プライムナンバーズの研修内容③|実践を想定した成果報告書作成研修
就職活動をされている方の中には、「広告代理店の仕事って興味はあるけど、実際はどんなことをしているんだろうか、ようわからんくて不安やわ~」 「大した知識もないなかで入社して、ちゃんと仕事についていけるんやろうか…」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私たちプライムナンバーズは、新入社員の皆さんが安心してWeb広告業界で働く一歩を踏み出せるよう、研修制度の充実に力を入れています。
そんな弊社の具体的な研修内容について、シリーズでご紹介しています。今回の記事では、「広告成果報告書作成研修」について、解説していきます。
この記事を読めば、Web広告のプロとして働く姿をイメージできるようになるはずです。
目次
STEP1.広告成果報告書を作成する目的を理解する
広告成果報告書とは、広告の表示回数や、クリック数、申込の数などの広告成果がどれくらいだったのかをまとめたものです。クライアント対応を行う広告運用コンサルタントの指示に基づいて、様々な広告メディアから広告配信データを集計し、成果報告書を作成します。
私たちの研修では、具体的な広告成果報告書を作成する方法を教える前段階として、「なぜ、この報告書を作成するのか?」という目的を理解するところからスタートします。
・なぜ、この広告指標(例えばクリック数や申込数、発生した広告費用など)をデータ抽出する必要があるのか?
・日別成果やデバイス別成果など様々な内訳の報告書を、なぜ作成する必要があるのか?
こうした広告成果報告書を作成する意図の理解が、研修の第一歩として非常に重要だと考えています。なぜなら、この目的意識がなければ、うっかり数値を打ち間違えたり、明らかに異常な数値が出てもその重大さに気づけなかったりするからです。その結果、クライアントに不完全な報告書を提出してしまうことになります。
単なる作業を行う人で終わらせず、将来的にクライアント対応が行えるレベルに成長してもらうために、研修の最初のステップで、成果報告書を作成する目的から理解していただきます。
STEP2.広告配信メディアの管理画面から数値を抽出する方法を理解する
成果報告書を作成する目的を理解したら、次は広告配信メディア毎の数値の抽出方法を学びます。
Web広告は、Google・Yahoo!・Meta(FacebookやInstagram)といった様々なメディアで配信されます。メディア毎に数値の抽出方法は異なります。研修では、主要な広告配信メディアの広告管理画面から、数値の抽出方法をレクチャーします。
※広告管理画面とは、GoogleやYahooといった広告メディアが提供する、広告の配信設定や、広告成果の確認などを行うための専用ツールです。
研修は、最初に講師がパソコンの画面を共有し、広告管理画面の操作を実演しながら、数値の抽出方法を説明します。 受講者はその画面を見ながら、自分のパソコンで同じように操作を行い、数値を抽出する方法を理解します。
いきなり広告の管理画面を見ると、「ボタンが多くて何を押したらよくて、何を押したら悪いのかわからへん。」と不安に感じる方もいるでしょう。そのため研修の最初は講師の画面を真似しながら操作することで、管理画面の操作に慣れていただくところから始めます。
STEP3.Excel形式の成果報告書を完成させる
操作方法をインプットしたら、次はご自身の手で広告成果報告書を作成していただきます。
研修で演習する課題は、過去に実際にクライアントへ提出していたフォーマットをベースに作成した実践的なフォーマットを完成させることです。
まずは、Excel形式の成果報告書を完璧に作成できることを目指します。
実際に研修で扱う成果報告書は、以下のような項目で構成されています。
■日別成果レポート例

■配信デバイス別成果レポート例

これらの広告指標を使い、以下のような内訳の数値を抽出する演習を行います。
・日別成果レポート
・月別成果レポート
・配信デバイス別レポート
・配信地域別レポート
・年齢別レポート
・広告別レポート
・検索キーワードレポート
・広告配信面(プレースメント面)レポート
どんな内訳でどの広告指標を抽出するかは、クライアントによってまちまちです。そのため課題を通して様々なパターンの成果報告書を作成し、実践の場に出ても対応できるように研修を通して経験を積んでいただきます。
STEP4. PowerPoint形式の成果報告書を完成させる
Excel形式のデータ集計ができるようになったら、次のステップに進みます。
クライアントへの報告は、Excel形式のデータをそのままお見せするだけではありません。要点をまとめ、分析結果や今後の提案を分かりやすく伝えるために、PowerPoint形式の成果報告書も作成します。
こちらもExcel同様、実際にクライアントへ提出していたものをベースにした実践的なフォーマットを課題として使用します。研修では、抽出した数値をPowerPointに、見やすく貼り付けるところまでを行います。
PowerPoint形式では表だけでなく、グラフを使って説明することもあります。クライアントからの様々な依頼に対応できるように、数パターンの成果報告書を作成していただきます。
実際に研修で作成する成果報告書は、以下のようなイメージです。
■媒体_日別成果レポートグラフ

■媒体_日別成果レポート表


STEP5.成果報告書を納品できるレベルにする
この研修のゴールは、広告メディア毎の数値の抽出が「なんとなくできる」ようになることではありません。「クライアントにそのまま納品できるレベルの成果報告書」を作成できる状態にすることが目的です。 そのため研修の最終段階としては、Web広告のプロとして求められる品質基準に達する成果報告書を作成していただきます。
具体的には、以下の3つのポイントを厳しくチェックします。
① 数値が合っているか自分で確認する
言うまでもありませんが、成果報告書に記載する数値が正確なものでなければなりません。もしここに誤りがあれば、今後の広告配信戦略を誤った方向に進ませる可能性すらあります。
研修では、自分が作成した成果報告書の合計値が、各広告メディアの管理画面上の合計値と完全に一致しているか、自分の目で確認してもらいます。また、同じ集計期間で「日別成果レポート」と「年齢別成果レポート」「広告別成果レポート」を作成した場合、それぞれの合計値は同じ数値になっているはずです。成果報告書の全体を確認して、数値に矛盾があるところがないかも確認してもらいます。
とりあえず数値を集計できたという次元で満足させず、自分が抽出した数値が本当に合っているか確認する術を、研修時から指導します。
② クライアントが読みやすい状態になっているか
成果報告書は、クライアントにとって「見やすい・分かりやすい」状態になっていないといけません。正しい数値を抽出できたとしても、相手に伝わる状態になっていなければ意味がありません。
クライアントが読みやすい状態にするために、成果報告書では以下のような細部にまでこだわって作成いただきます。
- 行列の幅は適切か。(幅が狭くて文字が切れていないか)
- セルの罫線の使い方は統一されているか。(意図せず罫線が切れている部分がないか)
- 数値の表示形式(桁区切り、小数点の位置、通貨表記など)は統一されているか。
- フォントの種類やサイズは統一されているか。
- 用語の表記は統一されているか。(表示回数、IMP数など表記揺れがないか)
- 合計値など強調させたい数値は、太字やセルの色付けなどがされているか。
こうした細部へのこだわりが、資料全体の見やすさと分かりやすさを生みます。研修の段階から、相手が読みやすい状態を意識した成果報告書を作成していただきます。
③ スピードを意識して、早く完成させる
正確な成果報告書を作成できるようになったら、次に求められるのは完成までの「スピード」です。実際のビジネスには、必ず「納期」が存在します。 どれだけ品質の高い成果報告書でも、納期に間に合わなければ意味がありません。
研修では、より早く、効率的にレポートを作成する方法も伝授します。SUMIFS関数やピボットテーブルなどの機能を使いこなして、正確で早い成果報告書の完成を目指していただきます。
研修においても最終的には、目標タイムを設定して、時間内に完成させることを目指します。
実践を意識した研修を行うプライムナンバーズで、Web広告業界のキャリアを始めませんか
以上、「成果報告書作成研修」についてご紹介させていただきました。
記事を読んでいただければわかるように、私たちの研修は単にやり方を教えるだけで終わらせません。 「なぜ、この仕事をするのか?」という目的意識の説明から始まり、実践的な演習を経て、最終的にクライアントへ納品できるレベルまで資料の品質基準を高めるのが、私たちの研修です。
新入社員の皆さんを「なんとなくできる」レベルで終わらせず、クライアントに価値を提供できるレベルまで到達させるために、常に実践を意識して研修を行います。
実際にクライアント対応を行った担当者が研修内容を作成し、講義しているので、質の高い研修を行うことができています。
この記事を読んで、私たちの研修制度や会社の環境に少しでも興味を持たれた方や、「私もWeb広告に挑戦してみたいわ~」と思った方は、ぜひ弊社の会社説明会にご参加ください。
説明会では、皆さんが入社後に抱えるかもしれない不安を、少しでも解消できる場になるよう、Web広告業界の仕事内容や、入社後のキャリアパスなどをご説明しますよ。
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