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2020.12.13 更新
2020.12.13 更新

【一覧DL可能】Facebook広告・Instagram広告ユーザー情報を利用したターゲティング一挙紹介

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プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

当記事では、Facebook広告・Instagram広告で設定できるオーディエンスターゲットオプション(以下、「詳細なターゲット」)の「利用者層」の一覧と、どんな場面で使用するべきなのかを解説します。利用者層カテゴリを利用することで学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどの情報をもとにユーザーをターゲティング可能です。

ダウンロードしてお手元で使えるExcelも用意しました。ぜひ日々の広告運用にお役立てください。

なお、Facebook広告・Instagram広告の詳細なターゲットには「興味関心」「行動」という種類のターゲットもあります。それぞれ以下の記事で紹介しておりますので、こちらもあわせてご一読ください。

利用者層ターゲティングの概要

Facebookは性別、年齢、地域、言語といった基本的なターゲティングの他に、ユーザーの学歴や雇用または子供の有無といった詳細な項目からもターゲティングすることができます。こちらは、Facebook広告の広告セット内にあるオーディエンス作成のセクションから設定可能です。Facebook広告のターゲティングは、以下のユーザー情報をもとに対象を判別しています。

・クリックする広告

・やり取りをするページ

・デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がFacebookで行うアクティビティ

・年齢、性別、所在地などの利用者データ

・使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度

(Facebook広告ヘルプより引用)

この詳細なターゲットの大まかなカテゴリは、「利用者層」「興味関心」「行動」の3つに分けられます。この内、当記事で解説する「利用者層」は以下のようなターゲティングになります。

利用者層

ユーザーが記載したプロフィールから、学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどの情報に基づいた人にリーチします。

[カテゴリ] 学歴、ファイナンス、住宅、ライフスタイル、ライフイベント、子供がいる人、交際、仕事

(Facebook広告ヘルプより引用)

Facebook広告は様々な情報をもとに精緻なターゲティングをできるのが魅力ですが、一方で設定できるターゲティングの数が多く、全てを把握したうえで活用するのは難しいこともあります。「広告にどんなターゲティングを設定すべきか無料でプロのアドバイスを受けたい!」という方は、弊社にご連絡ください。貴社の事業内容や商材・競合などを把握し、適切なターゲティング設計をご提案いたします。

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利用者層ターゲティング一挙紹介

この章では詳細ターゲティングで設定できるターゲットの「利用者層」について紹介します。カテゴリ別のターゲティングや活用シーンをまとめておりますので、皆さまの広告運用に当てはめて参考にしてみてください。

学歴

学歴カテゴリは大卒・高卒生や現役の大学生・専門学生や大学院生など、学歴をターゲットに設定することができます。学生向けのサービスや、求人の広告を出す際に活用するとよいアプローチができるでしょう。

学歴カテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。

カテゴリ1 カテゴリ2 カテゴリ3
学歴    
学歴 学歴  
学歴 学歴 不明
学歴 学歴 修士号
学歴 学歴 博士号
学歴 学歴 大卒
学歴 学歴 大学中退
学歴 学歴 大学生・専門学校生
学歴 学歴 大学院中退
学歴 学歴 大学院生
学歴 学歴 専門職学位
学歴 学歴 準学士号または短期大学士号
学歴 学歴 高卒
学歴 学歴 高校中退
学歴 学歴 高校生
学歴 専攻(検索式)  
学歴 学校(検索式)  
学歴 大学の在籍期間(任意指定)  

ライフイベント

ライフイベントカテゴリは就職、転勤、結婚など人生における大きな分岐点で生活様式が変化したユーザーにアプローチする際に役立つターゲティングです。不動産や就職・転職、ウェディング関連の広告を出す際に活用するとよいでしょう。

ライフイベントカテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。

カテゴリ1 カテゴリ2
ライフイベント  
ライフイベント 出身地から離れた所に住んでいる
ライフイベント 婚約中(1年未満)
ライフイベント 婚約中(3か月未満)
ライフイベント 婚約中(6か月)
ライフイベント 家族から離れた所に住んでいる
ライフイベント 就職・転勤
ライフイベント 新しい交際関係
ライフイベント 新婚(3か月未満)
ライフイベント 新婚(1年未満)
ライフイベント 新婚(6か月未満)
ライフイベント 最近転居した

交際

交際カテゴリはカップルの交際段階によって設定できるターゲティングです。「婚約中」「交際中」のユーザーに対しては旅行やジュエリー業界の広告、「独身」のユーザーに対してはマッチングアプリの広告を出すなど、業界ごとにステータスを活用できますので是非ご利用ください。

交際カテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。 

カテゴリ1 カテゴリ2 カテゴリ3
交際    
交際 交際ステータス  
交際 交際ステータス オープンな関係
交際 交際ステータス シビルユニオン
交際 交際ステータス ドメスティックパートナー
交際 交際ステータス 不明
交際 交際ステータス 交際中
交際 交際ステータス 別居中
交際 交際ステータス 婚約中
交際 交際ステータス 既婚
交際 交際ステータス 独身
交際 交際ステータス 複雑な関係
交際 交際ステータス 配偶者と死別
交際 交際ステータス 離婚

仕事

仕事カテゴリでは特定の業界に勤務しているユーザーに対してアプローチすることができます。とくにBtoB商材の広告を出す際に活用できるカテゴリといえるでしょう。

営業にまつわる広告を出稿したい場合は「営業」カテゴリ、教科書や専門書にまつわる広告を出稿したい場合は「教育・図書館」カテゴリなど、特定の業界や職種、役職などがターゲットとなる場合利用しやすいターゲティングです

仕事カテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。

カテゴリ1 カテゴリ2 カテゴリ3
仕事    
仕事 勤務先(検索式)  
仕事 業界  
仕事 業界 IT・技術
仕事 業界 アート、エンターテイメント、スポーツ、メディア
仕事 業界 コンピューター・数学
仕事 業界 ビジネス・ファイナンス
仕事 業界 ヘルスケア・医療
仕事 業界 マネジメント
仕事 業界 交通・輸送
仕事 業界 保安サービス
仕事 業界 公務員(グローバル)
仕事 業界 司法サービス
仕事 業界 営業
仕事 業界 地域福祉・社会福祉
仕事 業界 建築・工学
仕事 業界 建設
仕事 業界 教育・図書館
仕事 業界 清掃・メンテナンス
仕事 業界 生命科学、物理科学、社会科学
仕事 業界 管理
仕事 業界 自衛隊・軍関係者(グローバル)
仕事 業界 製造
仕事 業界 設備・修理
仕事 業界 農業、漁業、林業
仕事 業界 退役軍人(米国)
仕事 業界 食品・レストラン
仕事 役職(検索式)  

子どもがいる人

子どもがいる人カテゴリではユーザーの子どもの有無、子どもの年齢層別でアプローチ可能です。

粉ミルクや紙おむつ等のベビー業界にまつわる広告を出稿したい場合は「幼児の子どもがいる人」、ゲームやフィギュア等の玩具業界にまつわる広告を出稿したい場合は「小学校低学年の子どもがいる人」にアプローチするとよいでしょう。

子どもがいる人カテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。

カテゴリ1 カテゴリ2 カテゴリ3
子供がいる人    
子供がいる人 父親/母親  
子供がいる人 父親/母親 子どもがいる(すべて)
子供がいる人 父親/母親 子どもが生まれたばかりの人(0~12か月)
子供がいる人 父親/母親 幼児の子どもがいる人(1~2歳)
子供がいる人 父親/母親 子どもがいる(3~5歳)
子供がいる人 父親/母親 小学校低学年の子どもがいる人(6~8歳)
子供がいる人 父親/母親 小学校高学年の子どもがいる人(9~12歳)
子供がいる人 父親/母親 子どもがいる(13~17歳)
子供がいる人 父親/母親 高校卒業年齢以上の子どもがいる人(18~26歳)

ファイナンス(米国)

ファイナンスカテゴリは米国居住者のみを対象としたターゲティングです。

米国の地域を世帯年収が上位5%、10%、10%~25%、25%~50%の4つに分けて、その地域に住むユーザーをターゲットに広告を配信できます。車や時計、不動産等の単価が高い商材は世帯年収が高いエリアに出すなど、商材の金額感に合わせてターゲティングするとよいでしょう。

ファイナンスカテゴリで設定できるターゲティングは以下になります。

カテゴリ1 カテゴリ2 カテゴリ3
ファイナンス(米国)    
ファイナンス(米国) 収入  
ファイナンス(米国) 収入 世帯収入: 上位10%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス(米国) 収入 世帯収入: 上位10~25%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス(米国) 収入 世帯収入: 上位25~50%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス(米国) 収入 世帯収入: 上位5%(米国の郵便番号ごとの地域)

利用者層ターゲティング設定時の注意点

次に、利用者層ターゲティングの設定を行う際の注意点を紹介します。

いざ設定を行う際に、意図しない設定にならないようご注意ください。

複数ターゲット指定時はOR条件で設定される

複数の詳細ターゲティングを設定しようとすると、管理画面は以下のような表示になります。

(例としてここでは「IT・技術」と「営業」を使用します)

上部に「次の条件に一致する人を含める」と確認できるため、条件としては「IT・技術」および「営業」両方に一致するオーディエンスを抽出するように見えますが、実際は「IT・技術」または「営業」に一致するオーディエンスを抽出するOR条件になっています。

AND・除外を使い分ける

OR条件以外は先ほどの画像内の最下部の「除外」「オーディエンスの絞り込み」を使用することで次のように指定できます。

【AND条件】「営業/IT・技術どちらにも一致するオーディエンス」

【除外】「IT・技術に一致するが営業には一致しないオーディエンス」

このようにOR条件、AND条件、除外を使用することで詳細なターゲットは自由な指定を行うことができます。

オーディエンスのサイズを確認すること

詳細なターゲットを指定する際に絶対確認しなければならない点の一つに、管理画面右上のオーディエンスの想定リーチ数です。それは、このようなメーターで表示されています。

ここで注意することはメーターが左の赤部分に掛からないようにすることです。つまりオーディエンスのサイズが小さくなりすぎないようにすることです。

オーディエンスが小さいと以下のような弊害が発生する恐れがあります。

  • 広告配信がほとんどされない
  • Facebook広告の媒体による配信最適化が機能しない

どれだけ自社にピッタリなターゲティングであっても、配信ができなければ何の意味もありません。

ターゲットが小さいというエラーが出る場合は、ターゲティングの条件を緩めてメーターを中央部に寄せるように調整する必要があります。

成果拡大が目的なら、ターゲット設定の「拡大」を

詳細なターゲットにこだわらず成果の積み上げを狙うのであれば、「ターゲット設定の拡大」を選択しましょう。以下の項目にチェックをすると、ターゲットが拡大されます。

使用条件は、広告配信の目的として設定するキャンペーンの目的が「ブランドの認知度アップ」「リーチ」以外であること。

ちなみに「コンバージョン_」「アプリインストール」の目的ではデフォルトでオンになっています。

この設定を使用すると、指定した詳細なターゲットに配信を絞らず、成果の積み上げやコストの削減が狙えるとFacebookの媒体が判断した場合に、指定したターゲットに行動が類似しているユーザーにも配信対象が拡大されます。

獲得数を増やしたい場合は、ターゲットの拡大をすることが推奨されておりますので、広告配信に特別な条件がない場合は設定をする方がよいでしょう。

Facebook広告はターゲティングで成果が変わる

Facebook広告はプロフィールの情報や、投稿の内容などの情報をもとにユーザーを特定する精度が非常に高いといわれています。広告を出稿する場合は、自社のターゲットに適したターゲティング設定をすることを心がけましょう。

当記事のターゲティングリストをお手元で見たい場合は、以下のボタンからExcelシートをダウンロードしてご利用ください。

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