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2024.03.29 更新
2024.03.29 更新

Webデザインの最先端!?採用サイトの掲載要素と事例を解説!

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N.I.

デザイナー

就職活動の本格シーズンがやってきましたね。
企業のみなさん、採用サイトってどんなデザインにすれば良いか悩みませんか?
採用サイトとは求職者に向けた会社をアピールするWebページであり、
新卒・中途関わらず求職者が会社を判断する大きな材料の一つでもあります。
デザイナーの観点からすると、特に大手企業の採用サイトは毎年デザインを一新することが多いので、その時のトレンドが見えてくるアイデアの宝箱です。
そこで今回は採用サイトのデザイントレンド必要な要素を、事例を交えて解説していきたいと思います。

採用サイトは本当に必要?

まず本題に入る前に本当に採用サイトは必要なのでしょうか。
答えは「できれば必要」です。
エン・ジャパンが運営する『人事のミカタ』が行なったアンケートによると、約7割の求職者が採用ページを見てその会社がどんな会社なのか判断しているようです。

参考:採用サイトの必要性|メリットと必要なコンテンツを紹介

なので独立した採用サイトほど大層なものでなくても、コーポレートサイトに1ページ追加するだけでも入社後のミスマッチを防ぎ、応募者の質を上げられる可能性があるので制作することをおすすめします。

採用サイトのおすすめ要素

「採用サイト作ってみようか!」となったら、次に採用サイトに必要な情報を考えていきます。
今回は「2025 採用サイト」のキーワードでgoogleの検索結果(2024年2月現在)に出てくるTOP10のサイトを参考にしてみました。
その中から掲載されている要素をランキング形式でご紹介します。

対象サイト

① 三井住友カード株式会社 Recruiting 2025 採用サイト
URL:https://jinji.smbc-card.com/recruiting/

② 電通 新卒採用サイト
URL:https://www.career.dentsu.jp/recruit/2025/

③ 2025年度 新卒採用サイト | テレビ西日本
URL:https://www.tnc.co.jp/saiyo/

④ 講談社2025年度定期採用[「好き」で世界を彩る仕事]
URL:https://recruit.kodansha.co.jp/2025/

⑤ 東宝株式会社 新卒採用2025
URL:https://www.saiyo-info.net/toho/

⑥ 東急エージェンシー2025年採用サイト
URL:https://recruit-tokyu-agc.co.jp/2025/

⑦ 野村総合研究所(NRI) 2025年新卒採用サイト
URL:https://working.nri.co.jp/recruit/2025/

⑧ 2025新卒採用サイト | 株式会社Cygames
URL:https://fresh.cygames.co.jp/

⑨ 明治安田生命 2025年度 新卒採用サイト
URL:https://www.meijiyasuda-saiyo.com/2025/

⑩ 新卒採用2025年卒|株式会社リクルート
URL:https://www.recruit.co.jp/employment/students/

1位 募集要項

当然ですが「募集要項」は10サイト全てに掲載されていました。
国が定める職業安定法では下記の条件を求職者に書面または電子メールで明示しなければなりません。 採用サイトでも同様に最低限の情報を掲載しないと、求職者からの不信感にもつながる可能性があるので注意してください。

・業務内容
・契約期間
・試用期間
・就業場所
・就業時間
・休憩時間
・休日
・時間外労働
・賃金
・加入保険
・募集者の氏名又は名称
・派遣労働者として雇用する場合の雇用形態

参考:労働者を募集する企業の皆様へ

募集要項のページに「選考の流れ」や「インターンシップ・イベント」など募集要項にまつわる情報があるとよりユーザーはあなたの会社の採用状況を理解しやすいと思います。

1位タイ 社員紹介

こちらも10サイト全てに掲載されており、メインビジュアルの次にインパクトのある目玉コンテンツにしている会社が多かったです。社員の一日の流れや志望理由などがあれば、ユーザーが実際に入社した際のビジョンが想像しやすくなると思います。

2位 事業モデル・仕事・部門紹介

こちらは10サイト中8社が掲載しており、そもそも何をしている会社なのかをしっかりと掲載する必要があります。 上記の社員紹介の流れでその人が所属している部署の紹介をすれば、ユーザーをスムーズに誘導できそうですね。

3位 よくある質問・FAQ

サービスを提供しているWebサイトだとほぼほぼ設置されているFAQは、採用サイトでも同様のようです。 あらかじめよくある質問を掲載することで、求職者と運営側の問い合わせ・回答時間を省けるのでwin-winですね。 ですがFAQに載っていない質問もあると思うので、お問い合わせフォームやお問い合わせページへのリンクをFAQの近くに設置してあげた方が誠実な感じが出て良いと思います。

4位 選考の流れ

採用のプロセスを公開することで、応募者に対して企業の透明性を高めます。 選考方法と期間がわかることで十分な準備をすることができ、企業も適した人材が集まりやすくなるので両者にメリットが生まれます。

5位 インターンシップ情報

応募者が働くイメージをしやすくなり、入社後のミスマッチを減らすためインターンシップを多くの企業で導入しています。 企業は将来有望な人材を発見する手段として、インターンシップ中の働きを評価できるので、インターンシップを導入している場合は掲載しましょう。

参考になる採用サイト事例 7選

最低限の必要な情報が知っていただけたところで、次に筆者が近年で「おしゃれで使いやすい!!」と思った採用サイトを、ポイントとともに7社ご紹介します。

株式会社ルミネ 採用情報

URL:https://lumine-recruit.jp/index.html

駅ビルにあるショッピング施設でおなじみのルミネの採用サイトは、
キャッチコピーの「EXPAND THE VALUE」は直訳すると「価値を広げる」。
新しい仲間の可能性を一緒に見出していくようなメッセージは、ページを開いた瞬間のインパクトがとても強く印象に残ります。
画面の下側に「アクセスランキング」とユーザーが見たページのハッシュタグが流れる工夫もあり、気になるページをすぐ見ることができます。
写真が多く情報がきれいに整理されているので安心感をユーザーに与えます。

【円山の結婚式場の料理人募集】LAZOR GARDEN SAPPORO

URL:https://www.lazor-sapporo.jp/recruit/

札幌にグランドオープンした結婚式場の料理人の採用サイトです。
一見採用サイトではないような英字の装飾とパーツの細かい動きが、高級感とワクワクする職場を彷彿とさせます。 働くメリットも端的に説明されており、サイト内の情報はそこまで多くないですが、分かりやすくまとめられて読みやすいです。 LINEからもエントリーできるので応募のハードルが高すぎないのが良いですね。

東急不動産株式会社|Recruit Site|新卒採用サイト

URL:https://www.tokyu-land.co.jp/recruit/graduate/

大手不動産会社の採用サイトではキーカラーであるグリーンを巧みに使用し、昔の映画のようなザーザーとしたフィルターで、文字だけでは伝わらない暖かみを演出しているように感じさせます。
画面真ん中下にあるかわいい「芽」にもギミックがあり、スクロールによる変化がユーザーにワクワク感を与えます。 テキストの表示の仕方やマウスオーバーのデザインなど細かい工夫が随所にされています。 ずっとグリーン系で統一されているのは強く印象に残りますね。

Renxa Recruit Site|Renxa株式会社 採用サイト

URL:https://recruit.renxa.co.jp/

セールス・マーケティング支援を通してサービスの企画・開発など多岐に渡って事業を展開している会社の採用サイトです。
本体サイトのロゴに使用されている4色を上手く滲ませながら、ユーザーを飽きさせないアニメーションが美しいです。 個性的ながらも丸みのあるやさしいオブジェクトが、ユーザーに伝えたい会社の世界観をしっかり表現しています。

名古屋テレビ 【メ〜テレ】採用サイト

URL:https://www.nagoyatv.com/saiyo/

名古屋にあるテレビ局の採用サイトです。
落ち着いたベージュの背景にポップなピンクの3Dグラフィックは、躍動感と会社の楽し気な雰囲気が伝わってきます。 サイト内に3Dグラフィックが所々置かれていますが、ユーザーが文章を読むエリアではグラフィックにぼかしがかかり可読性を上げる配慮もされています。
リンクボタンにカーソルを合わせたときのエフェクトや動きも、サイトの雰囲気にあっていてかわいいです。

株式会社大気社 新卒採用サイト

URL:https://www.taikisha.co.jp/recruit/

大型ビル向けの空調設備などの設計・施工を行う会社の採用サイトです。
薄い雲のような白いエフェクトが流れる美しいデザインで、「空気は、おもしろい」というキャッチコピーが空気のように背景に溶け込んでいます。 少しポエミーなリード文の後に「はじめに知る」エリアを設け、業界・事業・強みへのリンクを設置することで、ポエミーな世界にユーザーを置いていかない気配りを感じさせます。 会社紹介のページでは図版や写真を交えながら一問一答形式で説明しているのでとてもわかりやすいです。

I&H株式会社 総合ヘルスケア職新卒採用情報サイト

URL:https://i-h-inc.co.jp/recruit/recruit_f/gen-healthcare/index.html

調剤薬局事業を展開する会社の採用サイトです。
優しい色味のグラデーションなのでカラフルだけど奇抜過ぎない絶妙な感じがとにかく美しいです。 コンテンツも下層ページまでしっかり作りこまれており、細かな動きが読んでいて飽きません。 マージン(余白)が大きめに取られており、清潔感と洗練された印象を与えます。

採用サイトのトレンド紹介

以上7つの採用サイトから、筆者の「グラデーションx滲み好き」が顕著に現れてしまいましたが、デザインを見てみると、3つの特徴が見えてきました。

1.メインビジュアルは意外とグラフィックが多い

採用サイトのメインビジュアルは社員や会社の写真が定番だと思っていましたが、昨今はイラストや3Dグラフィックのような、ブランドの雰囲気を強く出す採用サイトが増えてきた印象がありました。
メインビジュアルはWebサイトの顔なので、会社が求職者に一番何を伝えたいかを考えてみると、チームワークや社員の人柄を写真でアピールするか、グラフィカルなオブジェクトで会社の雰囲気やブランドイメージを訴求するかなどどちらが適切か見えてくると思います。

2.LPと変わらないくらい華やか

就職という堅いテーマがある採用サイトですが、最近では色数やイラストを多く使ったポップな採用サイトも増えてきた印象があります。
会社の色を出すことでユーザーも自分に合っている雰囲気か知ることができるので、せっかく採用サイトを作るならシンプルなテンプレでなく、応募者への想いが伝わるデザインにしたいですね。

3.モバイルフレンドリー

大学生に就活で活用したデバイスを聞くアンケートでは「スマホだけ」「ほとんどスマホ」と答えた人が約60%にのぼり、「パソコンだけ」「ほとんどパソコン」は合わせて8%となりました。
このことから採用サイトに限ったことではないですが、スマホでしっかり閲覧できることは必須条件になります。レイアウトが崩れていたり、ユーザーが求める情報までの道のりが長すぎたりすると、離脱されてしまう可能性が上がるのでデザイナーと協力しながらしっかり設計していきましょう。

参考:2020年卒大学生就職活動調査

まとめ

採用サイトの重要さがお分かりいただけたでしょうか?
人から受ける印象と同じように、Webサイトも開いた瞬間から約3秒で印象が決まると言われています。 会社の雰囲気を具現化し、ユーザー目線に立った誠意を感じる採用サイトを目指していきましょう。
採用サイト以外でも何か分からないことがあればプライムナンバーズにお気軽にご相談ください。

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N.I.

デザイナー

Webサイトから広告バナーまで、あらゆるWebデザインを一手に引き受けるマルチなデザイナー。得意なデザインは「シュッとしたコーポレート」と「ゴツゴツしたデザイン」(本人談)。1児(大きなミニチュアダックス・3歳・♂)の母でもある。