• ブログ
  • 動画広告とは?基本の特徴と代表6メディアの紹介
2022.12.26 更新
2022.12.26 更新

動画広告とは?基本の特徴と代表6メディアの紹介

Written By
Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

「動画広告を始めてみたいけど、バナー広告と比較して用意するのが大変そう」
「せっかく動画を用意しても効果が出ずに、予算も時間も無駄にならないだろうか……」

このような理由で動画広告実施に踏み出せないとお悩みの方のために、動画広告のメリットや動画広告で効果が期待できる媒体、動画広告実施時に設定する目標など、動画広告についての疑問にWeb広告運用の経験者がお答えします!

「解説を読むよりも直接説明してほしいかも…」という方は、以下のボタンから弊社までご連絡ください。動画広告の特徴や貴社にマッチした活用方法、広告に使う動画の作り方まで丁寧にアドバイスします。ご相談は無料ですので、いつでもお気軽にお問合せください。

動画広告の特徴

動画広告の大きな特徴は以下の4点です。

  1. 伝えられる情報量が多い
  2. 音声も使える
  3. ストーリーで伝えやすい
  4. 一定時間見られないと効果が出ない

動画と同じく視覚に訴える広告としては、静止画(バナー)広告があります。

上記4つの特徴を、バナー広告との比較で紹介します。

➀伝えられる情報量が多い

一枚の画像に情報を盛り込む静止画と比較して、動画は広告に盛り込める情報が増えます。

商品の使い方を見せるなど、画像だけでは伝えられない情報を動画にすることで伝わりやすくなるケースもあります。

②音声も使える

動画は音声も使用できるので、聴覚に訴えた訴求をすることも可能です。

例えば食べ物の宣伝する際は、食材を焼く時の音や食べた時の音など聴覚に訴えることで、より魅力的に商品を訴求することができるでしょう。

③ストーリーを伝えやすい

画像を見ただけでは商品・サービスを利用している姿がイメージできないような場合や無形商材などは、ストーリー性のある動画を作成することで、そのイメージをはっきりとさせることができます。

商品を使用している情景を見せることができるのは、動画の魅力といえるでしょう。

④一定時間見られないと効果が出ない

動画広告の宣伝効果は、ユーザーが一定時間以上見なければ得られません。

ユーザーは広告を見る目的でWebを閲覧していないため、動画広告に興味を示さない可能性は十分にあります。

場合によっては、分かりやすく情報をまとめたバナーの方が、ユーザーに多くの情報を伝えられることもあります。

情報が多くても見なければ伝わらないということは、必ず念頭に置いてください。

動画広告の媒体一覧

続いて動画広告を掲載することができる媒体を紹介します。

といっても、現在バナー広告を出せる媒体の多くは、動画も使用することができます。

現在では動画を扱えるというだけでは、媒体の個性とはいえなくなっています。

全媒体を列挙することは難しいため、当記事では動画広告を配信できる代表的なWeb媒体を6種紹介します。

➀YouTube|最大のユーザー数をほこる動画サイト

動画広告を掲載できる媒体として、第一の候補に上がるのがYouTubeです。

YouTubeは世界最大のユーザー数を誇る動画視聴サービスですから、多くのユーザーにリ―チすることができます。

また動画を見せることにとどまらず、動画からサイトに誘導して、商品購入やサービス申し込みなどのアクションをさせることもできる媒体です。

YouTubeで配信できる動画広告の種類は複数あります。代表的なものを紹介します。

その他のYouTube広告についての詳細は別記事で解説しています。

➀インストリーム広告

動画の再生前、再生中に配信される広告。

YouTubeで一般的によく利用されます。

広告が5秒再生されれば動画をスキップできる形式と、15秒経過しないと動画をスキップできない形式2つのパターンの広告があります。

②バンパー広告

インストリームと同様、動画の再生前、再生中に配信される広告です。

インストリーム広告との違いは、6秒以内の動画のみ配信できることです。

短い動画のため伝えられる情報は少ないですが、ユーザーに不快感を与えることなくメッセージを伝えることができます。

③ディスカバリー広告

YouTubeの関連動画の紹介画面や、YouTube検索結果に配信される広告です。

動画のサムネイルをクリックすることで、動画の視聴画面に遷移して動画が再生されます。

一度広告をクリックした人に広告が配信されるので、興味を持った方にのみ広告が配信されます。

広告の表示機会は少ないですが、長時間の動画を見てもらいやすい広告です。

②TikTok|ショート動画・縦型動画最大の動画SNS

近年ユーザー数を増やしている動画媒体が、TikTokです。

利用ユーザーの平均年齢は34歳。若年層の利用割合が高いですが、30~40代の利用も増えています。

TikTokは1分以内のショート動画の投稿が多いこと、そしてスマホで見るのに特化した縦型の動画であることがYouTubeとは異なります。

またTikTokは初心者でも動画編集しやすいため、素人でも凝った動画が投稿できるのも特徴のひとつです。

TikTok広告は連続する動画内に表示されます。

興味がなければすぐにスワイプされるので、ユーザーは広告に対して不快感を感じにくいといえるでしょう。

他のSNSに比べて広告配信している企業が少ないため、これから動画広告をはじめる企業には「穴場」かもしれません。

③Twitter|拡散力はあるが長い動画には不向き

Twitter広告でも動画メディアを利用できます。

Twitter広告の最大の特徴は拡散力の高さです。

広告用のツイートも通常のツイートと同様、リツイートやいいねをすることができます。

広告を見たユーザーがリツイートをすると、そのユーザーのフォロワーにツイートが拡散されます。

拡散力が高い一方で、そもそも動画の視聴に向いている媒体とではないという欠点もあります。

Twitterはリアルタイムに投稿が更新されいくらでもコンテンツが供給されるため、わざわざ興味のない長尺の動画をじっくりと見るユーザーは少数派です。

またTwitterは外部サイトへのリンクをクリックするユーザーが少ないSNSです。

そのため「動画広告からサイトに誘導し、問い合わせを獲得する」といった想定での運用には不向きな媒体といえるでしょう。

④Facebook・Instagram|比較的動画を見るユーザーが多いSNS

Facebook・Instagramとも、Twitterと比較すると情報の拡散力には劣ります。

しかしFacebookは「動画フィード」、Instagramは「リール」という動画視聴のための機能があり、ユーザーが積極的に動画を見る可能性はTwitterよりも高いです。

じっくり動画広告を見てもらいたい場合はFacebook・Instagramの方がTwitterより優れているといえます。

またそれぞれの媒体を利用するユーザーに特徴があります。

Facebookはビジネスユーザー、Instagramは10~30代の若い女性の利用が多いです。

これらの層に訴求したい場合は、Facebook・Instagramを選択するとよいでしょう。

⑤YDA(旧YDN)|視聴数は多くなるが画質は悪い

YDAは、YahooJapanトップページをはじめ、Yahoo!ニュースなど提携パートナーサイトに画像または動画広告を掲載できるディスプレイ広告です。

YDAの広告配信面のなかでも、YahooJapanは月間ページビュー840億という日本最大級の規模を誇るメディアです。特に30~60代のユーザーによく利用されています。

多くのユーザーが閲覧するメディアに動画広告を配信できるのは魅力ですが、高画質の動画を入稿できないという弱点もあります。

他の媒体は1GB以上の動画を入稿できるのに対して、YDAに入稿できる動画は200MBまで。

データが大きすぎる場合は他媒体に入稿したデータをそのまま使えず、画質を落とした動画を用意する必要があります。

映画の告知など画質にこだわった広告を作成したい場合は、YDAは向かないかもしれません。

⑥LINE広告|国内利用者9000万人超だが配信面に制限がある

LINE広告でも動画広告を配信可能です。

日本のLINEユーザーは9300万人(2022年9月末時点)。利用ユーザーの幅も広く、10代~60代までリーチすることができます。

「他のSNSは使っていないがLINEだけは利用している」というユーザーも多くいるため、広告配信対象を絞らず全年代に広告を配信したい場合に有効です。

LINE広告はLINEニュースやLINEブログなど、LINEのファミリーサービス内に多くの配信面を持ちます。しかしどの配信面に広告を出すか、選ぶことはできません。

動画広告の評価指標

動画広告を掲載する場合に重要な検討事項があります。

それは評価指標をどれにするかという点です。

評価指標を明確にしておかないと、何のために広告配信したのか、成果が良かったのかどうか後から評価できなくなります。

今回は動画広告配信時によくKPIに設定される3つの指標と、それぞれの指標がどういうときに利用されるかについて解説します。

指標➀ 視聴数

動画広告配信時に一番利用される指標は視聴数です。

商品やサービスの認知や、映像作品の予告を見せる場合など、動画広告を見せることで目的が達成される場合は、視聴数をKPIに設定するとよいでしょう。

ただし視聴数をKPIに設定する場合に一点注意事項があります。

それは媒体によって視聴数の定義は異なるという点です。前章で説明した6媒体の視聴数の定義は以下です。

  • YouTube30秒以上
  • TikTok6秒以上
  • Twitter2秒以上※
  • Facebook15秒以上※
  • YDA3秒以上
  • LINE3秒以上

※Twitterは3秒以上、6秒以上。Facebookは2秒以上、3秒以上の地点でもカウントできま
す。

視聴数だけで判断すると、秒数の少ないTwitterやLINEがカウントを稼ぎやすいですが、すぐに動画を閉じられて実はほとんど見られていないという場合もあります。

複数媒体で動画を配信して成果比較する際は、視聴数だけで判断せず、「100%動画視聴数」や「平均動画視聴時間」など全媒体で同じ基準となる指標で評価するようにしてください。

詳細については以下の記事もご参照ください。

指標②クリック数

動画広告で利用される指標の2つ目はクリック数です。
これは広告配信の目的がサイトに誘導することで、動画を見せるのはあくまでそのための手段という場合に利用すると良いでしょう。

ただし単純にサイトに誘導するなら動画ではなく静止画の方が効率が良いです。

動画は閲覧はするがそれで満足して、サイトには行かないというユーザーが一定数います。

上記を理解したうえで、静止画だけでは情報が伝わらないという場合は動画を利用するようにしましょう。

指標③CV数

最後に紹介する指標はCV(コンバージョン)数です。

動画広告を見たユーザーが広告をクリックしてサイトに誘導し、さらにサイト上で「申込」「商品購入」「問い合わせ」などのアクションを取ってもらいたいときに利用します。

ただし動画を見たユーザーで、CVまで至るにはハードルが高いです。

動画の内容だけでなく、サイトの構成なども検討しなければなりません。

動画広告の中では比較的CVが取りやすい媒体は限られています。

CV獲得用の配信メニューがあるYouTube、または商品購入目的で画像検索をしているユーザーが多いInstagramが適している媒体といえるでしょう。

以上が、動画広告でKPIに設定されやすい3つの指標です。広告配信する内容が、上記の目標のうちどれが適しているのか慎重に考えて、指標を決定してください。

 動画広告を作る際のポイント

動画広告は配信する際は、その内容も考慮しなければなりません。

テレビCMと同じものを使い回すのではなく、Web上で配信するという点に注意して、動画を編集する必要があります。

動画広告用の動画はどのようにして作るべきか、以下に5つのポイントに注意して作成してください。

ポイント1:前半5秒でひきつける

動画広告を見たくて、媒体を利用しているユーザーはまずいません。

あくまで動画の閲覧やSNS上でのやり取りを行うことが目的です。

そのため動画のスタートで注目させないと、動画は途中でスキップされてしまいます。

序盤は何の広告かわからないけど、最後まで見たら商材がわかるという動画では効果を発揮しません。

タレントを見せることや、メインとなる映像は前半に持ってくるように動画を編集することが、動画広告で成果を出すためのポイントです。

ポイント2:必ずテロップを入れる

SNSで動画を配信する場合は、動画にテロップを入れるようにしてください。

休憩中にスマホでSNSを見ているなど、音声オフの状態で媒体のサービスを利用しているユーザーも多くいます。

そのユーザーを考慮した動画編集を行う必要があります。

テロップをつけることで、何の動画なのか明確にすることができ、興味を持ったユーザーが音声をつけて動画を再度見るという流れを作ることができるので、テロップは必ずつけるようにしてください。

ポイント3:動画を見た後のアクションを明確にする

「詳しくはサイト」で「商品購入はコチラから」など動画の最後に、次のアクションを促す文言を入れることをオススメします。

この設定をすることで、動画を見たユーザーの次のアクションを発生させやすくなります。ちょっとした工夫ですが、編集の際に考慮いただくとよい点です。

ポイント4:長さは15秒以内が推奨

動画広告の長さは短い方がよいです。

どれだけ質の高い動画を編集したとしても、ユーザーは広告を見る目的でサービスの利用をしていないため、長時間広告を見せることは難しいです。

伝えたい情報を絞ってでも短く編集し、長くても15秒以内に収めることをオススメします。

それ以上長くなると、視聴率がグッと落ちてしまうことを念頭においていただくとよいでしょう。

ポイント5:出稿媒体に合わせて縦型の動画も用意する

スマホで閲覧するユーザーを考慮して縦型の動画を用意することもオススメします。

TikTok、Instagram、Twitterは縦型の動画を入稿することができます。

横型よりも縦型の動画の方がスマホ画面の占有率が上がり、広告を目立たせることができます。

横型動画の編集に慣れると、縦型動画の編集は難しいかもしれませんが、上記3媒体で動画広告を配信したい場合は縦型動画を作成する必要があるでしょう。

動画広告成功の鍵は、配信目的を明確にしておくこと

動画広告の需要は年々増えてきており、焦って動画広告を実施しようとする企業様は多くいらっしゃいます。しかしリスティング広告やバナー広告と比較して動画広告は、何のために広告配信するのか不明確になっているというケースが見受けられます。

動画広告単体だけでなく、他の広告と併用して使うと効果を発揮しやすいでしょう。そのためにも動画広告を配信する目的は何なのか事前に明確にしてから、広告配信するようにしましょう。

もし広告配信目的や動画の有効な扱い方がわからないという場合は、Web広告代理店に相談するのも一つの手段です。プライムナンバーズではWeb広告の運用代行サービスを提供しています。リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、Web広告媒体全般の運用をご依頼いただけます。

弊社はお客様と目標を共有し、達成を第一に考えた広告運用をいたします。

「広告的にはどんな動画が効果的なのか教えてほしい!」
「動画広告の運用方法をイチから知りたい」
「すでに運用している動画広告の成果がぜんぜん出ない…」

といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にプライムナンバーズへご相談ください。

ダウンロード資料・セミナーのご紹介

Written By
Y.F.

HR担当兼コンテンツプランナー

言わずと知れた鶏先輩。広告運用をはじめ、採用、担当、品質管理、メディア媒体交渉、マーケティングなど様々な業務を担当し、今自分が何担当なのか?見失う。実はプライムナンバーズ最古参メンバーのひとり。特技は1~1,000までの数字をもらえば、その図鑑番号のポ〇モンを当てられること!