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2026.10.16 更新
2026.10.16 更新

クリック単価の相場がわかる!無料ツールで調べる方法をカンタン解説

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

リスティング広告のクリック単価の相場はキーワードによって大きく異なります。
クリック単価はオークション形式で決定されるため、競合性の高いキーワードは高くなる傾向にあります。
そんなクリック単価の相場を配信前に確認する方法をご紹介します。配信プランの立案やシミュレーション作成などにお役立てください!

1.クリック単価の調べ方

クリック単価の調べ方は大きく分けて2つあります。

Googleキーワードプランナーから推定する

Googleが提供している無料ツールのキーワードプランナーを利用して、クリック単価を調べます。ここで注意すべきは、予測できるのは”リスティング広告”のクリック単価であるということです。ディスプレイやYouTubeなど他の配信形式には対応しておりません。

▼キーワードプランナーを初めて利用する方はこちら

参考ページ:Google広告「キーワードプランナー」

▼Googleのキーワードプランナーでクリック単価を調べる方法について、下記で詳しく解説しています。

配信実績からクリック単価を推定する

リスティング広告以外のディスプレイ広告や各種SNS広告などのクリック単価相場が知りたい場合は、配信実績のクリック単価を参考にします。自社に実績がない場合は、調べたい業界の配信実績が豊富な広告代理店に相談してみるとよいでしょう。

▼プライムナンバーズの運用事例

【事例】配信実績からクリック単価を見積もるときは、前年の同じ時期の推移も確認する

配信実績からクリック単価を見積もる場合、時期によって単価が変わることにも注意が必要です。SNS広告で、9月にクリック単価が季節的に上がった事例を紹介します。

■前提条件

・商材:PC・デジタル機器のECサイト
・目的:商品の購入
・媒体:Meta広告、X広告など(SNS広告)
・期間:2026年下期の約2か月
・規模感:月の広告費は200万円前後

■結果

項目8月9月
Meta広告のクリック単価約76円約91円
X広告のクリック単価約15円約21円
全体のクリック率約0.9%約1.0%

クリック率はほぼ横ばいのまま、表示単価がMeta広告で約1.2倍、X広告で約1.4倍に上がり、全体のクリック単価は約1.3倍になりました。Meta広告の表示単価は8月中旬から上がり始め、9月下旬に最も高くなりました。

■なぜそうなったか

前年も同じ時期にMeta広告の表示単価が約1.1倍に上がっていたことから、季節的な要因が大きいと考えています。半期決算にあわせた他社の広告費の増額などで、入札の競争が強まった可能性があります。

■この事例からいえること

配信実績からクリック単価を見積もるときは、直近の数値だけでなく、前年の同じ時期の推移もあわせて確認しましょう。単価が上がりやすい時期は、単価が高騰した配信面を抑えたり、予算をセールなど成果の出やすい時期に寄せたりする対策が考えられます。

※顧客情報保護のため、業種は一般化し、数値は丸めています。季節的な要因は前年との比較からの仮説です。単価を抑える対策の効果は検証中です。

弊社では幅広い業界の配信実績がございます。無料でご相談・シュミレーションの作成を承っております。お気軽にご連絡ください。

2.Googleキーワードプランナーでクリック単価を調べる方法

キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を使うと、配信条件と1日の予算を決めたときの平均クリック単価の予測値を確認できます。ここでは4つの手順で紹介します(画面は2026年10月時点のものです)。

手順1:キーワードプランナーを開く

Google広告の管理画面左の「ツール」→「プランニング」→「キーワードプランナー」を開き、右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。

Google広告のキーワードプランナーのトップ画面。左メニューの「ツール」、「プランニング」内の「キーワードプランナー」、右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」カードの3か所が赤枠で示されている
「ツール」→「キーワードプランナー」→「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の順にクリック

手順2:調べたいキーワードを入力する

クリック単価を調べたいキーワードを入力し、「開始する」をクリックします。ここでは例として「リスティング広告」と入力しています。複数のキーワードをまとめて調べることもできます。

キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の入力画面。キーワード入力欄(リスティング広告と入力済み)と「開始する」ボタンが赤枠で示されている
キーワードを入力して「開始する」をクリック

手順3:「予測」タブで配信条件を設定する

開始すると「保存したキーワード」タブが表示されることがあるため、画面上部の「予測」タブに切り替えます。続けて入札戦略・地域・言語・ネットワーク・期間を、実際に配信する予定の内容に合わせて設定します。地域や言語が日本以外になっていることがあるので、最初に確認しましょう。

キーワードプランナーの予測画面上部。「予測」タブ、入札戦略(コンバージョン数の最大化)、地域(日本)、言語(Japanese)、ネットワーク(Google)、期間の各項目が赤枠で示されている
「予測」タブを開き、入札戦略・地域・言語・ネットワーク・期間を設定

手順4:1日の平均予算を入力し、平均クリック単価を確認する

予測カードにある「1日の平均予算」の金額をクリックして想定予算を入力すると、予測が再計算されます。下段の指標を右へ送ると「平均クリック単価」が表示されます。「リスティング広告」を1日3,000円で予測したところ、平均クリック単価は490円と算出されました。予算を増減させると平均クリック単価も変わるため、いくつかの予算で比べてみるのがおすすめです。

キーワードプランナーの予測カード。1日の平均予算(3,000円)と、算出された平均クリック単価(490円)が赤枠で示されている
1日の平均予算を入力すると平均クリック単価が算出される

なお、クリック数や費用などの予測値は、キーワードのマッチタイプを考慮して算出されます。一方、月間平均検索ボリュームなどの過去の統計は完全一致の数値です。実際に配信する予定のマッチタイプに合わせて確認しましょう。

参考ページ1:キーワード プランナーを使う
参考ページ2:キーワード プランナーの予測について

キーワード候補の探し方や、業界ごとの入札単価の幅を調べる方法は「キーワードプランナーの使い方と活用方法」で詳しく解説しています。

3.Googleキーワードプランナーの予測精度の検証

「キーワードプランナーの予測値」と「現在配信しているキーワード」の実数値を比較して、キーワードプランナーの予測精度を検証しました。仕様上キーワードプランナーと実数値の期間設定は条件を揃えることができないため、下記条件で比較します。またキーワードプランナーの”1日の平均予算”の設定はキーワードの”過去30日間の実績値”から平均値を算出したものを設定します。

【集計期間の条件】
キーワードプランナー:翌日以降の30日間
実績値       :前日以前の30日間

結果は以下のとおりです。予測値と実数値の間には誤差があり、予測の精度としてはそこまで高くないようです。
しかし入札調整や競合他社の入札状況などにより起こり得る範囲なので、±200%程度は誤差がでることを念頭においてキーワードプランナーを使用しましょう。

 ※セール特売や季節性のないキーワードを選定
 ※P-MAX広告と検索広告の配信キーワードの分散を考慮して、検索広告のみで配信しているアカウントを選定

4.媒体ごとのクリック単価の相場

リスティング広告の主要媒体はGoogle、Yahoo!、Microsoftです。日本の検索エンジン利用者の約75%はGoogle検索が占めています。広告出稿企業も多く競合性も高いため、Yahoo!、Microsoftと比較してもクリック単価が高くなる傾向にあります。

あくまで目安ではありますが、GoogleとYahooのクリック単価を比較した場合、Googleの方が1.2倍~2倍程度高い傾向にあります。

▼プライムナンバーズの運用事例

【事例】媒体ごとのクリック単価は、競合の出稿状況とあわせて確認する

前述のとおり、クリック単価は競合性によって媒体ごとに大きく変わります。同じ指名キーワード(自社名などのキーワード)でも、競合の出稿状況によって媒体間でクリック単価に大きな差が出た事例を紹介します。

■前提条件

・商材:個人向けの金融商品(ローン)
・目的:申込
・媒体:Google広告、Yahoo!広告(検索広告の指名キーワード)
・期間:2026年上期〜下期の約半年
・規模感:指名キーワードのキャンペーンは月数万〜数十万円規模

■確認できたこと

指名キーワードには同業の競合が出稿しており、クリック単価に影響していました。その後、Yahoo!広告では競合の出稿が止まり、クリック単価が大きく下がりました。

月Yahoo!広告の指名キーワードのクリック単価
1か月目約1,200円
2か月目約390円
3か月目約130円
4〜7か月目約100〜130円

一方、Google広告では同じ競合のインプレッションシェアが高いままで、同じ時期の指名キーワードのクリック単価は約800〜1,000円でした。

■この事例からいえること

クリック単価は、自社の設定だけでなく、競合がどの媒体にどれだけ出稿しているかで大きく変わります。キーワードプランナーの予測や過去の相場だけで判断せず、配信後はオークション分析などで媒体ごとの競合の出稿状況を確認しながら、予算配分を見直しましょう。

※顧客情報保護のため、業種は一般化し、数値は丸めています。クリック単価の低下は弊社の施策ではなく、競合の出稿停止によるものです。

Google、Yahoo!、Microsoftのリスティング広告の特徴について、詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。

5.業界別のクリック単価の相場

業界別のクリック単価相場の調べ方を紹介します。
キーワードプランナーで「新しいキーワードを見つける」機能を活用すると、想定外の関連キーワードを提案してくれるため、網羅的にクリック単価を算出することができます。

▼手順
①キーワードプランナーを開き、「ツール」→「キーワードプランナー」→「新しいキーワードを見つける」の順にクリックする

②クリック単価を調べたいキーワードを枠内に入力
③キーワードを入力したらその下の想定している「言語」「地域」を選択し、結果を表示をクリック
※デフォルトの設定が「英語」「アメリカ合衆国」のため、注意が必要です。
④「結果を表示」をクリック

⑤入力したキーワードのクリック単価だけでなく、類似キーワードもGoogleAIが提案してくれるため、業界のキーワードのクリック単価を網羅的に確認することができます。

業界の配信プランを含め、クリック単価を知りたい方は下記記事をチェック!

6.まとめ

Googleのキーワードプランナーは、クリック単価を調べるだけでなくキーワード候補の選定や、広告シミュレーションの作成でも活用できます。ただしキーワードプランナーのデータはGoogleの内部データから算出した”予測値”ですので、多少の誤差がでることを念頭において活用することをオススメします。

また弊社ではクリック単価だけでなく、適切な広告媒体の選び方を含む広告の配信プランについても無料でご相談を承っております。下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。

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N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。