【24年12月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ
11月中におこなわれたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次のとおりです。
- Google広告
- Yahoo!広告
- LINE広告
本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下のページからダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。
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目次
【Google】P-MAXキャンペーンの新機能追加
Googleが提供するP-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンにおいて新機能が追加され、さらに広告運用の効率化が可能になりました。
追加された主な機能は下記の3つです。
①アセットの最適化機能のアップデート(11月初旬よりベータ版提供開始)
既に提供されている最終URLの拡張機能が正式版として利用可能になります。さらに画像生成AIが最新モデル「Imagen 3」にアップデートされ、より高品質のビジュアルが作成できます。
②動画フォーマットの拡張機能
元の動画フォーマットが配信面に対応するアスペクト比へ自動調整されるようになりました。
さらに動画の主要なメッセージや場面をAIが抽出した短縮版の動画を自動生成ができるようになります。
上記の機能は無効化でき、また不要な動画を確認して削除することも可能です。
③P-MAXとショッピングキャンペーンの優先度の変更
同一アカウント内で同じ商品を対象にした場合、P-MAX自動優先の配信から、広告ランクを元にした配信の最適化がされるようになった。
注意事項
アセットの最適化機能は11月初旬に一部の小売業者向けにベータ版提供開始しました。正式な利用にはアップデートを待つ必要があります。
また動画の短縮機能は2025年に提供される予定です。
参考ページ:Google広告ヘルプ「New Performance Max features: Assets experiments, video enhancements, and more」
【Google】「動画アクション キャンペーン」が「デマンド ジェネレーション」へアップグレード
「動画アクション キャンペーン(VAC)」が「デマンド ジェネレーション」に置き換わります。これにより以下の点が変更されます。
①広告配信面の拡大
新たにGoogleDiscover、Gmailにも配信枠が拡大されます。(注:Gmailは画像のみの配信)
②クリエイティブの拡張
新たにインフィード画像、ショート動画用画像が入稿できます。
③クリック数の最大化が利用可能に
新たに入札戦略「クリック数の最大化」が設定できるようになります。
またアップグレードのメリットとしてGoogleは下記の2点について言及しています。
・動画アクション キャンペーンと同程度のコンバージョン数とCPAを実現できます。
・動画と画像を併用することで、コンバージョン数が20%向上する可能性があります。
移行スケジュール
今後の移行スケジュールは下記です。
2025年3月: 新しい動画アクション キャンペーンを作成するオプションが削除されます。
2025年第2四半期:既存の動画アクション キャンペーンはデマンド ジェネレーション キャンペーンに自動的にアップグレードされます。
参考ページ:Google広告ヘルプ「動画アクション キャンペーンがデマンド ジェネレーションにアップグレードされます」
【YDA】SKAdNetwork計測による広告配信で「コンバージョン数の最大化」を提供開始
10月24日より、SKAdNetwork※1計測による広告配信の最適化を利用しているキャンペーンにおいて、入札戦略「コンバージョン数の最大化(目標値あり)」が正式版として利用できます。
SKAdNetwork※1
StoreKit Ad Network(SKAdNetworkまたはSKAN)とは、Apple社が提供するiOSアプリ用の計測機能で、アプリのインストール数などを計測するツール。
注意事項
直近7日間に「インストール数(SKAN)」が20件以上蓄積されたキャンペーンでの利用が推奨されています。
またSKAdNetworkの仕様により、インストール数の反映には数日の遅延が見込まれます。そのため、コンバージョン単価の目標値の設定後は、設定内容を変更せずに最低14日間待ってから広告効果を確認しましょう。
参考ページ:ディスプレイ広告(運用型)】SKAdNetwork計測による広告配信の最適化利用時の「コンバージョン数の最大化(目標値あり)」正式提供開始のお知らせ
【YDA】レポートテンプレートにおける終了済み項目の削除について
12月3日よりパフォーマンスレポートのテンプレートから、終了済みのレポート項目が削除される予定です。削除される項目はテンプレートの作成・編集時にはすでに選択できない項目ですが、今回の削除により、実施日以降はレポート上でも表示されなくなります。
対象となる項目
対象項目は以下の3点です。
・広告掲載方式
・画像自動付与
・キャリア
注意事項
削除の対象はレポート項目のみで、テンプレートは削除されません。ただし、テンプレートに削除対象の項目のみを設定していた場合は、テンプレート自体が削除されます。
参考ページ:【ディスプレイ広告】レポートテンプレートにおける終了済み項目の削除について
【Yahoo!検索広告】検索クエリレポートおよび対象外キーワードへの表記修正適用
11月15日より誤字脱字などの明らかな入力間違いがある検索が行われた場合、検索クエリレポート・検索クエリ一覧において正しい語句に合算されて結果が出力されるようになりました。
これにより、検索クエリレポート・一覧において行数(レコード数)、レポート内の数値に変動が起こる可能性があります。
例)やほー>Yahoo(検索結果に表示)
→”Yahoo”であると思われるクエリは全て”Yahoo”と出力される
※表記ゆれや他の意図を含む可能性がある検索クエリ(英訳と翻訳など)は対象外
対象外キーワードへ正しい語句を登録した場合、明らかな入力間違いも除外されます。
例)Yahoo>”Yahoo”も”やほー”も除外される
自動車保健>”自動車保健”も”自動車保険”も除外される
※対象外キーワードに「やほー」を登録しても「Yahoo」は除外されない
※表記ゆれや他の意図を含む可能性があるクエリ(英訳と翻訳など)は対象外
参考ページ:【検索広告】検索クエリーレポートおよび対象外キーワードへの表記修正適用について
【LINE】クロスターゲティング機能(オーディエンスの公開・LINE Tagの共有機能)の提供終了
クロスターゲティング機能(オーディエンスの公開・LINE Tagの共有機能)の提供が2025年3月末で終了します。代替として、ビジネスマネージャーを利用することで、LINE広告のオーディエンスやLINE Tagデータを引き続き共有できます。
移行スケジュール
2025年1月:末新規受付停止(既存設定は引き続き利用可能)
2025年3月末:機能完全終了(共有データの利用不可)
移行手順
1.ビジネスマネージャーを開設
2.LINE公式アカウントと広告アカウントを接続
3.オーディエンスやLINE Tagの共有設定を実施
参考ページ:クロスターゲティング機能(オーディエンスの公開・LINE Tagの共有機能)の提供終了に関するご案内
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