
【初心者向け】ゼロから始めるURLパラメータ 仕組みをシンプル解説
パラメータとは、URLの末尾に追加する変数(変えられる文字列)のことです。この部分はあくまで文字列であり、URLではありません。

本記事では、パラメータを付けることでできるようになることや付けるときのルールについて、図を交えてわかりやすく解説します。
記事の内容をまとめた資料は下記よりダウンロードいただけます。情報共有のほか、社内研修などにもお役立てください。
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パラメータをつけるとできること
URLにパラメータをつけると、Google Analyticsなどの外部ツールで「そのURLがどこでクリックされたのか」が確認できるようになります。
例えばURL「https://www.example.co.jp」をGoogle広告・SNS投稿・メールマガジンで同時に宣伝する場合、
A.3つすべてに上記のURLを掲載する
→流入元が判別できず、どの成果がよかったかがわかりません。
B.上記URLにそれぞれの媒体を表すパラメータをつけて掲載する
→ユーザーの流入元が判別でき、成果の良し悪しを比較する一助となります。

パラメータの構成
Google Analyticsで利用できる基本的なパラメータは下記の3つです。
①utm_source: トラフィックの発信元
②utm_medium: トラフィックの種類や媒体
③utm_campaign: 特定のキャンペーン名やプロモーション
※Google Analytics以外のツールでは異なる場合があります。
上記に=(イコール)をつなぎ、以降を配信中の広告にあわせて変えることで、媒体・広告の種類・キャンペーンなど広告の情報を区別できます。
Google広告のリスティングで「冬のセール」キャンペーンの広告を配信している場合、付けておくとよいパラメータは下記の3つです。
①utm_source=google
広告を掲載しているプラットフォームを区別(Google広告なのでgoogle)
②utm_medium=cpc
広告の種類を区別(クリック課金型の広告なのでcpc)
③utm_campaign=winter_sale
キャンペーン名を区別(「冬のセール」キャンペーンを配信しているのでwinter_sale)
必須ではありませんが、下記のパラメータを使うこともあります。
utm_term: リスティング広告をキーワード単位で計測する(「広告」というキーワードならutm_term=広告)
utm_content:A/Bテストなどでコンテンツの違いを区別する(Aのバナーにはutm_content=bannerA、Bのバナーにはutm_content=bannerB)
パラメータの組み立て方
下記のように、URLの末尾に?(半角クエスチョンマーク)をつけてパラメータを追加します。
https://www.example.co.jp?utm_source=google
これで「Google広告」からサイトに流入したことがわかるようになります。
それ以降はさらに&(半角アンドマーク)をつけることで連結できます。
https://www.example.co.jp?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=winter_sale
これで「Google広告のクリック課金型広告のウインターセールキャンペーン」からサイトに流入したことがわかるようになります。
【注意】
URLの中にすでに?が含まれている場合は、最初から&で連結します。
上記を誤るとエラーになってしまうため、パラメータを付ける前にURLを確認しましょう。

パラメータ付きURLの計測方法
パラメータ付きURLのデータは、主にGoogle Analyticsを使って確認します。
確認方法は下記のとおりです。
①左メニュー「レポ―ト」
②「集客」→「トラフィック獲得」

③グラフの項目を「セッションの参照元/メディア」に設定

④流入源とそれぞれのデータが一覧で表示される
確認できるデータ:セッション、エンゲージのあったセッション数、エンゲージメント率、セッションあたりの平均エンゲージメント時間、セッションあたりのイベント数、イベント数、キーイベント、セッションキーイベントレート、合計収益
Google Analyticsの他、下記の外部ツールでも確認できます。
・Adobe Analytics
・Piwik PRO
・Mixpanel
・HubSpot
URLはパラメータで管理すべし
広告を出稿しているすべての媒体の管理画面を行ったり来たりしながら確認していては、分析に時間がかかりすぎてしまいます。
広告、SNS投稿、メルマガ、さらにはポスター内のQRコードまで、「どこからの流入が一番多いのか」「どこから来たユーザーが商品をより購入しているのか」を効率よく把握して成果の改善に活かすために、本記事を参考にパラメータを付与しましょう。
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