【資料DL可】インプレッションシェアの改善方法 損失率から考える原因と対策
インプレッションシェアとは、検索広告やディスプレイ広告において広告が表示可能な状態であった回数のうち、実際に広告が表示された回数(視認範囲に表示されたかは不問)の割合のことです。この割合が低いと、本来表示されるはずだった広告が表示されず損をしている状態が続いてしまいます。原因はさまざまです。いろいろな角度から対策してインプレッションシェアの改善を目指しましょう!
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目次
インプレッションシェア損失率について
インプレッションシェアが低い理由を理解するために見るべき指標で、インプレッションシェアを何割損失したかを示します。
広告の管理画面から確認することができます。
インプレッションシェア損失率には下記の二種があります
・インプレッションシェア損失率(ランク)
・インプレッションシェア損失率(予算)
これらのうちどちらが低いかで対処法が決まるため、一度管理画面から確認してみましょう。
それぞれの概要と改善方法を説明します。
インプレッションシェア損失率(ランク)とは
広告ランクが低いために広告が表示されなかった回数の割合です。
この指標が20%なら、広告が掲載可能だった回数(キーワードと一致していた検索の回数など)のうちの20%分でランクの低さゆえに広告が表示されなかったことを示します。
広告ランクは入札単価と品質スコアから算出され、どちらが低くてもランクの損失率は上がってしまいます。
・入札単価
広告がクリック(表示)された際に支払う限度額として設定している単価です。
競合に比べて自社が設定している入札単価が安すぎると、オークションに負けてしまい広告が表示されなくなってしまいます。
・品質スコア
検索内容と広告やLPが一致していないなど、媒体に「この広告はユーザーに表示してもクリックされる可能性低いな」と判断されている場合に低くなります。
上記のように判断されるとユーザーに対して表示されなくなってしまい、インプレッションシェアが下がります。
インプレッションシェア損失率(ランク)の改善方法
①入札単価を上げる
入札単価を引き上げるのが一番早いです。
「配信し始めた頃はこの金額でちゃんと表示されていたのに…」という場合もありますが、市場の状況は変動するため”当初の金額ではもう表示できない”ということはよくあります。
あるいは主要な競合が検索広告への予算を急に増やしたなど、競合の予算状況の変化も考えられます。
入札額をできるだけ引き上げて様子を見るようにしましょう。
Google検索広告の場合は、引き上げる目安として管理画面の「推定入札単価」を参照するとよいでしょう。「推定入札単価」とは、Google 検索の検索結果の 1 ページ目で上位のオーガニック検索結果のすぐ近くに広告を表示するために必要と考えられる、入札単価の推定値です。
下回った金額を設定している場合はこの金額くらいに引き上げるようにしましょう。
②品質スコアを改善する
品質スコアは下記の要素に気をつけると改善します。
・推定クリック率
・広告文の関連性
・ランディングページの利便性
それぞれの改善方法は下記記事で詳しく解説しています。
参考記事:品質スコアの上げ方 広告文の改善だけじゃない10の解決策
インプレッションシェア損失率(予算)とは
予算不足が原因で広告が表示されなかった回数の割合です。
この指標が20%なら、広告が掲載可能だった回数(キーワードと一致していた検索の回数など)のうちの20%分で予算不足ゆえに広告が表示されなかったことを示します。
主に日予算が不足していることが原因です。
日予算の設定額に対して入札額が高すぎると、予算を午前中など1日の途中で使い切ってしまいます。それ以降広告が表示されなくなるためインプレッションシェアが下がり、損失率(予算)が上がってしまいます。
インプレッションシェア損失率(予算)の改善方法
①日予算を上げる
1日の設定額を増やせるなら増やすのが一番早いです。
予算に限界がある場合は、曜日や時間帯の設定を利用し、「この時間帯は絶対に表示させたい」という時間帯以外の入札単価調整率を引き下げるとよいでしょう。
地域や性別などで同様の設定を行うのも効果的です。
②入札単価を下げる
ランクの損失率が高いときの対処法とは矛盾しますが、少ない日予算に対して入札単価が高すぎる場合も損失率が上がってしまいます。入札単価をできるだけ抑えることで、日予算に達するまでに広告を表示できる回数を増やすことができます。
ただし入札単価を下げすぎてしまうと、インプレッションシェア損失率(ランク)に影響を及ぼしてしまいます。ランクと予算のバランスを見ながら調整しましょう。
日予算と入札単価のバランスが鍵
インプレッションシェアを保った配信を行うには、限られた日予算の中でどれだけ抑えた(ただしオークションには負けない金額の)入札単価で配信するかが重要です。
また、広告の配信を開始してすぐのアカウントでなければ自動入札も活用しましょう。
自動入札を利用すると、媒体が最適であると判断した入札額に適宜自動で変更してくれます。
自動入札は配信実績がない場合の利用は推奨できないため、手動入札である程度運用してから切り替えるとよいでしょう。
手動入札と自動入札については下記記事で詳しく説明しています。
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