仕事に対して「うれしい」「かなしい」を感じたくない

好きなものは猫です。昔から一貫して猫派です。現在は自宅に3匹の猫と一緒に住んでいます。いずれも保護猫で、白・黒・茶（長毛）の毛並みです。仕事から帰って猫に囲まれていると一日の疲れも吹き飛びますね。

ゲームや読書といったインドア系のことから、筋トレやスポーツなど身体を動かすことまで色々趣味があります。結構熱しやすく冷めやすいタイプなので、何かはじめてもすぐ飽きて別のことをはじめてしまいますね。

最近は喫煙具を集めようとしています。特にパイプの形や材質が好きで、自宅でよくいじくりまわしています。

前職は出版社に勤めていました。何の仕事をしていたかと聞かれると……自分でもよくわかりません（笑）。いや、その会社にある部署ほとんどすべてを回って仕事をしたので、「これ」というものが無いんです。

雑誌や書籍など紙媒体の編集もしたし、Webサイト制作部門があったのでそこでディレクションもしたし、総務として社員のバックアップもしたし、広報でSNS運用もしたし……最後には書籍の営業として書店巡りをしていましたね。

今思うと一企業の中を全部見て回れて良い経験だったなとは思いますが、ぶっちゃけ二度と同じ目には遭いたくないですね。プライムナンバーズでは腰を据えて大きな課題に取り組みたいです。

前述のとおり社内で部署間を渡り歩かされて浮いた人材になってるなー、あんまり大事にされてないなーと感じたことがひとつ。あと当時29歳だったので、「30になる前に腰を落ち着ける場所がほしい」と思ったことがひとつ。

プライムナンバーズに感じた魅力は、人事評価制度のシステマティックさですね。「ここまでやったらこういう評価をします」というのが明文化されて共有されているので、働くうえで迷いがなさそうだなと。

あとは、面接のときに代表のPCにクラフトビールメーカーのステッカーが貼ってあったことでしょうか（笑）。変に偉ぶるところがないけれども、親しすぎるわけでもない、絶妙な距離感覚を持っている人ですね、代表は。

リスティング広告をはじめとするWeb広告については、名前と大体の仕組みは知っていましたが、それ以上の知識がありませんでした。

自社のマーケティング担当として入社をしましたが、事業領域に対する理解が浅かったので「何をどうPRすればいいのかさっぱりわからない」という状態でした。これは今でも満足できておらず、目下勉強中です。

思っていたほど難しくなかったことは、人間関係でしょうか……。かなり人見知りをするタイプなので、周りに馴染めるかどうかが心配でした。でも社員は皆、いい意味で「他人に興味がない」。役割さえ果たしてくれればいいよ、という雰囲気なので、僕はとても居心地が良いですね。

現在の仕事内容を教えてください
今は自社のマーケティングと、制作部門のライティングが主な仕事です。

マーケティングの分野では、自社サイトの管理やブログコンテンツの編集、SNSの運用といったことを中心に行っています。カッコよく言えば「一人編集長」という感じかもしれません。僕の他に編集部員がいるわけではないから「長」もなにもありませんが……。

プライムナンバーズの制作部門は最近「事業」として一本立ちした領域ですが、お客様のコーポレートサイトのリニューアルや修正、また広告LPのテキスト作成などを主に担当しています。

「文章を書く事」「人の話を聞く事」「相手の意図をつかむこと」の3つが自分の強みだと考えています。特に文章を書くことに関しては学生時代から「将来は文章を書くことを仕事にしよう」と考えていたことも手伝って、積極的にスキルアップしてきた部分です。

今まで何度か転職を経験してきましたが、どの会社でも幸いなことにライターや記者、ディレクターとしての役割を任されていたため、「傾聴力」「意図の把握力」といった面も継続的に育てることができました。現在ではWebサイトやLP、広告文制作などの面で力が発揮できています。

興味を持っている分野は、まさに「広告」の分野です。Web広告ってただ邪魔なだけのものだと思っていたんですが、プライムナンバーズに入社してからは見方が変わりました。

極端なことを言うと「広告をクリックしたら負け」ぐらいに思っていたんですが、限られた情報量でいかにユーザーに益のある情報提供をするかが考え抜かれていると知り、面白さを感じるようになりましたね。

「やりたいことにとりあえず『YES』を言ってくれる会社」だと思っています。

仕事を進める上で自分が「これをやりたい」「これが必要だと思う」と考えたことに対して、一言目が「NO」であることがないというか……。

もちろんあまりにも考えが浅かったり、なんとなくその場しのぎで言ったようなことだとそのままやらせてはくれませんが、問題点を指摘したうえで「もう一回考えてみよう」となる。やりたいことそのものに「NO」が出ることは結局ないですね。

あまり仕事上のできごとに「うれしい」「かなしい」という感情を持ち込みたくないと考えているので、特別うれしかったできごとはありません。ただ、僕が作ったものを見た人が喜んでくれると報われた気持ちにはなりますね。

Web業界は特に流れが速いので、自分の中の常識を更新し続けなければなりません。

できる限り広く情報を集めようと努力はしていますが、なかなか最前線を見続けるのは難しいですね。ただ情報を得るだけではなく、それを「どう使うか」というところまで頭を回さなければなりませんから。

業界のリーダーと呼ばれる人たちの姿を見ていると力不足を痛感します。

プライムナンバーズでの出来事ではないのですが、クライアントの意図をつかみきれないままWebサイトの制作をスタートさせてしまったことがあり、非常に中途半端な制作物を提出してしまったことがありました。

結局クライアントとのやり取りを重ねる中でブラッシュアップし、最終的にはご満足いただけるレベルに達しましたが、お互いに本来であれば必要のなかった作業を強いてしまったと反省しました。

クライアントとのコミュニケーションを密に行い、意図を汲みつつ進行することの大切さを実感しましたね。

もちろんあります。

日常的に業務のチェック作業は必ず別の人の目を通しますし、担当以外の部分でもちょっとした声掛けがミス防止につながることもありますよ。

Web制作は一人で黙々と作業をするものだと思われがちですし、実際オフィスではそういう時間が長いですが、それでもチームワークは重要だと感じます。

数百万から時には数千万円の予算をお任せいただいているわけですし、一人の力で全部やろうとするのではなく、頼るべきところはチームに頼って、確実な仕事をすべきだと思います。

「文章のことならあの人に聞こう」「Webサイトの運用だったらあの人に聞けば分かる」という存在になりたいなと思います。単に専門分野について物知りな人というだけではなくて、「プライムナンバーズには僕がいるからこの分野は強みです」と言えるようなスペシャリストを目指しています。

新卒であれ中途であれ、評価されるための人間関係を作ることに疲れた方にはオアシスとなりうる会社です。

可能な限り定量化された基準で評価されるため、「成果は挙げているのに、上司に気に入られてないから評価されない……」といったことがありません。逆にどんなに努力していても成果が出なければ評価されることもありません。良くも悪くもドライでシステマティックな性格が強い会社です。

達成状況は自分の待遇にダイレクトに影響するのでプレッシャーは強いですが、その分目標を達成できた時の喜びはひとしお。評価の根拠はハッキリしていてほしい人、明確な目標に向けて数字を積み上げていくのが好きな人なら楽しめる環境ではないでしょうか。