担当者に突撃!制作依頼から納品までの流れを聞いてみた
こんにちは~!アカウントプランナーのMRです。
弊社は日々Webサイト制作に関するさまざまなお問い合わせをいただいております。
今回は、ご依頼いただいたお客様のWebサイトが公開されるまでの流れについて、制作課のMGさんに伺います。
MGです!42歳、厄年。制作課のマネージャーとして、弊社所属のデザイナーの統括とディレクション業務をしています。
今回は弊社宛に制作に関するお問い合わせがあったあとの流れについて伺います。
①事前準備
では、「新しくサイトを作りたい」または「いまあるサイトをリニューアルしたい」とお問い合わせがありました!最初に何をしますか?
初回のミーティングの日程を調整します!
日程が決まったら事前準備をします。
事前準備では何をしますか?
ホームページに載っていない情報も事前に知っておきたいので、事業内容や強みなどをヒアリングします。
特に”どんな市場でのビジネスなのか”を明確にしておきます。
また、お客様のホームページをチェックします。今の状態を確認し、競合他社のホームページも事前に確認します。
競合のホームページは、業界についての知識を得るために調べます。お客様のホームページと比較して、競合が強みとして打ち出している内容を確認し、お客様のホームページの内容と比較しておきます。それが改善案につながるかもしれないですね。
②初回ミーティング
いよいよ初めての顔合わせ!初回ミーティングで特に大事にしていることや気をつけていることは何ですか?
3つあります!
まず信頼してもらえるようにすること。
次に事業を始めた理由やアツい想いを聞くこと。
そしてお客様の本当の強みをあぶり出すこと。
早い段階で「この会社には事業の詳細を話してもいいな」と信頼してもらい、お話していただけるように意識しています。そのうえでお客様自身も気づいていない”本当の強み”を見出すのが初回ミーティングの一番の目的です。
強みをしっかり活かしたホームページを制作してもらえるということですね!具体的にはどのような流れで行いますか?
初回ミーティングの流れは次の3つのパートに分けられます!
①事業内容の理解
②要件ヒアリング
③課題点ヒアリング
また、お客様が想定しているページの構成があればお伺いします。また「お問い合わせフォーム」や「ニュースページ」など、どのような機能が必要かということも聞きます。すでにあるホームページを改修する場合は、現状の課題点も把握しておきます。
初回MTGで気になることが聞ききれなかった・わからないことがあった!という場合は追加のミーティングなどしてくれるんでしょうか?
もちろんです!ミーティング内容だけでなく、ミーティングのあとに共有する提案書や見積もりに不明点があった場合なども追加でご質問いただけます。
たくさん聞いてもらえるってことですね!
他社よりもめちゃくちゃ聞きます(笑)
お客様のお話も出涸らしになるくらい聞き切ります!
③社内MTG・提案
お客様とのミーティングで聞いたお話をもとに、社内では何をしますか?
すぐに提案に移る場合は、聞き出した強みや問題点をもとに提案書を作成します!
この時点で発注を決めていただくと提案書が不要な場合があるので、そのときは見積もりを出したり、参考資料を共有したり。これはケースバイケースで、お客様のご要望にもよります。
社内では、制作課に所属するデザイナー2名とデザインの観点も取り入れながら打ち合わせをします。そのうえでディレクターから見積もりと提案書、あとは”ワイヤーフレーム”とよばれるおおまかな構成をまとめたものをご共有することもあります。
「めちゃくちゃ急いでます!すぐ見積もりがほしい!」という場合も対応できますか?
見積もりでしたら最短2営業日くらいでお出しできます!
ワイヤーフレームや提案書なども、できるだけお客様のご予定に寄り添えるように提出します。中途半端なものは出せないので、期日内でできる限り作り込んだものをご提出するようにしています。
柔軟に対応してくれるんですね!
柔軟さが弊社の売りなので!タコぐらい柔軟です!
タコ大好き!
④キックオフMTG
提案が通り受注しました!その後の流れはどうなりますか?
キックオフミーティングをします!
これは事前にヒアリングしたものをベースに「実態」を改めて聞くものです。
初回ミーティングよりも具体的な話をします!コンテンツの話やデザインの話など。
デザインについては、商品の購入やサービスの契約をしてくれるエンドユーザーに刺さるものにすることが重要です。でも実は、ホームページの持ち主であるお客様自身が気に入るようなデザインにすることもとても大切なんです。
ホームページはずっと使うものなのでお客様自身に好きになってほしい。お客様の好みのテイストやこだわりも入れたデザインにします。
仮に「デザインは全部おまかせで!」と言ったとしても対応できるんでしょうか?
その場合は「隠れた好み」をちゃんと聞きます!好きな映画は?とか、どんな車が好きですか?とか。雑談のような会話の中からもヒントが得られることがあります。
「デザインはお任せ」の場合でも、お客様とエンドユーザーの両方に気に入ってもらえるページになるよう心がけています。
スムーズにいけば、キックオフミーティング内で「次に何をすべきか」と「完成までのスケジュール」を共有します。1回のミーティングでまとまらなくても、追加でミーティングを用意できるので大丈夫。時間をかけて情報収集します。
話がある程度進んでからでも修正できますか?
できます!提案のときに作成したワイヤーフレームを再確認し、必要に応じて修正します。この時点で認識に齟齬があると大変なので、丁寧にすり合わせておきます。
⑤文章とデザインの制作
内容が固まったらいよいよ制作です!
制作のパートは「文章」と「デザイン」に二分されます。
文章パートはライターに依頼します。今まで聞いてきた内容を共有して文章にしてもらいます。多少アレンジしてもらうこともありますが、基本的に骨子はディレクターが作成します。デザインのパートは制作課のデザイナーが担当します。
ディレクターとデザイナーとライターのタッグで作成されるんですね!
⑥確認MTG
文章もデザインも全てできあがったタイミングで行う確認ミーティング。
その時点で修正点や追加のご要望があれば対応します。
修正は何回まで対応してもらえますか?
何回でも!!
ただ修正が増えるほど時間がかかってしまうので、なるべく減らすためにキックオフミーティングまでにはしっかりと意向を固められるようにします。
ただ修正がたくさん発生することは少なくて、大抵は微調整で済みます。
⑦データ構築
ここまできたらもう完成ですね!やった!
いや!次はデータ構築!
データ構築ゥ!!
デザインが決まっても、ホームページとして機能させるにはデータ構築を行わないと世に出せません!
ホームページを構成するのはHTMLやPHPといったソースコードです。それを書いたりデザインの要素を整理したりしながらコーディングします。ここで動きや機能、スライドなどのギミックをつけます。
MRさん、CMSってわかりますか?
コンテンツマネジメントシステムですよね、「ワードプレス」とかの。
CMSも何を使うかを事前に相談しておくので、お客様の希望に沿ったものを使って構築します。作業が終わったらお客様に実際に動かして確認してもらいます。動かしてみないとわからないこともありますね。
⑧公開
データ構築が終わったらもう完了ですね!
最後は満を持して公開します!
今まではあくまでテストとして作成しているので、それを誰にでも見られるように公開する必要があるんです。インターネットに籍を置く感じですね。
お客様にしてもらうことは特にありませんが、 改めて全体の確認とフォームのテスト送信など最終チェックはしていただいた方がよいです。
⑨保守運用
公開したあとは何かしますか?
もし公開後に不具合があったら、修正依頼をいただければ対応します!
変更や修正が定期的に発生することがわかっている場合は月額制で保守運用を行うこともできます。
サポートプランに入っておく、ということですね!
修正がなければ入っていなくても問題ないのですが、修正依頼のたびに見積作成から対応することになるので、修正が遅れてしまうおそれがあります。
内容を頻繁に変更する予定がある場合は特に、保守運用込みのプランにしておくことをおすすめします。
流れはわかりました!ありがとうございます!
MGさんは今までディレクターを務める中でたくさんのお客様にホームページなどの制作物を納品してきたと思います。
一番嬉しかったことは何ですか?
お問い合わせ数が増えた!など、直接的な事象に関して 喜んでいただけたときはやっぱり嬉しいですね! 「社運がかかってるんで・・・!よろしくお願いします!」みたいな会社のピンチを一緒に切り抜けたこともありました。
あとは立ち上げたばかりの企業から「一緒にブランドの軸から決めてほしい」という依頼を受けたとき、完成したホームページで帰属意識が生まれて社内がまとまったという話を聞いたときはとても嬉しかったです。
デジタル社会ですからね!ホームページは非常に重要。
信頼できる、思いを受け止めてくれる会社と組んで制作するのがよいと思います。
プライムナンバーズでは、ホームページや広告用バナーなど、さまざまな制作のご依頼を承っております。お気軽に下記ボタンよりお問い合わせください。
▼Web制作会社を選ぶ基準を解説した記事はこちら