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2023.12.25 更新
2023.12.25 更新

【一覧DL可能】Facebook広告・Instagram広告 利用者層ターゲティング全種紹介(23年12月更新)

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プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

当記事では、Facebook広告・Instagram広告で設定できるオーディエンスターゲットオプション(以下、「詳細なターゲット」)の「利用者層」の一覧と、どんな場面で使用するべきなのかを解説します。

利用者層カテゴリを利用することで学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどの情報をもとにユーザーをターゲティング可能です。

ダウンロードしてお手元で使えるExcelも用意しました。ぜひ日々の広告運用にお役立てください。

なお、Facebook広告・Instagram広告の詳細なターゲットには「興味関心」「行動」という種類のターゲットもあります。それぞれ以下の記事で紹介しておりますので、こちらもあわせてご一読ください。


Facebook・Instagram広告のターゲティング設定の面倒な部分を丸投げしたい企業ご担当者さまは、ぜひ以下のボタンからプライムナンバーズへご相談ください。

利用者層ターゲティングの概要

Facebookは性別、年齢、地域、言語といった基本的なターゲティングの他に、ユーザーの学歴や雇用または子供の有無といった詳細な項目からもターゲティングすることができます。こちらは、Facebook広告の広告セット内にあるオーディエンス作成のセクションから設定可能です。Facebook広告のターゲティングは、以下のユーザー情報をもとに対象を判別しています。

・クリックする広告

・やり取りをするページ

・デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がFacebookで行うアクティビティ

・年齢、性別、所在地などの利用者データ

・使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度

(Facebook広告ヘルプより引用)

この詳細なターゲットの大まかなカテゴリは、「利用者層」「興味関心」「行動」の3つに分けられます。この内、当記事で解説する「利用者層」は以下のようなターゲティングです。

利用者層

ユーザーが記載したプロフィールから、学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどの情報に基づいた人にリーチします。

[カテゴリ] 学歴、ファイナンス、住宅、ライフスタイル、ライフイベント、子供がいる人、交際、仕事

(Facebook広告ヘルプより引用)

利用者層ターゲティング一挙紹介

この章では詳細ターゲティングで設定できるターゲットの「利用者層」について紹介します。カテゴリ別のターゲティングや活用シーンをまとめておりますので、皆さまの広告運用に当てはめて参考にしてみてください。

学歴

学歴カテゴリは大卒・高卒生や現役の大学生・専門学生や大学院生など、学歴をターゲットに設定することができます。学生向けのサービスや、求人の広告を出す際に活用するとよいアプローチができるでしょう。

学歴カテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。

カテゴリ1カテゴリ2カテゴリ3
学歴  
学歴学歴不明
学歴学歴修士号
学歴学歴博士号
学歴学歴大卒
学歴学歴大学中退
学歴学歴大学生・専門学校生
学歴学歴大学院中退
学歴学歴大学院生
学歴学歴専門職学位
学歴学歴準学士号または短期大学士号
学歴学歴高卒
学歴学歴高校中退
学歴学歴高校生
学歴専攻(検索式) 
学歴学校(検索式) 
学歴大学の在籍期間(任意指定) 

ライフイベント

ライフイベントカテゴリは就職、転勤、結婚など人生における大きな分岐点で生活様式が変化したユーザーにアプローチする際に役立つターゲティングです。不動産や就職・転職、ウェディング関連の広告を出す際に活用するとよいでしょう。

ライフイベントカテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。

カテゴリ1カテゴリ2カテゴリ3
ライフイベント  
ライフイベント出身地から離れた所に住んでいる 
ライフイベント婚約中(1年未満) 
ライフイベント婚約中(3ヶ月未満) 
ライフイベント婚約中(6か月) 
ライフイベント家族から離れた所に住んでいる 
ライフイベント就職・転職 
ライフイベント新しい交際関係 
ライフイベント新婚(3ヶ月未満) 
ライフイベント新婚(1年未満) 
ライフイベント新婚(6ヶ月未満) 
ライフイベント最近転居した 
ライフイベント1か月以内に誕生日を迎える人の友達 
ライフイベント1週間以内に誕生日を迎える人の友達 
ライフイベント7日以内に誕生日を迎える女性の友達 
ライフイベント7日以内に誕生日を迎える男性の友達 
ライフイベント7~30日後に誕生日を迎える女性の友達 
ライフイベント7~30日後に誕生日を迎える男性の友達 
ライフイベント最近引っ越した人の友達 
ライフイベント30日以内に記念日がある人 
ライフイベント31~60日以内に記念日がある人 
ライフイベント近日中に誕生日を迎える 
ライフイベント遠距離恋愛 

交際

交際カテゴリはカップルの交際段階によって設定できるターゲティングです。「婚約中」「交際中」のユーザーに対しては旅行やジュエリー業界の広告、「独身」のユーザーに対してはマッチングアプリの広告を出すなど、業界ごとにステータスを活用できますので是非ご利用ください。

交際カテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。 

カテゴリ1カテゴリ2カテゴリ3
交際  
交際交際ステータスオープンな関係
交際交際ステータス不明
交際交際ステータス交際中
交際交際ステータス別居中
交際交際ステータス婚約中
交際交際ステータス既婚
交際交際ステータス独身
交際交際ステータス複雑な関係
交際交際ステータス配偶者と死別
交際交際ステータス離婚

仕事

仕事カテゴリでは特定の業界に勤務しているユーザーに対してアプローチすることができます。とくにBtoB商材の広告を出す際に活用できるカテゴリといえるでしょう。

営業にまつわる広告を出稿したい場合は「営業」カテゴリ、教科書や専門書にまつわる広告を出稿したい場合は「教育・図書館」カテゴリなど、特定の業界や職種、役職などがターゲットとなる場合利用しやすいターゲティングです

仕事カテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。

仕事  
仕事勤務先(検索式) 
仕事役職(検索式) 
仕事業種2000年より前に設立された会社
仕事業種2000年~2009年に設立された会社
仕事業種2010年以降に設立された会社
仕事業種IT・技術
仕事業種IT意思決定者
仕事業種アート、エンターテイメント、スポーツ、メディア
仕事業種コンピューター・数学
仕事業種ビジネスの意思決定者
仕事業種ビジネスの意思決定者の役職と興味・関心
仕事業種ビジネス・ファイナンス
仕事業種ヘルスケア・医療
仕事業種マネジメント
仕事業種交通・輸送
仕事業種企業間取引を行う中規模企業の社員(社員数200~500人)
仕事業種企業間取引を行う大企業の社員(社員数500人以上)
仕事業種企業間取引を行う小規模企業の社員(社員数10~200人)
仕事業種会社の収益:1000万ドル超
仕事業種会社の収益:100万ドル未満
仕事業種会社の収益:100万ドル~1000万ドル
仕事業種会社規模:社員数101~500人
仕事業種会社規模:社員数11~100人
仕事業種会社規模:社員数1~10人
仕事業種会社規模:社員数500人超
仕事業種保安サービス
仕事業種公務員(グローバル)
仕事業種司法サービス
仕事業種営業
仕事業種地域福祉・社会福祉
仕事業種建築・工学
仕事業種建設
仕事業種教育・図書館
仕事業種清掃・メンテナンス
仕事業種生命科学、物理科学、社会科学
仕事業種管理
仕事業種自衛隊・軍関係者(グローバル)
仕事業種製造
仕事業種設備・修理
仕事業種農業、漁業、林業
仕事業種退役軍人(米国)
仕事業種食品・レストラン

子どもがいる人

子どもがいる人カテゴリではユーザーの子どもの有無、子どもの年齢層別でアプローチ可能です。

粉ミルクや紙おむつ等のベビー業界にまつわる広告を出稿したい場合は「幼児の子どもがいる人」、ゲームやフィギュア等の玩具業界にまつわる広告を出稿したい場合は「小学校低学年の子どもがいる人」にアプローチするとよいでしょう。

子どもがいる人カテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。

カテゴリ1カテゴリ2カテゴリ3
子供がいる人  
子供がいる人父親/母親子どもがいる(すべて)
子供がいる人父親/母親子どもがいる人(13~17歳)
子供がいる人父親/母親子どもがいる人(3~5歳)
子供がいる人父親/母親小学校低学年の子どもがいる人(6~8歳)
子供がいる人父親/母親小学校高学年の子どもがいる人(9~12歳)
子供がいる人父親/母親幼児の子どもがいる人(1~2歳)
子供がいる人父親/母親親(子どもが12か月以内)
子供がいる人父親/母親高校卒業年齢以上の子どもがいる人(18~26歳)

ファイナンス(米国)

ファイナンスカテゴリは米国居住者のみを対象としたターゲティングです。

米国の地域を世帯年収が上位5%、10%、10%~25%、25%~50%の4つに分けて、その地域に住むユーザーをターゲットに広告を配信できます。車や時計、不動産等の単価が高い商材は世帯年収が高いエリアに出すなど、商材の金額感に合わせてターゲティングするとよいでしょう。

ファイナンスカテゴリで設定できるターゲティングは以下のとおりです。

カテゴリ1カテゴリ2カテゴリ3
ファイナンス  
ファイナンス収入世帯収入:上位10%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス収入世帯収入:上位10~25%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス収入世帯収入:上位25~50%(米国の郵便番号ごとの地域)
ファイナンス収入世帯収入:上位5%(米国の郵便番号ごとの地域)

利用者層ターゲティング設定時の注意点

次に、利用者層ターゲティングの設定を行う際の注意点を紹介します。

いざ設定を行う際に、意図しない設定にならないようご注意ください。

複数ターゲット指定時はOR条件で設定される

複数の詳細ターゲティングを設定しようとすると、管理画面は以下のような表示になります。

(例としてここでは「IT・技術」と「営業」を使用します)

上部に「次の条件に一致する人を含める」と確認できるため、条件としては「IT・技術」および「営業」両方に一致するオーディエンスを抽出するように見えますが、実際は「IT・技術」または「営業」に一致するオーディエンスを抽出するOR条件になっています。

AND・除外を使い分ける

OR条件以外は先ほどの画像内の最下部の「除外」「オーディエンスの絞り込み」を使用することで次のように指定できます。

【AND条件】「営業/IT・技術どちらにも一致するオーディエンス」

【除外】「IT・技術に一致するが営業には一致しないオーディエンス」

このようにOR条件、AND条件、除外を使用することで詳細なターゲットは自由な指定を行うことができます。

オーディエンスのサイズを確認すること

詳細なターゲットを指定する際に絶対確認しなければならない点の一つに、管理画面右上のオーディエンスの想定リーチ数です。それは、このようなメーターで表示されています。

ここで注意することはメーターが左の赤部分に掛からないようにすることです。つまりオーディエンスのサイズが小さくなりすぎないようにすることです。

オーディエンスが小さいと以下のような弊害が発生する恐れがあります。

  • 広告配信がほとんどされない
  • Facebook広告の媒体による配信最適化が機能しない

どれだけ自社にピッタリなターゲティングであっても、配信ができなければ何の意味もありません。

ターゲットが小さいというエラーが出る場合は、ターゲティングの条件を緩めてメーターを中央部に寄せるように調整する必要があります。

成果拡大が目的なら、ターゲット設定の「拡大」を

詳細なターゲットにこだわらず成果の積み上げを狙うのであれば、「ターゲット設定の拡大」を選択しましょう。以下の項目にチェックをすると、ターゲットが拡大されます。

使用条件は、広告配信の目的として設定するキャンペーンの目的が「ブランドの認知度アップ」「リーチ」以外であること。

ちなみに「コンバージョン_」「アプリインストール」の目的ではデフォルトでオンになっています。

この設定を使用すると、指定した詳細なターゲットに配信を絞らず、成果の積み上げやコストの削減が狙えるとFacebookの媒体が判断した場合に、指定したターゲットに行動が類似しているユーザーにも配信対象が拡大されます。

獲得数を増やしたい場合は、ターゲットの拡大をすることが推奨されておりますので、広告配信に特別な条件がない場合は設定をする方がよいでしょう。

Facebook広告はターゲティングで成果が変わる

Facebook広告はプロフィールの情報や、投稿の内容などの情報をもとにユーザーを特定する精度が非常に高いといわれています。広告を出稿する場合は、自社のターゲットに適したターゲティング設定をすることを心がけましょう。

当記事のターゲティングリストをお手元で見たい場合は、以下のボタンからExcelシートをダウンロードしてご利用ください。

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