プライムナンバーズの研修内容④|何度も繰り返して習得させる広告入稿研修
「Web広告の仕事って、興味はあるけど入社後に何をするかようわからんな~」「学校でマーケティングの授業を習ってない私が、入社後に活躍できるんやろうか~」
Web広告やWebマーケティングといった業界に対し、入社後に活躍できるのか不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私たちプライムナンバーズは、そんな皆さんのために、未経験からでも安心してWeb広告のプロを目指せるように、新入社員研修プログラムを用意しています。
今回は研修の中でも、「Web広告の入稿(設定)研修」にフォーカスして紹介します 。
この記事を読めば、Web広告の知識がない方でも、入社後にどのような研修があり、どんな成長ができるのか、具体的にイメージでき、入社後の不安が少し払拭できると思います。
目次
まずは「入稿指示書」の内容を理解する
Web広告は、運用コンサルタントが作成した「入稿指示書」をもとに設定します。入稿指示書とは、「どのような戦略で、ユーザーがどんな言葉で検索したときに、どんな広告を出すか」などといった広告の配信設定をまとめた指示書です。
今回はGoogle検索広告の入稿指示書の一部を例に、入稿指示書はどんな内容が記載されているのか紹介します。
キャンペーン構成
検索広告の設定は、情報を整理しやすいように、「キャンペーン」と「広告グループ」の2階層で構成されています。
それぞれの階層で設定する内容は以下です。
①キャンペーン
「Aという商品に特化して宣伝する」「Bのサービスを大阪に限定して配信する」といった、広告配信の大きな目的ごとに作成する階層です。この階層で、「一日にどれくらいお金を使うのか」「日本中に広告を配信するのか、関東地方だけに限定して広告を配信するか」「平日は広告は配信し、週末は配信を停止するか」といった、広告配信の大きなルールを設定します。
②広告グループ
広告グループとは、特定のテーマに沿った「キーワード」と「広告文」をひとまとめにするための階層です。
クリックされやすい広告文の最大の特徴は、ユーザーが検索した際に使った語句(キーワード)と表示される広告文の関連性が高いことです。
たとえばあなたが「スニーカー」で検索したら、「スニーカーをお探しなら」という文言が入っている広告文をまず目で追ってしまうと思います。
広告成果を向上させるために、同じテーマのキーワードと広告文を1つの広告グループにまとめる設定を行います。

キーワード
キーワードは、ユーザーが検索エンジンでどのような言葉を入力した時に、広告を表示させるかを指定する単語のリストです。
「Web広告」のように1語を設定する場合もあれば、「Web広告 代理店」「Web広告 費用」など2語以上の単語を組み合わせて設定する場合もあります。
以下のようなキーワード構成の設計図をもとに、どの広告グループにキーワードを何個入れるのか確認しながら設定を行います。

広告文
検索結果画面に表示される広告の文章です。広告は、「見出し(タイトル)」、「説明文」、「リンク先URL」などから構成されています。実際に配信される広告は以下のようなものになります。
検索広告配信イメージ

検索広告の仕組みについて少し説明します。現在の検索広告はレスポンシブ広告という種類の広告を設定します。
これは「見出し(タイトル)」や「説明文」を1つだけ登録するのではなく、複数の候補を登録しておきます。そして登録しておいた多数の候補の中から、「この人には、この見出しとこの説明文の組み合わせた文章が一番クリックされそうだ」とAIが自動で判断し、その場で最適な広告文を自動で組み立てて表示するという仕組みです。
入稿指示書には、複数の「見出し(タイトル)」や「説明文」が記載されているので、各広告グループにすべての内容を設定します。

入稿指示書にはそのほかにも細かな設定が記載されておりますが、今回は広告入稿に最低限必要な箇所だけ抜粋して例示しました。
研修ではまずこの入稿指示書の見方を説明して、広告設定の全体像を描けるようにしてから設定の作業に入るように指導します。
【画像で解説】Google検索広告の入稿画面をチラ見せ
入稿指示書の見方がわかったら、練習環境において実際に入稿します 。まずは講師がパソコンの画面を共有し、広告設定画面の操作を実演しながら、入稿方法を理解していただきます。広告設定画面の見方がわかったら、自分たちで入稿を行います。
ここからは、Google検索広告がどのように入稿できるのか、画像を使って紹介します。
① 「キャンペーン作成」
まずは、「キャンペーン」という広告設定における大枠のルール設定をします。
ここでは以下のような設定をします。
・地域
検索広告を配信する地域の設定をします。配信地域は、国単位・都道府県単位・市区町村単位から設定できます。また新宿駅など特定の地点を中心とした半径〇km圏内に広告を表示させるという設定もできます。
・言語
Google検索を利用しているユーザーの「言語設定」を指定します。基本的には、広告文の言語と統一した言語を設定します。
例えば配信地域を日本にしていると、海外から日本に旅行に来た日本語が読めない外国人も広告配信の対象者となります。日本語が読めない方に日本語の広告を出しても効果が見込めないため、言語設定を日本語に絞るという設定を行います。

②「キーワード設定」
次に、入稿指示書で指定されたキーワードを入力していきます 。ユーザーが検索した言葉と、ここで設定したキーワードが関連した場合に、広告が表示される仕組みです。
先ほどの入稿指示書にもとづいてキーワードを設定した状態が以下です。

③「広告文設定」
キーワードを設定したら、そのキーワードで検索したユーザーに表示させる「広告文」を作成します。広告文は、複数の「見出し(タイトル)」や「説明文」を設定します。
先ほどの入稿指示書にもとづいて広告文を設定した状態が以下です。
画面の右側には広告が掲載された際のプレビューも表示される仕様になっています。

④予算設定
一日に配信する広告費用の上限を設定します。
クライアントと広告運用コンサルタントが事前に相談したうえで、配信期間とその期間で使用する広告予算を決定します。
例えば一か月(31日間)で50万円の広告予算をいただいたなら、一日換算で平均16,129円使用することができます。このようにして算出した日予算を設定します。

最後に上記設定内容について誤りがないか再度確認した後、最終的に公開を押せば広告の設定が終了します。
当記事では広告の入稿方法について最低限の説明にとどめていますが、実際の入稿指示書ではさらに、広告配信するユーザーを「性別・年齢」などで細かく絞ることや、先ほど説明した広告文に加えて追加情報を設定できる「広告表示アセット」などの様々な指示が書かれています。そのため、実際の研修ではより詳細な説明を交えて入稿の練習を行います。
様々なパターンの入稿を繰り返し演習し、早く正確な入稿をできるようにする
わたしたちの研修は、一度やり方を教えて終わりではありません 。広告入稿研修のゴールは、反復演習を通じて入稿方法を身体に染み込ませることです 。
そのために、様々なクライアントや商材を想定した、多種多様なパターンの入稿指示書を用いて、何度も入稿演習を繰り返します。研修が進むにつれて、扱うキーワードの数が数百、数千になったり、広告グループ毎に設定する広告文の内容が細かく変わるなど、入稿指示書の難易度を少しずつ上げていきます 。これは、実際の業務で発生しうる、大量かつ複雑な設定にスムーズに対応できる力を養うためです 。
そして以下のようなミスがないか、自分でチェックしてから完了するようにしています。
- キーワードの登録個数は、指示書の数と合っているか
- 広告文の見出し(タイトル)の登録個数が、指示書の数と合っているか
- 広告配信地域に過不足はないか
これらの項目を含む多数のチェック箇所を見て入稿の「正確性」が担保できるようになれば、次のステップとして「スピード」を意識してもらいます 。ビジネスには納期があります。広告作成の依頼を受けて即日に対応しないといけない場合もあります。研修の最後では、決められた時間内に入稿作業を完了させる訓練も行い、時間内に作業をやり切る力をつけていきます 。
まとめ:反復演習で未経験者をプロに育てる研修を用意しています
以上、プライムナンバーズの「広告入稿研修」についてご紹介しました 。
Web広告の入稿を学生時代に経験したことがある方は、まずいないでしょう 。ですが、まったく心配はいりません 。わたしたちの研修はただ知識を「教えて終わり」にはしません。何度も演習を繰り返すことで、「できるようになるまで」育てますので、いざ実践の現場に出たときにも、自信を持って業務に取り組めます 。
私たちが皆さんに求めるのは、現時点での知識や経験ではありません 。Web広告業界への興味、そして成長しようという意志があれば、スキルは入社後にいくらでも身につけられる環境を用意しています。
この記事を読んで、「広告業界って難しそうと思ってたけど、この会社なら私でも活躍できるかもしれへんわ~」「全然知らない世界やけど、チャレンジしてみたいわ~」と思った方はぜひ一度、私たちの会社説明会にご参加ください 。説明会では、研修内容だけでなく、Web広告の仕事のやりがいや、入社後のキャリアについても詳しくご紹介します 。
ご参加は、マイナビより受け付けております。以下のリンクよりお気軽にエントリーください 。







