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2024.10.01 更新
2024.10.01 更新

【24年10月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

9月中におこなわれたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次のとおりです。

  • Yahoo!広告
  • LINE広告


本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下のページからダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。

【YDA】一部広告入稿仕様の変更

より多様な広告表現を可能にするために、2024年10月3日より広告の入稿仕様が一部変更されます。
変更されるのは下記の仕様です。

▼共通

■カルーセル広告におけるタイトルの省略
タイトルの全文が必ず表示される仕様だったが、実施日以降はタイトルの一部が省略して表示される場合がある。
マルチバイト文字を使用したURLのpunycode変換
最終リンク先URL、スマートフォン向けURLが日本語(マルチバイト文字)を含む場合、ドメイン部分に限り半角英数字(punycode)に変換されるようになる。

▼運用型

カルーセル広告における説明文の最大文字数追加
説明文に入力できる最大文字数が38文字→40文字になる。(39文字目以降は”…”と省略されるため注意)
「アプリ訴求」目的キャンペーンにおける入稿制限の緩和と表示改善
最終リンク先にウェブページのURLも設定できるようになる。
表示URL項目の表示改善
「アプリ訴求」の広告で最終リンク先URLにアプリストアのURLを入力した場合、自動設定される表示URLを画面上で確認できるようになる。

▼予約型

■カルーセル広告に関する「広告掲載基準」の変更
「明記必須項目」をタイトルに入れられなくなる(入れると否認される)

参考ページ:【ディスプレイ広告】広告入稿仕様の一部変更について

【YDA】「広告アクションユーザー」 機能改善

オーディエンスリストターゲティングのオーディエンスリスト「広告アクションユーザー」において「広告アクションデータソース」で設定可能なキャンペーン数が拡大しました。

(変更前)1件
(変更後)50件

1つのリストに対して複数のキャンペーンを設定できるようになり、運用時の利便性が向上しました。広告アクションユーザーを利用中の方はぜひご確認ください。

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」 機能改善のお知らせ

【YDA】LINE公式アカウントの友だち追加広告 提供開始

Yahoo!広告とLINE広告の取り組みの一環として、ディスプレイ広告(運用型)がLINE公式アカウントの「友だち追加広告」に対応します。また関連する機能の追加・変更も行われます。

友だち追加広告について

LINE広告にて需要が高いLINE公式アカウントの友だち追加を目的とした広告(以下、友だち追加広告と表記)を、ディスプレイ広告のデータを利用して配信できるようになります。

提供対象

現段階で利用できるのは契約当事者が「広告主」のアカウントのみです。
「代理店」契約のアカウントは、広告取扱基本規定(2024年10月1日に改定予定)に同意することで利用できるようになります。

友だち追加広告に伴う項目追加

友だち追加広告の提供に伴い、キャンペーン目的や入札戦略、オーディエンスリスト種別に下記の項目が追加されます。

追加される項目追加内容
キャンペーン目的友だち追加
入札戦略友だち追加数の最大化(目標値あり)
友だち追加数の最大化(目標値なし)
個別友だち追加単価
オーディエンスリスト種別LINE公式アカウントの友だち
LINE公式アカウントをブロック中の友だち

注意事項

実施日時点では、友だち追加広告の配信面はLINE NEWS面のみです。
今後掲載面は拡大予定です(時期は未定)。

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウントの友だち追加広告 提供開始について

【Y検索】異なる期間のパフォーマンスデータを比較する機能の追加

キャンペーン・広告グループの一覧画面において、2つの異なる期間のパフォーマンスデータをグラフ以外に数値でも確認できるようになりました。この機能を利用することで、詳細な分析やデータを基にした効率的な広告運用が見込めます。
ただし、2つの期間のデータを比較している状態でデバイス別や年齢別などの分割表示は利用できません。

該当の数値は一覧画面上の「ダウンロード」ボタンからCSVファイルで取得できます。
操作手順などの詳細はこちらからご確認ください。

参考ページ:【検索広告】異なる期間のパフォーマンスデータを比較する機能について

【Y検索】A/Bテスト機能の提供

検索広告において、広告のパフォーマンスを比較するA/Bテスト機能が2024年秋ごろを目処に提供されます。具体的な日程は未定です。

テスト方法

既存のキャンペーンを元にして比較用キャンペーンが作成され、2つのキャンペーンで効果検証を行われます。2つのキャンペーンに広告の配信機会を均等に分割することで、同じ配信環境でパフォーマンスを比較できます。精度の高い広告の効果検証ができるようになり、より効果的な運用が可能になります。

注意点

標準キャンペーン以外では利用できません。また下記機能を利用している場合も利用不可です。

ー拡大テキスト広告
ーキャンペーン間の予算共有機能
ー自動入札のスポット調整機能
ー自動入札の学習データ除外
ー アドカスタマイザー
ーキャンペーン単位のコンバージョン設定

A/Bテストの作成は1アカウントあたり10件までです。また、すでにあるキャンペーンを2件選択して「A/Bテスト」を行うことはできません。

参考ページ:【検索広告】A/Bテスト機能の提供について

【Y検索】レスポンシブ検索広告における広告表示の最適化

検索広告のレスポンシブ検索広告におけるパフォーマンス向上を目的として、広告表示の最適化が実施されました。

変更内容

レスポンシブ検索広告のタイトルが1件から表示されるようになりました。
広告に表示されたタイトルが1件の場合、表示されたタイトルとは別のタイトルが、後に続く説明文の先頭に連結して表示されるようになりました。
これにより、2件目以降のタイトルが目立ちにくくなる可能性があります。

説明文に連結したタイトルは「説明文に連結したタイトル」という項目名でレポートに表示されます。またアセット詳細画面の「組み合わせ」タブでは、説明文に連結したタイトルは「説明文1」の直前に表示されます。

参考ページ:【検索広告】レスポンシブ検索広告における広告表示の最適化について

【Y検索】入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能の提供

検索広告において、入札戦略の最適化に使用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できるようになります。2024年秋ごろの適用が予定されていますが、具体的な日程は未定です。
また、複数のコンバージョンをまとめられる「コンバージョングループ」の提供とコンバージョン設定ごとに付与される項目「コンバージョンの発生元」の追加も同時に実施されます。
このアップデートにより、キャンペーンの目的に合ったコンバージョンのみで自動入札の学習を最適化できるようになります。

変更前の仕様

設定されているコンバージョンはすべて共通の”1件のコンバージョン”として扱われます。
コンバージョンを目的とした自動入札タイプにて本来の目的であるコンバージョンのみでは最適化が行えていない可能性があります。

変更後の仕様

キャンペーンの目的に応じてコンバージョンを選択できるようになります。
コンバージョンを目的とした自動入札タイプにて本来の目的であるコンバージョンのみを選択して最適化が行われるようになります。

コンバージョンの選択方法

最適化に使用するコンバージョンを選択する方法は以下の2つです。
・使用するコンバージョンのコンバージョンの発生元とコンバージョン測定の目的を指定する
・コンバージョングループを作成してキャンペーンに設定する

注意点

キャンペーン単位で使用するコンバージョンを選択すると、入札戦略の最適化に使用するコンバージョン数が少なくなり、学習が想定より進まなくなるおそれがあります。
そのため継続的に一定のコンバージョン数が見込めるキャンペーンでの利用が推奨されています。

参考ページ:【検索広告】入札戦略の最適化に使用するコンバージョンを選択する機能の提供について

【Y検索(ショッピング)】長期間全件更新のない商品フィードの削除

Yahoo!ショッピング広告において、90日間以上全件更新のない商品フィードが削除されるようになりました。

削除までの流れ

商品フィードは下記の流れで削除されます。
①商品フィードの全件更新を実施せず60日間経過
→LINE Merchant Systemの商品受信設定で入力したメールアドレスにメールが届く
商品フィードの全件更新を実施せず90日間経過
→商品フィードが削除される

注意点

商品フィードが削除されると、Yahoo!JAPAN商品情報掲載・検索連動型ショッピング広告はいずれも配信が停止します。
使っていない商品フィードがある場合は、削除されても影響がないか確認しておきましょう。

参考ページ:【検索広告(ショッピング)】長期間全件更新のない商品フィードの削除について

【Y検索(ショッピング)】自動運用ルールの提供開始

検索連動型ショッピング広告において、自動運用ルールが利用できるようになりました。

自動適用ルールとは

広告主が設定したルール(条件)に合致したキャンペーンまたは商品グループの設定内容(入札単価や予算など)を自動で調整する機能です。
広告運用ノウハウを反映した運用ルールを設定でき、広告運用にかかる手数や時間を削減できます。


インプレッション数が少ない商品グループ(ルール)→入札価格を引き上げる(自動調整)
コンバージョン数が多いキャンペーン(ルール)→1日の予算を引き上げる(自動調整)

ルールの作成方法

実行する対象と内容、条件、頻度などを入力して作成します。
条件は以下項目の数値変動を設定します。1つのルールに最大5つの条件を追加可能です。

インプレッション数・クリック数・クリック率・平均CPC・コンバージョン数・コンバージョン率・コスト/コンバージョン数
(以下はキャンペーンのみ利用可能)
ページ最上部のインプレッションシェア損失率(予算)・インプレッションシェア損失率(予算)・インプレッションシェア損失率(ランク)・ページ最上部のインプレッションシェア損失率(ランク)

実行頻度は毎日・毎週・毎月のいずれかを選択します。

参考ページ:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告 自動運用ルールの提供開始について

【LINE広告】動画視聴経由コンバージョンの計測開始

動画視聴経由コンバージョンの計測が可能になりました。
レポート画面やパフォーマンスレポートの項目や内訳が変更され、クリック経由のコンバージョンと動画視聴経由コンバージョンを含む「◯◯(すべて) 」の指標が追加されました。
このアップデートにより、動画視聴後のユーザーの購買や行動を分析できるようになりました。

動画視聴経由コンバージョンとは

動画広告を一定時間視聴したユーザーの行動を広告成果として計測する仕組みのことです。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年8月 動画視聴経由コンバージョンの計測が可能に!

【LINE広告】LINE広告ネットワークの配信先アプリを指定可能に

これまでβ機能として提供していたLINE広告ネットワークの配信先アプリを指定できる機能が正式リリースされました。

リストの作成方法

配信先リストの作成は、広告グループ作成画面の「広告の配信」設定の[許可リスト作成]から行います。配信したいアプリのURLをCSVまたはTXTファイルに入力してアップロードすると一括で登録できます。

β機能ではリスト作成数の上限は500件でしたが、正式リリースでは100件までに縮小されました。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年8月 動画視聴経由コンバージョンの計測が可能に!

【LINE広告】配信先に「LINE GAME公式アカウント」を追加

LINE GAME公式アカウントの一部にてトークルーム内のヘッダーに広告が表示されるようになりました。
ただし、すべてのLINE GAME公式アカウントに広告が表示されるわけではありません。
他の配信面同様、広告の入稿時に選択することで配信できるようになります。

参考ページ:【LINE広告】9/11~ LINE GAME公式アカウント広告配信開始

【LINE広告】一部詳細ターゲティングの提供終了

詳細ターゲティングの「行動」配下の一部セグメントが、12月上旬をめどに終了します。
終了するのは下記のセグメントです。

これらを設定している場合は終了までに設定を変更する必要があります。
レポートの確認は終了後も可能です。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年8月 動画視聴経由コンバージョンの計測が可能に!

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N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。子どもの頃からブラジル音楽をこよなく愛しており、演奏もする。好きなしらすは釜揚げ。右利き。最近自宅の給湯器に鳩が巣を作った。