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2025.04.14 更新
2025.04.14 更新

【資料付き完全ガイド】Google広告大全- 知っておきたい基本情報

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N.F.

コンテンツプランナー

本記事では、Google広告に関する基本知識から、広告の種類、始め方、費用、効果測定まで、これから広告運用を始めたい初心者の方にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
・Google広告の基本的な情報すべて
・広告の種類(検索、ディスプレイなど8種類の特徴と使い分け)
・配信の始め方と費用(初期設定から配信まで、予算の考え方)
・効果測定と最適化の方法(成果向上のためのポイント)
・より詳しい情報が得られる公式ページのリンク

Google広告について全く知らない方も、Google広告の配信を検討している方もご一読ください。

本記事の内容をまとめた資料は下記より無料でダウンロードいただけます。ぜひご利用ください。

目次

Google広告とは?基本情報と特徴

Google広告は、Googleが提供する広告出稿サービスです。Google検索やYouTubeなどのGoogleサービス、そしてGoogleのパートナーサイトに広告を表示できます。検索、ディスプレイ、動画、マップ、ショッピングなど、多様な広告フォーマットが用意されており、目的や予算に合わせて選択できます。

Google広告の最大の特徴は、世界最大級の検索エンジンを運営しているGoogleのネットワークを活用でき、膨大な数のユーザーにリーチできることです。また、Google広告は日本国内だけでなく、海外のユーザーに向けた配信も可能です。

Google広告を出稿する主なメリットは以下の通りです。

・アカウント開設から広告掲載までの手順が比較的簡単
・配信面が豊富で、さまざまな形式の広告を出稿できる
・他媒体と比べて圧倒的なユーザー数にアプローチできる
・最低予算の縛りがなく、少額から配信できる
・成果に応じて柔軟に予算変更ができる
・管理画面の操作がわかりやすい
・媒体のサポートが比較的充実している

特にWeb広告を初めて出稿する企業や、限られた予算で効果的な広告展開を目指す中小企業にとって、Google広告は最適な選択肢といえるでしょう。

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Google広告の種類と特徴

Google広告には様々な種類があります。目的や予算、商材に応じて最適な広告タイプを選択することが重要です。ここでは、主要な8つのGoogle広告タイプをご紹介します。

①検索広告(GSA)

検索広告は、Google検索で特定のキーワードを検索したユーザーに表示される広告です。テキスト形式の広告が検索結果の上部や下部に表示されます。

特徴
・掲載面:Google検索結果の画面
・クリエイティブ:テキスト
・課金形態:クリック課金(CPC)

こんな場合におすすめ
商品購入や問い合わせなどのCV獲得を目標としている場合や、広告を表示したいキーワードが明確である場合、Google検索によるサイトへの流入が期待できる場合に適しています。特に、水道工事のように緊急性が高く検索されやすいサービスには効果的です。

②ディスプレイ広告(GDN)

ディスプレイ広告は、Googleのパートナーサイト、YouTubeのバナー掲載枠、Gmailの広告欄などに表示されるバナー広告です。

特徴
・掲載面:Googleのパートナーサイト、YouTube、Gmail、Googleのパートナーアプリ
・クリエイティブ:画像
・課金形態:クリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)

こんな場合におすすめ
ブランドや商材の認知獲得を優先したい場合に適しています。特に商品の見た目が決め手となる不動産・ホテル・アパレルなどは、画像を使った訴求ができるディスプレイ広告と相性が良いでしょう。

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③動画広告(YouTube広告)

YouTube内に動画広告を配信するタイプの広告です。動画コンテンツの特性を活かした訴求が可能です。

特徴:
・掲載面:YouTube内の動画の再生前や再生中、検索結果、トップ画面
・クリエイティブ:動画
・課金形態:クリック課金、インプレッション課金、再生課金(CPV)

こんな場合におすすめ
映画・アニメやテレビ番組の認知拡大など、動画視聴が目的の場合に適しています。また、画像だけでは説明しきれない商材を紹介する場合や、インフルエンサーや芸能人を起用したハイレベルなクリエイティブがある場合も効果的です。低単価かつ短期間で認知を拡大できるため、期間限定のイベントやセールなどにも向いています。

④デマンドジェネレーションキャンペーン(旧:ファインド広告)

Googleが保有するサービスのフィード面に掲載される広告です。ターゲットや配信面は機械学習により最適化されます。

特徴
・掲載面:GoogleのサービスのGoogleDiscover、YouTube、Gmail、GDNの広告枠
・クリエイティブ:画像、動画
・課金形態:クリック課金

こんな場合におすすめ
目立つ広告枠、特にGoogleディスカバーに掲載したい場合に最適です。

⑤ショッピング広告

Merchant Centerに登録した商品情報に基づく商品画像付きの広告です。ECサイトの商品情報をMerchant Centerに登録すると、その情報を元にショッピング広告を配信できます。

特徴
・掲載面:Googleのショッピングタブ、検索結果、パートナーサイト
・クリエイティブ:Merchant Centerフィードに設定したアセット
・課金形態:クリック課金

こんな場合におすすめ
ECサイトがある場合には検討すべき広告タイプです。特に、商品の見た目が購入の決め手となるアパレルなどは相性が良いでしょう。設定やフィードの管理に手間はかかりますが、その分良い成果が期待できます。

⑥アプリ広告

モバイルアプリの宣伝に特化した広告です。アプリのインストールや、アプリ内の特定のアクションを促進するのに効果的です。

特徴
・掲載面:Google検索ネットワークとディスプレイネットワーク(Google検索、Google Play、Discover、YouTube、他のアプリ内を含む)
・クリエイティブ:テキスト、画像、動画、HTML5(オプション)
・課金形態:クリック課金

こんな場合におすすめ
アプリのインストールやアプリ内のアクションを促したい場合に効果的です。特に、アプリ内のコンテンツや情報が豊富な場合(小売、ローカルサービス、ホテル、フライト、旅行など)に適しています。

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⑦スマートアシストキャンペーン

Googleが自動で運用を行ってくれるキャンペーンタイプです。広告主は広告文やバナーなど最低限の素材を設定するだけで、広告配信場所やターゲットはGoogleのAIが自動で最適化します。

特徴
・掲載面:Google検索、Googleマップ、YouTube、Gmail、Googleパートナーウェブサイト
・クリエイティブ:テキスト、画像、動画
・課金形態:クリック課金

こんな場合におすすめ
初めて広告を運用する場合や広告運用の知識がない場合に適しています。機械学習を進めるにはある程度の予算が必要となるため、月間数十万~数百万円程度の予算がある場合に向いています。

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⑧P-MAXキャンペーン

1つのキャンペーンでGoogle広告の広告枠すべてに広告を配信できるメニューです。設定したCV目標を最大限達成するよう、広告配信場所やターゲットなどの運用は機械学習で自動化されます。

特徴
・掲載面:Google広告の広告枠全て
・クリエイティブ:テキスト、画像、動画
・課金形態:クリック課金

こんな場合におすすめ
広告アカウント内のデータを参照して自動で運用されるため、配信実績が豊富にあり、データが蓄積されている場合に最大限効果を発揮します。過去に広告配信実績のあるアカウントでCVを最大化したい場合に適しています。

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Google広告のアカウント開設と広告配信の流れ

Google広告を始めるには、アカウントの開設から広告配信までいくつかのステップが必要です。ここでは、その具体的な手順をご紹介します。

アカウント作成とログイン方法

  1. Google広告の公式Webサイトへアクセス
    Google広告の公式サイトアクセスし、「今すぐ開始」をクリックします。
  2. Google広告アカウントへログイン
    既にGoogleアカウントがある(GmailなどのGoogleサービスを利用している)場合は、そのメールアドレスとパスワードでログインします。アカウントがない場合は「アカウントを作成」から新規登録を行います。

広告キャンペーンの作成手順

  1. キャンペーンモードの選択
    Google広告には「スマートモード」と「エキスパートモード」の2つがあります。初めてアカウントを作成する場合は、簡易な設定で始められる「スマートモード」がおすすめです。エキスパートモードはより詳細な設定が可能ですが、操作が複雑になります。
    ※スマートモードで作成したアカウントは、後からエキスパートモードに切り替えることができますが、エキスパートモードからスマートモードに戻すことはできません。
  2. ビジネス情報の入力
    会社名やサービス名、遷移先のWebサイトURLを入力します。ここで入力した会社名やサービス名で検索した際に広告が表示されるようになります。
  3. 広告の目的設定
    「店舗への来店を増やす」「電話による問い合わせを増やす」「Webサイトの訪問を増やす」「購入を促進する」など、ビジネスの目的を選択します。

広告の作成と設定

  1. 広告テキストの作成
    広告の見出しと説明文を入力します。見出しは半角30文字(全角15文字)、説明文は半角90文字(全角45文字)という制限があります。自社名やサービス名、商品名、訴求点、他社との違いなどを簡潔に伝え、ユーザーの関心を引く広告文を作成しましょう。
  2. キーワードの設定
    広告を表示させたいキーワードを設定します。Googleからおすすめのキーワードが表示されるので、自社商品・サービスに関連の高いものを選択し、必要に応じて追加のキーワードを入力します。
  3. 配信地域の設定
    広告を表示させたい地域を設定します。特定の地域(国、都道府県、市町村、郵便番号)または、特定住所から距離を指定してその範囲内の地域(半径○キロ以内)に指定することができます。ECサイトで直接商品を販売する場合は「送付可能な地域全て」、広告の目的が店舗への誘導である場合は「半径○キロ以内」などの指定が適しています。

予算設定と支払い設定

  1. 予算の設定
    1日あたりの広告予算を設定します。予算はいつでも変更可能です。Web広告の予算は、まずは少額から設定し、成果を見ながら調整していくことをおすすめします。
  2. 支払い情報の設定
    請求先住所やタイムゾーン、支払い方法(クレジットカード情報など)を設定します。請求先住所の国とタイムゾーンは後から変更できないので、正しく設定してください。
  3. 広告の審査と配信開始
    設定完了後、広告の審査が行われます。通常、審査完了までに1日程度かかります。承認されれば広告配信が開始されます。

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参考ページ:Google広告の始め方

Google広告の費用体系と料金

Google広告に「定価」はなく、広告主が自由に予算を設定できます。ここでは、費用の構造や予算の考え方について解説します。

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クリック課金方式の仕組み

Google広告(特に検索広告)は基本的にクリック課金制(Cost Per Click: CPC)を採用しています。広告が表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーが広告をクリックした時に初めて課金される仕組みです。実際にサイトに訪問したユーザー分のみ費用がかかるため、無駄な出費が省けます。

クリック単価(1クリックあたりの費用)はオークション形式で決まります。競争率の高いキーワード(不動産や保険など単価の高い商材)ほど、クリック単価も高くなる傾向があります。また、広告の品質(関連性やクリック率など)も単価に影響します。

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予算設定の考え方

Google広告での予算設定には、主に以下の2つのアプローチがあります。

成果獲得率がわかっている場合の予算設定

既にサイトの訪問者が成果(購入や申し込みなど)につながる確率がわかっている場合、目標とする成果数から逆算して予算を設定できます。

(例)
サイト訪問者の5%が商品を購入するとわかっている場合、月に30個の商品を売るためには600人のサイト訪問者が必要(30÷0.05=600)。クリック単価を500円とすると、必要な月予算は30万円(600×500円)

成果の予測が立たない場合の予算設定

過去のデータがない場合は、まずは月間100クリックを目指して広告を改善していくことをおすすめします。クリック単価は業界によって大きく異なるため、同じ100クリックでも必要な予算は大きく変わります。最初は控えめな予算でスタートし、成果を見ながら徐々に予算を調整していくのが良いでしょう。

一般的な予算目安と費用相場

Google広告の費用は業種や商材、競合状況などによって大きく変動しますが、中小企業でよくある予算帯として「月額50万円以下」と「月額100万円前後」が挙げられます。

月額50万円以下の少額運用の場合
少額運用の場合は、「検索広告」だけを利用するなど、広告メニューを限定することをおすすめします。1つのメニューに予算を集中することで、より正確な分析ができるデータ量を確保しやすくなります。

月額100万円前後での運用の場合
予算が増えれば、複数のメニューを組み合わせた運用が可能になります。検索広告を中心に、リマーケティングを活用したディスプレイ広告や、ECサイトであればショッピング広告などを組み合わせることで、より効果的な広告展開ができます。

ただし、取り扱うメニューや媒体が増えると運用も複雑になるため、この段階で広告代理店に相談することも検討すると良いでしょう。

実際の費用相場は広告メニューによって異なります。健康食品ECサイトの運用実績を元にした相場の例は下記のとおりです。

キャンペーン種別クリック単価相場100CV獲得に必要な予算
検索50~150円20~40万円
動画60~200円40~60万円
P-MAX30~60円30~60万円
ショッピング60~200円20~40万円

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ターゲティング設定とキーワード選定

Google広告の効果を最大化するには、適切なターゲティング設定とキーワード選定が不可欠です。それぞれの手法と戦略について解説します。

オーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングは、広告を表示する「人」を指定する方法です。「30代男性」や「スポーツに興味のある人」など、ユーザーの属性や興味関心に基づいてターゲットを設定できます。

Google広告では、以下のようなオーディエンスターゲティングが可能です。

  1. 詳細なユーザー属性
    年齢、性別、世帯収入、子供の有無、配偶者の有無、教育レベル、住宅所有状況などの属性でターゲティングできます。例えば、女性向け商品なら女性に限定したり、高額商品なら世帯収入上位層に限定したりできます。
  2. アフィニティカテゴリ
    ユーザーの長期的な興味や関心に基づくカテゴリです。「旅行好き」「美容通」「スポーツファン」など様々なカテゴリがあり、自社商品と関連性の高いカテゴリを選択できます。
  3. 購買意向の強いオーディエンス
    特定の商品やサービスの購入を積極的に検討しているユーザーをターゲットにできます。アフィニティカテゴリよりもさらに購買意欲の高いユーザーにアプローチできる点が特徴です。
  4. ライフイベント
    結婚、引越し、就職など、人生の大きな節目を迎えるユーザーをターゲットにできます。例えば、不動産広告はマイホームの購入を検討しているユーザーに表示するといった使い方が可能です。
  5. カスタムオーディエンス
    自社サービスと関連性の高いキーワード、URL、アプリを設定して、最適なオーディエンスにアプローチする機能です。
  6. リマーケティング
    過去に自社サイトを訪問したユーザーに再度広告を表示する方法です。一度興味を示したユーザーは通常のユーザーより反応率が高いため、効率的にCVを獲得できます。
  7. カスタマーマッチ
    自社が保有する顧客データ(メールアドレスや電話番号など)を活用して広告配信できる機能です。オフラインの顧客にもオンライン広告でアプローチできます。
  8. 類似ユーザー
    既存の優良顧客と似た特性を持つユーザーをターゲットにできる機能です。新規顧客の開拓に役立ちます。

コンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングは、広告を表示する「場所」を指定する方法です。「スポーツに関するサイト」や「料理のブログ」など、特定のコンテンツに広告を表示できます。

主なコンテンツターゲティングには以下があります。

  1. トピック
    特定のテーマに関連するサイト全体に広告を表示できます。例えば「スポーツ」や「料理」などのトピックを選ぶと、それに関連するサイトすべてが広告掲載の対象になります。
  2. プレースメント
    広告を表示したい特定のウェブサイト、アプリ、YouTubeチャンネルなどを直接指定できます。競合サイトを除外したり、特に関連性の高いサイトに絞ったりといった細かい設定が可能です。
  3. キーワード
    指定したキーワードに関連するコンテンツに広告を表示できます。ユーザーの検索キーワードではなく、コンテンツ内に含まれるキーワードに基づいて配信される点が特徴です。

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参考ページ:広告のターゲット設定

キーワード選定のコツ

検索広告では、キーワード選定が成果を大きく左右します。効果的なキーワード選定のコツをいくつかご紹介します。

  1. 商品・サービスに直接関連するキーワード
    自社の商品やサービスを直接表す言葉をキーワードにします。例えば、英会話スクールなら「英会話」「英語学習」「英語教室」などです。
  2. ユーザーの意図を考慮する
    キーワードには「情報収集」「比較検討」「購入意図」など、様々な段階があります。「英語 勉強方法」は情報収集段階、「英会話スクール 料金比較」は比較検討段階、「英会話スクール 申し込み」は購入意図段階といった具合です。目的に応じて適切な段階のキーワードを選びましょう。
  3. 長尾キーワード(ロングテールキーワード)を活用する
    「英会話」のような一般的なキーワードは競争が激しく、クリック単価が高くなりがちです。一方、「東京 社会人 マンツーマン 英会話」のように言葉を組み合わせた長いキーワードは、競争が少なく単価が安い傾向があります。また、具体的な要望を持ったユーザーが検索するため、コンバージョン率も高くなりやすいです。
  4. 地域性を考慮する
    地域に密着したビジネスの場合、地域名を含むキーワードが効果的です。また、同じ商品でも地域によって呼び名が異なる場合があるため(「たい焼き」と「鯛焼き」など)、地域の呼び名を考慮したキーワード設定も重要です。
  5. キーワードプランナーを活用する
    Google広告の「キーワードプランナー」ツールを使うと、キーワードの検索ボリュームや競争率、予想クリック単価などを確認できます。また、関連キーワードの候補も表示されるため、キーワード選定に役立ちます。
  6. 否定キーワードを設定する
    関連性の低いキーワードでの広告表示を防ぐため、「否定キーワード」を設定することも重要です。例えば、有料の英会話スクールなら「無料」「無料講座」といったキーワードを否定キーワードにして、商品に合わないユーザーへの広告表示を防ぎます。

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広告フォーマットとクリエイティブ作成

Google広告では様々な広告フォーマットが用意されており、目的や広告タイプに応じた最適なクリエイティブを作成することが重要です。ここでは主な広告フォーマットの特徴と、効果的な広告クリエイティブ作成のポイントを解説します。

検索広告のフォーマット

検索広告は主にテキスト形式で、以下の要素で構成されています。

広告見出し(ヘッドライン):最大3つまで設定可能。各見出しは半角30文字(全角15文字)まで。
説明文(ディスクリプション):最大2つまで設定可能。各説明文は半角90文字(全角45文字)まで。
表示URL:広告に表示されるURL。
最終リンク先URL:広告がクリックされた際の実際の遷移先URL。

さらに、広告表示オプションとして以下を追加できます。

サイトリンク拡張:広告内に追加のリンク(「会社概要」「お問い合わせ」など)を表示できます。
コールアウト拡張:「24時間対応」「送料無料」など短いフレーズを表示できます。
構造化スニペット拡張:「対応エリア」「取扱商品」などのカテゴリとその項目を表示できます。
電話番号拡張:広告に電話番号を表示し、モバイルでは直接発信できるようにします。

レスポンシブ検索広告

最近のGoogle広告では「レスポンシブ検索広告」が標準となっています。これは複数のヘッドラインと説明文を登録しておくと、Googleが自動的に最適な組み合わせを表示する仕組みです。

レスポンシブ検索広告の特徴
・広告見出しは最大15個まで登録可能
・説明文は最大4個まで登録可能
・AIがユーザーの検索語句や状況に応じて最適な組み合わせを自動表示
・様々なバリエーションを試せるため、クリック率の向上が期待できる

ディスプレイ広告のフォーマット

ディスプレイ広告は主に画像(バナー)形式で、以下のサイズが一般的です。

レクタングル(中):300×250ピクセル
レクタングル(大):336×280ピクセル
レスポンシブディスプレイ広告は、複数の画像・ヘッドライン・ロゴ・説明文を登録しておくと広告枠に合わせて自動的にサイズ調整されます。

効果的な広告文作成のポイント

広告文は限られた文字数の中で効果的にメッセージを伝える必要があります。以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. キーワードを含める
    広告文には検索キーワードを含めることで関連性を高め、クリック率向上につながります。
  2. 独自性をアピールする
    「24時間対応」「初回無料」「10年の実績」など、競合と差別化できるポイントを強調します。
  3. 具体的な数字を使う
    「3日で効果実感」「97%のお客様が満足」など、具体的な数字を使うと説得力が増します。
  4. CTA(行動喚起)を含める
    「今すぐ申し込む」「資料をダウンロード」など、次のアクションを明確に示します。
  5. モバイルユーザーを意識する
    スマートフォンからの検索が多い場合は、「今すぐ電話」「近くの店舗を検索」など、モバイルに最適化したCTAを含めます。

バナー広告作成のポイント

ディスプレイ広告のバナーデザインには以下のポイントが重要です:

  1. シンプルで読みやすいデザイン
    ごちゃごちゃしたデザインは避け、メッセージが一目で伝わるシンプルなデザインを心がけます。
  2. 目を引く色使い
    ブランドカラーを活用しつつ、コントラストをつけて視認性を高めます。
  3. 魅力的な画像や写真
    商品やサービスの魅力が伝わる高品質な画像を使用します。人物の表情が見える写真は共感を生みやすいです。
  4. ロゴの明確な表示
    企業やブランドのロゴを明確に表示し、ブランド認知を高めます。
  5. CTA(行動喚起)ボタン
    「詳細を見る」「今すぐ購入」など、明確なCTAボタンを配置します。

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Google広告のポリシーと規約

Google広告を出稿する際には、Googleが定める広告ポリシーを遵守する必要があります。ポリシー違反があると、広告が掲載されなかったり、アカウントが停止されたりするリスクがあります。

禁止されているコンテンツと商品

Google広告では、以下のようなコンテンツや商品の広告を禁止しています。

  1. 不正・違法なコンテンツ
    ・偽造品、違法薬物、違法な賭博サービス
    ・人身売買、臓器売買などの非人道的なコンテンツ
    ・知的財産権を侵害するサービスやコンテンツ
  2. 危険な商品やサービス
    ・爆発物、銃器、弾薬などの武器
    ・危険な薬物や薬物関連商品
    ・ハッキングサービス、盗聴装置
  3. 不適切なコンテンツ
    ・成人向けコンテンツ(一部制限付きで許可される場合もある)
    ・特定の政治的立場を支持するコンテンツ
    ・ 悪意のあるソフトウェアの販売や配布
  4. 不誠実なビジネス行為
    ・ねずみ講やマルチ商法
    ・詐欺的なビジネスモデル
    ・質の低いアフィリエイトサイト

参考ページ:Google 広告のポリシー

制限付きコンテンツと業種

一部のコンテンツや業種は、特定の条件を満たせば広告掲載が可能です。主な制限付きコンテンツには以下があります。

  1. 医療・健康関連
    ・医薬品や健康補助食品の広告には厳格な規制がある
    ・特定の疾患に関する広告には制限される
    ・過度な効果を謳う表現は禁止
  2. 金融サービス
    ・消費者金融、投資、保険などの金融商品には厳格な規制がある
    ・暗号通貨や外国為替取引などの広告には制限される
    ・高リスク投資商品の広告には特別な認証が必要
  3. アルコール関連
    ・アルコール飲料の広告は特定の国や地域での制限される
    ・対象年齢に達していない可能性のあるユーザーへの配信は制限される
    ・責任ある飲酒を促す内容が求められる
  4. ギャンブル関連
    ・国や地域の法律に準拠する必要がある
    ・特定のライセンスが必要な場合がある
    ・対象年齢に達していないユーザーへの配信は制限される

参考ページ:制限付きのコンテンツと機能

広告審査のプロセスと対応方法

Google広告は下記のようなプロセスで審査されます。また審査に落ちた場合の対応方法を知っておき、いざというときに動けるようにしておきましょう。

広告審査のプロセス

  1. 広告設定完了後、自動的に審査が開始される
  2. 一般的に1営業日以内に審査結果が通知される
  3. 審査はGoogleの自動システムと人間のレビュアーによって行われる
  4. 承認された広告はすぐに配信が開始される

審査に落ちた場合の対応方法

  1. 審査結果の確認:メールや広告アカウント内で審査に落ちた理由を確認
  2. 問題の修正:ポリシー違反となっている部分を特定し、適切に修正
  3. 再審査のリクエスト:修正後、管理画面から再審査をリクエスト
  4. サポートへの問い合わせ:審査結果に納得がいかない場合や、問題が特定できない場合

審査に落ちる一般的な理由

・誇大表現や根拠のない主張(「最高」「絶対」「必ず」など)
・医薬品的効能効果の謳い文句(「体調を改善」「痛みを軽減」など)
・不適切な表現や画像
・ランディングページと広告内容の不一致
・禁止されたコンテンツの掲載

参考ページ:審査プロセスについて

Google広告の効果測定と最適化

Google広告の運用では、配信開始後の効果測定と継続的な最適化が成果を左右します。ここでは効果測定の基本と、広告パフォーマンスを向上させるための最適化手法について解説します。

コンバージョントラッキングの設定

コンバージョントラッキングとは、広告経由でサイトを訪れたユーザーが、最終的に商品購入や資料請求などの目標行動(コンバージョン)に至ったかを計測する仕組みです。この設定を行うことで、どの広告やキーワードがビジネスの成果に貢献しているかを把握できます。

コンバージョントラッキングの仕組み

コンバージョントラッキングは以下の流れで機能します。

  1. ユーザーが広告をクリックしてサイトを訪問
  2. 訪問時にCookieがブラウザに保存される
  3. ユーザーがサイト内で目標行動(購入完了など)を達成
  4. コンバージョンページに設置したコンバージョンタグがCookieを検出
  5. コンバージョンとして記録

コンバージョントラッキングの設定方法

コンバージョントラッキングを設定する主な方法は以下の2つです:

  1. Webサイトへの直接タグ設置
    Google広告の管理画面からコンバージョンタグを生成し、サイトのHTMLに直接埋め込む方法です。
  2. Googleタグマネージャーを使用
    Googleタグマネージャーというタグ管理ツールを使用して設定する方法です。複数のタグを一元管理できるため、効率的に運用できます。

コンバージョントラッキングの種類には、「購入」「申し込み」「メールニュースレター登録」「問い合わせフォーム送信」など様々なものがあります。自社のビジネスに合わせた適切なコンバージョンを設定しましょう。

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参考ページ:コンバージョントラッキングについて

主要な成果指標の見方

Google広告の効果を評価するための主要な指標には以下のようなものがあります:

  1. インプレッション数
    広告が表示された回数です。認知拡大が目的の場合は重要な指標となります。
  2. クリック数
    広告がクリックされた回数です。ユーザーの関心度を示す基本的な指標です。
  3. クリック率(CTR)
    インプレッション数に対するクリック数の割合です。広告の魅力度や関連性を示します。
    CTR = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100(%)
  4. コンバージョン数
    広告経由で達成された目標行動の数です。最終的な成果を示す重要な指標です。
  5. コンバージョン率(CVR)
    クリック数に対するコンバージョン数の割合です。ランディングページの効果や、ターゲティングの適切さを示します。
    CVR = コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100(%)
  6. コンバージョン単価(CPA)
    1件のコンバージョンを獲得するのにかかった平均コストです。費用対効果を示す重要な指標です。
    CPA = 総コスト ÷ コンバージョン数
  7. 投資対効果(ROAS)
    広告費用に対する売上の割合です。ECサイトなど、売上金額が計測できる場合に重要な指標となります。
    ROAS = 売上 ÷ 広告費用 × 100(%)

これらの指標を総合的に見ることで、広告のパフォーマンスを正確に評価できます。また、時系列での変化や、キャンペーンやキーワード間の比較も重要です。

広告最適化のための機能活用

Google広告には、広告パフォーマンスを向上させるための様々な機能があります。

自動入札戦略

Google広告の自動入札機能を活用すると、目標に応じた最適な入札額をAIが自動設定してくれます。主な入札戦略には以下があります。

コンバージョン数の最大化:予算内でコンバージョン数を最大化
コンバージョン単価の目標値:設定したCPA目標を達成しながらコンバージョンを最大化
ROAS目標値:設定したROAS目標を達成しながら売上を最大化
クリック数の最大化:予算内でクリック数を最大化

最適化案の活用

Google広告管理画面に表示される「最適化案」は、アカウントの過去のパフォーマンスやGoogle検索のトレンドに基づいた改善提案です。広告テキストの改善、キーワードの追加、入札調整など様々な提案があります。

広告表示オプションの活用

広告表示オプション(拡張機能)を追加することで、広告の視認性を高め、クリック率を向上させることができます。主な表示オプションには、サイトリンク拡張、コールアウト拡張、構造化スニペット拡張、電話番号拡張などがあります。

A/Bテストの実施

異なる広告文やランディングページを用意して効果を比較するA/Bテストは、効果的な最適化方法です。レスポンシブ検索広告では、複数のヘッドラインと説明文を登録することで自動的にA/Bテストが行われます。

継続的な最適化のポイント

広告運用で成果を出すためには、継続的な最適化が欠かせません。以下のようなポイントに注目して定期的に見直しましょう。

  1. パフォーマンスの低いキーワードの最適化
    コンバージョンにつながらないキーワードは、入札額の調整や除外を検討します。
  2. 広告文の改善
    クリック率の低い広告は、メッセージやCTAを見直して改善します。
  3. ターゲティングの調整
    年齢、性別、地域などのターゲティングデータを分析し、成果の高いセグメントに重点を置きます。
  4. 配信時間や曜日の調整
    時間帯や曜日による成果の違いを分析し、効果の高い時間帯に広告予算を配分します。
  5. ランディングページの改善
    ランディングページのデザインや内容を見直し、コンバージョン率を高めます。
  6. デバイス別の最適化
    PC、スマートフォン、タブレットなどデバイス別の成果を分析し、最適化します。
  7. 広告表示品質の向上
    Googleの「品質スコア」を向上させることで、クリック単価を下げつつ掲載順位を上げることができます。広告の関連性やランディングページの品質向上が重要です。

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Google広告と他の広告プラットフォームとの比較

Web広告媒体は多数ありますが、ここではGoogle広告と他の主要広告プラットフォームとの違いや特徴を比較し、それぞれの適した使用シーンについて解説します。

Google広告とYahoo!広告の比較

日本のWeb広告市場でシェアを二分するGoogle広告とYahoo!広告の主な違いは以下の通りです:

ユーザー層の違い
・Google:日本国内のPC、SPともに7割を超えるシェアを持ち、特に若年層での利用が多い
・Yahoo!:シェアは約2割で、40代以上の年齢層での利用が比較的多い

配信ネットワークの違い
・Google:Google検索、YouTube、Gmail、Google PlayなどのGoogleサービスと、多数のパートナーサイト
・Yahoo!:Yahoo!検索、Yahoo!ニュース、Yahoo!ショッピングなどのYahoo!サービスと、パートナーサイト(Bing検索を含む)

広告表示オプションの違い
・Google:12種類以上の広告表示オプションがあり、様々な拡張機能が利用可能
・Yahoo!:基本的な4種類(サイトリンク、コールアウト、電話番号、構造化スニペット)の表示オプションを提供

ターゲティング機能の違い
・Google:世帯収入、カスタマーマッチ、類似ユーザー、興味関心などの詳細なターゲティングが可能
・Yahoo!:基本的なターゲティング(年齢、性別、地域など)に加え、Yahoo!独自のデータを活用したターゲティングが可能

海外配信の可否
・Google:全世界に配信可能
・Yahoo!:日本国内のみ配信可能

どちらか一方を選ぶ場合は、ターゲットユーザーの年齢層や、利用したい特定の機能の有無などで判断するとよいでしょう。理想的には、両方のプラットフォームで広告を出稿し、成果を比較しながら予算配分を調整していくことがおすすめです。

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Google広告とSNS広告の比較

Google広告とSNS広告(Facebook、Instagram、Twitter、LINE)は、ユーザーの行動パターンと広告の表示タイミングに大きな違いがあります。

ユーザーの行動パターン
・Google広告:ユーザーが能動的に情報を探している状態(特に検索広告)で広告を表示
・SNS広告:ユーザーがコンテンツを閲覧したり、コミュニケーションを取ったりしている際に広告を表示

ターゲティング方法
・Google広告:検索キーワード、ウェブでの行動履歴、興味関心などを基にターゲティング
・SNS広告:ユーザーのプロフィール情報、「いいね」や「フォロー」などの行動、興味関心を基にターゲティング

広告の強み
・Google広告:明確な意図を持ったユーザーへのアプローチに強く、コンバージョン獲得に直結しやすい
・SNS広告:詳細なユーザー属性でのターゲティングが可能で、認知拡大や潜在顧客の発掘に強い

適している商材
・Google広告:既に市場認知があり、ユーザーから検索される可能性が高い製品やサービス
・SNS広告:新規サービスや新商品など、まだ認知が低く、検索されにくい製品やサービス

ビジュアル表現
・Google広告:検索広告はテキストがメイン。ディスプレイ広告でビジュアルが使える
・SNS広告:画像や動画を活用した視覚的に魅力的な広告表現が可能

ビジネスの目的やターゲットユーザーの特性に応じて、Google広告とSNS広告を組み合わせて使用することが理想的です。例えば、SNS広告で認知拡大を図りながら、Google広告でコンバージョン獲得を狙うといった使い分けをすると良いでしょう。

Google広告で使える便利な機能

Google広告では、広告配信に役立つ下記の機能も利用できます。

・キーワードプランナー
・パフォーマンスプランナー
・リーチプランナー
・最適化案

キーワードプランナー

主に検索広告で活用できるツールです。
下記のことができます。

・キーワードの候補を一覧で得る
・年間の検索トレンドを把握する
・競合性の高さを見る
・そのキーワードで広告を出稿して上位掲載された場合のCPCを予測する

検索広告を配信する際のキーワードを選ぶ際や、入札額を設定する際に参考にできます。

参考ページ:キーワードプランナー

パフォーマンスプランナー

広告費用のプランを作成し、キャンペーンの設定を変更した場合に主な指標や掲載結果にどのように影響するかを予測するツールです。
下記のことができます。

・キャンペーンの予測データにアクセスする
・キャンペーンのさまざまな設定を調整して掲載成果を確認する
・季節性の傾向に基づく最適化案を理解する
・複数のアカウントやキャンペーンの予算を管理する

キャンペーンの成果を予測できるため、成果が悪くなるおそれがある変更を加えてしまうことを避けながら配信結果をより良くすることができます。

参考ページ:パフォーマンス プランナーについて

リーチプランナー

主に動画キャンペーンで活用できるツールです。
下記のことができます。

・入力したオーディエンスと費用からどの程度のユーザーにリーチできるか予測する
・フリークエンシー、CPM(1,000回あたりの表示単価)を予測する

リーチプランナーは利用するために申請が必要です。
申請が未完了のアカウントでは、管理画面「ツールと設定」からリーチプランナーにアクセスすると、「Google 広告担当者までお問い合わせください。」という文言が表示されます。
Googleのサポートに問い合わせることで利用申請をすることができます。申請が通るとメールで通知され、利用が開始できます。

参考ページ:YouTube のメディア戦略を作成

最適化案

アカウントの過去のパフォーマンスやキャンペーン設定、Google 検索のトレンドに基づいて、成果の改善につながる最適化案が自動生成される機能です。
Google広告管理画面の左側メニュー「最適化案」から利用できます。

最適化案の詳細は下記の記事で解説しています。

Google広告の成果の目安

Google広告の成果の目安をキャンペーンタイプ別にご紹介します。
配信期間はいずれも1ヶ月間を想定しています。

※弊社の運用事例をもとにしたシミュレーションです。数値は実際のものとは異なります。

検索

商材:アパレル
コンバージョン:詳細ページへのアクセス

指標
表示回数43,926
クリック数2,569
クリック率5.8%
クリック単価¥58
費用¥147,929
CV1,143
CV率44.5%
CV単価¥129

ディスプレイ

商材:健康食品
コンバージョン:購入

指標
表示回数868,342
クリック数29,504
クリック率3.4%
クリック単価¥8
費用¥245,234
CV202
CV率0.7%
CV単価¥1,215

動画

商材:健康食品
コンバージョン:購入

指標
表示回数68,583
クリック数1,725
クリック率2.5%
クリック単価¥16
費用¥26,848
CV4
CV率0.3%
CV単価¥6,102

デマンドジェネレーション

商材:エネルギー関連商材
コンバージョン:お問い合わせ

指標
表示回数192,289
視聴回数15,540
視聴単価¥12
クリック数1,330
クリック率0.7%
クリック単価¥143
費用¥190,520
CV49
CV率3.7%
CV単価¥3,894

ショッピング

商材:アパレル
コンバージョン:購入

指標
表示回数59,627
クリック数295
クリック率0.5%
クリック単価¥33
費用¥9,734
CV2
CV率0.7%
CV単価¥4,999

アプリ

商材:SNS運用ツール
コンバージョン:ダウンロード

指標
表示回数100,717
クリック数2,806
クリック率2.8%
クリック単価¥29
費用¥80,201
CV1,197
CV率42.6%
CV単価¥67

スマートアシスト

商材:インテリア
コンバージョン:フォームへの訪問

指標
表示回数167,603
クリック数309
クリック率0.2%
クリック単価¥60
費用¥18,557
CV49
CV率15.9%
CV単価¥379

P-MAX

商材:アパレル
コンバージョン:購入

指標
表示回数10,031,831
クリック数141,848
クリック率1.4%
クリック単価¥17
費用¥2,361,409
CV1,270
CV率0.9%
CV単価¥1,860

まとめ:Google広告成功の鍵

Google広告を配信する前に、下記を確認しておきましょう。

  1. 明確な目標設定
    広告を出稿する前に、「認知拡大」「サイト訪問者数の増加」「問い合わせ数の向上」「売上の増加」など、具体的な目標を設定しましょう。目標によって選ぶべき広告タイプや指標が変わります。
  2. 適切な広告タイプの選択
    目標や商材に合わせて最適な広告タイプを選びましょう。認知獲得ならディスプレイ広告やYouTube広告、コンバージョン獲得なら検索広告やショッピング広告というように、目的に応じた使い分けが重要です。
  3. 精度の高いターゲティング
    広告の成功には、適切なユーザーにアプローチすることが不可欠です。ターゲット層の検索行動や興味関心を分析し、精度の高いターゲティング設定を行いましょう。
  4. 効果的な広告クリエイティブ
    ユーザーの目を引き、クリックを促す魅力的な広告文や画像を作成しましょう。キーワードを含め、具体的な数字やユニークな価値提案を盛り込むことが効果的です。
  5. コンバージョン計測の徹底
    コンバージョントラッキングを正しく設定し、どの広告やキーワードが成果につながっているかを把握することが、効率的な運用の基盤となります。
  6. 継続的なデータ分析と最適化
    広告運用は「設定して終わり」ではなく、継続的な改善が必要です。定期的にデータを分析し、パフォーマンスが低い部分を特定して改善していきましょう。
  7. 予算の効率的な配分
    限られた予算を最大限に活かすため、成果の高い広告やキーワードに重点的に予算を配分する戦略が重要です。

初心者がやりがちな失敗と対策

Google広告を始めたばかりの方がよくやってしまう失敗と、その対策をご紹介します。

  1. ターゲットが広すぎる
    → 具体的なキーワードを設定し、地域・年齢などのターゲティングも商材に合うものに絞って設定しましょう。
  2. キーワードの選定ミス
    → 自社商品に関連性の高いキーワードを選び、否定キーワードも活用して無駄なクリックを防ぎましょう。
  3. 広告文の魅力不足
    →自社ならではの価値やセールスポイントを明確に伝え、CTA(行動喚起)を含めた広告文を作成しましょう。
  4. コンバージョン計測の不備
    → 正確なデータ分析のため、適切なコンバージョントラッキングを設定しましょう。
  5. ランディングページとの不一致
    → 広告内容とランディングページの内容は一致させ、スムーズな導線を確保しましょう。
  6. 予算配分の偏り
    → 成果データを基に、効果の高い広告やキーワードに予算を重点配分しましょう。
  7. 即効性を求めすぎる
    → 広告効果が出るまでには時間がかかることを理解し、短期的な結果だけでなく中長期的な視点で評価しましょう。

運用のプロに相談するメリット

Google広告の運用は、基本的な設定から始められますが、最大限の効果を得るにはやはり専門的な知識と経験が必要です。運用のプロに相談すると生まれるメリットは下記のとおりです。

  1. 最新情報とノウハウの活用
    業界のトレンドや広告媒体の最新情報をいち早く共有できます。
  2. 時間と労力の節約
    広告運用の時間を節約でき、広告以外の業務に集中できます。
  3. データ分析と戦略的なアドバイス
    豊富なデータ分析経験を活かし、効果的な改善策を提案いたします。
  4. 広告費の最適化
    効率的な予算配分により、無駄な広告費を削減し、限られた予算で最大限の成果を出すことができます。

プライムナンバーズでは、Google広告を含むWeb広告の運用代行サービスを提供しています。広告運用でお悩みの方は、下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。
ご相談は無料で承っております。

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。自宅の給湯器に棲みついた鳩を昨年追い出したが、最近帰ってきた。なんで?