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2024.08.08 更新
2024.08.08 更新

【初心者向け】チラシをおしゃれなデザインにする4つのテクニック

Written By
H.S.

デザイナー

オリジナリティのあるリッチなデザインのチラシは、読者やユーザーを惹きつけます。最近では、用意されたデザインテンプレートを使用して、安価で印刷できるようなサービスも増えてきました。時間をかけずにそれなりのものが作れるのは魅力的ですが、競合他社も似たようなものを使用していた場合、差別化はどうしても難しくなります。より読者やユーザーの目を引きたいなら、オリジナルでチラシを制作したほうが効果的だと言えるでしょう。

ただ、オリジナルで制作しようとするとどうしても時間とコストがかかってしまうのがネックになります。そこで本記事では、初めてチラシを作る方に向けてサクッとおしゃれになるテクニックを作業順に解説します。頒布まで時間がないのに、急にチラシが必要になった!チラシを作りたいけれど、外注する予算がない!という方は必見です。記事の最後に、おすすめのテンプレートサイトをご紹介しています。特にお急ぎの方は、こちらをご覧ください。


弊社では、HP・LPやバナーなどWeb制作全般を承っております。ご要望に応じてチラシやリーフレットといった印刷物の制作も可能です。ご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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テクニック1 要素はグリッドで分割する

まずはチラシに掲載する要素の整理をしましょう。読者に伝えたいことの順番を考えて、最終的に何をしてほしいのかを分かりやすくします。1番伝えたいこと>補足で伝えたいことのように優先順位をつけて、チラシの左上→右上→左下→右下の順で配置します。このような配置にする理由は、人間の目が「Z」の流れで物を見る傾向があるためです。

要素の優先順位を決めたら、レイアウトを考えます。チラシ紙面をグリッドで区切ってみましょう。そのグリッド上に要素を置くことで、画面にまとまりが出ておしゃれになりやすくなります。慣れないうちは、グリッドに沿って考えるとレイアウトの練習になります。少し遊びのある雰囲気にしたい時は、グリッドの存在感を薄くします。グリッドに沿って作ったレイアウトを少しずらしたり、グリッドをまたいだ配色にすると、プロ感が増します。

グリッドの切り方は色々ありますが、一例を紹介します。

グリッド例

テクニック2 情報に強弱をつける

伝えたいことの順番とレイアウトの位置が決まったら、一番伝えたいことを大きくします。文字のサイズやその要素が占めるエリアの範囲を大きくすると、まず最初に読者の目に飛び込んできます。その結果、一番に伝えたいことで強く訴えかけることができるのです。逆に、できれば伝えたいくらいの優先順位のものは小さく扱います。詳しく見たい読者が読んでくれる程度に留めておきます。

同じ要素の中でも、文字情報同士の距離や文字サイズの大小に変化をつけましょう。その情報が持つ重要度の差を表現します。

文字サイズと空きの例

注意点として、読者の対象年齢が高齢の場合は文字が小さくならないようにしましょう。例えばターゲットが70~80代なら、読める最小の文字サイズは5mm(22Q、16pt)程度です。対象年齢に合わせて、文字サイズや空間の空け方を工夫すると良いです。

テクニック3 配色はまとまりを意識する

文字が読みやすくなったら、配色を考えます。初心者は特に、原色やトーンの合っていない色を使ってしまいがちです。

原色とは赤、黄色、青など、大抵元からアプリ等に入っている色のことです。主張の激しい色のため、隣り合わせると読んだときに目がチカチカしてしまいます。どうしても使いたい場合は、ワンポイント程度に留めましょう。

トーンとは明るさ・彩やかさで構成される色調のことです。同じ明るさ・鮮やかさで揃えることでまとまりが出て見やすくなります。色数が多い場合でも、明るさや鮮やかさが揃っていれば画面が落ち着きます

また、色相を揃えるとよりおしゃれになります。色相とは赤や青、緑といった色の種類のことです。例えば同じ緑でも、明るさを変えれば濃い緑>>やや薄い黄緑といったように色の種類を増やすことができます。たくさん色を使いたい…という時は色相を揃えてみると良いでしょう。

配色例

テクニック4 写真は見栄えの良いものを使う

チラシには文字情報だけでなく、視覚的にわかりやすい写真やイラストも配置します。文字では伝えにくいことでも、写真や画像・イラストがあると途端に分かりやすくなります。

写真はクオリティの高いものを意識して使いましょう。使われている写真がきれいだと、それだけで目を引きつけるためおしゃれに見えます。下記のような画像はクオリティが高いといえます。

  • 解像度が高い
  • 被写体がピンボケしていない
  • ライティングがきれい
  • 背景に余計なものが映っていない etc.

これらのポイントを自力で取り入れるには限界があるため、カメラマンに撮影してもらうか素材を使った方が無難です。

イラストはチラシの雰囲気に合わせたものを使いましょう。タッチや色遣いが合っていないと画面から浮いて見えてしまいます。写真がどうしても用意できないときや、いい写真が見つからない場合はイラストで華やかにするのがおすすめです。

写真・イラスト例

おまけテクニック テンプレートを使う

とても自分では作れそうにない、あまりにも時間がないという方は、無料のテンプレートを使用するという手段があります。

ただし、テンプレートを使用すると、どうしても他社と同じデザインになってしまう可能性があります。そこで、少しでも他社と差別化できるように一工夫をしましょう。手をかけずに差別化する方法として下記が挙げられます。

  • より魅力的な訴求内容を掲載する
  • デザインを少し変えられるテンプレートを使用してアレンジする
  • テンプレートの写真を独自のものに入れ替えて独自性を出す

これらを行うことで、多少ですが他社とは差を出すことができます。テンプレートを使用する際は参考にしてみてください。

また、テンプレートを使用する時、注意したいことはテンプレートデータの利用規約です。テンプレートに限らず、写真などをダウンロードする時もよくチェックするようにしましょう。商用利用やデザインの改変の可不可など、違反すると大きな問題になりかねません。特にデザインの改変の可不可は、他社と差別化させる上で重要なポイントです。規約に則っているかどうかが判断できない場合は、そのテンプレートの使用をやめるか、オリジナルデザインを作成するようにしましょう。

canva

こちらのテンプレートは、雰囲気の良い写真を使用したおしゃれなデザインが多いのが特徴です。デザインのジャンルが幅広いため、どの業界でも当てはまるデザインがありそうです。利用するにはラクスルの会員登録が必要です。

パワポン

1,595点のパワーポイントのチラシテンプレートからダウンロードできます。同じ業界でもデザインが数種類掲載されていて、選択肢が沢山あるのが嬉しいですね。やや堅めなデザインが多く用意されています。一部を除いて会員登録が必要です。

まとめ

チラシデザインのコツはお分かりいただけたでしょうか。ここまでで紹介したテクニックは初歩的な部分です。チラシのクオリティをもっと上げたい方、オリジナリティのあるデザインにしたい方はぜひプライムナンバーズへご相談ください。Webサイトと連動させたデザインのチラシ等にも対応しています。

デザインからキャッチコピーまで「まるっ」と担当いたします。「成果の出る販促物」を作りたいとお考えの方は、ぜひプライムナンバーズにご相談ください!

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チラシは大抵A4サイズ1枚でデザインします。情報量が多くなりそうであれば、掲載エリアを細かく分けて内容を整理できるリーフレットを検討してみてはいかがでしょうか。リーフレットは1枚の紙を何回か折ってページを作ることができるため、掲載コンテンツが多い場合に向いています。リーフレットデザインのコツは別記事で紹介しています。

Written By
H.S.

デザイナー

チラシ・パンフレット・Webサイト・バナーなど幅広く担当するグラフィックデザイナー。シンプル、きれいめなデザインを得意とする。生姜とにんにくのたまり漬けをこよなく愛している。おにぎりは明太子、ラーメンは味噌派。