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2026.10.14 更新
2026.10.14 更新

【Google広告】GDNとデマンドジェネレーションの違いとは?比較と使い分けガイド

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

Google広告で配信できるメニュー「GDN(ディスプレイ広告)」と「デマンドジェネレーションキャンペーン」はどちらも画像を使った視覚的な訴求がメインの広告であり、混同されがちです。

しかし両者には「配信される場所」と「配信できるターゲット」に違いがあります。また、2026年6月からはGDN(ディスプレイキャンペーン)をデマンドジェネレーションへ移行できるようになり、今後は新規作成もデマンドジェネレーション内に一本化される予定です。最新の仕様をふまえて、使い分けを初心者にもわかりやすいよう整理してまとめました。

それぞれの概要については下記で詳しく解説しています。あわせてご参照ください。

Google広告のディスプレイ系メニューを使ううえで、GDNとデマンドジェネレーションの違いや使い分けが分からず迷っているとお考えの方は、プライムナンバーズにお任せください。配信目的に応じたメニュー選定から運用・改善までを一貫してご支援いたします。

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前提:GDNはデマンドジェネレーションへ移行が進んでいる

両者の違いを見る前に押さえておきたいのが、Google広告の「ディスプレイキャンペーン(GDN)」がデマンドジェネレーションキャンペーンへ統合されつつあることです。GDNの配信面そのものがなくなるわけではなく、今後は「デマンドジェネレーションの中でGDNを配信面として選ぶ」形に変わります。移行に関する主な流れは下記のとおりです。

時期内容
2025年3月デマンドジェネレーションに「チャネルコントロール」が導入され、広告グループ単位でYouTube・Discover・Gmail・GDNなどの配信面を選べるようになった
2025年4月デマンドジェネレーションのイメージ広告がGDNにも配信されるようになった
2026年6月移行ツールの段階的なリリースが開始。既存のディスプレイキャンペーンを、実績を引き継いだままデマンドジェネレーションへ移行できるようになった
今後(時期未定)新規のディスプレイキャンペーンはデマンドジェネレーション内でのみ作成可能になり、残りのキャンペーンも自動で移行される予定

本記事では従来の「ディスプレイキャンペーン」をGDNと呼び、移行後の仕様もふまえて両者の違いと使い分けを整理します。

参考ページ1:Googleディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーションに移行する
参考ページ2:デマンドジェネレーションとGoogleディスプレイネットワークの統合

なぜ混同されるのか:配信面が共通しているから

「どちらも画像や動画を使う」という点に加え、配信される場所が重なっていることが混同の原因です。

Google広告のキャンペーンの種類や課金の仕組み、始め方といった全体像は、Google広告とは?基本情報まとめで解説しています。

GDNもデマンドジェネレーションも「YouTube」や「Gmail」に広告が出ます。また、デマンドジェネレーションでは「チャネルコントロール」という機能で、広告グループ単位でGDNの配信面を含めるかどうかを選べます。

▲デマンドジェネレーションでGDNの配信面を含める場合の設定

下記のとおり、GDNとデマンドジェネレーションは「配信面」だけ見るとほぼ共通しています。デマンドジェネレーションのみ「Discover」「YouTubeの動画広告枠(インストリーム・インフィード・ショート)」「Googleマップ(ベータ版)」への配信が可能ですが、それ以外は共通です。


GDNの配信面(具体例)

GDNは、Googleが提携している膨大な数のサイトに表示されます。

Googleサービス内:YouTube(イメージ広告のみ。ショート・インストリームなどの動画広告枠は対象外)、Gmail
情報サイト:食べログ、価格.com
ニュース・ブログ:ライブドアニュース、教えて!goo、無数にある個人ブログ
アプリ:スマホのニュースアプリやゲームアプリ


デマンドジェネレーションの配信面(具体例)

デマンドジェネレーションは、ユーザーが情報を探してまわっている「Googleのサービス内」がメインです。

Googleサービス内:YouTube(インストリーム・インフィード・ショート含む)、Gmail、Discover、Googleマップ(ベータ版)
→加えて、チャネルコントロールでGDNを含めれば、「GDNの配信先」と同じ配信面(情報サイト、ニュース、アプリ)

参考ページ:デマンドジェネレーションキャンペーンのチャネルコントロール

「どっちもほぼ同じ場所に出るなら同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は「YouTubeの中のどの枠に出るか」や、「何を重視して配信するか(広さ・精度など)」という中身が大きく異なります。

GDNとデマンドジェネレーションの比較

GDNとデマンドジェネレーションキャンペーンの特徴を比較すると下記のようになります。GDNは「とにかく広範囲に配信する」こと、デマンドジェネレーションは「特定の層の行動を促す」ことを重視しています。

比較項目GDN(ディスプレイ)デマンドジェネレーション
主な目的「認知」の最大化「意欲」の喚起・獲得
得意なアセット静止画バナー(レスポンシブディスプレイ広告、アップロード型のイメージ広告・HTML5など)動画(YouTubeのインストリーム/インフィード/ショート)
画像、カルーセル、商品フィードにも対応
最強の武器圧倒的な露出量(数)類似セグメント(精度)
ターゲティング「面」と「人」の両方
(プレースメント・トピック・キーワードの指定が可能)
「人」が中心
(既存顧客と似た人を探す類似セグメントが強力)
※GDNの配信面ではプレースメント・トピック・キーワードの指定も可能
入札戦略個別クリック単価(手動CPC)や視認範囲のインプレッション(vCPM)など
「見せること」や手動管理にも対応
コンバージョン数の最大化、目標CPA、クリック数の最大化、目標CPCなど
「反応・獲得」重視の設定(手動CPC・vCPMは非対応)
運用の手間手動で細かく調整可能
(配信先の選別や除外が自由にできる)
AIによる自動化がメイン
(細かい制御よりAIへの学習が重要)

デマンドのみできること:類似セグメントによる新規集客

デマンドジェネレーションのみ、既存客やサイト訪問者と行動が似ている”質の高い新規ユーザー”をAIが探し出す「類似セグメント」が利用できます。GDNのようにとにかく多く露出することには向きませんが、「CVに至る可能性が高い人」に絞ってより確実に新規顧客を開拓できます。類似セグメントはGDN(ディスプレイキャンペーン)では使えませんが、デマンドジェネレーションへ移行すれば利用できるようになります。

【コラム】YouTubeのチャンネル登録者増にはデマンドジェネレーション

広告運用コンサルタント K.T.

YouTubeのチャンネル登録者数を広告で効率よく増やしたい場合、通常のインストリーム広告ではなく、デマンドジェネレーション広告を使うのが裏技です。CVポイントをチャンネル登録に設定して配信したところ、インストリームではCPA2000円かかるところを、デマンドジェンならCPA300円で獲得でき、登録者を大幅に増やすことができました。

GDNのみできること:手動での入札管理やインプレッション課金

以前は「特定のサイトだけに配信する」といったプレースメント指定ができるのはGDNのみでしたが、現在はデマンドジェネレーションでも、GDNの配信面に対してプレースメント・トピック・キーワードを指定できます(YouTubeの配信面ではヒントとして扱われます)。下記はGDNのプレースメント指定画面です。

▲GDNのプレースメント指定画面

一方、個別クリック単価(手動CPC)での入札、視認範囲のインプレッション(vCPM)での課金、コンバージョンに対するお支払いといった設定は、デマンドジェネレーションでは使えません。手動で入札を細かく管理したい場合や、表示回数ベースで課金したい場合はGDNが向いています。ただし前述のとおり、新規のディスプレイキャンペーンは今後デマンドジェネレーション内でしか作成できなくなる予定です。

参考ページ1:デマンドジェネレーションオーディエンスの概要
参考ページ2:Googleディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーションに移行する

比較をふまえて使い分けを考えるなかで、自社の目的にはGDNとデマンドジェネレーションのどちらが向いているか迷っているという方は、プライムナンバーズへご相談ください。配信目的に応じたメニュー選定をご提案いたします。

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効果的な使い分け

両方を併用してもよいですが、どちらかを配信したいという場合は下記を基準に使い分けるとよいでしょう。

1. 「類似セグメント」が使えるかどうか

これがデマンドジェネレーションの大きなメリットです。過去に購入してくれたお客様のデータ(メールアドレスなど)をアップロードすると、「その人たちと行動が似ている、まだ自社を知らない人」をGoogleが自動で見つけてくれます。GDN(ディスプレイキャンペーン)では類似セグメントを利用できないため、「質の高い新規客」を探すならデマンドジェネレーションが圧倒的に有利です。

2. 「動画」を活用したいかどうか

GDNも動画を配信できますが、あくまでバナー枠の中で流れる程度であまり目立ちません。一方、デマンドジェネレーションは「YouTubeショート」や「インストリーム(動画の前後)」といった、動画をメインで視聴しているユーザーに直接届けられます。広告用の動画素材があるなら、動画キャンペーン(YouTube広告)やデマンドジェネレーションのほうが力を発揮できます。

3. 「管理」を自分でしたいかどうか

手動CPCで入札を細かく管理したい、表示回数(vCPM)で課金したいといった場合はGDNが向いています。ただし、配信先の指定や除外はデマンドジェネレーションでもできるようになったため、「このサイトには出したくない」といった要望だけであればデマンドジェネレーションでも対応できます。「細かい設定はGoogleのAIに任せて一番成果が出るようにしてほしい」という効率重視ならデマンドジェネレーションを配信すべきです。

4. 今後の移行を見越しているかどうか

これから新しく配信を始めるなら、最初からデマンドジェネレーションで作成しておくと、あとで移行する手間がかかりません。すでにGDN(ディスプレイキャンペーン)を運用している場合は、移行ツールを使うと過去42日分までの実績を引き継げるため、学習期間を1〜2日程度に抑えられます。

なお、共有予算やリードフォームアセットなど、設定によっては移行ツールが使えないケースもあります。また移行後のキャンペーンはディスプレイキャンペーンに戻せないため、現在の設定がデマンドジェネレーションで使えるかを事前に確認しておきましょう。

参考ページ:Googleディスプレイ広告キャンペーンをデマンドジェネレーションに移行する

▼プライムナンバーズの運用事例

【事例】GDNと併用するなら、デマンドジェネレーションは「検索キーワード」のカスタムセグメントで入口の質を上げる

前述のとおり、GDNとデマンドジェネレーションは併用もできます。両方を配信しているアカウントで、デマンドジェネレーションの配信先を見直したところ、GDNのリマーケティングの成果まで改善した事例を紹介します。

■前提条件

・商材:不動産(新築マンション)
・目的:問い合わせなどの反響獲得
・媒体:Google広告(デマンドジェネレーション、GDNのリマーケティング)
・期間:2026年下期の約2か月
・規模感:ディスプレイ系の広告費は月数十万円規模

■課題

ディスプレイ広告のコンバージョン率が下がり、獲得単価が上がっていました。デマンドジェネレーションで「マンションに興味がある層」へ配信していましたが、過去3か月で費用約36万円をかけて反響は1件でした。

■実施したこと

デマンドジェネレーションのターゲットを、物件の最寄りエリア名とマンション関連の語を組み合わせたキーワードで作るカスタムセグメント(そのキーワードを検索した人)に変更しました。キーワードは検索広告で使っているものと同様です。サイトに来る人の質を上げ、その人たちに配信するリマーケティングの質も上げるねらいです。

■結果

項目変更した月翌月
ディスプレイ全体の獲得単価約11万円約5.4万円
GDNのリマーケティング(サイト訪問者向け)のコンバージョン率約0.1%約1.2%

ディスプレイ全体の反響数は前月の約2.3倍になり、獲得単価は約半分に下がりました。改善の中心は、サイト訪問者に配信するGDNのリマーケティングです。一方、変更したデマンドジェネレーションの配信自体は、変更した月に反響が3件あったものの、翌月は0件でした。

■なぜそうなったか

最寄りエリアの物件を検索している人は、購入の検討が進んでいる可能性が高く、サイトに来る人の質が上がったと考えられます。その人たちがリマーケティングの対象になり、GDNのリマーケティングで反響につながった可能性があります。反響が取れるようになったことで、AIの学習にも良い影響があったと推察しています。

■この事例からいえること

GDNとデマンドジェネレーションを併用する場合、デマンドジェネレーションを「入口」として検討度の高い新規ユーザーを集め、GDNのリマーケティングで検討を後押しする役割分担が考えられます。興味関心のターゲティングで成果が出ないときは、検索キーワードで作るカスタムセグメントを試す価値があります。

※顧客情報保護のため、業種・地域は一般化し、数値は丸めています。反響は月十数件と母数が小さく、因果関係は分析時点の推察です。

その他の混同しやすいキャンペーン:P-MAX

デマンドジェネレーションと混同しやすいキャンペーンとして「P-MAX」があります。両者はAIによる機械学習を使って最適化するという点で共通していますが、やはり配信のカバー範囲や達成できる目的が異なります。

Google広告のほかのキャンペーンや機能も含めて全体像を押さえたい方は、Google広告とは?基本情報まとめもあわせてご覧ください。

下記の記事で解説していますのでご参照ください。

配信を迷ったらご相談ください

GDNやデマンドジェネレーションの配信を検討中の方は下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。

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中でもGDNとデマンドジェネレーションのどちらを使えば目的に合うのか判断に迷う場合は、Google広告に限らずWeb広告全般のご相談を無料で承っております。

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Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。