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2024.03.29 更新
2024.03.29 更新

【一覧DL可】LINE広告で配信面が選べるように!CV獲得できる配信面TOP2は「トークリスト」と「●●」?

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

2024年3月におこなわれたアップデートにより、従来はランダムで配信されていたLINE広告の配信面を自由に選択できるようになりました。

そんな新機能を上手く活用するために、アップデートの概要とトークリスト・LINE NEWS・LINE VOOM・ホームの4つの主要配信面の特徴や選び方を説明いたします。
配信面の選定にお役立てください。

配信面の特徴と選び方を一覧にまとめた資料は下記よりダウンロードいただけます。

なお、本記事はLINEヤフー株式会社の公式資料「プレースメント機能活用ガイド(2024)」で発表されているデータに基づき作成しています。

アップデートの概要

従来のLINE広告では広告の配信面は広告主では決められず、LINEの判断によってランダムに決定されていました。
アップデート後は広告グループごとに配信面を広告主側で自由に選択できるようになり、より意図的な配信が可能になりました。
また、どの配信面でどのようなパフォ-マンスとなったのかをレポートで確認できるようになりました。

CV獲得に適した配信面TOP2

配信面が選べるということは、CVが獲得しやすい配信面を狙って広告を出せるということです。
LINEによって発表されているCVが発生しやすい配信面は下記の2箇所です。

・トークリスト
・LINE NEWS

この2箇所でLINE広告のCV発生数の過半数を占めています。これらの面に配信することで、CVの増加を狙うことができます。
CVの発生が多い面を意図的に選択できるようになったということは、広告主にとっても非常に大きなアップデートであるといえます。

利用可能なキャンペーン目的

プレースメント選択機能は下記のキャンペーン目的で利用できます。

・ウェブサイトのアクセス
・ウェブサイトコンバージョン
・アプリのインストール
・アプリのエンゲージメント
・動画の再生
・リーチ
・商品フィードから販売
・友だち追加

利用推奨シーン

下記の場合には特にプレースメント選択機能の利用が推奨されます。

・配信面ごとにクリエイティブを分けて配信したいとき
・配信面ごとにターゲティングや予算を変えて配信したいとき

活用のポイント

プレースメント選択機能を有効に活用するために、下記の2つの活用方法が推奨されています。

①特定の配信面に注力する
 →成果の良い配信面での配信をより拡大する
 →成果の悪い配信面を改善する
 →配信していない面への拡大を図る
②特定の配信面を除外する
 →成果の悪い配信面を除外する

①特定の配信面に注力する

予算に余裕があり、今後配信を伸ばしていきたい場合におすすめの運用手法です。

配信成果が特に良い/悪い面をレポートで確認し、それぞれの面に絞った広告グループを作成することで管理がしやすくなります。
それぞれの配信面の特性に合わせたクリエイティブを配信し、成果の最大化を狙いましょう。

またあまり配信されていない面も、切り出して広告グループを作成することで配信量が増える可能性があります。

②特定の配信面を除外する

予算が限られており、すぐに成果を出すことを重視したい場合におすすめの運用手法です。

成果が著しく悪い配信面がある場合、その面を除外することで全体的な成果を改善することができます。
ただし配信面を除外すると配信ボリュームが落ち込んでしまうため、多くの面を除外することは避けましょう。

LINE広告の配信面

配信面は下記の19箇所から選択可能です。

トークリスト
LINE NEWS
LINE VOOM
ホーム
ウォレット
LINEマンガ
LINEポイントクラブ
LINEチラシ
LINEクーポン
LINEマイカード
LINEショッピング
LINE Monary
LINEレシート
アルバム
LINEオープンチャット
LINE公式アカウントのトークルーム
LINE エンタメアカウント
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

すべての面の概要は下記の記事で解説しています。あわせてご参考ください。

配信面の選び方

成果を最大化するためには、配信面ごとの特徴を踏まえた選択をすることが重要です。
LINEアプリ内の主要な配信面4種類のユーザー層・対応フォーマットごとの配信傾向・クリエイティブ制作のコツをまとめて解説します。配信面を選ぶ際にご参考ください。

トークリスト

トークリスト上部に配信されます。

ユーザー層

男女の差はあまりないですが、女性の方が若干多い傾向があります。
年齢層も10代のユーザーは少ないものの20代以上のばらつきは少なく、全年代に広くリーチできる配信面です。

対応フォーマットごとの配信傾向

トークリストでは下記のフォーマットが利用可能です。

■画像(1080×1080)
■画像(1200×628)
■画像(小)
■画像(アニメーション)

画像(小)画像(アニメーション)が配信の過半数を占めています。
画像(アニメーション)はCTRが高い傾向があるため、クリック獲得に向いています。
一方CVRは画像(1080×1080)が高い傾向があるため、目的によってうまく使い分けるようにしましょう。

クリエイティブ制作のコツ

トークリストは小さい広告枠であるため、小さい画像でいかにわかりやすく伝えるかがポイントです。
その上で下記を踏まえて制作すると、効果的なクリエイティブにすることができます。

■人物画像を使用
商品のターゲットを想定した人物画像を使用することで対象をわかりやすく伝え、ユーザーの目を引くことができます。
■手書き風のフォントを使用
温かい印象を与え、親近感を持ってもらいやすくなります。
■商品の画像を使用
商品画像やブランドロゴを載せることでシンプルで洗練された印象を与え、商材の魅力をダイレクトに伝えることができます。
■商材に関連する絵文字の活用
見慣れた絵文字をつけることでユーザーの目につきやすくなります。
■動く矢印の使用
画像の左側にあるテキスト部分に向かって動く矢印を使用することで、テキストに注目を集めることができます。

LINE NEWS

LINEアプリ下部の「ニュース」タブから見られるニュースコンテンツ内に配信されます。

ユーザー層

女性ユーザーが過半数を占めています。
また10代のユーザーは少なく、30~50代がメインです。
30代以上の女性にアプローチしやすい配信面であるといえます。

対応フォーマットごとの配信傾向

LINE NEWSでは下記のフォーマットが利用可能です。

■画像(1080×1080)
■画像(1200×628)
■画像(小)
■動画(1:1)
■動画(16:9)
■動画(9:16)
■カルーセル

画像(1080×1080)カルーセルの配信比率が高い傾向にあります。
カルーセルは平均CTRが高いため、クリックを重視する場合に適しています。
CVRは動画(1:1)が高い傾向があるため、動画で商材の紹介をしてCVを狙いたい場合にこの配信面を選択するとよいでしょう。

クリエイティブ制作のコツ

ニュース記事と並んで表示されるため、記事コンテンツ同様続きが気になる・詳細を見たくなるようなクリエイティブにすることがポイントです。
その上で下記を踏まえて制作すると、効果的なクリエイティブにすることができます。

■長文で丁寧に説明する
スクエア画像を縦に2分割し、片方に画像を、もう片方に長文の説明を記載します。
画像とテキストを明確に分けることで可読性が高まります。

LINE VOOM

LINEアプリ下部の「VOOM」タブから見られるショート動画とショート動画の間に挟まる形で配信されます。

ユーザー層

女性の方が若干多い傾向にあります。
また特に女性において10代のユーザーが多く、若年層へのリーチを狙いやすい配信面です。

対応フォーマットごとの配信傾向

LINE VOOMでは下記のフォーマットが利用可能です。

■画像(1080×1080)
■画像(1200×628)
■動画(1:1)
■動画(16:9)
■動画(9:16)
■カルーセル

動画(9:16)の配信比率が非常に高い傾向にあります。
一般ユーザーが投稿しているショート動画も9:16の縦型のものが多く、それらに溶け込むことで広告を受け入れられやすくなります。
動画(9:16)はCVRも高い傾向にあるため、このフォーマットを積極的に利用するようにしましょう。

クリエイティブ制作のコツ

ユーザーの一般投稿が上下に表示されるため、親和性を考慮したエンタメ性の高い表現をすることがポイントです。
その上で下記を踏まえて制作すると、効果的なクリエイティブにすることができます。

■ユーザー投稿風の動画にする
広告色を薄くすることで視聴継続に繋がりやすくなります。また商品に親近感を持ってもらいやすくなる効果も期待できます。
■ユーザー体験型のコンテンツにする
2枚の画像を並べて間違い探しにしたり診断形式にしたり、ユーザーが体験できるコンテンツにすることで能動的な行動を促すことができます。

ホーム

LINEアプリ内「ホーム」タブ内の友だちリスト・スタンプショップなどのコンテンツの下部に配信されます。

ユーザー層

女性の方が若干多い傾向があります。
また10~20代のユーザーが多いもののばらつきは少なく、全年代にリーチできる配信面です。

対応フォーマットごとの配信傾向

ホームでは下記のフォーマットが利用可能です。

■画像(1080×1080)
■画像(1200×628)
■画像(小)
■動画(1:1)
■動画(16:9)
■カルーセル

画像(1080×1080)、動画(1:1)、カルーセルがまんべんなく配信されています。
中でも画像(1080×1080)のCTRが高いため、クリック獲得を目指すならこのフォーマットで配信すると良いでしょう。
またCVRは画像(1200×628)が高いため、CV獲得を狙うこともできます。

クリエイティブ制作のコツ

ファーストビューではクリエイティブの上部のみが表示されるため、上部で興味を引くことができるクリエイティブにすることがポイントです。
その上で下記を踏まえて制作すると、効果的なクリエイティブにすることができます。

■バリエーションを並べる
スクエア画像を4分割して複数の商品を並べることで、どれか1つにでも興味を持った人にクリックしてもらいやすくなります。
■ユーザー体験型のコンテンツにする
2枚の画像を並べて間違い探しにしたり診断形式にしたり、ユーザーが体験できるコンテンツにすることで能動的な行動を促すことができます。

配信面別|利用可能なフォーマット一覧

利用可能なフォーマットを配信面別にまとめた表は下記のとおりです。

配信面Card
(1200×628)
Square
(1080×1080)
Carousel
(1080×1080)
画像(小)画像(アニメーション)Card
(16:9)
Square
(1:1)
Vertical
(9:16)
動画(小)(16:9)動画(小)(1:1)
トークリスト
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット
LINEマンガ
LINEポイントクラブ
LINEショッピング
LINEチラシ
LINEクーポン
LINEマイカード
ホーム
LINE Monary
LINE オープンチャット
LINEレシート
LINE公式アカウントのトークルーム
アルバム
LINEエンタメアカウント
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

画像(アニメーション)、動画(小)はトークリストでのみ利用可能です。
配信面によっては利用できないフォーマットもあるため、配信面を決める際にご確認ください。

業種別|獲得効率が良い傾向の配信面一覧

業種別のおすすめ配信面は下記のとおりです。
当てはまる業種がある場合はここに挙げられている配信面を選択すると獲得効率の向上が期待できます。

業種獲得効率が良い配信面3選  
エンターテイメント&メディアホームその他の面LINE VOOM
キャリア&ビジネスその他の面LINE VOOMトークリスト
ゲームトークリストLINE VOOMLINE NEWS
コスメLINE NEWSその他の面ホーム
ショッピングホームトークリストその他の面
テクノロジーその他の面ホームトークリスト
ビューティーLINE NEWSその他の面トークリスト
ファッションその他の面LINE NEWSトークリスト
ファミリー&ソサエティーその他の面LINE NEWSLINE VOOM
フィットネス&メディカルサービスその他の面LINE NEWSホーム
フード&ドリンクLINE VOOMその他の面トークリスト
レジャー・スポーツ・ライフスタイルその他の面トークリストLINE VOOM
教育その他の面トークリストホーム
金融サービスその他の面トークリストLINE VOOM
健康食品その他の面トークリストホーム
自動車ホームその他の面トークリスト
不動産トークリストLINE NEWSホーム
法律&政治その他の面LINE VOOMトークリスト
旅行その他の面ホームLINE VOOM

ただし記事の前半でも触れたとおり、獲得CVの過半数がトークリストとLINE NEWSで発生しているため、迷った場合や当てはまる業種がない場合はこの2つの配信面に優先して配信すると良いでしょう。

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N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。子どもの頃からブラジル音楽をこよなく愛しており、演奏もする。好きなしらすは釜揚げ。右利き。