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2024.08.07 更新
2024.08.07 更新

ホームページのリニューアルで失敗しない!自社の情報整理こそ成功の鍵!

Written By
M.G.

Webディレクター

はいどうも、毎度おなじみ制作パートのMです。 今回から「ホームページのリニューアルで失敗しない方法」を3回シリーズで記事を書いていきたいと思います! …?毎度って言うほど記事を書いてないだろう…? …一旦記憶の齟齬に関しては置いておいて、話を進めますね(笑顔)

さてさて、各回は以下のテーマでお送りする想定です。

①ホームページのリニューアルで失敗しない!自社の情報整理こそ成功の鍵!
②ホームページリニューアルのメリット+最適な実施タイミング教えます!
③ホームページリニューアル、どうすれば失敗しない?例から学んで成功させよう!


ひょっとしたらおまけで少し増えるかもしれませんが、基本的にこの構成でお送りします。

今回のテーマはズバリ情報整理。一昔前に「Web制作会社に依頼する前に知っておくべきポイントとは?」という記事を書いて、その中にも情報整理について少し書いたのですが、今回はよりクローズアップをして書いていきます。

ホームページリニューアルにおける情報整理とは

ホームページのリニューアル時における「情報整理」は、リニューアル成功のためにいちばん大事な要素といっても過言ではないと思います。具体的には、 ・発信したい内容 ・発信したい対象について 情報を明確化してまとめることを指します。

情報整理が出来ていないとどうなるか

さて、情報整理が出来ていないと何が起こるかと言うと、軸足がぶれて誰に対してのホームページかわからなくなったり、表現がぶれてターゲットに刺さらないものに仕上がってしまいます。

情報整理すべき項目

とはいっても何について整理をすればいいのよ、ということになってくるかと思いますが、概ね以下になります。

・市場
・ターゲット
・制作目的
・自社の情報(強みや歴史)

他にも細かく上げればきりがない上にその会社さんによって詳細が変わってくるので、今回は前述した項目について記事を書いていきます。
より細かい項目が知りたい方は、次回以降に詳細を書くのでcomming soon・・・

市場について

他の業界に比べて何か特性などあるか、なども考えると良いかもしれません。

また、競合他社がどんな表現をしているのかと見てみて整理しておくのも大事です。他社がどんな表現をしているのか確認することによって、自社で表現したいこと、すべきことが浮き彫りになることも多いので、ぜひ事前に見ておきましょう。

ターゲットについて

前述の「市場について」をさらに掘り下げます。
自社がターゲットにすべきユーザーを決めることが大切です。
この項目も、実は会社的に戦略が決まっているならさほど難しいこともないかもしれません。誰に対してもある程度アピールしたい!と思う方が多いと思います。

ただ、そういったホームページというのは、実は切り分けていったターゲットユーザーそれぞれには刺さりづらい事になっていることも多いので注意が必要です。

飲食業に例えるなら、規模にもよりますが、所得の層で切り分けたあとに、さらにどんな嗜好を持っている人に向けたいのか、くらいまで踏み込んで決めておく必要があります。

大企業、と言われるようなその業界の第一人者的な立場の企業の方なら、そこまで深堀りせずにあえて広い層にアピールする形を取ることもあるとおもうので、会社と市場の規模によって何処まで狭めるのかを決めていきましょう。

制作目的について

「そりゃ集客のために決まっとるじゃろがい!!!」と言う声が聞こえてきました。ありがとうございます。大概の会社さんはそうなのですが、そうじゃない会社さんも一定数いるのと、プロジェクトが進むにつれて軸がぶれて行ってしまうことも往々にしてあるので注意が必要なわけです。概ねホームページの目的になるものを以下に挙げておきますので、確認してみてください。

・見込み顧客に対しての集客
・既存顧客に対する業績アピール
・自社社員に対するモチベーションアップ
・求職者に対してのアピール

大概の会社は上記の要素のいくつかを複合的に入れ込む必要があるのですが、何にどれくらいボリュームを割くのかによって見た目も費用感も変わってくるので、そのまま調節せずに制作を進めるといびつな形でホームページが出来上がってしまい、結果誰に向けたものなのかが曖昧になってしまいます。バランスをどう取っていくのか、どのくらいが最適なのかの割合を踏まえたうえで各コンテンツの配分や表現をしていくことをおすすめします。

ありがちな事例

筆者が実際に遭遇したケースをご紹介します。
公式サイトの制作時、自社の情報やお客様に伝えていきたい事を一番に表現したい、と本部サイドと制作進行を進めていました。
途中で、現場の営業さん方やコールセンターの方々がホームページの製品情報を顧客とのやり取りに使用していて、そのボリュームや必要情報を充実させたい、一番に押し出すべきなのは会社情報ではなく商品の特徴にしたい、との意見が・・・。
こういった食い違いが起こるケースは多々あり、ホームページを2つに分けられない場合は、会社として情報の優先順位や掲載量のバランスを考える必要があります。
結局このクライアントのケースでは、TOP下に商品情報を厚めに掲載することで動線を確保し、双方のバランスを取って制作を行いました。

自社の情報について

「いやいや自社の情報なんて今までに散々まとめてきたがな!!」という声が聞こえてきそうですが、実はそんなことはない・・・事が多いです。これを機会に振り返ってみてください。主に漏れがちなのが、現状の現場の強みや想いです。現場チームごとのMTGで吸い上げを行ったり、アンケートなど全社から収集をすると、今まで把握していなかった意外な強みがでてきたりするかもしれません。

自社の強みについて

まずは現状のホームページやパンフレット、周年誌などを確認して、どんな強みがあるのか確認してみてください。
そして、その項目を現場のメンバーを含めて確認してみてください。
実際の内容とずれはありませんか?

「この項目はもう必要ない」
「なんで〇〇は載ってないんだっけ?」
「この項目って強みって言っていいんだっけ?」

のような話が往々にしてでてくるかと思います。
そうして出てきた意見をまとめて整理することが重要です。

もしも確認してみた項目が不十分な場合、全社を通してのアンケートや、現場チームごとの小MTGなどを通して、項目出しをしてみてください。その際の設問にも注意が必要。例を以下に記載するので、参考にしてみてください。


設問の例  

・お客様などへの、対社外に対する当社の強みはどこですか?
・競合他社と比較した際、市場全体で考えた時に、自社の強みは何だと思いますか?
・社内の優れている点はどこにあると思いますか?
・働く上で大切にしていることを教えて下さい
※一部簡略化しています

社内に協力を依頼するアンケートなどの質問項目を立てる際は、できるだけ回答者本人が自分事として回答できる設問にすることが大事です。また、例に上げている良いことだけではなく、会社としての改善点や弱いところも併せて聞いておくと、その後の会社の方向性も立てやすいのでおすすめです。項目立て自体が難しい場合は、そこから介入できる制作会社と組んで進める事をおすすめします。

歴史について

会社がどんな歴史を歩んできたか、またその中で何を獲得してきたか、どう成長してきたかなどをしっかりと確認してみてください。
よく長年続いている会社さんなのに「うちはこれといった強みがなくてね・・・」なんておっしゃる方がいるのですが、強みがないのにそれなりに長く続くわけがないのです。

もしも現状の業務から抽出できないならば、歴史から紐解いてみてください。貴社の強みは、あたりまえすぎて埋もれてしまっているかもしれません。

表現について

そして、さらに重要なのがその強みをターゲットに対してどう表現するか、です。
ただ素直にまとめてそのまま表現しようとすると、大概自社が言いたいことをいうだけの「見込み顧客に優しくない表現」になります。抽出した強みを、一度ターゲット視点で読み直し、しっかりターゲットがメリットを感じる内容になっているかどうか確認してみてください。

情報整理が出来たら依頼先を探しましょう

といったわけで今回は、ホームページリニューアルに際しての情報整理、というテーマでお送りしました。振り返ってみると意外に出来ていなかったことが多いのではないでしょうか。情報整理が出来たら、次は最適な依頼先を探しましょう。大まかに言うとマーケ系・デザイン系・システム系・営業系・プランニング系・大手代理店などがあります。自社の状況や費用感に応じて、最適な依頼先を選びましょう。
特性や費用感に関して、 詳しくはこちらの資料をご確認ください。
また、依頼先の探し方の詳細は「Web制作会社に依頼する前に知っておくべきポイントとは?」からご確認くださいませ。
もちろん、わからなかったらお気軽にご相談くださいませ。

HP制作について相談する(無料)

記事のまとめ

色々書いてきましたが、実は自社だけでそれを賄おうとするといろいろなしがらみにより難しい場合も多々あります。なので、これを読んでいるご担当者、もしくは担当者候補のあなただけではどうにもならないこともあるかもしれません。

・社内の連携がうまく取れていない
・プロジェクトがトップダウンである
・経営陣、もしくは専用チームで始まろうとしている
・そもそも会社の情報がまとまっていない 

など、頭を抱えるような箇所はたくさんあります。
そんなときは一人で骨を折るのではなく、上手く伴走してくれる制作会社を探してみましょう。
会社内のプロジェクトで一緒に立ち回ってくれれば、全体の進行はとてもやりやすくなります。

かくいう弊社もそういったプロジェクトの組み方は可能なので、もしご興味がありましたらお気軽に申込みフォームからご相談くださいませ!

それではまたの機会にCiao!!

Written By
M.G.

Webディレクター

業界17年目(たぶん)のWebディレクター。見た目も言動もふざけていますが、真面目に仕事をしています。クライアント先でWEB関連のとりまとめをしたり、ディレクターをしたり、デザイナーの舵取りをしたりしています。真面目です。