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2024.08.06 更新
2024.08.06 更新

広告運用に役立つEXCELショートカット14選

Written By
S.S.

広告運用オペレーター/コンテンツライター

WEB広告の運用では、成果の分析やレポート作成でEXCELを使う機会が多くあります。
本記事ではWEB広告の運用の際によく使う時間短縮に役立つショートカットをご紹介します。

基本のショートカットキー

まずは最も基本的なショートカットからご紹介します。
コピーや貼り付けは、Excel以外でも頻繁に使う機会があるので必ず覚えておきましょう。

コピーと貼り付けを行う

Excel以外でも使う機会が多く、使用頻度が最も高いショートカットキーです。
コピーした対象のテキストだけではなく、Excelではコピー元の書式設定や計算式もコピーされます。
貼り付け先のセルでは計算式が自動的に反映されます。

コピー:「Ctrl」+「C」

「=D3/C3」の計算式が入っているE3セルをコピーします。

貼り付け:「Ctrl」+「V」

貼り付けたいセル(E4~E8)を選択します。

次に「Ctrl」+「V」で貼り付けをすると、コピー元の計算式が反映され自動計算されます。

ひとつ前の作業に戻る

「Ctrl」+「Z」

作業に間違いがあったときは、ひとつ前の作業に戻ってみましょう。
ショートカットキーを繰り返し操作することで、複数回前の作業に戻ることもできます。
Excel以外にも、WordやPowerPointなどでの使用頻度も高いため必ず覚えておきましょう。

取り消した操作をやり直す

「Ctrl」+「Y」

「Ctrl」+「Z」で戻った作業を取り消します。
これも繰り返し操作することで、複数回後に行った作業まで進めることができます。

すべてを選択する

「Ctrl」+「A」

Excelでは特定の範囲にあるデータをすべて選択するときに使用します。
他にも長いテキスト文やURLを全てコピーしたい時などに使うと便利です。

「B6」セルを選択した状態で「Ctrl」+「A」を押します。

空のセルは選択されず、テキストや計算式を含むセルだけがすべて選択されています。
Excelでは全選択した状態で、コピーやピボットテーブルを使用する機会が多いです。

ウィンドウを切り替える

「Alt」+「Tab」

重なって表示している複数のExcelやブラウザなど、画面をすばやく切り替えることができます。
「二つのExcelをまたいだ計算式を作成する」「Excelデータとブラウザの画面を比較する」など、ウィンドウの切り替え時には必ず使用しましょう。

広告運用者がよく使っているショートカットキー

広告運用ではデータの集計などにExcelを使用することが非常に多いです。
作業量は多くなりがちなため、作業効率を高めるためにショートカットキーの使用は必須です。
ここでは、広告運用者が実際によく使っているショートカットキーをご紹介します。
実際の操作方法を一部記載しています。

Excelの新規作成/Excelを開く

「Ctrl」+「O」

「Excelを新規で開く」「過去に保存したExcelを開く」ときにはショートカットキーを使って作業時間を短縮しましょう。

Excelを開いた状態から「Ctrl」+「O」を押すと、最近使ったアイテムが表示されます。
対象のデータを選択してブック(Excel)を開くことができます。

ブックの新規作成:「Ctrl」+「N」

Excelを開いた状態から「Ctrl」+「N」を押すと、新規のブック(Excel)が開きます。

Excelを保存する

「Ctrl」+「S」

データ集計時の保存忘れや、パソコンの突発的なシャットダウンによって、せっかく更新したデータが消えてしまうことは広告運用者あるあるです。作業内容はこまめに保存しましょう。

値貼り付け

「Ctrl」+「V」→「Ctrl」→「V」

Excelで「Ctrl」+「V」を使用し貼り付けを行った場合、コピー元の数値がそのまま貼り付けできるとは限りません。
コピーはセル内の計算式や書式設定の他、文字やセルの色も含みます。
これらの情報も貼り付け先のセルに反映させたい場合は問題ないのですが、表示されている数字だけをそのまま貼り付けたい場合は「値貼り付け」にする必要があります。

▽貼り付けがうまくいかない例

まずはセル「F3~F8」をコピーします。

セル「C12~C17」に貼り付けを行う場合、「Ctrl」+「V」で貼り付けをするとエラーになります。
これは、セル「F3~F8」内の計算式(G列÷D列)が、貼り付け先では(D列÷A列)に自動変換されたことにより生じます。

▽解決方法

「Ctrl」+「V」で貼り付けを行った後、「Ctrl」→「V」の順に操作しましょう。
値貼り付けに変更されたことでエラーが解消され、F列の値のみが反映されています。

テキストの検索や置換による差し替え

Excelで大量のデータを扱う場合、ある特定のテキストを目視で確認することは難しいです。

例えば広告文を作成した後で、特定の文言や記号の差し替え業務が発生したとします。
検索を使えば対象の広告が「どこにあるのか」「いくつあるのか」を瞬時に確認できます。
また置換を使えば修正したいテキストだけを対象として差し替えを行うこともできます。

なお検索はExcelだけでなく、Word内でのテキストの確認時や、WEBサイトのソース内でGTMタグの設置状況を確認するなど特定のコードを探す際にも活用できます。

検索:「Ctrl」+「F」

検索窓から検索したい対象のテキストを検索しましょう。

置換:「Ctrl」+「H」

置換を使えば、特定のテキストを対象にテキストの差し替えが簡単に行えます。
例えばセル内の「CPC」を「クリック単価」と変更したい場合、
検索する文字列に「CPC」を記入し、置換後の文字列に「クリック単価」を記入します。

全て置換をクリックすると、選択範囲内の全ての「CPC」が「クリック単価」に変更されます。
下記例では対象が2件のみですが、数百~数千のセルを対象とした場合は置換を使用することで大幅に作業時間の短縮ができます。

フィルター機能を使って項目や数値単位の並べ替えや、特定の行を表示させる

「Ctrl」+「Shift」+「L」

広告の管理画面からダウンロードしたExcelは、そのままでは並び順がバラバラになっていることが多いです。分析したい項目のみを抽出したり、数値ごとに並べ替えをする場合は必ずフィルター機能を使用しましょう。
なお、Excelレポートの作成時は、特に数値の大きい順に並べ替えることが多いです。
「使用コストが多い」「CV数が多い」など全体に与える影響の大きいキャンペーンや広告を分析する際に優先的に確認する必要があるためです。
また特定のキャンペーンだけに限定して表示させるなど、データの取捨選択をしたい場合にも活用します。
フィルター機能を使用し、見やすいデータ作成を目指しましょう。

下記の表ではキャンペーンや数値が不規則に並んでいます。
分析したい内容によって、並べ替えをしてみましょう。

まずは「Ctrl」+「Shift」+「L」で各項目ごとにフィルターをかけます。

費用に対する成果を検証したい場合は、Costの並べ替えを行います。
昇順は数字の少ない順、降順は数字の多い順に並べ替えることが出来ます。
今回の場合は、より多くの費用を使った広告グループ順に検証することが目的のため、降順を選択し並べ替えます。

費用を最も使用した広告グループB-3が上位に並べ替えられました。

他にもキャンペーンAだけを表示する、CV数が20件以上の広告グループだけを表示するなどの使い方もできます。

行や列を追加する

「Ctrl」+「Shift」+「+」

Excelデータに不足している項目を追加する際などに使用することが多いです。
下記表にはCTRやCPC、CVR、CPAの項目が不足しています。
列を追加し、これらの項目を記入してみましょう。

挿入したい列を選択し、「Ctrl」+「Shift」+「+」を押します。
複数回押すことで押した回数だけ列が追加されます。
なお、行の追加も同様の操作で行えます。

列が追加されました。
各項目にあわせて計算式を記入し表を完成させましょう。

まとめ

今回ご紹介したショートカットキーは全体の内のほんの一部です。
人によってはよく使う操作も異なるため、自身が普段よく使う操作にもショートカットキーがないか一度検索してみるのをおすすめします。
ショートカットキーを使って、作業時間の短縮をめざしましょう!

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Written By
S.S.

広告運用オペレーター/コンテンツライター

Web広告運用業界完全未経験で入社するも、持ち前の「なんとかなるか」精神でバリバリ現場をこなした結果、野生のプランナーとして自立。人生一度きりをモットーに現在は広告運用・コンテンツライティング業務の傍ら趣味で野菜を育てている。