【完全ガイド】類似オーディエンスとは?基本の仕組み・媒体別の設定方法を画像で解説

類似オーディエンスは、決まった条件で集められたオーディエンスと”似たような行動をしている人”に配信対象を拡大する機能です。自社の既存顧客に似た人に広告を届けられるため、効率よく新規顧客にアプローチできます。

この記事では「名前は知っているけど仕組みがよくわからない」「設定方法がわからない」という方に向けて、類似オーディエンスの基本的な仕組みから、各広告媒体での作成方法、効果を最大化するための活用術まで網羅して解説します。
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目次
類似オーディエンスとは?基本の仕組み
類似オーディエンスとは、「既存の顧客やウェブサイト訪問者などの特徴を分析し、それに似た属性を持つ新規ユーザーを見つけ出して広告を配信する機能」です。
自社のECサイトで商品を購入してくれた顧客には、年齢層・性別・興味関心など何かしらの共通点があるはずです。類似オーディエンスは、この「共通点」を広告プラットフォームのAIが自動的に分析し、同じ特徴を持つ新規ユーザーを探し出してくれます。

類似オーディエンスの関連用語
類似オーディエンスを理解するうえで押さえておきたい用語は下記のとおりです。先程の図を見ながらご覧ください。
| 用語 | 意味 |
| ソースオーディエンス(元データ) | 類似オーディエンスの元となるユーザーリスト。購入者・ウェブサイト訪問者・アプリ利用者など(上記の図の濃い緑「既存顧客」) |
| 類似オーディエンス | 「ソースに似たユーザー」のリスト。実際に広告配信の対象となる(上記の図の黄緑の人たち「新規顧客」) |
| 類似度(サイズ) | ソースオーディエンスとどれくらい似ているかの度合い。1%〜10%で設定(上記の図の黄緑の範囲の大きさ) |
類似オーディエンスを活用する3つのメリット
類似オーディエンスの大きなメリットは、AIが既存顧客の特徴から「手間なく・精度よく・客観的に」新規顧客を見つけ出してくれる点にあります。
メリット1:高精度で新規顧客を開拓できる
類似オーディエンス最大の魅力は、「見込みのある新規ユーザー」に効率よくリーチできる点です。
興味関心ターゲティングで「旅行に興味がある人」を指定しても、そのなかには「いつか行きたいな~」という程度の人から「今週末旅行に行くことが決まっている」人まで混在しています。
一方、類似オーディエンスは「実際に予約した人に似ている人」を探すため、アクションを起こす確度が高いユーザーに絞ってアプローチできます。
メリット2:運用工数を削減できる
興味関心や行動ターゲティングを細かく設定するのは大変ですが、類似オーディエンスを活用すれば、ソースデータを指定するだけでAIが最適なユーザーを探してくれます。ソースオーディエンスの変化に合わせて自動で更新されるため、メンテナンスの必要もありません。
メリット3:想定外の客層を発見できる
手動でターゲティングを設定する場合はどうしても「こういう人が商品を買っている」という先入観に影響されてしまいます。類似オーディエンスではAIが客観的にデータを分析するため、運用者が想定していなかった属性のユーザー層を発見できることがあります。「意外とこの年代からの反応がいい!」という気づきが得られるのも、類似オーディエンスならではのメリットです。
【媒体別】類似オーディエンスの作成方法
ここからは、主要な広告媒体ごとに類似オーディエンスの作成方法を解説します。
Meta広告(Facebook・Instagram)の類似オーディエンス
Meta広告は特にAIが優秀で、精度高くターゲティングできます。プロフィールに実名や実際の勤め先を登録しているユーザーが多く、データが正確であることも特徴です。
作成方法
管理画面であらかじめ作っておく方法と、広告の入稿時に作成する方法があります。
管理画面で作成する場合、左側メニューの「オーディエンス」内の「オーディエンスを作成」から「類似オーディエンス」を選択します。

広告入稿時には、広告セットの「オーディエンス」設定箇所で作成できます。

※管理画面で作成した場合は、作ったリストを「保存済みオーディエンスを使用」から紐づけられます。
いずれの作成方法でも、下記の画面が表示されます。元データにしたいカスタムオーディエンスを紐づけたり地域を選んだりして設定します。「新しいソースを作成」から、カスタムオーディエンスを新たに作ることもできます。

カスタムオーディエンスの作成方法は下記をご覧ください。
Meta広告で使用できる主なソースオーディエンス
| ソースの種類 | 概要 | 向いているケース |
| ウェブサイトカスタムオーディエンス | Metaピクセルで取得したサイト訪問者データ | リマケ、EC事業者 |
| カスタマーリスト | 顧客のメールアドレス・電話番号をアップロード | 既存顧客データが豊富な場合 |
| アプリアクティビティ | アプリ内行動データ | アプリ事業者 |
| 動画視聴者 | 動画を一定以上再生したユーザー | 動画広告を配信している場合 |
| Facebookページ・Instagramアカウント | ページにエンゲージしたユーザー | アカウント運用に注力している場合 |
LINE広告の類似オーディエンス
LINE広告の類似オーディエンスも、管理画面メニューまたは広告入稿時「広告グループ」の設定画面で作成できます。
作成方法
管理画面左上のメニューを開き、「共有ライブラリ」内「オーディエンス」を選択します。

「+オーディエンス作成」を開き、「類似オーディエンス」を選択します。

元にしたいオーディエンスソースとオーディエンスサイズを選択します。ソースを用意していない場合は、先程の「+オーディエンス作成」から作成しておきましょう。

Google広告の類似セグメント(デマンドジェネレーション)
Google広告では2023年に従来の「類似オーディエンス」が廃止され、現在はデマンドジェネレーションキャンペーン専用の「類似セグメント」として提供されています。
作成方法
デマンドジェネレーションキャンペーンを入稿する際に、「広告グループ」階層で作成します。
広告グループの入稿画面に進むと「オーディエンス」という欄があるため、「オーディエンスを追加」をクリックします。

「+新しいオーディエンス」をクリックするとオーディエンス作成画面が開きます。その中の「類似セグメント」項目から類似リストを作成できます。


「基となるリスト」は以下から最大10件まで選択できます。
ウェブサイト訪問者
アプリユーザー
顧客リスト
YouTubeオーディエンス
作成していない場合は、管理画面メニューの「ツール」>「共有ライブラリ」>「オーディエンスマネージャー」からリストを作成しておきましょう。詳細は下記をご覧ください。
類似オーディエンスの「サイズ」最適な設定方法
類似オーディエンスを作成する際にリストのサイズを選択する必要がありますが、広ければよいというものでもありません。広すぎず狭すぎず最適なサイズを見つけることが重要です。
サイズの意味
類似度のパーセンテージは、「元データに似ている上位〇%のユーザーを対象にする」という意味です。
たとえばMeta広告で「日本」を対象に1%を選んだ場合、日本のFacebook/Instagramユーザーのうち、ソースオーディエンスに最も似ている上位1%(約48万人)が対象になります。
| 類似度 | 特徴 | おすすめの用途 |
| 1%〜3% | ソースに非常に近い。リーチは限定的だがCVRは高い傾向 | コンバージョン重視のキャンペーン |
| 4%〜6% | バランス型。リーチとCVRのバランスが取れる | 一般的な獲得キャンペーン |
| 7%〜10% | リーチは広いが、ソースとの類似性は低下 | 認知拡大・ブランディング |
最適なサイズの見つけ方
多くの場合、最初は1%から始めて、成果を見ながら段階的に広げていくのがおすすめです。
1%で十分な成果が出ているなら、リーチを広げるために2%、3%と拡張していきます。逆に1%で成果が出ない場合は、サイズを広げても改善しにくいため、ソースオーディエンスの見直しや他のターゲティングを検討しましょう。
サイズごとの重複を除外する
複数のサイズで類似オーディエンスを運用する場合、除外設定が必須です。
たとえば2%の類似オーディエンスで配信する際は、1%の類似オーディエンスを除外します。こうすることで、同じユーザーに重複して広告が配信されるのを防ぎ、広告費の無駄を削減できます。
類似オーディエンスで成果を出すコツ
類似オーディエンスの効果はソースオーディエンスに大きく左右されます。質の高いソースを確保し、定期的に更新することが重要です。
「質の高いソース」を選ぶ
「全顧客のリスト」よりも「リピート購入した優良顧客のリスト」のほうがソースとして有力です。リピーターには「商材に価値を感じている(=利用したいと思っている)」という明確な特徴があるからです。
おすすめのソースオーディエンス例
・複数回購入した顧客
・LTV(顧客生涯価値)が高い顧客
・特定の高単価商品を購入した顧客
・動画を75%以上視聴したユーザー
ソースオーディエンスを定期的に更新する
類似オーディエンスは自動更新されますが、ソースオーディエンスが古いままだと精度が低下します。
特にカスタマーリスト(顧客データのアップロード)を使用している場合は、定期的に最新のデータに更新しましょう。目安としては、月1回程度の更新がおすすめです。
コンバージョンユーザーの除外を徹底する
類似オーディエンスで新規の顧客を獲得したいのに、すでに購入済みのユーザーに広告を配信しても意味がありません。
ソースオーディエンスに使用したリスト(購入者リストなど)は、必ず除外しましょう。これだけで広告費の無駄を大幅に削減できます。
Advantage+オーディエンス(Meta広告)を活用する
Meta広告を運用している場合、Advantage+オーディエンスとの併用がおすすめです。
Advantage+オーディエンスをオンにすると、設定した類似オーディエンスをヒントに、AIが自動でパフォーマンスを最大化できるユーザー層を見つけてくれます。類似オーディエンス単体よりも、リーチが広がりつつ成果も維持できるケースが多いです。

【コラム】Advantage+オーディエンスは効果的?
広告運用コンサルタント W.S.
オンにしたほうが成果が良いです!私の経験上、オンにして配信して、オフに戻したことがないくらいです。どうしても決められたターゲット以外に出したくない場合を除き、一度試してみることをおすすめします。
広告運用のご相談はプライムナンバーズへ
プライムナンバーズでは、Meta広告・LINE広告・Google広告など、主要なWeb広告媒体の運用代行を承っております。
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