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2022.12.27 更新
2022.12.27 更新

【資料DL可能】ホテル業界向け_Web広告で集客を最大化するアイデアを紹介!

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プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

2020年以降、新型コロナの影響により旅館・ホテル業界の集客はかなり厳しい状況が続いていましたが、帝国データバンクの発表では「2022年度市場は3兆円台回復予想(※)」とされ、業績回復への兆しがみえてきています。

2022年以降はインバウンドの増加もあり、広告掲載の再開や新規検討をしているホテルも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ホテル集客に向けたWeb広告メニューの提案とともに、掲載前に確認すべき事項をまとめてみましたので、広告運用の参考にしていただければ幸いです。

「まだWeb広告に取り組んだことがない」という担当者の方も、本記事を参考にWeb広告の出稿を検討してみてください。

本記事の内容をまとめた資料も下記のリンクからダウンロードできます。併せてご利用ください。

参照:特別企画:「旅館・ホテル業界」 動向調査(2022年度業績見通し)

広告を出す前に確認すべき3つの項目

1.宿泊客の傾向を意識する

あなたのホテルに宿泊するお客様はどのような方が多いでしょうか?

既存顧客の傾向を把握することは、掲載する広告媒体やメニューを選ぶ際や、広告文やバナー画像の作成時に役立ちます。

利用する広告媒体によって詳細は異なりますが、Web広告は配信対象を細かく指定できます。「どんな人に向けて広告を配信するのか」を決めることが、広告戦略の第一歩です。

2.別事業との切り分け

事業によって顧客単価が異なり、目標売上も異なる場合がほとんどだと思いますので、きちんと事業ごとに広告の目的を明確にしておきましょう。広告運用の際の費用対効果を上げるために重要なポイントです。

あなたのホテルでは、レストランや結婚式など、「宿泊」以外の事業を展開していますか?

たとえば「宿泊客の獲得」を目的にリスティング広告(検索広告)をはじめたとしても、[ホテル ディナー]や[ホテル 披露宴]などの検索キーワードで検索しているユーザー(=ホテル内のレストランや結婚式場を探しているユーザー)が一定数いることがわかります。

こういったユーザーは広告をクリックしても宿泊につながる可能性が低いといえます。リスティング広告はユーザーが広告をクリックするたびに費用がかかるため、できるだけ他事業を目的としたユーザーを除くことが費用対効果を上げることにつながります。

3.顧客単価を意識した予算投下

顧客単価を把握することは、広告媒体やメニューにどのように費用を振り分けるかを検討する際に重要です。都心部や人気の観光地など、比較的アクセスのよいホテルでは、日本人だけでなく訪日外国人の宿泊者も多くなります。

あなたのホテルの顧客に訪日外国人が多い場合は、海外配信の検討をするとよいでしょう。海外配信を検討している場合は、広告配信を始める前に、サイト内の言語表記が外国語に対応するよう改修しておくことも重要となります。

日本国内向けと海外向けの広告では、1件当たりの顧客単価が異なります。外国人宿泊客のほうが日本国内の宿泊客よりも宿泊数が長い傾向にあるため、同じお申し込み1件でも、単価は宿泊数の多い訪日外国人顧客の方が高くなります。

広告費用を検討する際、日本向けと海外向けは別々に目標や広告費用を設定し、費用対効果を意識した運用を目指しましょう。

選ぶべき広告メニューはズバリこれ!

ホテルへの集客を目的とするWeb広告を実施するなら、以下の6媒体を利用するのがおすすめです。

  1. Google検索広告
  2. Yahoo!検索広告
  3. Facebook・Instagram広告
  4. GDN(リマーケティング)
  5. YDA(リマーケティング、サーチターゲティング)
  6. Googleホテル広告

それぞれの特徴について解説します。

Google検索広告

特徴:海外配信が可能・細かなターゲティング設定に対応

旅館・ホテル業界に限らず、Web広告をはじめるなら第一の選択肢として検索広告が挙げられます。

ユーザーは知識や商品・サービスなどを「欲しい」と思って検索をします。検索広告はそのような割とニーズのはっきりしたユーザーに配信されるため、ディスプレイ広告と比較すると成約率が高い傾向にあります。

広告の掲載期間や1日に使う予算などはいつでも変更できるため、「予約が埋まってきているから掲載を止める・設定予算を下げる」など、状況にあわせフレキシブルな対応が可能です。また、Google広告は海外に向けた広告配信が可能であるため、単価の高い訪日外国人にけたアプローチが可能です。年齢や性別、世帯収入のほか、ユーザーの興味関心でターゲティングもでき、細かな調整ができる点でも最初に実施するWeb広告として適しています。

キーワードは「ホテル名」のほか、「ホテル×地域名」「ホテル×近隣の観光スポット」などを設定しましょう。レストランや結婚式場を併設している場合、はじめのうちは「レストラン」「結婚式場」を除外するほうが良いでしょう。

Yahoo検索広告

特徴:日本国内限定・Yahoo面に広告表示

Yahoo!検索広告も、基本的にはGoogle検索広告と変わりありません。ただしYahooは日本国内のみの広告配信に限定されます。

Yahooのユーザーは減少傾向にあるものの、年齢が高くなるほどYahooを使用している傾向が高くなります。Yahoo!しか使わないユーザーがいるため、検索広告を実施するならYahoo!も並行して実施するのが一般的です。

Facebook・Instagram広告

特徴:海外配信が可能・一つのアカウントでFacebookとInstagramの両方に広告掲載が可能

ブラウザでの検索だけでなく、SNSを参考に外出プランを立てる人が増えています。Instagramは投稿を旅行プランの参考にしている人も多いため、ホテルへの集客を考えるなら広告配信を検討すべきです。また、Facebook・Instagram広告は海外向けの配信が可能なため、訪日外国人向けのアプローチが可能である点も大きなメリットでしょう。

フィードやストーリーズなどさまざまな広告配信先がありますが、いずれも使用する画像によって大きく成果が変わります。「海外向けでは日本らしさを意識した画像を使用する」「国内向けにはユーザーの興味を引くインパクトのある画像を使用する」など、ターゲットにウケそうな画像を使うことが成果アップのカギです。

GDN(リマーケティング)

特徴:海外配信が可能・細かなターゲティング設定に対応・サイトに訪れたことのあるユーザーに対して配信可能

GDNのリマーケティング機能を使うことで、過去にWebサイトを閲覧したユーザーに対して広告配信ができます。期間限定のキャンペーンや、リピーターに対して特定の訴求内容を配信する際に活用すると良いでしょう。こちらもGoogle検索広告同様に、海外向けの配信が可能です。

YDA(リマーケティング・サーチターゲティング)

特徴:サイトに訪れたことのあるユーザーに対して配信可能・過去に特定のキーワードで検索したことのあるユーザーに対して配信可能

過去にWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対して(リマーケティング)だけでなく、指定のキーワード「地域×ホテルなど」で過去に検索したことのあるユーザーに対して(サーチターゲティング)広告配信できます。

ただしサーチターゲティング機能には、一定以上の検索ボリュームがあり、Yahoo広告内のリストに記載のあるキーワードのみ指定可能です。

Googleホテル広告

特徴:検索結果やGoogleマップに掲載される。宿泊料金・空室状況などの情報を配信可能

こちらはGoogle広告アカウントのほか、「Google Hotel Center」というGoogleホテル広告用のアカウント開設が必要となります。

Googleホテル広告には無料開放している配信面もあり、OTA(オンライン・トラベル・エージェント、ネット旅行代理店)の手数料を削減できる可能性があります。

ぜひ実施したいところですが、技術的な面や手続きの複雑さから掲載までには期間を要する場合があります。また無料の機能はテスト中であることが多く、手数料はかかりますが有償版での実施をおすすめします。

予算別おすすめWeb広告プラン

前段で紹介した6つの広告メニューを使った、おすすめのWeb広告プランを予算別に紹介します。予算によっては一部のメニューのみを使い、予算を分けすぎない方針を取っています。

また紹介する各プランの数値はあくまでシミュレーション値です。実際に広告を運用する場合は値が異なる可能性がありますので、ご注意ください。

予算100万円のおすすめWeb広告プラン

媒体表示回数クリック数CTRCPCコスト予約数CVRCPA
G検索(国内)50,0008,00016.0%44円350,000円400.5%8,750円
G検索(海外)20,0002,50012.5%200円500,000円652.6%7,692円
Y検索30,0004,00013.3%38円150,000円200.5%7,500円
合計100,00030,50011.5%69円1,000,000円1250.9%8,000円
▲CTR…クリック率、CPC…クリック単価、CVR…予約率、CPA…予約獲得単価

予算100万円のプランでは、Google・Yahooの検索広告に絞って配信します。ホテル業界に限ったことではありませんが、数あるWeb広告でも検索広告が最もCVRが高い傾向にあります。広告にかけられる費用に制約がある場合でも、まずはじめに実施したい広告メニューです。

特にGoogleは海外向けの配信ができるため、宿泊日数の長い訪日外国人へのアプローチができ、費用対効果が高くなる傾向にあります。「ホテル×地域」「ホテル×観光スポット」などのキーワードを設定し、広告テキストにホテルの特徴やキャンペーン、最低料金などを記載しましょう。

なお、海外配信をする際は、せっかく自社サイトに誘導しても言語が外国語に対応していないと、離脱の原因となります。英語等の外国語での表示ができるよう、自社サイトの改修も重要となります。

予算300万円のおすすめWeb広告プラン

媒体表示回数クリック数CTRCPCコスト予約数CVRCPA
G検索(国内)100,00014,00014.0%57円800,000円650.5%12,308円
G検索(海外)60,0007,00011.7%214円1,500,000円1502.1%10,000円
Y検索60,0007,00011.7%43円300,000円250.4%12,000円
FB・IG45,0002,5005.6%160円400,000円80.3%50,000円
合計265,00030,50011.5%98円3,000,000円2480.8%12,097円
▲CTR…クリック率、CPC…クリック単価、CVR…予約率、CPA…予約獲得単価

予算300万円のプランでは、上記100万円プランに加え、SNS(Facebook・Instagram広告)を追加しています。

近年ではGoogle検索やYahoo!検索等のブラウザ検索をせず、SNSで情報収集するユーザーも多くなってきています。検索広告と比べるとCV率は低く、直接の予約にはつながりにくい一方、ホテルを知る「きっかけ」となる可能性が高い媒体と言えます。

インパクトのあるクリエイティブ画像を広告として使用して、ユーザーの興味関心を引くことが重要となります

予算500万円のおすすめWeb広告プラン

媒体表示回数クリック数CTRCPCコスト予約数CVRCPA
G検索(国内)120,00015,50012.9%77円1,200,000円800.5%15,000円
G検索(海外)70,0008,00011.4%313円2,500,000円1602.0%15,625円
Y検索65,0007,50011.5%53円400,000円290.4%13,793円
FB・IG45,0002,5005.6%160円400,000円80.3%50,000円
GDN2,500,0004,5000.2%67円300,000円50.1%60,000円
YDA4,000,0003,0000.1%67200,000円40.1%50,000円
合計6,800,00041,0000.6%122円5,000,000円2860.7%17,483円
▲CTR…クリック率、CPC…クリック単価、CVR…予約率、CPA…予約獲得単価

予算500万円のプランでは、GDN(Googleディスプレイ広告)・YDA(Yahooディスプレイ広告)を追加しています。

GDN・YDAはFacebook広告、Instagram広告とくらべクリック単価が安価で、誘導効率が高い傾向にあります。Facebook広告、Instagram広告、GDN、YDAはそれぞれ、サイトに訪れたことのあるユーザーに向けた広告や、予約をしたことのあるユーザーに似た動きをしているユーザーにもアプローチが可能です。

比較的成約しやすい期間限定の特典付きキャンペーン開催時や、特定期間だけ集客を強化したい際には検討してみると良いでしょう。

ホテルの集客はWeb広告で改善!

プライムナンバーズではWeb広告の運用代行サービスを提供しています。リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、Web広告媒体全般の運用をご依頼いただけます。

弊社はお客様と目標を共有し、達成を第一に考えた広告運用をいたします。

「コロナ禍で減った宿泊客を取り戻したい!」
「Web広告も活用して海外からの観光客を呼び込みたい!」
「成果が悪いWeb広告の改善方法が知りたい!」

といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にプライムナンバーズへご相談ください。

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