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2024.03.29 更新
2024.03.29 更新

【一覧DL可能】覚えておきたいWebマーケティング用語集

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N.F.

コンテンツプランナー

アドネットワーク、DSP、KPI…
マーケティング用語はカタカナとアルファベットが多くて難しい!
本記事では、そんなWebマーケティング用語と解説をわかりやすくまとめました。
今さら聞けない用語の意味の確認に、マーケティング業界の勉強にお役立てください。

用語の読み方のあいうえお順で、索引形式で掲載しています。
黒い星は重要度を表しています。

★★★:必ず知っておきたい
★★:知っておいて損はない
★:知っていれば上級者

★は記事内では省略しましたが、下記のダウンロード資料内には掲載しています。
もっと広く知りたい!という方はダウンロードしてご利用ください。

目次

アクセス解析

重要度:★★★
Webサイトを訪れたユーザーの、そのサイトに訪れるまでの経路やサイト内での行動などを把握すること。例えば購入や予約などのコンバージョンに至らなかったユーザーが離脱した地点を把握すれば、サイト内の導線の改善に役立てることができる。
代表的なアクセス解析ツールとして、GoogleAnalyticsなどが挙げられる。

参考ページ:GoogleAnalytics

アセット

重要度:★★★
検索広告において、広告を構成するコンテンツのこと。広告見出しや説明文の他、住所や電話番号、広告表示オプションなども含まれる。

アップセル

重要度:★★
購入済みの商品よりも上位の(高額な)ものを顧客に提案して購入してもらうこと。
例:基本プランで契約している顧客により高額なプレミアムププランへの加入を促す
顧客の単価が上がるため、顧客数を増やさなくても売上を改善できる。

アドネットワーク

重要度:★★★
複数のメディア(ウェブサイト、SNS、ブログ)など、インターネット広告媒体をあつめた、広告配信ネットワークのこと。アドネットワークは複数のメディアを横断してそれぞれの広告枠に一括で広告出稿できるため、各媒体に逐一出稿作業をしなくてよく、広告出稿にかかる管理工数を削減することができる。代表的なアドネットワークとしては「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」や「Yahooディスプレイ広告(YDA)」がある。広告主の指定したターゲットに広告を配信することが可能。一方で、広告を掲載するメディアの指定ができないため、意図しないサイトへ広告配信されるなどのデメリットもある。

アトリビューション

重要度:★★★
間接効果を含め、広告の貢献度を測定する分析手法。最終的にコンバージョンにつながった広告やメディアだけではなく、その前にユーザーに接触し間接的に成果に寄与した広告・メディアにも一定の評価をするべきとの考え方。例えばユーザーがある製品を購入するまでに「広告Aを見る→数日間検討…広告Bを見る→購入を決定」という行動を取っていた場合、直接購入に繋がった広告Bのみがコンバージョンに貢献したとするのではなく広告Aもコンバージョンに貢献していると考える。

アトリビューション分析

重要度:★★
ユーザーがコンバージョンに至るまでに接触したメディアのそれぞれのコンバージョンへの貢献度を分析すること。貢献度は1以下の数値で表され、数値が大きいほどコンバージョンに貢献していると考える。アトリビューション分析をもとに、貢献度が高い広告に予算を寄せるなどの改善につなげることができる。

アトリビューションマネジメント

重要度:★★
アトリビューション分析を行い、予算を適正化し、広告効果の拡大を図ること。
直接コンバージョンにつながった広告やメディアだけでなく、成果をアシストした広告表示やクリックなどにも評価の対象を広げ、広告成果をより正確に検証(アトリビューション分析)。検証結果にもとづいて媒体ごとに適正な予算を配分することで、広告の成果を拡大することを目指す。タッチポイントと成果の相関関係に加え、各ポイントでユーザーがどのような態度変容を起こすかに注目することが必要。

アトリビューションモデル

重要度:★★
広告やメディアといったユーザーとのタッチポイントに、コンバージョンに対する貢献度をどのように割り振るかを定めたルールのこと。Google広告にはコンバージョンの設定として「ラストクリック」「データドリブン」の2つのアトリビューションモデルが存在する。

ラストクリック:最後にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てる
データドリブン:コンバージョン経路全体における各広告インタラクションの実際の貢献度が計算される

Googleの推奨はデータドリブンだが、自社のユーザーがたどるであろうコンバージョン経路を想定して適切なモデルを選ぶのが良い。

アフィニティカテゴリ

重要度:★★★
Google広告のターゲティングに用いられる、ユーザーの趣味や関心事を分類したカテゴリ。
「スポーツ・フィットネス」「旅行」など100種以上のカテゴリから商材に合ったものを選択することで、商材に興味を持つ可能性が高いユーザーに広告を配信することができる。

GDNのアフィニティカテゴリの一覧は下記記事参照。

アフィリエイト広告

重要度:★★★
広告を介して何らかの成果が発生した際にのみ、広告枠を持つサイトの運営者に報酬が支払われる形式の広告。「成果報酬型広告」とも呼ばれる。一般的にはASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)というサービスを介して広告枠を持つWebサイト運営者を募り、広告を掲載する。
広告主は広告表示や広告がクリックされただけでは料金が発生せず、広告をクリックしたユーザーがコンバージョンした場合にのみ課金される仕組み。アフィリエイト報酬を目的としてサイト運営をする人間を「アフィリエイター」と呼ぶ。
広告主の提示する報酬が低すぎるなど、アフィリエイターやサイト運営者側のメリットが十分でない場合は、広告が一切出ない可能性もある。

EFO

重要度:★★
Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化)の略、資料請求フォームや予約フォームなどの入力完了率を高める(途中で離脱するユーザーを減らす)ために様々な施策を行い、フォームを改善していくこと。

ECサイト

重要度:★★★
Electronic commerce(エレクトロニック・コマース)を行うWebサイトのことで、インターネットを通じて商品やサービスを売買するサイト全般を指す。
Amazon、楽天など複数店舗が1サイト内に集まるモール型のECサイトのほか、BASEやBOOTHなど自社ブランドの店舗のみが出品する単店舗型のECサイトに大別される。

eCPC(拡張クリック単価)

重要度:★★★
Google広告で利用可能なスマート自動入札の一種。入札価格は手動で設定できるが、より高い入札額でコンバージョンに繋がる可能性があると判断された場合に自動で入札額が引き上げられる。コストを抑えながらコンバージョンを最大化することができ、手動で入札調整を行う手間が省ける。

一般キーワード

重要度:★★★
検索広告で設定するキーワードのうち、ブランド名などの固有名詞を含まないキーワードのこと。「服 レディース」など。指名キーワードに比べて単価は高く、コンバージョン率は低くなりやすい。

インスクロール広告

重要度:★★
Webサイトで画面をスクロールした際に表示される広告のこと。広告の形式としては主に動画フォーマットが多く、可視領域までスクロールすることで自動で広告が再生される。スクロールされた瞬間に広告が表示されるためユーザーの視認性が高く、より強いインパクトを与えることができる。一方で、広告が魅力的でない場合は、すぐにスクロールされてしまったり、ユーザーに不快感を与える可能性もある。動画形式の場合は、動画の冒頭でインパクトのある訴求を行ったり、ユーザーのメリットを伝えたりといった意識が求められる。

インストリーム広告

重要度:★★★
Googleの提供するYouTubeなど動画サイトの再生中に流れる動画広告のこと。SNSの動画広告としても配信することができる。ユーザーが視聴している動画と同一サイズで広告が表示されるため、短い広告でもより強い印象を与えられる。動画コンテンツの冒頭で流れる広告や、長尺動画の途中や再生終了後に流れる広告など、動画再生のタイミングを選ぶことも可能。また、スキップの出来ない6秒間の動画「バンパー広告」や、途中で広告をスキップして見たい動画コンテンツにすぐ移行できる「スキッパブル広告」など、掲載する動画にあった形式を選択することができる。

インテント

重要度:★★
ユーザーが意図していることや深く考えていること。検索広告やSEOの場合、ユーザーのインテントはキーワードに表れると考えるのが一般的。例えば「猫カフェ 初心者」というキーワードなら、「初めて猫カフェに遊びに行こうと思っているので、注意すべきことや知っておきたい知識、初心者向けの店舗などの情報が知りたい」というインテントが想定される。正確な内容は各ユーザーによって異なるため、確実な「正解」があるわけではない。

インバナー広告

重要度:★★
ディスプレイ広告枠に配信される動画形式の広告のこと。Webサイトを閲覧しているユーザーにアプローチできるため、普段動画サイトを視聴しないユーザーにも動画広告を配信することが可能。運用方法は基本的に通常のディスプレイ広告と同じであるため、ターゲティングリマーケティングも比較的簡単に設定することができる。インリード広告・インフィード広告が可視領域までスクロールしないと動画が再生されないのに対し、インバナー広告はページを開くと同時に再生が始まるといった違いがある。

インビュー(ビューアブルインプレッション)

重要度:★★
ユーザーが実際に視認可能な位置に広告が表示されたインプレッションのこと。「ビューアブルインプレッション」「アクティブビュー」とも呼ばれる。”Googleにおけるアクティブビューの指標は以下のとおり。
通常広告の場合…画面内の面積の50%以上を占め、1秒表示されること
242,000 ピクセルを超える広告の場合…画面内の面積の30%以上表示されること
インストリーム動画広告の場合…画面内の面積の50%以上を占め、2秒以上再生されること”

インフィード広告

重要度:★★★
WebサイトやSNS、ニュースアプリのコンテンツとコンテンツの間に挿入される広告のこと。通常コンテンツと似た形式で広告掲載されるため広告色が薄く、ユーザーの警戒心を下げ自然と目に留まりやすいといったメリットがある。クリック率は通常のディスプレイ広告と比較し高い傾向にあるが、ユーザーが通常のコンテンツと勘違いして広告をクリックするパターンも多く、広告とリンク先サイトの関連性が低いなど、場合によってはネガティブな印象を持たれる可能性もある。

インプレッション

重要度:★★★
広告の表示回数のこと。単価の計算にはCPMがよく用いられる。

インプレッション課金型広告

重要度:★★★
ディスプレイ広告や、DSP・SNS広告などで使用される一定の表示回数に対し課金がされる形式の広告。一般的には広告の表示回数1,000回に対し広告費が発生する課金体系(CPM)が多く採用されている。広告の表示に対し広告枠が買付されるため、まずは表示回数を伸ばしたいという場合には有効な形式。広告のクリック率が高ければクリック課金型広告よりもクリック単価が安くなることもあるが、逆にクリック率が低いと広告表示されるだけで費用がかかるため、誘導単価が上がってしまう可能性がある。

インプレッションシェア

重要度:★★★
広告が表示可能な状態であった回数のうち、実際に広告が表示された回数(視認範囲に表示されたかは不問)の割合のこと。
広告が表示可能な状態とは”広告の表示条件に合うキーワードで検索があった数”や”ターゲット設定通りのユーザーが訪れた数”を指し、その回数はGoogle内部のシステムで決定される。
インプレッションシェアが低いほど広告の表示機会を無駄にしていることになる。低くなる原因として、広告の質が悪いと判断されていることや入札額が安すぎることが考えられる。

インプレッション単価(CPM)

重要度:★★★
広告が1,000回表示されるごとにかかるコストのこと。広告費÷表示回数×1,000で求められる。

インリード広告

重要度:★★
Webサイトのコンテンツ間に表示される広告のこと。コンテンツとコンテンツの間に表示される広告で、Webサイトをスクロールして動画広告が画面に表示されると同時に動画が再生される。可視領域での広告再生となるため、動画の冒頭から広告を見てもらうことができる。またコンテンツの間に自然に表示されるため比較的広告色が薄く、ユーザーに不快感を与えにくいといったメリットがある。

WEB集客

重要度:★★★
インターネットを活用して行われるオンライン上での集客のこと。ユーザーを自社のサイトに誘導することを目的とする。手法としてはSEOやSNS運用、WEB広告などが挙げられる。
WEBマーケティングの中でも、特にユーザーを自社のサイトに誘導することを目的とする活動を表すことが多い。

WEBマーケティング

重要度:★★★
WEBを中心に行うマーケティング活動のこと。ユーザーをWebサイトに誘導し商品やサービスの購入・売上増加につなげるだけでなく、SNSなどでの情報発信を通じてブランド認知を高めるなどの活動も含む。サイトへの流入増に特に重きを置く場合、WEB集客といわれることもある。

運用型広告

重要度:★★★
リスティング広告ディスプレイ広告をはじめ、Youtubeなどの動画広告SNS広告など、入札額や予算、広告クリエイティブ等をリアルタイムで変更・改善できる運用型の広告。広告主のアプローチしたいユーザー層にあわせ、年齢や性別・地域、興味関心等の細かなターゲット指定が可能。課金形式は主にクリック課金・インプレッション課金があり、狙った広告枠に対しリアルタイムに入札が行われる。広告の表示回数やクリック数など、成果が数値化されるため、必要に応じ入札単価を調整したり、成果の悪い広告を停止するなど、効果検証と改善ができる。従来のマス(マスメディア)広告が「1度出したらおしまい」で細かな調整やセグメンテーションができなかったのに対し、日々の成果に応じた細かい調整ができることが画期的だった。現在のWeb広告のほとんどが運用型広告。

ABテスト

重要度:★★★
複数本の広告(Aパターン・Bパターン)を同時に配信し、それぞれの成果を比較すること。広告クリエイティブや配信設定などの改善に役立てることができる。

SEM

重要度:★★★
ユーザーがWebサイトを訪問するように促すマーケティングのこと。検索エンジン上で行われる。具体的にはSEOとリスティング広告を指す

SEO

重要度:★★★
検索エンジン最適化。検索エンジンでユーザーが検索を行った際、検索結果の上位に自社のWebサイトを表示させるために行う施策のこと。検索結果の表示順位はGoogle等の検索エンジンが「アルゴリズム」と呼ばれる計算方式でページの有用性を評価して決まるため、検索エンジンに「有用なページである」と評価されるためには技術的な工夫を行う必要がある。
SEOとリスティング広告をまとめて「SEM(検索エンジンマーケティング)」と呼ばれることもある。

SNS

重要度:★★★
ソーシャル・ネットワーキング・サービス。アカウントを登録した者同士でコミュニケーションを取ることができるサービスの総称。FacebookやInstagram、X(Twitter)、LINEなどが含まれる。

LP(ランディングページ)

重要度:★★★
検索結果や広告などを経由したユーザーが最初にアクセスするページのこと。商品の購入を促す縦長のページを指すことが多い。

LPO

重要度:★★★
ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)。より多くのユーザーに購入や申込みなどの行動をとってもらえるようにLPを調整すること。

オーディエンスターゲティング

重要度:★★★
個人を特定しない「人」に対するターゲティング。広告配信面等の広告枠ではなく、広告配信をする「人」を指定するターゲティング手法。特定のカテゴリに興味を示しているユーザー、誕生日や結婚など特定のライフイベントをむかえるユーザー、広告主のサイトに訪れたことのあるユーザーなど、利用者の検索履歴や行動情報をもとに広告媒体ごと独自にユーザーをカテゴライズしている。広告主は配信したい特定のユーザー層を指定し広告を配信する。

オーディエンス リスト

重要度:★★★
広告の配信(除外)対象としたいユーザーを蓄積したリスト。”Webサイトにアクセスしたことがあるユーザー”などの特定の特徴を持つユーザーを蓄積しておき、配信(除外)対象とすることができる。

オンラインアトリビューション分析

重要度:★★
アトリビューション分析の1種。オンライン施策に限定し、コンバージョンへの貢献度を算出するアトリビューション分析のこと。アトリビューション分析の中でも、TVやラジオ・雑誌広告や交通広告などのオフライン広告は分析に含まない。

カスタマーマッチ

重要度:★★★
Google広告で利用できるターゲティングのひとつ。広告主が所有している顧客のメールアドレスや電話番号などのデータに基づいたリストを作成し、そのリストをターゲティング(または配信除外)に利用することができる。既存顧客にアプローチするための機能。

カスタムアフィニティ

重要度:★★★
Google広告で利用できるターゲティングのひとつ。任意のキーワードやURLを設定し、それらに興味を持っていると判断されたユーザーに広告を表示することができる。ニッチな商材をアピールしたい場合に適している。

カスタム インテント オーディエンス

重要度:★★★
Google広告で利用できるターゲティングのひとつ。任意のキーワードやURLを設定し、それらについて積極的に調べている(購買意向が強い)ユーザーに広告を表示することができる。カスタムアフィニティよりも購入の可能性が高いユーザーにアプローチ可能。

キーワード ターゲティング

重要度:★★★
ユーザーが検索したキーワードをもとに行うターゲティングのこと。検索広告のほかディスプレイ広告でも利用できる場合がある。キーワードを検索する=そのキーワードに興味を持っているユーザーであるため、コンバージョンに至る確率が高い。

キャンペーン

重要度:★★★
Web広告において、広告をまとめる箱のような役割のもの。キャンペーンの中には広告グループや広告(クリエイティブ)が入っている。広告の配信スケジュールはキャンペーン単位で行うため、同時に配信・停止したい広告は同じキャンペーンに入れる必要がある。

興味関心連動型広告

重要度:★★★
コンテンツ連動型広告に、ユーザーの閲覧していたWebサイトや検索履歴、購入履歴、行動情報から、興味関心を推測し、それらに合わせたターゲティング要素を追加した広告手法のこと。代表的な広告としてYahoo!広告のインタレストマッチがあったが、2018年にサービスを終了した。

GoogleAnalytics

重要度:★★★
Googleが提供しているツール。自社のサイトに訪問したユーザーのサイト内の行動やサイトに至るまでの流れなどを分析することができる。

クリック単価(CPC)

重要度:★★★
広告を1回クリックされるごとの単価。費用÷広告のクリック数で求めることができる。

クリック率(CTR)

重要度:★★★
広告が表示された回数のうち、ユーザーにクリックされた割合のこと。広告の(クリック数÷表示回数)×100(%)で求めることができる。

グロス

重要度:★★
広告代理店に支払う手数料(マージン)も全て含めた広告主の予算のこと。

KPI

重要度:★★★
最終的な目標(KGI)に至るまでに設定する中間目標のこと。Web広告業界においては、クリックやコンバージョンなどの指標の目標を指す。

KGI

重要度:★★★
最終的な目標のこと。

検索クエリ

重要度:★★★
ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に入力した単語や文章のこと。
検索クエリ:ユーザーが入力した文言そのもの
キーワード:広告を表示する検索クエリを指定するために広告主が設定する文言

検索広告向けリマーケティング(RLSA)

重要度:★★★
ディスプレイ広告で行えるリマーケティング機能を検索広告にも適用した機能。過去に自社のサイトに訪問したことがある人が検索したときと訪問したことがない人が検索したときとで広告文を出し分けたり、入札に強弱をつけたりすることができる。

検索パートナー

重要度:★★★
Googleが提携している外部サイトのこと。niftyやlivedoorなどが含まれる。Google広告に入稿した広告は検索パートナーとなっているサイトにも表示することができる。

検索ボリューム

重要度:★★★
特定のキーワードで検索しているユーザーの数。検索ボリュームが大きいほど、その言葉はよく検索されているということになる。
Googleの無料ツールである「キーワードプランナー」を利用すると、キーワードの検索ボリュームを予測することができる。
参考ページ:Google キーワードプランナー

広告グループ

重要度:★★★
複数の広告(クリエイティブ)をまとめたもの。ターゲティングの設定は広告グループ単位で行えるため、同じターゲットに配信したい広告は同じ広告グループにまとめておく。

広告想起率

重要度:★★★
広告がユーザーの記憶にどれだけ定着したかをはかる指標。

広告ランク

重要度:★★★
広告の掲載順位を決めるため、もしくは広告掲載するかどうかを決めるために使用される数値のこと。広告ランクは、入札単価・広告とランディングページの品質・広告表示オプションの有無などから算出される。広告ランクが高いほど競合よりも優位な位置に広告を掲載できるため、入札金額の引き上げや広告クオリティの改善などによって上位掲載を狙うことが可能。広告ランクは掲載枠がオークションにかけられるたびに再計算され、品質に応じて毎回変動する。

行動ターゲティング広告

重要度:★★★
個人を特定しない「人」に対するターゲティングのうち、ユーザーのWebでの行動のみに紐づいて広告掲載するもののこと。BTA(Behavial Targeting Advertising)とも呼ばれる。広告配信面等の広告枠ではなく、広告配信をする「人」を指定するターゲティング手法。「オーディエンスターゲティング」に近いターゲティング手法といえるが、行動ターゲティングでは年齢や家族構成といったデータは紐づけられておらず、あくまでユーザーがWeb上でどのような行動をしたか、どんなWebサイトを閲覧したか、という点にフォーカスされている。

コンバージョン

重要度:★★★
ユーザーが広告を経由して価値ある特定の行動(購入や申込みなど)に至ること。

コンバージョン単価(CPA)

重要度:★★★
コンバージョン一回あたりの単価のこと。広告費用をコンバージョン数で割って求める。

コンバージョン トラッキング

重要度:★★
Googleが提供する無料ツール。広告を見たりクリックしたりしたあとのユーザーの行動(商品の購入や申し込み、問い合わせなど)を把握できる。

コンバージョン トラッキング タグ

重要度:★★
Google広告の管理画面上で広告のコンバージョンを確認するために必要なタグ。管理画面で発行し、コンバージョンとなるページ(フォームの入力完了ページや購入完了ページ、サンクスページ)に埋め込むことでコンバージョンを計測できるようになる。

コンバージョン率

重要度:★★★
広告がクリックされた回数のうちコンバージョンに至った数の割合。
(コンバージョン数÷クリック数)×100(%)で求められる。

3C 分析

重要度:★★
マーケティング戦略を立てる際に「市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)」の3つの要素を調査する環境分析方法。

シーケンス配信(シナリオ配信)

重要度:★★
フリークエンシー(1人のユーザーが同じ広告に触れた回数の指標)に応じて広告の出し分けをする手法のこと。広告の配信初期(フリークエンシーの数が少ない段階)ではできるだけ目に留まるデザインにする、複数回広告に触れたユーザーにはより具体的な内容のクリエイティブを出すなど、ユーザーの段階に応じて広告を出し分ける手法。何度も同じ広告を配信することによる不快感を防いだり、よりユーザーに受け入れられやすい訴求を行ったりできる。たとえばGoogle動画広告シーケンスでは、キャンペーン単位で4種類のシーケンステンプレートが用意されている。シーケンス配信は動画広告に限ったものではなく、Facebook広告でも利用可能。

CPA

重要度:★★★
コンバージョン単価のこと。広告費用をコンバージョン数で割って求められる。

CPM

重要度:★★★
インプレッション単価。広告1,000回表示あたりにかかるコストのこと。

指名キーワード

重要度:★★★
キーワードのうち、ブランド名や商品名など自社の固有名詞を含むもの。指名キーワードで検索するユーザーは自社を知っており、広告をクリックしたりコンバージョンしたりする可能性が高い。競合もいないためクリック単価も抑えやすい。

純広告

重要度:★★★
リスティング広告のように入札形式で配信する広告に対し、特定の媒体の特定の枠を予約・占有して固定費用で配信する形式の広告のこと。Yahoo!のトップページにある広告枠やYouTubeのマストヘッド広告などが含まれる。

スモールキーワード

重要度:★★
検索される回数が少ないキーワードのこと。あまり知られていないニッチなジャンルのキーワードや複数のキーワードを組み合わせたものなど。

セグメント

重要度:★★★
“20代女性”や“スポーツに興味がある人”など、共通の属性や興味関心を持ったユーザーごとのまとまりのこと。

ターゲット

重要度:★★★
広告を表示したいユーザーのこと。

ターゲティング

重要度:★★★
商材に興味を持つ可能性が高いユーザーを年齢・性別・興味関心などで指定し、そのユーザーを広告のターゲットとすること。

DSP

重要度:★★★
オンライン広告において、広告主が広告出稿するためのシステム。掲載面や価格、ターゲットなど設定した条件に合った広告枠を自動的に買い付け、広告配信するサービス。デマンド・サイド・プラットフォーム(Demand-Side Platform)の略。
DSPはSSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)と対になることで、Web広告の需給関係を成り立たせている。DSPは接続する複数のSSPやアドエクスチェンジの広告在庫をリアルタイム入札(RTB)で取引し、広告配信を一元管理し調整することが可能。「自動型」と「運用型」の2種類の運用方法があり、課金方法は「CPC課金」「インプレッション(CPM)課金」が主流となっている。

ディスプレイ広告(バナー広告)

重要度:★★★
Webサイトなどの広告枠に表示される画像形式の広告のこと。

デモグラフィック

重要度:★★★
年齢や性別など、統計学的に求められる属性の総称。

動画広告

重要度:★★★
動画形式の広告。
配信可能な主な媒体はYouTube、TikTok、Facebook・Instagram、LINEなど。

統合アトリビューション分析

重要度:★★
アトリビューション分析の一種。Webに限定せず、ユーザーが触れる可能性のあるチャネルすべてを考慮に加えて分析する。Web広告などのオンライン施策に加え、TV・新聞・ラジオ・雑誌広告や交通広告などのオフライン施策も含めた統合的なアトリビューション分析を行うことを指す。
オフラインでのアトリビューション分析については、TVCMの放映前後で自社サイトの訪問数の変化を検証したり、施策を実施した地域と未実施地域と違いを比較することで成果の検証を行う。Webチャネルのみのアトリビューション分析に比べ、よりユーザーの実情に沿ったコンバージョン経路を想定することが必要となる。

動的検索広告(DSA)

重要度:★★★
Google広告で利用できる検索連動型広告のひとつ。広告のリンク先として設定したWebサイトの内容から、検索を行ったユーザーのニーズに沿った広告文を自動で生成し表示することができる。広告文を作成する手間が省けるほか、クリック率クリック単価などの成果が良くなる。

トラフィック

重要度:★★★
広告を経由してWebサイトに訪問するユーザーの量。またWebサイトに誘導することを目的とするキャンペーンタイプのこと。

入札戦略

重要度:★★★
認知拡大やコンバージョン獲得など、広告主の目的を達成するために最適な入札を行うための機能。

入札単価

重要度:★★★
広告が1回クリックされるたびに支払うことができる金額として広告主が設定した単価。入札単価と広告の質によって表示される広告が決まる。広告の質が良ければ入札単価は比較的安くても表示されるが、広告の質が悪ければ入札単価を高く設定しないと表示されない。入札単価を高く設定すれば広告は表示されやすくなるものの、実際のクリック単価も高くなるためサイトへの誘導効率が悪くなる。

ネイティブアド

重要度:★★★
非広告コンテンツに交じえて広告コンテンツを実装することで、ユーザーに一般コンテンツの一部として認知させ、広告への忌避感を軽減することを狙った広告のこと。ネイティブ広告とも。
メディアを閲覧しているユーザーは当然ながら「メディアを見るため」に利用しており、「広告を見るため」に利用しているわけではないことがほとんど。画面内に広告が占める割合が高すぎるとユーザーは強い不快感を覚える可能性が高く、メディアのブランディングにも悪影響を及ぼす。
そのためメディアの品位を保ちつつ、広告枠も確保できる形態としてネイティブアドが役に立つことがある。具体的にネイティブアドの概念を実装する広告として「インフィード広告」や「記事広告」などの形式がある。

ネット

重要度:★★
広告代理店に支払う手数料を含まない広告費用のこと。

パフォーマンス プランナー

重要度:★★★
Googleが提供する無料のツール。
予算に対するクリック数やコンバージョン数などの成果の予測を立てることができる。目標コンバージョン数を達成するために必要な予算金額を割り出すなど予算のプランを立てるためにも活用される。

PPC広告

重要度:★★★
出稿した広告をユーザーがクリックするたびに料金が発生する形式の広告のこと。PPCはペイ・パー・クリック(Pay Per Click)の略。「クリック課金型広告」とも呼ばれる。リスティング広告(検索連動型広告)やディスプレイ広告SNS広告など、多くのWeb広告の課金形式として導入されている。広告に興味を持ったユーザーがクリックしてはじめて料金が発生するため、ユーザーを獲得できたかどうかにかかわらず一定の費用を支払わなければならない従来の広告に比べると、投下した広告費に対するユーザー獲得効率が良く費用対効果に優れた広告形式だと考えられている。PPC広告はユーザー獲得を主な狙いとする広告であるため、ブランドや商材の認知拡大施策としては動画広告など異なる手法が適していることが多い。

ビッグキーワード

重要度:★★
検索される回数が多いキーワードのこと。「スポーツ」「サッカー」など。競合が多いためクリック単価が高くなりやすい。

ビューアビリティ

重要度:★★
Web広告が配信されたインプレッションのうち、視認可能な位置に掲載されたと判断されるものの比率。Viewability。Web広告がとあるページに配信されたとしても、ページ最下部などのユーザーの目に触れない位置に広告が掲載され、実際には無効なインプレッションとなる場合がある。ディスプレイ広告の多くがインプレッション数に応じた課金形式(CPM)を採用しているため、ユーザーが広告を目にしていなくても料金が発生していることも考えられる。「広告のクリック数が少ない」「クリック率が低い」などの問題は、そもそも広告が表示されていないことが原因かもしれない。要因を分析する際は、ビューアビリティの数値も確認するとよい。

ビューアブルインプレッション

重要度:★★
ユーザーが実際に視認可能な位置に広告が表示されたインプレッションのこと。「インビュー」「アクティブビュー」とも呼ばれる。Viewable Impression。Web広告がとあるページに配信されたとしても、ページ最下部などのユーザーの目に触れない位置に広告が掲載され、実際には無効なインプレッションとなる場合がある。Google広告では「視認範囲のインプレッション」、Yahoo!広告では「ビューアブルインプレッション数」と呼ばれ、各管理画面上から数値を確認することができる。

品質スコア/品質インデックス

重要度:★★★
キーワードごとに広告の品質を評価する目安となる項目。1~10のスコアにわけられ、Googleは品質スコア、Yahoo!は品質インデックスと名称が異なる。広告の関連性、ランディングページの利便性、および推定クリック値により算出される。Google、Yahoo!ともに管理画面から各項目の評価を確認することができる。品質スコア(インデックス)が高いほど広告の内容がユーザーにとって有用と考えられ、広告の掲載順位が上位になりやすくなる。

ブランディング広告

重要度:★★
企業または企業が提供する商品やサービスの認知向上、ブランド力強化などが目的で掲載される広告全般のこと。ユーザーからの直接的な問い合わせ・申し込み・商品購入などのコンバージョンを目的とせず、ユーザーからの認知拡大やブランドのイメージ向上を目指す中長期的な広告戦略。このブランドだから買いたい、この企業のサービスだから申し込みたいといったように、イメージ向上による付加価値を創出し、自然と売れるサイクルを形成するのが大きな狙い。

ブランドリフト効果

重要度:★★★
ブランディング広告によってユーザーに認知拡大、購買意欲やイメージの向上が起こること。またその度合いを測る指標そのものをブランドリフトと呼ぶこともある。ブランディング広告の接触者、非接触者それぞれに企業やブランドに対するアンケート調査を実施することで広告の効果を計測することができる。非接触者のアンケート結果と接触者のアンケート結果の差を計り、純増分のみを成果とみなす。ブランディング広告の非接触者と接触者に同一内容のアンケートを実施する必要がある。

フリークエンシー

重要度:★★★
1人のユーザーが1日に何回その広告に接触したかを表す指標。

フリークエンシーキャップ

重要度:★★★
フリークエンシーを「1日4回」などに制限すること。同じユーザーに1日に何度も同じ広告が表示されることで成果が落ちることや広告に嫌悪感を抱かれることを防ぐ。

フロアプライス

重要度:★★
広告枠のオークション(RTB)における最低入札金額のこと。これを下回るとオークションで1位の入札金額だとしてもオークションに参加できないため、広告掲載ができない。フロアプライスが設定されることで、媒体側は自身が持つ広告枠が相場以下の安値で買いたたかれることを防ぐことができる。主に広告媒体側の利益を守るための仕組み。

マージン

重要度:★★
広告代理店に支払う手数料のこと。

マイクロコンバージョン

重要度:★★★
最終成果(本来のコンバージョン)の手前、コンバージョンまでの途中経路に設ける別のコンバージョンポイントのこと。コンバージョンに至るまでにユーザーが通過するであろうページや、行うであろうアクションをマイクロコンバージョンとすることが多い。例として問い合わせが最終的な成果の場合、お問い合わせ完了手前のフォーム入力ページへの到達をマイクロコンバージョンとすることができる。コンバージョンまでの経過地点にも一定の評価を与えることでコンバージョン数が少ない場合に成果分析の母数を補填し、広告運用における自動入札のデータとして活用することが可能。

マッチタイプ

重要度:★★★
検索広告において、検索されたクエリに対してどの程度一致したキーワードの広告を表示するかを決めるもの。
完全一致・フレーズ一致・部分一致から選択する。

モニタリング

重要度:★★
Google広告において、特定のセグメントに表示された広告の成果を確認する機能。ターゲティングとは異なり、広告が表示されるユーザーに変更を加えることなく成果のみ確認することができる。

ユニークユーザー

重要度:★★★
一定の期間内に特定のWebサイトを訪れた人の数。延べ人数ではなく、同じ人が複数回訪問していたら“1人”と数える。

4C分析

重要度:★★
Customer value(顧客価値)、Customer Cost(顧客コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーションのとりやすさ)の4つを使った分析方法。

リアルタイムビディング(RTB)

重要度:★★
主にインターネット上に広告を表示する際、その広告枠にどの広告主のどの広告を出すかを、広告の表示ごとに毎回オークションを行って決定する仕組みを指す。RTBはリアル・タイム・ビディング(Real Time Bidding)の略。リアルタイム入札と呼ばれることもある。国内外問わずDSPでは全てに実装されている仕組み。広告主の指定した予算、クリエイティブ、ターゲットの条件にあわせ、広告表示機会ごとにオークションが行われ、最もスコアが高い入札単価を提示した広告主の広告が表示される仕組みになっている。

リスティング広告

重要度:★★★
GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、ユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果画面に表示される広告のこと。検索広告。検索連動型広告。

リマーケティング

重要度:★★★
過去に自社のサイトに訪問したことがある人に広告を表示すること。訪問したことがあるユーザーは商材に興味を持っている可能性が高いため、広告を表示することで再度訪問するよう促すことができる。リターゲティングとも呼ぶ。

レスポンシブ検索広告

重要度:★★★
広告見出しと説明文を複数入稿し、検索を行ったユーザーに最適と判断された見出しと説明文が自動で組み合わされて表示される形式の広告。

ROAS(費用対効果)

重要度:★★★
使った広告費用に対していくら利益があったかを表す指標。利益率。例えばROASが500%の場合は売り上げが広告費用の5倍になったことを表す。

用語を知ることは成果を出すための第一歩

自分で広告を運用するときも代理店と打ち合わせをするときも、広告に関する用語の意味を知らなければ作業やコミュニケーションが滞ってしまいます。
スムーズに成果を出すために、用語の意味を把握しておきましょう!

用語とその意味をまとめた資料は下記よりダウンロードいただけます。
資料には本記事では取り上げていない細かい用語も掲載しております。
いつでも確認できるように手元に置いてご利用ください。

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。子どもの頃からブラジル音楽をこよなく愛しており、演奏もする。好きなしらすは釜揚げ。右利き。