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2022.11.15 更新
2022.11.15 更新

リスティング広告のプロご用達!無料で使える便利ツール12選

Written By
プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

適切なツール選びができれば、何倍も効率よく業務をこなせます。

「もっと簡単にできないかなあ」
「毎回やる作業をまとめて自動化したいなあ」
「今使ってるツールだと、機能が物足りない!」

たとえば日々の業務をおこなう中で、このような疑問を抱いたことがある人は多いはずです。本記事では、リスティング広告の運用業務を効率化するのに役立つオススメツールを、リスティング広告のプロの目線で重要度別に紹介します。

本記事で紹介するのは、ある程度、広告運用の経験があれば知っているツールです。逆に言えばこれらのツールを使いこなせれば、晴れて初心者脱却とも言えるようなものばかりですので、ぜひ参考にしてください。

【重要度:★】Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、検索キーワードの「月間の検索ボリューム」「競合情報」「予測クリック単価」などのシミュレーションができるツールです。Google広告内の機能であるため、利用にはGoogle広告アカウントの開設が必要です。

また2016年8月以降は一定の利用がない場合は「月間の検索ボリューム」の精度が下がる仕様に変更されたため、利用する際には注意が必要です。主に以下のような利用法が考えられます。

  • 競合が少なく単価の安いキーワードを探す
  • 現在入稿しているキーワードの類似キーワードを探す

このように、キーワードプランナーという名の通り「キーワードを企画・提案」するために使います。

【重要度:★】Yahoo!キーワードアドバイスツール

GoogleキーワードプランナーのYahoo!版です。こちらもアカウントに付属する機能であるため、Yahoo!広告アカウントの開設が必要です。Googleキーワードプランナーと大きく異なる点としては、設定したキーワード及びクリック単価に対して、最大値と最小値の2種をシミュレーションしてくれる所にあります。

これらのツールは既存のアカウントに対する追加の提案以外にも、新規アカウント開設のための見積もりなどにもよく活用されます。

【重要度:★】キーワード掛け合わせ作成ツール

複数のキーワードから作られるキーワードのパターンを、自動で作成するツールです。リスティング広告のキーワード登録は、マッチタイプ別にキーワードの掛け合わせを作成する必要があります。

そのため掛け合わせるキーワードが増えれば増えるほど、作成するパターンは多くなります。Excelなどを用いれば一定のパターンは作成できますが、3語の掛け合わせやキャンペーン名、広告グループ名なども考えると中々骨の折れる作業です。

しかしキーワード掛け合わせ作成ツールを使えばそんな作業も不要。抜け漏れなくフォーマットが統一されたリストを簡単に作成できます。

【重要度:★】Googleトレンド

Google上で対象のキーワードが、時期ごとにどれくらい検索されているかの傾向を分析するツールです。

キーワードを登録するときに旬のキーワードを探す、季節要因によるキーワードの検索傾向などを知る際に非常に有効です。

Googleトレンドのサンプル画像

▲キーワードによって検索が多い時期が異なることがわかる

画像はコート(青)・水着(赤)・花粉症(黄)のトレンド分析です。それぞれ検索される時期が異なり、検索数が増える時期の予測ができます。指標は選択しているキーワードの最大値を100とした時の割合のため、厳密な検索数などは表示されません。あくまでも傾向を知るためのツールです。

【重要度:★★】キーワードサジェスト

サジェストとは、検索エンジンで検索する語句の予測表示機能のこと。

サジェスト機能を用いることで、ネットで利用の多い語句を知ることができます。

たとえば「リスティング広告」とGoogleで調べた場合、サジェストには「リスティング広告とは費用」「リスティング広告とは 簡単に」「リスティング広告 やり方」などが表示されます(画像参照)。

前述のトレンドは時期による検索ニーズの分析でしたが、サジェストは過去の検索数からニーズを知ることができます。

「キーワード サジェスト」で検索すると、数多くのサジェストツールサイトがヒットします。

こちらでは筆者が利用しているサジェストサイトをご紹介しますが、興味がある方は他のサジェストツールも使用してみて下さい。

KOUHO.jpには、Googleのサジェスト以外にも、Amazonや楽天、bingなどのサジェストも用意されています。

こちらもGoogle、Yahoo以外にYouTubeのサジェストも用意されています。

【重要度:★★】タグアシスタント

タグアシスタントはサイトに貼られているタグのチェックツールで、主に新しいタグの動作確認などに活用します。

新たなタグを追加しても、他のタグと競合してしまい動作しないケースがあります。そのような場合には、タグアシスタントツールを使うことで、ある程度原因が特定可能です。

Tag AssistantはGoogle Chromeの拡張機能であるため、利用できるブラウザはChromeに限られます。

Google Ads Editorを使うことで、リスティング広告の入稿業務の効率を飛躍的にアップすることが可能です。主なメリットは以下の3つです。

  • オフラインでの作業のため無駄な読み込みがない(ネット環境がなくても対応が可能)
  • 一般的なショートカットキー(Ctrl+Cでコピーなど)が利用可能
  • 広告文やキーワードの一括入稿が可能

特にショートカットキーが使えるのでコピー(Ctrl+C)や貼り付け(Ctrl+V)はもちろんのこと、置換(Ctrl+H)や元に戻す(Ctrl+Z)も可能なため、パソコンに慣れている人はサクサク作業が進みます。

【重要度:★★★】Yahoo!広告 キャンペーンエディター

Google Ads EditorのYahoo!版ではありますが、Yahoo!は検索連動広告とディスプレイ広告ではアカウントが異なるため、こちらは検索連動広告のみの入稿補助ツールとなります。

できることはほぼ同じですが、こちらは表形式でできている部分が多いため、Excelデータで作った内容をそのまま貼り付けすることで、より簡単に入稿作業が行えます。

Google Ads Editorと比べると、使いにくい点は以下の4点です。

  • データを別キャンペーン(広告グループ)に貼り付けた際に、適用キャンペーン(広告グループ)だけ変更する必要がある。
  • 広告名が重複しているとエラーが出る
  • Google Ads Editorに比べて不要な項目が多い
  • PCスペックが低いと動作が重い

特に4つめの項目は致命的なため、もし動作が重い場合はCPUとメモリのスペックがよいPCを使うことをおすすめします。

【重要度:★★★】YDNキャンペーンエディター

2017年1月にリリースされた、Yahoo!ディスプレイネットワーク広告の入稿補助ツールです。Yahoo!のツールではありますが、インターフェース・使用感としてはGoogle Ads Editorに近いイメージです。

【重要度:★★★】Googleアナリティクス

Googleアナリティクスを使うことで、Google広告にアナリティクスのデータを利用したリスト配信をすることが可能になります。サイトへ流入したユーザーの行動も踏まえた、より詳細なリスト作成が可能です。

また、リスティング以外のデータも分析できるため、自然検索で成果の良いランディングページの分析や、アトリビューション分析をすることによってリスティング広告の成果向上に役立てられます。リスティング運用だけをしていると軽視しがちですが、サイトへの流入後の分析は必要です。まずは使うことから始めてみましょう。

なお、Googleアナリティクスは2022年から最新版の「GA4」と呼ばれるバージョンに移行しました。以前使用されていた「UA(ユニバーサルアナリティクス)」とは仕様が異なる箇所も多いため、利用前に詳細を確認しておくことをおすすめします。

【重要度:★★★】Googleタグマネージャー

Googleが提供している、HPを構成しているタグを一括で管理できるシステムです。頭文字を取りGTMとも呼ばれます。広告やアクセス解析など複数のツールを使うとサイトへ貼り付けるタグが増え、「どのページにどのタグが貼られているか」が分かりにくくなり、メンテナンス性が落ちてしまいます。

しかし、GTMを使うことでHTMLソースの修正が不要になり、「サイト管理者への依頼が不要」「貼り付けミスの防止」といったメリットを得られます。

GTMはどのページにも同じタグを貼るだけでなく、オンライン上の管理画面で「どのページにどのタグを出すか」という条件分岐を細かく設定することで「コンバージョンページのみに出力するタグ」、「商品ページのみに出力するタグ」といった出し分けが可能です。

JavaScriptの追加記述や正規表現の理解などが必要なため、高度な設定をする難度は高いです。しかし通常のリマーケティングやコンバージョンタグの貼り付けなら、高度な知識は不要ですので、ぜひ導入してみましょう。

【重要度:★★★】Yahoo!タグマネージャー

Yahoo!が提供しているタグマネージャーです。こちらはYTMと略されて呼ばれます。Yahooのリスティング管理画面からの作成になるため、アカウントの開設が必要です。GTMはGoogleのサービスのみ簡易的な設定ができるのですが、YTMは日本で主流のツールや広告媒体のタグのテンプレートも用意されているため、GTMに比べて導入の敷居は低いです。

ここで「どちらのタグマネージャーを使った方が良いか」という質問が出てくると思いますが、一概にどちらが良いということはありません。

最終的にクライアントに共有するのであればGTMの方がアカウントの手離れがよい一方、タグについて詳しくないクライアントならテンプレートが豊富なYTMのほうがよいなど、好みの問題です。またGTMとYTMは共存可能ですが、共にタグ管理の機能という点を考えると、どちらかにまとめる方が好ましいです。

ただし「GTMの中にYTMタグ」を「YTMの中にGTMタグ」といった使い方は筆者の経験上、不干渉が起きる可能性が高くおすすめはできません。

番外.その他、筆者オススメ便利ツール

直接リスティング広告の運用には関係ありませんが、筆者が使っている業務効率化のツールをいくつか紹介します。

Sakuraエディタ(テキストエディタ)

置換以外にも矩形での領域選択、Grep、タブまとめなどができ非常に重宝しています。

ゆなカラーピッカー(カラー抽出ソフト)

お気に入り登録もできるため、案件単位でカラーパレットを作成することも。案件毎に資料のカラーテイストを変えるのに活用しています。

PettyCamera、WinShot(キャプチャーソフト)

スクリーンショットの保存が簡単にできます。PettyCameraは画像ファイルとして保存、WinShotはクリップボードに保存するために活用しています。

Explzh(圧縮解答ソフト)

様々な形式に対応しているだけではなく、「圧縮ファイル状態のまま、中にファイルを追加できる」「圧縮ファイルの中から一部ファイルだけを解凍することができる」といったファイルの取り扱いができます。いちいち全ファイルの解凍をせずに「1ファイルだけ取り出す、追加する」といったことが可能です。

ツールを使いこなせば効率化が叶う

本記事で紹介したツールは、特定の作業を行なう際に力を発揮するタイプのものです。ツールを使うことで、これまで時間のかかっていた作業を、より効率的に実行できるはずです。ツールを使い始めたころはまだ手作業の方が早いかもしれませんが、使いこなしていくうちに大きな時間の節約に繋がります。

もし自分の作業に活用できるものがあれば、ぜひ試してみてください。

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プライムナンバーズ編集部

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