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2024.07.26 更新
2024.07.26 更新

【Amazon広告】買い物中のユーザーにリーチ!基本情報まとめ

Written By
S.S.

広告運用オペレーター/コンテンツライター

Amazonの検索結果や商品詳細ページに表示される「Amazon広告」。今まさに商品を買おうとしているユーザーに自社の商品をPRできるため、商品の販促に適した媒体です。
本記事には、Amazon広告の媒体情報をまとめました。配信の検討や情報収集、社内外への提案などにお役立てください。

Amazon広告の特徴

Amazon広告とは、世界最大のECモールであるAmazonが提供している広告サービスのことです。Amazon内の検索結果画面商品詳細ページ、他提携している外部サイトアプリへの広告掲載が可能です。

Amazonでは購入数やレビュー数によって商品の掲載順位が変わるため、新たな出店者は、競合よりも掲載順位が低くなってしまいます。Amazon広告を活用することで掲載結果の順位を引き上げ、自社の商品を効率よくアプローチできます。そういった意味でもAmazonへの出店後はAmazon広告の活用をおすすめします。

GoogleやYahoo!で検索しているユーザーに比べて、Amazon内で検索しているユーザーは『購入する』という意思がより強いと考えられます。そのため、同じ商品でも検索広告よりCVRは高くなることが予想されます。

Amazonのユーザー層

Amazonにはどういったユーザーが多いのでしょうか?

■デバイス別性別
デスクトップでは男性が、モバイルでは女性の方が多い傾向にあります。
男性向け商品や女性向け商品など、プロモーションしたい商品によっては性別によって入札単価の比率を変えると良いでしょう。

■デバイス別年齢
両デバイスともに幅広い年齢層が利用しています。

Amazonプライムの加入率
ナイルの運営する「Appliv TOPICS」が2023年6月8日~6月15日の期間に行ったアンケートでは、「Amazonプライム加入率は約44.5% 20代は過半数超え」とあり、特に若い世代での加入率が高いことがうかがえます。

参考ページ:20代は過半数がAmazonプライムに加入 最も活用する特典は「プライム・ビデオ」 配送料無料よりも利用率高(Appliv TOPICS調べ)

Amazonプライム会員は、多くの商品の送料が無料になるため購入へのハードルが低くなる傾向にあります。Amazonプライムの会員が多ければそれだけ購買につながりやすいユーザーが多いということになります。

Amazon広告のターゲティング

Amazon広告には下記7種類のターゲティングがあります。

・ライフスタイル
閲覧・購買履歴をもとに想定されるライフスタイルを持つカスタマーに配信

・ホットカスタマー
商品に対する直近の興味関心に基づき配信

・商品カテゴリ
検索結果ページもしくは商品詳細ページの指定カテゴリに配信
(配信先は検索結果ページ・商品詳細ページのみ)

・エリア
47都道府県から選択

・デモグラフィック
年齢・性別・世帯年収・職業・未既婚など特定の属性のカスタマーに配信

・ニューカスタマー
90日以内にAmazonで初めて購入したカスタマーに配信

・アドバイザーオーディエンス
広告主所有のメールアドレスなどのリストを匿名化しAmazonカスタマーと照合して作成したセグメントに配信

Amazon広告の種類

Amazon広告には下記の種類があります

・スポンサープロダクト広告
・スポンサーブランド広告
・スポンサーディスプレイ広告
・ストア

スポンサープロダクト広告

Amazon内および一部のプレミアムアプリやウェブサイトで個々の出品商品を宣伝するためのクリック課金制(CPC)広告です。キーワードターゲティングを活用し、関連性の高いお客様にリーチすることが可能です。
これまでに広告を掲載したことがない場合でも、少ない手順でキャンペーンを作成できます。初めてAmazon広告を開始する広告主には最もおすすめのメニューです。

≪掲載箇所≫
・デスクトップやモバイルの商品検索結果ページのトップやサイド
・検索結果内
・および商品ページ

≪設定可能なターゲティング≫
 キーワード
 オートターゲティング
 商品カテゴリ

参考ページ:スポンサープロダクト広告

スポンサーブランド広告

検索結果ページの上部などにブランドのロゴと複数の商品が掲載され、効果的に自社のブランドをアピールすることが出来ます。
またブランド新規顧客指標を利用すると、Amazonストアで貴社商品を初めて購入したお客様の注文および売上を測定できます。既存顧客と新規顧客では購入までのハードルが異なるため、それぞれの費用対効果を可視化することで全体の広告成果を高めることも期待できます。

≪掲載箇所≫
・商品検索結果ページの上部
・商品検索結果ページの横
・検索結果内

≪設定可能なターゲティング≫
 キーワード
 商品カテゴリ

参考ページ:スポンサーブランド広告

スポンサーディスプレイ広告

興味関心やユーザーの動向・購入履歴などに基づいてユーザーにリーチすることが可能な広告です。

≪掲載箇所≫
・商品詳細ページ
・TOPページ
・Amazonサイト以外のWebサイトやアプリ

≪設定可能なターゲティング≫
 商品カテゴリ
 興味関心(ライフスタイル、エリア、デモグラ、ニューカスタマー)
 リマーケティング

参考ページ:スポンサーディスプレイ広告

ストア

Amazonブランド登録をしている広告主がテンプレートを活用しランディングページを作成することで、ブランドストーリーや商品を紹介できます。
ランディングページの作成自体は無料ですが、広告掲載は有料であり最低出稿金額が定められています。

参考ページ:ストア

Amazon広告の費用

一部を除くほとんどのメニューには最低出稿金額がなく、小額からでも広告掲載が始められます。
クリック単価の相場や予算の仕組みはメニューによって異なるため、参考程度にご確認ください。

クリック単価の相場

クリック単価は広告の種類やターゲティングによって大きく異なるため一概にはいえませんが、弊社の運用実績では一般キーワードでの配信で多くが200円程度、高いもので700円程度でした。

予算のしくみ

予算の設定は大きく分けて2通りあります。
広告のメニューによって選択できる予算設定が異なるので、設定ミスのないよう気をつけましょう。

①1日の予算

1カ月における1日の平均的な支出上限金額のことです。
例えば1日の予算を1万円とした場合、最大31万円(1カ月を31日とした場合)が上限となります。
日によっては1日当たりの予算が1万円を超える日や、1万円未満となることもあります。
1日の途中で設定した予算を使い切った場合、以降の時間帯の広告が停止され翌日にまた配信が開始されます。
予算による機会損失のないよう、十分な予算を設定する必要があります。

対象≫
スポンサープロダクト広告
スポンサーディスプレイ広告
スポンサーブランド広告

②ライフタイム予算

キャンペーンの実施期間中全体で投下する予算の最大投資額です。
キャンペーンの期間を設定すると、全期間に対して予算が均等に分配されます。
1日当たりの予算額は異なることがありますが、全期間中に設定金額を超えることはありません。

≪対象≫
スポンサーブランド広告

参考ページ:予算の設定

まとめ

近年、外に買い物に行くよりも家でネットショッピングを楽しむユーザーが増えています。
かくいう私も、普段の買い物をネットで済ませることが多く、特にAmazonは日用品から食品飲料、家電まで多くのアイテムを取り揃えているため最も利用する機会が多いです。
多くのユーザーは欲しい商品を検索しても、掲載結果の最後のページまで見ることはほとんどないのが現状です。
せっかく良い商品だとしても、ユーザーに見られなければ売り上げにはつながりません。
Amazonに出店予定の方や、既にAmazonに出店中でもなかなか売り上げにつながらない場合は、Amazon広告を活用した取り組みを検討してみるのがおすすめです。

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S.S.

広告運用オペレーター/コンテンツライター

Web広告運用業界完全未経験で入社するも、持ち前の「なんとかなるか」精神でバリバリ現場をこなした結果、野生のプランナーとして自立。人生一度きりをモットーに現在は広告運用・コンテンツライティング業務の傍ら趣味で野菜を育てている。