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2025.08.22 更新
2025.08.22 更新

プライムナンバーズの研修内容①|入社1週間でExcelを使いこなせる方法とは?

Written By
Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

Web広告の仕事に興味はあるけれど、「入社後、仕事についていけるだろうか」「専門的な知識やスキルがないけど大丈夫なのだろうか?」と不安に感じていませんか?

プライムナンバーズでは、Web広告運用者の仕事の第一歩を踏み出すために、充実した新入社員研修を用意しています。

この記事では新入社員研修の中から、「Excel研修」に焦点を当て、その具体的な内容をご紹介します。 この記事をご覧いただければ、入社後の不安が軽くなると思いますよ。

Web広告運用でExcelが重要になる理由

Web広告運用では、Excelを使いこなせることは非常に重要になります。そもそもなぜ重要なのかについて紹介します。

理由① 膨大な広告配信データを適切に整理することが、Web広告運用者として活躍するための最初の一歩

Web広告運用の仕事は非常にシンプルに言うと、以下のサイクルの繰り返しです。

  1. 広告配信施策の設計をする
  2. 広告を配信する
  3. 配信結果のデータを集計する
  4. 集計したデータから現状を分析する
  5. 分析結果をもとに、次の施策を考えて提案する

このサイクルを高速で回し続けることで、クライアントの売上向上や申込数増加などのビジネス目標を最大化していくのが私たちのミッションです。

この中で特に「広告を配信する」配信結果のデータを集計する」というフェーズでExcelが必要になります。 広告を配信すると、どの広告が、何回表示され、何回クリックされ、いくら費用がかかり、どれだけの成果に繋がったのか…といったデータが日々蓄積されていきます。 

これを日別、性別、年齢別、地域別、時間帯別など必要に応じて様々な区分でデータを集計します。これらのデータをGoogleやYahoo!といった広告媒体の管理画面から抽出し、正しく整理・集計できなければ、その先の「分析」や「施策の提案」に進むことはできません。

Excelをマスターすることは、膨大なデータの中から必要な情報を正確に取得するために必須のスキルであり、Web広告運用者として活躍するための最初の一歩となります。

理由② Excelを使いこなせるかで、業務スピードに圧倒的な差がつく

データ集計は非常に重要ですが、実はそれ自体は方法さえ学べば、誰にでもできる作業です。 しかし、そこにどれだけの時間をかけるかで、Web広告運用者としての価値は大きく変わってきます。

Web広告運用者の価値は、どれだけ長く作業したかという「時間」で決まるわけではありません。クライアントのビジネス目標をどれだけ達成できたかという「成果」によって評価されます。

優秀なWeb広告運用者ほど、データ集計のような「作業」にかける時間を最小限に抑え、いかにして成果を出すかの「思考」を深め、次の施策を「実行・検証」する回数を増やしていきます。

もし、データ集計に毎日1時間もかかっていたらどうでしょうか。その間、競合の動向を分析したり、新しい広告配信メディアの情報を仕入れたり、新しい広告の内容を考えたりといった、「次の一手」を考えることはできません。

一方で、Excelを使いこなし、同じ作業を毎日10分で終わらせることができれば、残りの50分を現状分析と次の一手を考える時間に充てられ、さらに新しい行動に移すことができます。この差が、クライアントの成果に圧倒的な違いを生み出します。

そして何より成果の集計が早く終われば、その分早く仕事を終えて帰ることができます。毎日の残業時間が増えることを私たちは良しとしていません。そのため効率的に仕事を終えるためのスキルを、新入社員研修から指導していきます。

まずはここから!研修でマスターする必須ショートカット

それでは、具体的にプライムナンバーズのExcel研修で何を学ぶのか、その一部をご紹介します。研修を通して、Excel操作を「知っている」レベルから「無意識に使いこなせる」レベルまで引き上げることを目指しています。

【時短のキホン】覚えるべき厳選ショートカットキー

Excel研修でまず最初に取り組むのが、ショートカットキーの習得です。 Excel操作が速い人は、ほとんどマウスを使いません。キーボードだけで次々と操作を完結させていきます。 一つひとつの操作で見れば、数秒の短縮にしかなりません。しかし、私たちは毎日Excelを操作します。この数秒の積み重ねが、1日、1週間、1ヶ月という単位で見たときに、膨大な時間の短縮に繋がるのです。 そのため初期の研修では、「マウスを使わない」と言い続けて、ショートカットキーを体得してもらいます。

とはいえ、Excelのショートカットキーは無数にあり、全てを覚えるのは非現実的です。 そのため特に使用頻度の高いものを厳選して、習得します。

ここでは、研修でマスターしてもらうショートカットキーの一部をご紹介します。 これらを使いこなせると、Excel操作のスピードが劇的に変わることを実感できますよ。

操作内容ショートカットキー
コピーCtrl+C
貼り付けCtrl+V
切り取りCtrl+X
操作を一つ戻るCtrl+Z
データの最後まで移動Ctrl+矢印
行・列の消去Ctrl+-(マイナス)
行・列の挿入Ctrl+Shift+ +(+)
範囲の全選択Ctrl+A
上書き保存Ctrl+S
置換Ctrl+H
検索Ctrl+F
値の貼り付けCtrl+Shiftl+V

ショートカットキーは使いこなせてはじめて習得できたといえます。以下のような問題を通じて、使い方を理解してもらいます。

【データ集計に必須】これだけは押さえたい!Excel関数及び機能

ショートカットキーで操作スピードを速くする方法を習得したら、次はデータ集計で重要となるExcel関数を学びます。 関数を使いこなすことで、膨大なデータの集計や加工を、瞬時に、そしてミスなく行うことが可能になります。 私たちが特に重要と考えているExcelの関数及び機能がこちらです。

  1. SUMIFS関数
  2. VLOOKUP関数
  3. ピボットテーブル

研修では、それぞれの関数の基本的な書き方(構文)を教えるだけに留まらず、「実務のどんな場面で利用するか」を演習を通して解説します。

① SUMIFS関数

「複数の条件に一致する数値だけを合計する」関数です。 

例えば、以下のような表を集計する際に使用します。

「配信デバイスがパソコンで、配信日が3/1の広告の表示回数だけを合計したい」。このような複雑な条件のデータ集計を、一瞬で正確に可能にするのがSUMIFS関数です。広告運用において必須の関数と言えるでしょう。

例えば、上記のようなデータをダウンロードしました。このデータからデバイスがパソコンで日付は3/1、3/2、3/3…の表示回数、クリック数、費用のデータを集計したい場合にSUMIFS関数を使います。これを使いこなせると以下のようなデータが数秒で集計できます👏👏👏

②VLOOKUP関数

「大量の表の中から、指定したキーワードのデータを探して、自動で入力してくれる関数です」

例えば、上記のように全都道府県のデータの中から、特定の県の広告配信成果だけを抜き出して一覧にしたい、といった場面でVLOOKUP関数は活躍します。データ量や集計するキーワードが多くなればなるほど、手作業との差が歴然となる、非常に効果的な関数です。

上記のようなデータから、特定の県の配信成果を瞬時に見つけるのに、VLOOKUP関数は役立ちます。

上記の集計がものの数秒で完成します👏👏👏

③ ピボットテーブル

これは関数ではありませんが、データ集計するうえで重要な機能です。 大量のデータが入力された表を、数式を一切使わずに、ドラッグ&ドロップだけで瞬時に集計する機能です。この機能を知る前と後では、世界が変わりますよ。

上記のような複数の項目がある大量のデータも、ピボットテーブルを使うことで、、、

日別、デバイス別のデータが瞬時に集計されます👏👏👏

ピボットテーブルは、SUMIFS関数と同じように、複数の条件に合うデータを集計したい場合に役立つ機能です。どちらも大量のデータを速く集計することにおいて重要な要素となりますので、両方使いこなせるようになってもらいます。

当記事では、特に重要になる3つの機能について紹介しました。実際の研修では、この他にもデータ集計に有用な数種類の関数や機能を紹介しています。

「知っている」を「できる」に変える!実践的な演習問題をチラ見せ

ショートカットキーや関数の使い方を講義で学ぶだけでは、実務で使いこなせるレベルにはなりません。私たちの研修では「知っている」を「できる」に変えるための演習を行います。これらはWeb広告運用の現場で実際に遭遇するであろう場面を想定した課題を用意して、それを解いていただきます。

用意している課題は最初は基本的なものから始まります。しかし徐々に複雑なデータ集計を求められる問題や、データ集計がうまくできない問題を用意しています。それらの問題に取り組んでもらい、「どうしたら早くデータを集計できるか?」「なぜ上手く集計できないのか?」を自ら考え、解決するプロセスを経験することで、Excelの仕組みへの理解を飛躍的に高めてもらうのが狙いです。 失敗から学ぶことこそ、スキル習得の一番の近道だと考えています。

今回は特別に、研修で実際に使用している問題の一例を少しだけお見せします。

例えば、以下のようなデータをピボットテーブルで集計します。

デバイスは「パソコン」と「PC」という2つの記載があります。指示内容としてはその2つのデータを合算して集計したいのですが、文字が異なるため別々のデータとして処理されます。

さてどうすればカンタンに集計できるようになるのでしょうか?少し変化を加えるとカンタンに解決しますので、その方法を考えていただきます。

このような課題を通じて、ただ関数を知っているだけでなく、「どんなデータにも対応できる応用力」を養っていきます。

1週間でExcelをマスターして、Web広告運用者としての第一歩を踏み出そう

プライムナンバーズの新入社員研修では、ここまでご紹介してきたように、「講義で理解する」→「演習で実践して、体得してもらう」というサイクルを繰り返します。これにより入社後わずか1週間程度で、実務で通用するExcelスキルをマスターできるような研修プログラムを用意しています。

学生時代にExcelをほとんど使ったことがなくても、一から指導しますので安心してご入社ください。

新入社員研修はExcel研修以外にもあります。それらの内容は、また別の記事で紹介させていただきます。

この記事を読んで、「広告業界やマーケティングの仕事は難しそうと思っていたけど、挑戦してみたいかも」と思った方は、まずは気軽に弊社の説明会に参加してみませんか? 広告代理店の仕事内容や、Web広告運用の仕事のやりがい、そして私たちの会社のことを、詳しく紹介させていただきます。

弊社へのエントリー及び説明会の参加は、マイナビより受け付けております。以下のリンクよりお気軽にご参加ください。


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Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

言わずと知れた鶏先輩。広告運用をはじめ、採用、担当、品質管理、メディア媒体交渉、マーケティングなど様々な業務を担当し、今自分が何担当なのか?見失う。実はプライムナンバーズ最古参メンバーのひとり。特技は1~1,000までの数字をもらえば、その図鑑番号のポ〇モンを当てられること!