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2026.01.06 更新
2026.01.06 更新

【Meta】インクリメンタルアトリビューションとは?広告の”真の効果”を測る!概要と活用方法

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N.F.

コンテンツプランナー

インクリメンタルアトリビューションは、Meta広告で2025年4月に追加されたアトリビューション設定です。「広告がなければ発生しなかったであろうコンバージョン」だけを計測し、その増分効果に基づいて配信を最適化します。

本記事では、インクリメンタルアトリビューションの仕組みや従来のアトリビューションとの違い、設定方法、活用のポイントを初心者向けに解説します。

Meta広告をはじめとするWeb広告・SNS広告の運用にお悩みの方は、下記ボタンよりお気軽にご相談ください。

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インクリメンタルアトリビューションとは?

インクリメンタルアトリビューションは、Meta広告の広告セットを作成する際に選択できる新しいアトリビューションモデルです。

Meta公式のビジネスヘルプセンターでは下記のように説明されています。

インクリメンタルアトリビューションは、インクリメンタルコンバージョンに広告配信を最適化するアトリビューションモデルです。広告がコンバージョンの要因となったかどうかを予測する機械学習モデルを使用します。

簡単に言うと、「広告のおかげで発生した成果(純増分)」だけを測定する仕組みです。

参考ページ:インクリメンタルアトリビューションについて

「アトリビューション」とは

アトリビューションとは、ユーザーが商品を購入したり問い合わせをしたりしたとき、その成果(コンバージョン)が「どの広告のおかげで発生したか」を判定するルールのことです。

例えば、あるユーザーが以下のような行動をとったとします。

月曜日:Instagramで広告を見た(クリックせず)
水曜日:Facebookで同じ広告をクリック
金曜日:Google検索で商品名を調べて購入

このとき、「この人が購入してくれたのはどの広告のおかげなのか?」を決めるのがアトリビューションです。従来のMeta広告では「水曜日にFacebook広告をクリックしたから」という理由で、Meta広告の成果としてカウントしていました。

「インクリメンタル」とは

「インクリメンタル(Incremental)」は「増分の」「追加の」という意味の英単語です。

つまりインクリメンタルアトリビューションとは、「広告によって追加で生み出された成果」を測定するアトリビューションモデルということになります。

従来のアトリビューションとの違い

従来のアトリビューションは「広告を見てから商品を買った人」をすべて広告の効果としてカウントしますが、この場合いつもその商品を買っている(=広告を見なくても買っていたであろう)常連客も「広告の効果によって獲得した客」と計上されてしまいます。
インクリメンタルアトリビューションは「広告を見なければ買わなかったであろう新規客」のみを計上するので、広告の純粋な効果を正確に把握できます。

インクリメンタルアトリビューションのメリット

インクリメンタルアトリビューションを導入することで得られるメリットは以下のとおりです。

1. 広告の真の貢献度がわかる

最大のメリットは、広告がビジネスに貢献した部分だけを把握できることです。「広告に接触した人がコンバージョンしたかどうか」ではなく「広告のおかげでコンバージョンが増えたかどうか」がわかります。

2. 無駄な広告費を削減できる

前述の”真の貢献度”がわかれば、効果の低いキャンペーンを特定して予算を効果の高いものに集中させられます。同じ広告費でもより多くの成果を得られるようになり、ROI(投資対効果)が向上します。

3. 配信最適化の精度が向上する

Meta広告のアルゴリズムは、設定されたアトリビューションに基づいて学習します。インクリメンタルアトリビューションを選択すると「広告によって本当に行動を起こすユーザー」に向けて配信が最適化されるため、より質の高い見込み客にリーチできます。

4. プライバシー保護にも対応できる

機械学習による予測モデルを活用するため、Cookieの制限やトラッキング規制の影響を受けにくいという特徴があります。iOS14.5以降のATT(App Tracking Transparency)導入以降、従来の計測方法の精度が下がっていますが、その中でもより正確な効果測定が期待できます。

設定方法

インクリメンタルアトリビューションは、広告セットの作成時に設定しますが、稼働中のキャンペーン新しく設定することはできません。

アトリビューション設定は広告セットの作成時にのみ選択可能で、配信開始後の変更はできません。既存のキャンペーンでインクリメンタルアトリビューションを試したい場合は、新しいキャンペーンを作成するか既存のキャンペーンをコピーする必要があります。

設定手順

ステップ1:キャンペーンを作成
Meta広告マネージャにログインし、新規キャンペーンを作成します。キャンペーンの目的は「コンバージョン」や「売上」など、コンバージョン計測を行う目的を選択してください。目的を選択すると右側にさらに細かい目的が表示されるので、「コンバージョン」を含むものにすることをおすすめします。

ステップ2:広告セット編集画面に進む

キャンペーン設定が完了したら、広告セットの編集画面に進みます。

ステップ3:アトリビューションモデルを選択する

「コンバージョン」セクションの最下部に「アトリビューションモデル」という項目があります。ここで「標準」か「インクリメンタル」かを選べます。

ステップ4:設定を保存して配信を開始する

その他の広告セット設定(ターゲティング、予算など)と広告クリエイティブの設定を完了し、キャンペーンを公開します。

結果の確認方法

インクリメンタルアトリビューションの結果は、Meta広告マネージャの「アトリビューション設定を比較」機能で確認できます。

確認手順

ステップ1:広告マネージャを開き、キャンペーン一覧画面に移動する
ステップ2:右上の「列」をクリックし、「アトリビューション設定を比較」を選択する


ステップ3:インクリメンタルアトリビューションにチェックを入れ、「適用」をクリック

ステップ4:追加された「アトリビューション設定別の結果」列を参照する

確認できる指標

インクリメンタルアトリビューションでは、以下の指標を確認できます。

インクリメンタルコンバージョン数:広告によって追加で発生したと推定されるコンバージョンの数
インクリメンタルCPA:インクリメンタルコンバージョン1件あたりの獲得単価
インクリメンタルROAS:インクリメンタルコンバージョンに基づく広告費用対効果

数値の解釈に注意

インクリメンタルアトリビューションの数値は、従来の標準アトリビューションよりも厳しい(小さい)数値になることが一般的です。

これは「パフォーマンスが悪化した」わけではなく、今まで過大評価されていた部分が是正され、より正確な広告効果が表示されるようになったと考えましょう。

例えば、従来のコンバージョン数が100件で、インクリメンタルコンバージョン数が50件だった場合、「100件のうち約50件は広告がなくても発生していた可能性がある」と考えます。

導入すべきか?判断基準

インクリメンタルアトリビューションを試すべきかどうかは、状況によって異なります。以下のようなケースに該当する場合は、導入を検討してみましょう。

場合別の判断基準

1. 管理画面の数字と実際の売上が乖離している
Meta広告のコンバージョン数やCPAは良好なのに、実際の売上(GA4やShopify、自社データベースなど)と連動していない場合、従来のアトリビューションが広告効果を過大評価している可能性があります。

2. リターゲティング広告の成果が異常に良い
リターゲティング広告のCVRやROASが非常に高い場合、元々購入意欲が高いユーザーへの配信が多く、広告がなくても購入していた可能性があります。

3. ブランド認知度が高い
すでに認知度が高いブランドの場合、広告に接触したユーザーの多くが「広告がなくても購入していたファン」である可能性があります。純粋な広告効果を把握するのに役立ちます。

4. 広告費を大幅に増やす判断をする前
「CPAが良好なので予算を大幅に増やしたい!」と考えているとき、インクリメンタル効果を確認することで、予算増加が本当に売上増加につながるかを事前に予測できます。

5. 複数の媒体で広告を運用している
Google広告、Meta広告、LINE広告など複数媒体の広告を運用している場合、各チャネルの純粋な貢献度を把握し、最適な予算配分を判断するのに役立ちます。

商材別の判断基準

低単価で検討期間が短い商材(アパレル、日用品、食品など):

検討期間が短いため、標準アトリビューションでも大きな問題は起きにくいと考えられます。ただし、ブランド認知度が高い商材では過大評価されやすいため、インクリメンタルアトリビューションで検証する価値はあります。

高単価・検討期間が長い商材(不動産、自動車、BtoBサービスなど):

検討期間が長いため、タッチポイント(広告と接触するタイミング)が複数うまれます。インクリメンタルアトリビューションで広告の純粋な貢献度を把握することが重要です。

注意点とよくある失敗

インクリメンタルアトリビューションを導入する際には、下記に注意しましょう。すぐに導入できるとは限らないため、自分の広告アカウントに対応しているか確認しましょう。

注意点①:十分なコンバージョン数が必要

インクリメンタルアトリビューションは機械学習モデルに基づいているため、ある程度のデータ量がないと正確な予測ができません。コンバージョン数が極端に少ないキャンペーンでは精度が低くなる可能性があります。

注意点②:結果の反映にはタイムラグがある

インクリメンタルアトリビューションのデータはリアルタイムで完全に反映されるわけではありません。モデルが予測を行うためのデータ蓄積と分析に時間がかかるため、配信開始直後の数値は参考程度に考えたほうがよいでしょう。

弊社の経験上、最低でも2週間程度の配信期間を確保してから結果を評価することをおすすめします。

注意点③:他の測定ツールとの乖離が起きる

インクリメンタルアトリビューションの数値は、GA4や他の広告プラットフォーム、自社のCRMデータなどと完全に一致することはありません。それぞれの測定ロジックが異なるためです。

インクリメンタルアトリビューションのデータを正しいものとして鵜呑みにするのではなく、他のデータソースと組み合わせて総合的に判断しましょう。

注意点④:全てのアカウントで利用可能とは限らない

2025年4月にリリースされた機能のため、すこしずつ段階的に適用されています。管理画面で設定オプションが表示されるかどうかを確認してください。

導入を迷ったらご相談ください

インクリメンタルアトリビューションは、広告の”真の貢献度”を把握し、より効率的に予算を配分するために有効な機能です。”本当に貢献している広告”に予算を多く使えば、コンバージョンの獲得効率を大幅にUPできる可能性があります。まずは一部のキャンペーンでテストを行い、自社に合った活用方法を見つけることから始めてみましょう。

プライムナンバーズでは、Web広告やSNS広告の運用代行サービスを提供しています。リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、Web広告媒体全般の運用を承っております。

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管理画面の数字と実際の売上が合っていない気がする
インクリメンタルアトリビューションを導入すべきか判断できない…

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コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。「文中に余計な挿絵を入れたい」という衝動を常に抑え、真面目に執筆している。入ってたら抑えられなかったんだなと思ってください。