して広告を表示できます。文言が異なっていても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。
・完全一致
キーワードと同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となります。完全一致は3つのキーワード マッチタイプの中で、広告の表示対象を最も絞り込むことができるものですが、広告表示対象となる検索の数はフレーズ一致とインテントマッチよりも少なくなります。
参考ページ：Googleヘルプ「キーワードのマッチタイプについて」
▼他のマッチタイプについてより詳しく知りたい方は下記記事をご参照ください！
２.完全一致とは？
完全一致とは、キーワードと同じ意味または意図の検索が広告の表示対象となるマッチタイプです。そのため設定キーワードと検索語句の文字列が完全に一致していなくても、広告が表示される可能性があります。また完全一致は3 つのキーワード マッチタイプの中で、広告の表示対象を最も絞り込むことができますが、広告表示対象となる検索の数はフレーズ一致とインテント マッチ（旧：部分一致）よりも少なくなります。例えば設定キーワード「男性用の靴」のマッチタイプを”完全一致”で設定した場合は下記のようなワードで検索されたときに広告が表示されます。
▼表示対象の検索語句例
「靴 男性」
・「男性用の靴」→「靴 男性」と”男性用”と”靴”の要素が前後して検索されていても同じ検索意図と判断されて広告が表示されます。
▼表示非対象の検索語句例
「男性用テニスシューズ」
・「テニス」の要素が加わっており、意味の不一致から広告が表示されません。
「男児用の靴」
・「男児」は一般的に「男の子供」を指し、「男性」は一般的に「大人の男」を指すため、意味の不一致から広告が表示されません。
３.完全一致の導入ケース
完全一致を活用できるケースを２つご紹介します。
①不要な検索語句に広告を表示させたくない場合
成果の低いキーワードやネガティブなキーワードへ広告表示をしたくない場合などに設定します。
例えば社名・商品名・ブランド名のキーワードは高い成果が見込めるキーワードですが、ネガティブなワードと併せて検索された場合は成果に繋がらないことが予想できます。
そのため社名・商品名・ブランド名キーワードのように不要なキーワードを含む検索語句で広告を表示させたくない場合は完全一致で設定することをオススメします。
②広告費用を抑えたい場合
他のマッチタイプと違い、キーワードがあまり拡張しないため、広告を表示するキーワードを絞りこむことができます。これにより想定外のキーワードへの配信が抑えられ、結果的に広告費用を抑えられるというメリットがあります。
4.まとめ
キーワードのマッチタイプはリスティング広告の成果を大きく左右する要素のひとつです。現状、Googleはインテントマッチ（旧：部分一致）を設定することを推奨しているものの、配信状況に応じて適切なマッチタイプは変わってきます。設定しているマッチタイプが”適切か”今一度見直してみましょう！
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