【25年11月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ
直近に発表・実施されたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次のとおりです。
- Yahoo!・LINE広告
- Google広告
本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下からダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。
目次
- 【Yahoo!検索広告】「広告アセットの充実度」の評価対象にクイックリンクアセットを追加
- 【Yahoo!ディスプレイ広告】「高度なセグメント」に「ユーザーの拡張範囲」設定を追加
- 【Yahoo!検索広告(ショッピング)】CtoCサイトや中古品などの掲載制限を解除・緩和
- 【Yahoo!検索広告】コンバージョン測定における「推定コンバージョン」の提供開始
- 【Yahoo!ディスプレイ広告】複数キャンペーンの入札を一括管理できる「ポートフォリオ入札」機能追加
- 【Yahoo!ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリスト機能改善(有効期間拡大など)
- 【Yahoo!検索広告(ショッピング)】「商品グループ」の一覧画面を追加
- 【Yahoo!検索広告(ショッピング)】商品フィードにSSA非掲載を指定できる項目追加
- 【Yahoo!検索広告】キーワード作成画面で最適化提案のキーワード追加が可能に
- 【LINE広告】テキスト生成AI機能を正式リリース
- 【LINE広告】5年以上前のレポートデータの参照制限
- 【Google広告】電話専用広告のサポートを終了し、電話番号アセットへ移行
- 最新情報を活かしたWeb広告運用ならプライムナンバーズへ
【Yahoo!検索広告】「広告アセットの充実度」の評価対象にクイックリンクアセットを追加
Yahoo!検索広告において、「広告アセットの充実度」の算出方法が変更されます。
「広告アセットの充実度」は、レスポンシブ検索広告が効果的なパフォーマンスを期待できる設定内容かを示す指標です。
従来はタイトルや説明文などが評価対象でしたが、今回の変更により、レスポンシブ検索広告に関連付けられた「クイックリンクアセット」も新たに評価対象として追加されます。
この変更は、広告表示のアカウント単位で順次適用されます。
広告主や代理店の担当者は、パフォーマンス向上のため、キャンペーンおよび広告グループに最低6本以上のクイックリンクアセットを関連付けることが推奨されます。
メリット
「広告アセットの充実度」を高め、広告パフォーマンスの向上が期待できます。
注意点
各アカウントへの具体的な適用時期は未定ですが、問い合わせも不可です。
適用日
2025年10月より順次適用
参考ページ:【検索広告】 「広告アセットの充実度」の評価指標にクイックリンクアセットを追加

【Yahoo!ディスプレイ広告】「高度なセグメント」に「ユーザーの拡張範囲」設定を追加
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスリスト「高度なセグメント」において、キーワードを指定した際に「ユーザーの拡張範囲」を選択できる機能が追加されました。
これにより、広告主や代理店の担当者は、ユーザーの拡張範囲を以下の2つから選択できます。
・広い(初期設定): 入力キーワードをもとに検索行動履歴の利用を拡張し、より広範囲のユーザーを対象とします。
・狭い: 入力キーワードにより近い検索行動履歴のユーザーを対象とし、類似した範囲のユーザーを対象とします。
注意点
キーワード指定時に表示される「推定ユーザーサイズ」は参考値であり、「ユーザーの拡張範囲」の設定(広い/狭い)にかかわらず、同一の値が表示されます。
適用日
2025年10月6日 適用済み
参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】オーディエンスリスト(高度なセグメント)におけるユーザー拡張設定機能の追加

【Yahoo!検索広告(ショッピング)】CtoCサイトや中古品などの掲載制限を解除・緩和
Yahoo!検索広告(ショッピング)において、これまで設けられていた複数の掲載制限が一部解除・緩和されました。
主な変更点は以下の通りです。
・CtoCサイトの制限解除(2025/10/14適用): フリマサイトなどの個人間取引(CtoC)サイトの広告掲載制限が解除されました(一部対象外あり)。
・中古品の掲載制限解除(2025/9/24適用): SSA(検索連動型ショッピング広告)において中古品の販売が解禁されました。
・医薬品などの販売制限緩和(2025/10/14適用): SSAにおいて、医薬品・再生品など一部カテゴリーの販売制限が緩和されました。
これにより、広告主や代理店の担当者は、これまでSSAなどで扱えなかった商品の広告掲載が可能になります。
メリット
これまでSSAなどで扱えなかったCtoCサイトの商品、中古品、医薬品、化粧品などの広告掲載が可能になります。
注意点
「再生品」の表示は不可です。再生品は「中古品」として扱い、「商品コンディション」を設定し、「商品説明詳細」で再生品であることを記載する必要があります。
中古品の掲載には、商品フィードの「商品コンディション」項目で中古であることを明記する必要があります。
古物商グッズや藁(わら)製品などは、一部カテゴリーでは引き続き掲載対象外となります。
適用日
2025年10月14日 適用済み
参考ページ:【検索広告(ショッピング)】 個人間取引サイト、中古品、薬機法などの制限解除について

【Yahoo!検索広告】コンバージョン測定における「推定コンバージョン」の提供開始
Yahoo!検索広告のコンバージョン測定において、「推定コンバージョン」の提供が開始されます。
iOSをはじめとするプラットフォーム側の規制強化により、広告によるコンバージョン計測が困難になるケースが増加していることに対応するものです。
「推定コンバージョン」は、直接測定できないコンバージョンについて、測定可能なデータを用いたモデルで推定し、補完する機能です。広告主や代理店の担当者は、この機能の適用により、これまで測定できなかったコンバージョンを含めて広告効果をより正確に評価できるようになります。
メリット
測定できなかったコンバージョンが補完されるため、広告効果をより正確に評価できるようになります。
コンバージョンデータが明示されることで自動入札の精度が上がります。
注意点
推定コンバージョンは、通常のコンバージョンと合算して表示されます。
推定コンバージョンのみを抜き出して表示したり、合算から除外したりすることはできません。
適用日
2025年10月22日 適用予定
参考ページ:【検索広告】推定コンバージョン提供開始のお知らせ

【Yahoo!ディスプレイ広告】複数キャンペーンの入札を一括管理できる「ポートフォリオ入札」機能追加
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)に、複数キャンペーンの入札戦略を一括で管理できる「ポートフォリオ入札」機能が追加されました。
これにより、アカウント単位で作成した単一の入札戦略を、複数のキャンペーンにまとめて設定できるようになります。この機能は、ポートフォリオ内のキャンペーン全体で平均を保証するように入札を最適化するため、広告主や代理店は運用工数の削減や広告効果の向上が期待できます。
特に配信量の少ないキャンペーンがある場合に活用すると、他キャンペーンの実績が利用されるため、比較的安定した配信が見込めます。複数のキャンペーンで同様の入札戦略を用いている場合は、この機能の利用を検討するとよいでしょう。
メリット
費用が削減されます。また「キャンペーン間の共有予算」機能と併用すると、キャンペーンを横断して予算配分・入札調整もできます。
注意点
ポートフォリオ全体で最適化を行うため、個々のキャンペーン単位で見ると目標金額やパフォーマンスに差異が生じる場合があるため注意が必要です。
キャンペーン目的が「アプリ訴求」の場合は利用できません。
適用日
2025年10月14日 週次適用済み
参考ページ: 【Yahoo!ディスプレイ広告】複数キャンペーンの入札を一括管理できる「ポートフォリオ入札」機能追加

【Yahoo!ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリスト機能改善(有効期間拡大など)
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)において、顧客データのオーディエンスリスト機能が改善されます。主な変更点は下記の3点です。
①顧客データの有効期間が従来の「最大180日間」から「初期値180日」に拡張される
②類似ユーザーの参照期間が「28日間」から「180日間」に、アップロード履歴の表示期間も「30日間」から「180日間」にそれぞれ延長される
③広告主や代理店は、より長期間のデータを活用したターゲティングや類似拡張ができるようになる
メリット
より長期間の顧客データを活用したターゲティングや類似拡張が可能になります。
データをアップロード履歴を180日間遡って確認できるようになります。
注意点
2025年10月23日以前にインポートしたデータの有効期間を61日以上に延長する場合は、データを再インポートする必要があります。
再インポートせずに有効期間を変更した場合、配信に利用できない可能性があります。
適用日
2025年10月23日 週次適用予定
参考ページ: 【ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリストにおける機能改善

【Yahoo!検索広告(ショッピング)】「商品グループ」の一覧画面を追加
Yahoo!検索広告(ショッピング)の広告管理ツールに「商品グループ」の一覧画面が追加されました。
これまで商品グループの確認・編集は、各広告グループの画面を開く必要がありましたが、今回の変更により、広告管理ツールのメニューに「商品グループ」が追加され、アカウント内の全商品グループを一覧で表示できるようになりました。
広告運用者は、入札価格設定などの一括操作や、配信設定(オン/オフなど)の単独編集を効率的に行えます。
メリット
アカウント内の全商品グループを一覧で確認・管理できます。
一覧画面から入札価格の一括操作や、配信設定の単独編集が可能になります。
適用日
2025年10月20日(月) 適用済み
参考ページ:【ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリストにおける機能改善

【Yahoo!検索広告(ショッピング)】商品フィードにSSA非掲載を指定できる項目追加
Yahoo!検索広告(ショッピング)において、商品フィード側で検索連動型ショッピング広告(SSA)への掲載・非掲載をコントロールできるようになりました。
商品フィードに新しく追加された「非掲載先(excluded_destination)」項目に「SHOPPING_ADS」と入力することで、その商品をSSAに掲載しないよう設定できます。
広告運用者は、カテゴリー内の一部商品のみをSSAから除外したい場合などに、この新機能を活用してフィード側で直接調整できます。ただし、この設定を行うとSSAに掲載されないだけでなく、広告管理ツール上にも表示されなくなります。
メリット
商品フィード側で、商品単位のSSAへの掲載・非掲載を直接コントロールできるようになります。
カテゴリー内の一部商品のみを除外したい場合などの調整が容易になります。
注意点
SSAに掲載されないだけでなく、広告管理ツール上にも表示されなくなるため要注意です。
適用日
2025年11月上旬 適用予定です。
参考ページ:【検索広告(ショッピング)】商品フィードでSSAの掲載を調整可能に

【Yahoo!検索広告】キーワード作成画面で最適化提案のキーワード追加が可能に
Yahoo!検索広告において、キーワード作成画面上で最適化提案のキーワードを直接追加できるようになりました。
最適化提案で「新しいキーワードの追加」の提案がある場合、キーワード作成画面(キーワードを追加する画面)の上部にその提案内容が表示されるようになりました。
広告運用者は、キーワード作成画面に表示された提案をクリック(+マークまたは「全てのキーワードを追加」)するだけで、提案されたキーワードを簡単に追加できます。
メリット
キーワード作成画面で提案をクリックする(+マークまたは「全てのキーワードを追加」)だけで、提案されたキーワードを直接追加できます。
適用日
2025年9月 適用済みです。
参考ページ:【Yahoo!広告】広告管理ツール改善内容のご紹介(2025年9月分)

【LINE広告】テキスト生成AI機能を正式リリース
LINE広告の広告マネージャーにおいて、広告作成画面でテキストをAIが生成する機能がβ版から正式リリースされました。
この機能により、タイトル、長いタイトル、ディスクリプション(説明文)のテキストをAIで小ロット生成できます。利用するには、「業種」や「商品・サービス名」などの必須情報を入力して「生成する」ボタンを押します。
生成されたテキストは編集も可能で、広告運用者はテキスト案のアイデア出しや、制作工数の削減に役立てることができます。
なお、本機能の利用は1アカウントにつき1カ月最大30回までです。
メリット
広告テキスト(タイトルや説明文)をAIで自動生成できるため、制作工数を削減できます。
テキスト案のアイデアが欲しい場合にも活用できます(生成後に編集可能なため)。
注意点
利用は1アカウントにつき1カ月最大30回までです。
生成されたテキストが広告審査の承認を保証するものではありません。
適用日
適用済みです。
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年10月 テキスト生成AI機能を正式リリース!

【LINE広告】5年以上前のレポートデータの参照制限
2025年10月29日(水)以降、LINE広告の全レポートにおいて、レポート作成日から5年以上前のデータが参照できなくなりました。
第1弾として2020年10月29日にレポート機能が実装されたため、これに伴い2020年10月28日より前のデータは参照できなくなります。広告運用者は、5年以上前のデータは参照もダウンロードもできなくなる点に注意が必要です。
「5年間」の起算点は、広告アカウントに設定されたタイムゾーンが基準となります(ただし広告グループ単位でのみ利用の場合は日本時間基準)。
注意点
5年以上前のデータは参照だけでなくダウンロードも不可です。
適用日
適用済みです。
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年10月 テキスト生成AI機能を正式リリース!

【Google広告】電話専用広告のサポートを終了し、電話番号アセットへ移行
「電話専用広告」のサポートが終了し、今後はリード獲得目的の場合、レスポンシブ検索広告(RSA)内で「電話番号アセット」を使用する形に移行します。
レスポンシブ検索広告(RSA)では、Google AIが広告見出しや説明文を自動的にテストし、ユーザーの検索語句に対して最も効果的な組み合わせを配信するため、電話コンバージョンの獲得が容易になります。
現在、電話専用広告を利用している広告主は、今後も引き続き電話を受けられるよう、レスポンシブ検索広告の電話番号アセットへの移行が強く推奨されています。
メリット
レスポンシブ検索広告(RSA)に移行することで、Google AIが広告見出しと説明文の最適な組み合わせに調整するため電話コンバージョンも獲得しやすくなります。
注意点
2027年2月までにRSAの電話番号アセットへの移行を完了させる必要があります。
適用日
2026年2月(新規作成停止)、2027年2月(既存広告の配信停止)です。
参考ページ:ご対応のお願い: 電話専用広告から電話番号アセットへの移行

最新情報を活かしたWeb広告運用ならプライムナンバーズへ
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