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2024.02.15 更新
2024.02.15 更新

ターゲットに響く!3つの用途別パンフレット掲載事項

Written By
H.S.

デザイナー

会社案内で使われることの多いパンフレットですが、いざ制作しようにも

「載せたいことがありすぎて、決めたページ数にうまく収まらない!」

…と、社内で初めて企画をするにあたって、お悩みの方は多いのではないでしょうか。この記事では、パンフレットでよく見かける3つの用途をご紹介します。それぞれの用途ごとに、パンフレットを手に取ったユーザーに喜ばれる掲載内容を解説していきます。


弊社では、HP・LPやバナーなどWeb制作全般を承っております。ご要望に応じてサービス紹介パンフレットやショップカードといった印刷物の制作も可能です。ご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

1.パンフレットの定義

2枚以上あるページを中綴じで製本したものをパンフレットといいます。ハードカバー等での装丁はしません。

※中綴じとは、重ねたページを中心で折り、針金や糸で綴じる製本方法のひとつ

リーフレット、カタログとの違い

よく混同されるリーフレットは、1枚の紙を2つ折りや3つ折りに加工したもののことを言います。ワードを間違えると制作会社との齟齬が発生したりするので、複数枚の紙を使用する(=パンフレット)か、そうではない(=リーフレット)かで覚えておくと話がスムーズになります。

パンフレットとリーフレット

また、世にはカタログパンフレットというものも存在します。いわゆるカタログは、ほぼ全ての情報を網羅しているのに対し、カタログパンフレットはある程度情報を絞って掲載します。それぞれにメリットがあるため、掲載したいものや量に合わせて選ぶと良いでしょう。

パンフレットの用途は大きく分けて3つ

パンフレットには様々な用途がありますが、ビジネスにおける主な用途は以下の3つです。

  • 会社案内
  • 採用案内
  • 自社製品・サービス紹介

それぞれに掲載したい事項や注意点を解説します。

用途1 会社案内

会社案内のイメージ

■会社概要

まずは「企業理念」や「代表挨拶」を冒頭におきます。その企業の目指すところなどが最初に分かると、パンフレット全体のストーリーとしてキレイな流れになります。「所在地」や「従業員数」など、より詳細な情報は後ろのページにまとめましょう。

 

■沿革

歴史が長い企業の場合、特に主だったできごとに絞っておきます。全体に対してのボリュームは、基本的に少な目にします。ざっくりで良いのです。例えば他人のそれまでの人生を、ひたすら事細かに語られたら…ちょっと嫌気が差しますよね。つまりはそういうことです。

 

■事業内容

ここは会社概要の次に大きく扱いましょう。いわゆる目玉コンテンツになります。扱う商品やサービスを挙げ、余裕があればこだわりの点などを入れてもいいですね。画像を置いて、商品やサービスがどのように使われるものなのか伝わるように工夫しましょう。

 

パンフレット全体でストーリーを作る

パンフレット全体を通して、ストーリーを持たせることでその企業独自のデザインにたどり着くはずです。そうしてできた会社案内パンフレットから、自社コーポレートサイトへ誘導させるのが鉄板です。自社コーポレートサイトとの連動性や、デザイン自体が古くないか等も重要ポイントです!

用途2 採用案内

載せるべきポイント

■詳しい仕事内容

■やりがい

■活躍している先輩社員

採用案内のイメージ

基本ベースは会社案内の考え方と同じですが、構成は少し変えるべし。今の時代、求職者は自社コーポレートサイトもチェック済です。そのため、同じ内容はなるべく必要最低限にしたいところです。また、会社案内に内容を足す場合、ページ数は予算に関わってくるためよく検討しましょう。

文字通りそのままなので、ポイントそれぞれの解説はしません。ただ「活躍している先輩社員」については、インタビューを載せると喜ばれます。なぜなら、求職者は現場の声を重要視するからです。おっじゃあたくさん載せたろ!…はNGです。前述したようにページ数は予算に影響するため、限界があります。

そこで併用したいのがWEBサイト。コーポレートサイトとは別に採用ページを設置し、パンフレットはダイジェスト版、詳しくはWEBサイトへとすることで情報の交通整理ができます。パンフレットは興味喚起、フックとして使っていきましょう。

用途3 自社製品・サービス

筆者は例年、自分へのご褒美を求めて催事場のバレンタインフェアに出向きます。試食しつつ買い回っていると、レジ横に大体置いてあるパンフレットをつい手に取ってしまいます。このように、パンフレットは不特定多数の人が商品を知るきっかけを作るアイテムにもなります。

自社サービスのイメージ

■製品・サービスの紹介

企業の説明は最後にしましょう。まずは取り扱う自社製品・サービスもしくはジャンルの中から1つを大きく見せて、インパクトを持たせます。

 

■もたらす結果

製品・サービスがどのような結果をもたらしてくれるかが載っていると、ターゲットは興味を持ちます。画像はもちろん、コピーや言い回しもかなり重要です。

 

■推しポイント

他社と比べて何が強みなのか、ここで語っていきます。どこがどう優れているのか、力を入れているのかが伝わるようにしましょう。

 

■購入方法(申し込み方法)

ここまで読んだターゲットは、購買意欲が上がっているはずです。購入・申し込み手順を分かりやすく記載して、ストレスを与えないようにしましょう。

まとめ

ここまで3つの用途を紹介しましたが、大事なことはどのパンフレットでも顧客(または求職者)が何を求めているかを見定め、企業として伝えたいことは何かを絞っておくことに尽きます。ページ数が多くなるとカタログに近づくため、最小限に留めて、詳しい情報はWEBページにまとめましょう。パンフレットとWEBページは役割は違えど、販促物という立ち位置は同じ。「この企業のパンフレットなのか」と分かるように、デザインを連動させて一貫した法則を持たせたり見比べて違和感のないものになるようにしておきましょう!

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Written By
H.S.

デザイナー

チラシ・パンフレット・Webサイト・バナーなど幅広く担当するグラフィックデザイナー。シンプル、きれいめなデザインを得意とする。生姜とにんにくのたまり漬けをこよなく愛している。おにぎりは明太子、ラーメンは味噌派。