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2024.12.16 更新
2024.12.16 更新

Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)とは?商品情報掲載との違いをわかりやすく解説

Written By
R.Y

コンテンツプランナー

2023年12月よりYahoo!検索で検索連動型ショッピング広告がリリースされました。
ユーザーが商品名や商品の型番などで検索したとき、検索結果に「商品情報」が表示されます。
また検索結果に表示される「商品情報」は2種類の掲載枠で構成されています。ひとつは、商品掲載枠である「Yahoo!Japan商品情報掲載」です。もうひとつは、広告掲載枠である「検索連動型ショッピング広告(SSA)」です。

参考ページ:Yahoo!広告ヘルプ「検索広告(ショッピング)について」

本記事では「検索連動型ショッピング広告(SSA)」の概要と設定方法、また「商品情報掲載」との違いについて解説します。

1.Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)とは?

検索連動型ショッピング広告(SSA)とは、スマートフォン上の商品掲載枠(=コマース検索モジュール)の最上部に掲載できる広告です。
ユーザーはクリック前に価格などの商品情報を簡単に比較できます。広告主にとっては商品掲載枠の最上部で自社商品をアピールし、直接商品ページに誘導できる点がメリットです。
また以下の特徴があります。

▼特徴
デバイス:スマートフォンのみ
配信面:「コマース検索モジュール」の最上部
課金形式:クリック課金型

また「Yahoo! JAPAN コマースアド」というECサイトのYahoo!ショッピングへ広告を掲載できるサービスがありますが、「検索連動型ショッピング広告」とは異なる広告の形式のため注意が必要です。「Yahoo! JAPAN コマースアド」の詳細は下記をご確認ください。

参考ページ:LINEヤフー for business「コマースソリューション」

2.Yahoo! JAPAN 商品情報掲載とは?

Yahoo! JAPAN 商品情報掲載とは、商品名や商品の型番などで検索された時に表示される商品掲載枠(=コマース検索モジュール)に自社商品を掲載できるシステムのことです。
Yahoo!の検索結果に商品の画像や価格を表示できるため、ユーザーは同種の商品を比較検討しやすくなります。
また「Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)」に出稿する場合は、仕様上「Yahoo! JAPAN 商品情報掲載」にも商品を掲載する必要があります。
特徴は以下のとおりです。

▼特徴
デバイス:PC・スマートフォン・タブレット
掲載面:コマース検索モジュール
課金形式:成果報酬型(運用の必要なし)

※成果報酬型の仕組み
商品掲載面でクリックが発生してから30日以内に購入に至った場合は、商品情報掲載を経由して購入したと見なされ、費用が発生する仕組みです。
発生する費用は商品価格の2~5%程度で、商品カテゴリによって料率が異なります。
利用料金の詳細については下記をご確認ください。

参考ページ:Yahoo!広告のヘルプ「商品情報掲載の利用料金について」

3.「Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)」と「Yahoo!商品情報掲載」の違い

「Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)」と「Yahoo! JAPAN 商品情報掲載」の違いを下記にまとめました。Yahoo!の集計結果では、スマートフォンでのコマース検索におけるクリックの61%がYahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)」に集中していました。このことから上位に表示される「Yahoo!検索連動型ショッピング広告」の方がより多くの流入を期待できます。

表示イメージは下記です。「Yahoo!検索連動型ショッピング広告」は現状、スマートフォンでのみ掲載できます。またカタログページへは掲載できません。

▼表示イメージ

参考資料:Yahoo!広告 【設定手順書】 検索連動型ショッピング広告

4.Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)の仕組み

広告の管理・運用はYahoo!広告の広告管理ツールを利用し、商品情報の管理はLINE Merchant Systemを利用します。
下表のように、LINE Merchant Systemに広告主の商品情報を登録することで、「商品情報掲載」に商品を掲載できます。検索連動型ショッピング広告(SSA)に商品広告を掲載する場合は広告管理ツールとLINE Merchant Systemを連携する必要があります。

LINE Merchant Systemに登録する商品情報は下表です。

LINE Merchant System(LMS)とは?
オンラインショップや自社商品の情報を登録し、Yahoo!やLINEで自社商品を宣伝するためのシステムです。必要なデータをLINE Merchant Systemに登録することで店舗情報や商品情報を施策に活用できます。

参考資料:Yahoo!広告 【設定手順書】 検索連動型ショッピング広告

5.「Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)」の設定方法

検索連動型ショッピング広告(SSA)を配信するまでの大まかな流れは以下です。

①各種アカウント作成
(SSA広告アカウント・LINEビジネスアカウントの作成とLINE Merchant Systemへのログイン)

②商品情報の登録
(商品フィードの設定)

③商品情報掲載の設定
(商品フィードの連携、CVタグの設置)

④検索連動型ショッピング広告の設定
(広告キャンペーンの設定)

詳細は下記の31ページからご確認いただけます。

参考資料:Yahoo!広告 【設定手順書】 検索連動型ショッピング広告

まとめ

Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)は、商品画像と価格が表示できます。そのためテキスト広告と比べて視覚的に訴求力が高い広告手法です。LINE Merchant Systemと連携して商品情報を登録し、広告管理ツールでキャンペーンを設定することで、広告を配信できます。しかしながら、LINE Merchant Systemへの商品登録などや配信の初期設定は初心者の方にはやや複雑でわかりにくいことが難点です。
配信準備でお困りのことがあれば弊社までお問い合わせください。無料でご相談を承っております。

Written By
R.Y

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして入社後、2024年にマーケティングチームへ異動。広告運用の経験を活かし、自社サイトのコンテンツ制作を手掛けている。 幼少時代から尋常ならざる脚力を持ち合わせており、「本気を出せば徒歩でイタリアまで行ける」と豪語する。通称【プライムナンバーズの黒豹】