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2023.11.10 更新
2023.11.10 更新

【資料DL可能】超初心者向けSEOブログの書き方マニュアル

Written By
S.T.

コンテンツディレクター

SEOって、とてもめんどくさい作業だと思いませんか?

正直、僕は常に「めんどくさいなぁ…」と思いながらSEOをしていますが、SEOはその「めんどくさい作業」をいかにちゃんとやったかが問われる世界です。

「ちゃんとしたSEO」とは何かを知らないままSEOを始めてしまうと、いつか「もっと楽で成果が出る方法があるのでは…?」と考えてしまい、どこかの誰かが適当に考えたインチキSEOに手を染めてしまうかもしれません。

闇落ちSEOマンにならないために、まずはSEOの王道を知りましょう。本記事では「SEO用語の意味」「SEOでできること」「SEOコンテンツの作り方」について解説します。

あとから内容を確認したい方のために、本記事の内容をまとめたダウンロード資料も用意しました。本資料だけの「特別コラム」も掲載していますので、ぜひこちらからダウンロードしてご利用ください。

※本記事の内容は2023年11月時点の情報をもとに記載しています。

SEOについてのよくある誤解

SEOと聞いて次のようなことが思い浮かんだ方は、要注意です。

  • 記事にキーワードをたくさん使えばいいんでしょ?
  • 検索上位の記事の内容をまとめ直せばいいんでしょ?
  • 人気の記事をちょっと改変すればいいんでしょ?
  • 被リンクを業者から買えばいいんでしょ?
  • 1記事の文字数は3000字以上必要なんでしょ?

これらの行為は、今ではまったくSEO上の利益をもたらしません。

2000年初頭にGoogle検索が登場して以来、SEOのトレンドは絶えず移り変わっています。過去には有効だった施策も、現在では「時代遅れ」になっていることも珍しくありません。

SEOは時間も手間もかかるため、ときには「必勝法」と銘打たれた怪しげな施策に手を出したくなってしまうかもしれません。しかしSEOの世界では「◯◯するだけで」という言葉は9割がた落とし穴です。気をつけましょう。

KW詰め込めばいい?

いいえ。不自然なキーワードの詰め込みは、逆にページの評価を下げる原因となります。記事のテーマがブレなければ、キーワードは自然と文中に出現するので、無理に出現率を高めようとする必要はありません。

検索上位のまとめなおしでいい?

いいえ。Googleは記事のオリジナリティも重視するため、すでにランキングに存在する内容を焼き直しても高評価を受けることはほぼ不可能。上位記事の内容が正しい保証もないため、見る必要はありません。

コピーしても手を入れればいい?

いいえ。コピーコンテンツを偽装する手間と、1から企画を立てて記事を書く手間は変わりませんが、SEOやブランディング効果は1から作るほうが高いです。はじめからオリジナルコンテンツを作りましょう。

被リンク買えばいい?

絶対にやってはいけません。不正に被リンクを獲得するスパムサイトは、最悪Googleのランキングから消されます。Googleに表示されないということは、インターネット上に存在しないのとほぼ同義です。

3000字以上のボリュームがほしい?

利用者が知りたい情報が100字で説明しきれるなら100字でよいですし、1万字でも足りないなら必要な分だけ書いてください。ただし長くなるほど利便性は下がります。長くても読みやすい工夫も同時に必要です。

SEOの基礎知識と目指すべき目標

SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Opimization)」の略で、自分のWebサイトが検索結果の上位に表示されることを目指しておこなうさまざまな施策の総称です。

検索結果上位に表示されるためには検索エンジンから評価されなければなりませんが、それには検索エンジンがどのような理念で運営されているかを理解する必要があります。たとえばGoogleは「よりよいコンテンツを利用者に提供すること」を目指しています。他の検索エンジンもおおむね同様です。

つまりSEOで考えるべきことは、「よいコンテンツとは何か」と「よいコンテンツを提供するにはどうするべきか」の2つだけだと言ってよいでしょう。こまごまとした作業はたくさんありますが、いずれも元を正せばこの2つの課題を解決するための手段に過ぎません。

【検索エンジンはGoogleが9割】
世の中にはさまざまな検索エンジンがありますが、SEOの世界では「Google」のことを指すと考えて間違いありません。現在、Googleの世界シェアは9割を占め、インターネット上でほぼ一強の影響力を持っています。

SEOをはじめたての人が独学で答えを出すには非常に時間と手間がかかります。「まずは自分たちで試してみてから…」と考えがちですが、実際は初心者こそプロの手を借りながら作業をしてノウハウを吸収することが重要でしょう。

弊社もSEOのサポートを承ります。ご興味のある方は、以下からお問い合わせください。無料でご相談をお受けします。

SEOの手段

SEOを意識したWebサイトづくりをするにはさまざまな手段がありますが、ざっくり「内部SEO」と「外部SEO」に分類するのが一般的です。

内部SEO=サイト内で完結するSEO

内部・外部どちらも欠かせない施策ではあるものの、基本的にサイト運営者が単独で実行できるのは内部SEO。Webサイトそのものの構築から、いわゆる「コンテンツSEO」と呼ばれる記事制作まで、多くの要素が含まれます。サイトユーザーが直接ふれるコンテンツの内容や、サイトの使い心地に直結することが多い要素です。

外部SEO=サイト外との関係性を作るSEO

自社サイトの「外側」にある要素と、いかに関わりを深めていくかを追求するのが外部SEO。たとえば公開した記事をユーザーにSNSで拡散させるにはどうするか、別サイト内で自サイトに言及させるにはどうするか、自社や自社商材をまったく知らない人に記事を届けるにはどうするか……といった課題に取り組みます。一般化されたメソッドでは上手くいかないケースも多く、運用者がもっとも頭を悩ませる問題であり、ブラックハットSEOが横行してしまう要因でもあります。

使いやすいサイトを目指す

内部SEOとは、つまるところ「利用者が使いやすいWebサイトをつくる」ということです。これにはデザインや機能の調整なども含まれますが、ソースコードの編集は専門ノウハウがなければ難しいでしょう。

しかし専門知識がないサイト運営者でもできる内部SEOがあります。それが「コンテンツ制作」です。どんなに使いやすいWebサイトが制作できても、見せるコンテンツが無ければ意味はありません。

そういった意味では、コンテンツ制作はSEOの根幹でもあります。

SEOコンテンツの制作方法

僕がSEO効果を目指したコンテンツを制作する際は、以下の4ステップで制作しています。

  1. メディアのテーマを決める
  2. メディアのキーワードを決める
  3. 記事のキーワードを選ぶ
  4. 記事を書く

以下の項目でそれぞれ解説しますが、本資料を含めSEOに関するノウハウを教えてくれるコンテンツは多数存在します。しかし最も根本的で信頼のおけるマニュアルは、Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターターマニュアル」です。

非常に膨大な情報量があり読むだけでも大変ですが、コンテンツを介してSEOをしようという方は「コンテンツを最適化する」のパートだけでも目を通しておくことをおすすめします。

参考ページ:コンテンツを最適化する|検索エンジン最適化(SEO)スターターマニュアル|Google検索セントラル

手順1:メディアのテーマを決める

これから制作するメディアに掲載する記事のテーマを決めます。個人のブログであればメディアのテーマは自由ですが、企業が運営するメディアは自社のサービスに直結するテーマでメディアを作るのが一般的です。

また特定のテーマに絞るほうがGoogleからの評価を受けやすく、利用者目線でも興味のある分野の情報が一箇所にまとまっているため便利です。

例)猫カフェ運営会社がメディアをつくる場合のテーマ
・保護猫譲渡会を開いている猫カフェの特集ブログ
・猫カフェのフードメニューのレビュをするグルメサイト

手順2:メディアのキーワードを決める

手順1で決めたテーマに沿い、読者が検索していそうなキーワードをリストアップします。リストアップ方法にルールはないため人力でも構いませんが、人力では非常に手間がかかるうえ作業者の主観が混じり網羅性が落ちます。そのためGoogleキーワードプランナーなどの専用ツールを利用することをおすすめします。

リストアップ時には各キーワードの月間検索数も一緒にリスト化しましょう。基本的に月間検索数が多いキーワードが重要度の高いキーワードだと考えられます。

例)「猫カフェ 東京」から想像できる検索意図
・東京にある猫カフェの一覧が見たい
・東京の猫カフェのオススメが知りたい
・東京の猫カフェの場所が知りたい
・東京の猫カフェの採用情報が知りたい
など…

手順3:記事のキーワードを選ぶ

2でリストアップしたキーワードの中から1つ選び、これから書く記事のテーマを決定します。キーワードの選び方は自由ですが、月間検索数をひとつの指標にすることもできます。

どのキーワードを選ぶかはメディア運営者の方針次第です。傾向として、大きなキーワードを中心に選ぶと広く浅い総合メディア風の記事ラインナップになり、小さなキーワードを中心に選ぶと深く狭い専門メディア風の記事ラインナップになります。

例)猫カフェ関連メディアのキーワード選び
・「猫カフェ」「猫カフェ ◯◯(地名)」などボリュームの大きいキーワードで広く利用者を集める
・「猫カフェ 保護猫」「猫カフェ ヨガ」などボリュームの小さいキーワードで店舗の特色にあった特定の利用者を集める
など…

手順4:記事を書く

3で選んだキーワードにもとづき、関連する内容の記事を書きます。記事を書くための材料はここまでですべて揃っているので、あとはコンテンツの形にするだけです。

書き方や内容は自由ですが、Googleが重要視している「E-E-A-T」という4つの要素を含めたコンテンツにすると、おのずと利用者からの評価も得られるでしょう。

EExperiments(経験)筆者の実際の経験にもとづいているか?
EExpertise(専門性)筆者の専門的なノウハウにもとづいているか?
AAuthoritativeness(権威性)筆者はコンテンツの内容に関する客観的な権威を有しているか?
TTrustworthiness(信頼性)虚偽・誇張などがなく事実にもとづいているか?

文章の書き方そのものは本資料では解説しませんが、SEO記事に特有の書き方などがあるわけではありません。メディアやコンテンツに適した文体で文章を書けばOKです。

自分が作るコンテンツを楽しむことが重要

「SEOをする!」というと、どうしても「キーワードが…」「検索意図が…」「コアアップデートへの対応が…」と面倒なことばかりが頭をよぎります。実際重要なことではあるのですが、それよりも「メディアを育てることを楽しむ」という気持ちが大切だと私は思います。

さまざまなことを意識しすぎて、コンテンツを生み出すというワクワクする仕事がルーチン化し、つまらなくなってしまうのはとても残念です。

制作側の感じた「面白くなさ」は、どこかで必ず読者にも伝わります。すると不思議とメディア全体の雰囲気が「面白くない」方向になっていくものです。本資料が少しでも楽しみながらSEOを進める助けになれば幸いです。

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S.T.

コンテンツディレクター

コピーライティングから校正まで、文章にかかわることならなんでもマルチに引き受けるコンテンツディレクター兼ライター。プライムナンバーズ編集部の中の人1号でもある。永遠の猫派。フリー素材としても活動している。