Google広告のモニタリングとは?活用方法とターゲティングとの違いを解説
Google広告では、オーディエンスターゲティングの設定の際「ターゲティング」のほかに「モニタリング」が選べます。
これらを上手く使い分けることで、ターゲティングの精度を上げることができます。
本記事ではモニタリングを設定するメリットや設定すべき場面、ターゲティングとの違いを解説します。
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GDNで設定できるターゲティングの一覧はこちらからご覧ください。
ターゲティングとモニタリングの違い
両者の大きな違いは「広告の配信先が絞られるか否か」です。
ターゲティングは配信先を絞りますが、モニタリングは絞りません。
ターゲティング
広告を表示するユーザーを絞り込む設定です。
例えば「旅行」という興味関心カテゴリをターゲティングとして設定しておくと、「旅行に興味がある(と媒体によって判断された)人」にのみ広告が配信されます。
モニタリング
配信成果の”数値の確認”ができるようにする設定です。
例えば「旅行」という興味関心カテゴリをモニタリングとして設定しておくと、すべてのユーザーに広告が配信されながらも「旅行に興味がある(と媒体によって判断された)人」にどの程度配信され、どの程度の成果が出たのかを確認することができます。
モニタリングでできること
モニタリングを設定すると、主に下記のことができるようになります。
・選択したターゲット別の配信結果の確認
・ターゲットごとの入札単価調整
配信結果の確認
モニタリングとして設定しているカテゴリに当てはまるユーザーへの配信成果を確認できます。成果が良ければ、そのカテゴリをターゲティングとして設定した新たな広告グループを作成することもできます。
つまりあらゆるカテゴリをモニタリングに設定しておけば、成果が良いターゲットを予測するのが難しい場合の参考になるのです。
入札単価調整
「成果が悪いカテゴリの入札比率を20%引き下げる」などの調整ができます。
ターゲティングとは異なり、すべてのカテゴリに配信しながら特定のカテゴリのみを調整することができます。
▽カテゴリCをターゲティングとして設定し、比率を20%引き下げた場合
▽カテゴリCをモニタリングとして設定し、比率を20%引き下げた場合
モニタリングの活用方法
Googleはディスプレイ広告での利用は推奨しておらず、検索広告での利用を推奨しています。
検索広告でモニタリングを利用すると、検索語句だけではわからないユーザーの興味関心や購買意向を把握することができます。検索広告とディスプレイ広告の両方を実施する場合は下記の手順で配信するとよいでしょう。
①検索広告にあらゆるオーディエンスカテゴリをモニタリング設定
②検索広告を配信
③成果の良いカテゴリを確認
④そのカテゴリをターゲティングに設定したディスプレイ広告を配信
商材から想定されるターゲットを最初から指定してディスプレイ広告を配信してもよいのですが、上記の手順を踏むと”想定とは異なるユーザー層での成果が良い”ということがわかるかもしれません。
モニタリングの設定方法
Google広告の管理画面からモニタリングを設定する具体的な手順をご説明します。
①広告グループを選択
②左のメニューより「オーディエンス」を選択
③オーディエンスセグメントを追加
④広告グループとキャンペーンのどちらに追加するか選択
⑤「モニタリング」になっていることを確認し、設定したいカテゴリを選択→保存
設定ミスに注意
モニタリングとターゲティングの設定を誤ると、意図しない範囲のターゲットに広告が配信されてしまいます。本記事で両者の違いを理解して、どちらを利用すべきか判断して設定しましょう!
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