【コスパ良し】運用型広告とは?メリット&デメリットと代表的な媒体を解説!
TVや新聞・雑誌などのリアルメディア、ネットの検索結果、サイト内のバナー、YouTubeなど、私たちの身の回りにはさまざまな広告が溢れかえっています。
そのなかでも、商材やターゲットの特性や広告の成果に応じて、広告を出す期間・予算・広告掲載先などを広告主が自由に変更できるWeb告を「運用型広告」と呼びます。
この記事では現在のWeb広告の大半を占める運用型広告とはどのようなものか、メリットとデメリットはなにか、また代表的な広告媒体はなにかについて解説します。
自社の新たな販売チャネルとして運用型広告を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
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目次
運用型広告は期間・予算が自由
冒頭でも説明したように、運用型広告は広告を出す期間・かける費用・広告を出すサイトなど多くの要素を広告主が自由に決められます。
運用型広告の代表的な種類には「リスティング広告(検索連動型広告)」「ディスプレイ広告」「動画広告」「SNS広告」「DSP広告」などがあります。現在私たちがインターネットを使っていて目にするWeb広告のほとんどは、運用型広告です。
一方、Web広告でも運用型広告ではないものもあります。たとえばYahoo! JAPANのトップページ右上の広告(ブランドパネル広告)や、YouTubeのホーム画面最上部に表示される広告(マストヘッド広告)などが該当します。
▲Yahoo!JAPANブランドパネル広告
▲YouTubeマストヘッド広告
これらは広告を出す期間・場所・費用が決まっている「純広告(または予約型広告)」と呼ばれる種類の広告です。一般的に純広告を出すには運用型広告の数倍~数十倍の費用が求められますが、期間や露出回数などの成果は約束されます。
純広告については以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はご一読ください。
運用型広告の仕組み
多くの運用型広告では、広告を表示する機会を得るために広告主同士でのオークションがおこなわれます。
一般的なオークションとは違い、単に入札金額が高ければ広告が表示されるわけではありません。どの広告が表示機会を落札するかは、入札単価・広告の内容・広告から遷移するWebページの質などによって決まります。
広告運用というと「入札額の調整」や「広告内容の変更」を指すと考えられがちですが、広告の本体ともいえる遷移先ページ(LP)の内容を最適化していくことも広告運用のうちです。以下の記事では広告の「品質スコア」からLPを改善するためのアイデアを紹介していますので、LP改善に困っている方は参考にしてみてください。
「自社ではLP改善のプランが立てられないよ…!」という方は、ぜひプライムナンバーズにご相談ください。広告運用チームとLP制作チームがタッグを組み、「成果が出るLP」をご提案いたします。
運用型広告のメリット・デメリット
運用型広告にはさまざまなメリットがありますが、主に次の3点が挙げられます。
- 成果に応じて費用が変わる
- 成果を数値で把握できる
- リアルタイムに設定変更できる
それぞれ簡単に解説します。
メリット1.成果に応じて費用が変わる
運用型広告は、広告の表示回数やクリック回数などの成果に応じて請求される費用が増減します。
仕組み上「お金を払ったのになにも成果が出ていない!」ということが発生しないため、無駄なコストをかけずに自社商材の宣伝が可能です。
たとえば「クリック課金」であるリスティング広告なら、クリック単価×クリック数で最終的な支払い料金が決まります。
メリット2.成果を数値で把握できる
広告の表示回数やクリック数、広告経由での申し込み数などの成果を、運用型広告なら数値でリアルタイムに把握可能です。どのデータが測定できるかは媒体によって異なりますが、広告クリエイティブ別、検索キーワードや地域別、年齢・性別といったターゲット別で成果を見ることもできます。
データを詳しく把握できるため、「どのクリエイティブがよいか」「どのターゲットを狙うべきか」などの分析ができ、より成果の出る広告に改善していく材料が得やすいといえます。
メリット3.いつでも設定の変更が可能
運用型広告は基本的に、広告の配信期間、予算、ターゲットなどを広告主側が自由に変更できます。
「若年層の反響が良いことが分かったので、ターゲットを限定したい」
「想定よりも申し込みが多くなってしまったから、一時的に広告を止めたい」
「今月はもう少し売り上げが必要なので、予算を増やしたい」
など、手を加える必要がある際にいつでも設定を変えられるのが運用型広告の一番のメリット(であり面倒な部分)です。
キャンペーンや媒体の種類によっては自由度が低い場合もあるので、運用開始前にしっかり確認しておきましょう。
運用型広告のデメリット
たくさんのメリットがある運用型広告ですが、デメリットももちろんあります。主なデメリットは以下の2つです。
- 広告の運用・管理が難しい
- 想定どおりの成果が出るとは限らない
それぞれ簡単に解説します。
デメリット1.広告の運用・管理が難しい
運用型広告でまともに成果をあげようと考えると、単純にやることが非常に多いです。メリットとして紹介した「自由度の高さ」は、そのまま「管理の複雑さ」とも言いかえられます。
経験のない自社社員が分析から改善まで全てを管理する場合、運用型広告できちんと成果が出せる状態になるまで大きな時間・費用的コストがかかることは避けられないでしょう。
デメリット2.想定どおりの成果が出るとは限らない
運用型広告は事前にシミュレーションを立てますが、必ずしもその通りの成果が出るとは限りません。オークションによって広告掲載の可否が決まりますし、ユーザーが実際にどんな行動をとるかは広告を出してみなければ不明です。
だからこそ定期的な広告・設定・費用などの見直しと、改善施策のプラン立て・実行、成果の検証……といったサイクルを繰り返すことが求められるのです。
運用型広告の代表的な媒体
代表的なものとしては、以下の媒体が挙げられます。
【代表的な運用型広告】
・Google広告
・Yahoo!広告
・Meta広告(Facebook&Instagram)
・LINE広告
・Twitter広告
・Microsoft広告
特徴と取り扱いメニューをそれぞれ解説します。
Google広告
Googleが提供する広告出稿サービスで、取り扱いメニューが多く、海外向け配信にも対応するなど他媒体と比較し圧倒的にユーザー層が広いのが特徴です。
ターゲットも細かく指定できるため、狙ったターゲットに効率よく広告を配信できます。アカウント開設から広告掲載までのステップが比較的簡単であるため、インターネット広告を始めて運用する方にもおすすめの媒体と言えます。
参考ページ:Google 広告 – 新規顧客の獲得、売上増加に活きるデジタル広告
▲取り扱いメニューの例
Google広告の概要と始め方を、こちらの記事で詳しく解説しています。これから始めたいとお考えの広告主様は、ぜひ参考にしてください。
Yahoo!広告
検索広告とディスプレイ広告(YDA)の取り扱いが主です。検索広告ではGoogleよりも比較的年配層が多いのが特徴です。Yahoo!広告は海外配信には対応しておらず、日本国内に限定した配信のみ可能です。そのため海外配信を考えている場合は、Google広告を選ぶことになるでしょう。
参考ページ:Yahoo!広告でサイトへの集客アップ | Yahoo! JAPAN
▲取り扱いメニューの例
弊社のお客様からもよくご質問いただく「Google広告とYahoo!広告は何が違うの?」という問いに答えた記事です。どちらに広告を出すか迷っている方は、ぜひご一読ください。
Meta広告(Facebook・Instagram)
ひとつのアカウントでFacebook・Instagram、その他Meta提携サイトへの広告出稿が可能です。ユーザー層は、Facebookは年配・ビジネス層、Instagramは若年・カジュアル層が多い傾向にあります。
またMeta広告は他媒体に比べて設定できるターゲットが細かく、自社商材に関心の高いユーザーにアプローチしやすい点も大きな特徴です。
参考ページ:Meta広告 – Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppで広告を掲載して顧客にオンラインでリーチする | Meta for Business
▲広告配信先の例
Facebook広告の特徴を解説した記事はこちら!
Instagram広告の特徴を解説した記事はこちら!
LINE広告
LINEアプリ内に備わっている各種機能・画面に広告配信が可能な媒体です。
設定できるターゲット項目は他媒体と比べてやや少なめです。しかしLINE自体が日本国内では全年代あわせて80%以上の利用率であることや、SNSはLINEしか利用していないというユーザーの存在などが、他媒体との大きな差となっています。
Web広告の第一候補にはなりにくいものの、既に他広告で成果が出ているなら、次の媒体として検討するとよいでしょう。
参考ページ:【公式】LINE広告|LINE for Business
▲広告配信先の例
こちらの記事で、LINE広告の配信面とターゲティングをまとめました。広告を出す際は、参考にしてみてくださいね!
Microsoft広告
マイクロソフト社が2022年に日本で提供を開始した比較的新しい媒体です。
マイクロソフトの検索エンジンであるBingへのリスティング(検索)広告や、Microsoft Edgeのホーム画面・MSN・Outlookなどへのディスプレイ広告の配信が可能です。
配信メニューは豊富でショッピング広告枠もありますが、Googleよりも大幅に利用者が少ないのがネックでしょう。
企業によってはPCブラウザがMicrosoft Edgeに指定されていることもあり、コアなユーザー層にもアプローチができるため、既にGoogle検索・Yahoo検索である程度実績があるなら、出稿を考えてもよい媒体だと言えるでしょう。
参考ページ:新規登録 – Microsoft Advertising
▲配信例:Microsoft Edgeのホーム画面(ディスプレイ広告/ショッピング広告)
▲配信例:Microsoft Bingの検索結果(リスティング広告)
マイクロソフト広告を弊社で運用してみた際のレポートを、こちらの記事で紹介しています。興味のある方はぜひご一読ください。
まとめ
運用型広告は、いつでも広告の掲載が始められ少額からの広告掲載も可能であるため、初めてWeb広告を導入する方にもおすすめです。
予約型の広告と比較すると管理が難しいなどの課題はありますが、アカウント開設から簡単な運用方法までは、各媒体のサポート窓口もあるため、導入自体はそこまで難しいものではありません。
まずは広告の目的を明確にし、ビジネス拡大に向け運用型広告の導入を検討してみてください。
「ずっと広告の成果がよくないのに改善策を提案してくれない…」
「代理店のレスポンスが遅くてタイムリーな施策が実行できない…」
「今の運用状況のよしあしを正確に判断できない…」
といったお悩みをもしお持ちの広告主さまは、プライムナンバーズにご相談ください。広告運用のプロフェッショナルが無料で相談をうかがい、解決策をご提案いたします。