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2026.10.06 更新
2026.10.06 更新

【比較一覧Excelつき】地域ターゲティングとは?Web広告6媒体の設定方法と違いを解説

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N.F.

広告コンサルタント/マーケター

Web広告で「どの地域の人に広告を出すか」を決める地域ターゲティングは、媒体によって指定できる地域の単位や、配信対象となるユーザーの判定方法が異なります。同じ「東京都」を指定しても、東京都にいる人だけに配信される設定もあれば、東京都に関心を示している人まで配信対象に含める設定もあります。

この記事では、Google広告、LINEヤフー広告、Microsoft広告、Meta広告、X広告、TikTok広告の地域ターゲティングについて、指定できる単位・除外の可否・配信対象の選び方を比較します。商材ごとの設定の考え方もあわせて紹介します。

下記のボタンを押すだけで、Excelの比較表をすぐにダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。

地域以外のターゲティングも比較したい方は、下記より資料をダウンロードしてご利用ください。

Web広告の地域ターゲティングを媒体別に比較

地域ターゲティングとは、広告を配信する地域を指定したり、配信したくない地域を除外したりする機能です。。ここでは、媒体を比べるときに押さえておきたいポイントと、主要媒体の違いを一覧で整理します。

媒体を比べるときの3つのポイント

地域ターゲティングの違いは、大きく分けて「指定できる地域の単位」「除外できるかどうか」「配信対象となるユーザーの判定方法」の3つです。

指定できる地域の単位の違い

都道府県・市区町村といった地域名で指定するのか、地図上の地点から半径で指定できるのか、という違いです。店舗の商圏のように範囲が決まっている場合は、半径指定ができるかどうかで設定のしやすさが変わります。

地域を除外できるかどうかの違い

配信エリアの中から一部の地域だけ配信を止められるかどうか、という違いです。対応エリアが決まっている出張サービスなどでは、除外を使えるかどうかが無駄な広告費を抑えるポイントになります。

配信対象となるユーザーの判定方法の違い

指定した地域に「いる人」だけに配信するのか、その地域に「関心を示している人」まで含めるのか、という違いです。媒体によって選べる選択肢が異なり、ここを理解していないと、想定外のエリアのユーザーに広告が表示される原因になります。

主要6媒体の地域ターゲティング比較表

各媒体の地域ターゲティングの仕様を一覧にまとめました。指定できる単位は国や地域によって異なる場合があるため、詳細は各媒体のセクションで確認してください。

また下記のボタンを押すだけで、Excelの比較表をすぐにダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。

媒体設定する階層指定できる単位半径指定除外配信対象の選び方
Google広告キャンペーン国、都道府県・市区町村などの地域できるできる「所在地」または「所在地やインタレスト(推奨)」から選択
LINEヤフー広告(検索広告)キャンペーン都道府県、市区町村できる地域名指定のみできる「ユーザーの所在地」または「所在地・検索キーワード・関心(推奨)」から選択
LINEヤフー広告(ディスプレイ広告)広告グループ都道府県、市区郡運用型のみできるできない選択肢なし(媒体側で判定)
Microsoft広告キャンペーン・広告グループ国、都道府県、市区町村、郵便番号などできるできる「所在地のみ」または「所在地・検索・閲覧ページ」から選択
Meta広告広告セット国、都道府県、市区町村などできるできる選択肢なし(住んでいる人・最近いた人などをまとめて対象)
X広告広告グループ国、地域、都市圏、都市、郵便番号など(国によって異なる)できないできる選択肢なし(媒体側で判定)
TikTok広告広告グループ国・地域、都道府県、市区町村など(市場によって異なる)できないできない選択肢なし(媒体側で判定)

配信対象を自分で選べるのは、検索広告を中心とするGoogle広告、LINEヤフー広告の検索広告、Microsoft広告です。SNS広告は、媒体側がユーザーの位置情報やプロフィールなどから判定する仕組みが中心で、細かい選択肢はありません。

「媒体ごとに地域ターゲティングを設定・見直す時間がとれない」という方は、以下のボタンからプライムナンバーズにご相談ください。弊社の広告運用担当者が、商材や商圏に合わせた設定をご提案します。ご相談は無料です。

地域以外のターゲティングも比較したい方は、下記より資料をダウンロードしてご利用ください。

Google広告の地域ターゲティング

Google広告の地域ターゲティングはキャンペーン単位で設定します。検索、ディスプレイ、P-MAX、デマンドジェネレーションなど、多くのキャンペーンで同じ考え方の設定が使えます。Google広告の全体像はGoogle広告の基本情報まとめで解説しています。

指定できる地域の単位

Google広告で指定できるのは、国全体、都道府県や市区町村などの国内の地域、特定の地点を中心とした半径の3種類です。地域名で指定する場合は、管理画面の検索欄に地域名を入力して候補から選びます。半径で指定する場合は、住所や地点を選んだうえで距離を入力します。

指定した地域の中に、配信したくない地域がある場合は除外も設定できます。たとえば「東京都」を配信地域にしつつ、一部の区だけを除外するといった使い方です。

配信対象の選び方(含める地域・除外する地域)

Google広告では、指定した地域に対して「どのユーザーを配信対象にするか」を地域オプションで選びます。現在選べるのは次の2つです。

選択肢配信対象になるユーザー向いているケース
所在地やインタレスト(推奨・初期設定)対象地域にいる人、対象地域を定期的に訪れている人、対象地域に関心を示している人旅行、不動産、引っ越し、イベントなど、地域外からの需要も取りたい場合
所在地対象地域にいる人、対象地域を定期的に訪れている人店舗への来店や出張サービスなど、商圏の中にいる人だけに届けたい場合

「所在地やインタレスト」は配信量を確保しやすい一方で、地域外のユーザーにも広告が表示されます。商圏が決まっている商材で想定外の地域からのクリックが多い場合は、「所在地」に切り替えることを検討しましょう。

除外する地域については、初期設定で「除外した地域にいる可能性が高いユーザー」を除外する設定になっています。なお、以前あった「ターゲット地域を検索しているユーザー」だけを対象にする選択肢は、現在の地域オプションにはありません。

参考ページ1:広告の対象地域を設定する
参考ページ2:地域ターゲティングの詳細設定

LINEヤフー広告の地域ターゲティング

2026年4月1日に、Yahoo!広告とLINE広告はLINEヤフー広告に統合されました。旧Yahoo!広告の検索広告はLINEヤフー広告の「検索広告」に、LINE広告と旧Yahoo!広告のディスプレイ広告はLINEヤフー広告の「ディスプレイ広告」になっています。LINE広告の配信は2026年10月下旬ごろに停止する予定です。統合の詳細はLINEヤフー広告とは?統合の注意点と始め方をご覧ください。

検索広告の地域ターゲティング

検索広告の地域ターゲティングはキャンペーン単位で設定します。指定方法は、都道府県・市区町村を選ぶ「地域名指定」と、地図上の地点や緯度経度から距離をkm単位で指定する「半径指定」の2通りで、両方を組み合わせることもできます。

除外を設定できるのは地域名指定のみで、半径指定は配信地域としてしか使えません。また、配信地域が除外地域に含まれていると、広告は配信されない可能性があります。たとえば「青森県青森市」を配信地域にして「青森県」を除外すると、青森市は青森県の一部なので配信されません。このような矛盾がある場合は、設定時にアラートが表示されます。

配信地域を指定したあとは、「配信地域判定」で配信対象となるユーザーを次の2つから選びます。

選択肢配信対象になるユーザー
ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域(推奨・初期設定)指定した地域にいる可能性がある人、指定した地域に関連する語句で検索した人、指定した地域に関心を示している可能性がある人
ユーザーの所在地指定した地域にいる可能性がある人のみ

「ユーザーの所在地」を選ぶと、たとえば「東京」を指定した場合、東京以外にいる人が「東京」を含むキーワードで検索しても広告は表示されません。対象を絞れる反面、表示回数が減る可能性があるため、配信状況を見ながら判断しましょう。

ディスプレイ広告の地域ターゲティング

ディスプレイ広告の地域ターゲティングは広告グループ単位で設定します。指定方法は、都道府県・市区郡を選ぶ「地域名指定」と、選択した地点からの「半径指定」の2通りです。半径指定は運用型のみで使え、予約型では使えません。

配信対象は、ユーザーの登録情報やデバイス、利用環境などをもとに、ユーザーのいる場所や関心のある場所を媒体側が判定します。旧LINE広告にあった「この地域に住んでいる人」「この地域で働いている人」といった配信対象の選択肢は、統合後のディスプレイ広告のヘルプには記載がありません。LINE広告から移行する場合は、地域の絞り込み方が変わる点に注意してください。

また、指定した地域内のユーザー数が少ないと、設定が完了していても広告は配信されません。半径を狭くしすぎた場合は、範囲を広げるか、複数の半径指定を同じ広告グループにまとめることが推奨されています。

参考ページ1:地域ターゲティング(特定の地域を指定して広告を配信)【検索広告】
参考ページ2:地域ターゲティング【ディスプレイ広告】
参考ページ3:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて

Microsoft広告の地域ターゲティング

Microsoft広告は、Bingなどの検索結果やMicrosoftの配信面に広告を出せる媒体です。地域ターゲティングの考え方はGoogle広告に近く、Google広告からキャンペーンをインポートして運用を始める場合も、地域の設定を確認しておくことが大切です。媒体の特徴はMicrosoft広告の始め方と活用方法で解説しています。

指定できる地域の単位

Microsoft広告では、すべての国・地域、選択した国・地域や都道府県、市区町村や都市圏、郵便番号のほか、郵便番号・緯度経度・ランドマークなどを中心とした半径を指定できます。配信したくない地域は除外も設定できます。

配信対象の選び方

Microsoft広告でも、指定した地域に対して配信対象となるユーザーを選べます。

選択肢配信対象になるユーザー
ターゲット地域にいるユーザー指定した地域にいる人のみ
ターゲット地域にいる、検索している、またはその地域に関するページを閲覧しているユーザー指定した地域にいる人に加え、その地域について検索した人や、その地域に関するページを見ている人

後者を選ぶと配信対象は広がりますが、地域外のユーザーにも表示されます。商圏が決まっている商材では、前者を選ぶか、地域別のレポートで想定外の地域への配信がないかを確認しましょう。

参考ページ:How does ad language and location targeting affect who can see my ads?

Meta広告の地域ターゲティング

Meta広告(Facebook・Instagram・Threadsなど)の地域ターゲティングは、広告セットの「オーディエンス」で設定します。Meta広告の基本はMeta広告完全ガイドで解説しています。

指定できる地域の単位

地域は、国・都道府県・市区町村などを入力または一覧から参照して選ぶほか、地点を中心とした半径でも指定できます。指定した地域の中に配信したくない地域がある場合は、除外も設定できます。

Meta広告の「地域」はオーディエンスコントロールの1つで、後述する「広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす」を選んでいない限り、指定した地域の外に広告が配信されることはありません。

配信対象の考え方

以前のMeta広告では、「この地域に住んでいる人」「最近この地域にいた人」「この地域を旅行中の人」などから配信対象を選べましたが、現在はこの選択肢はありません。地域を指定すると、その地域に住んでいる人、最近その地域にいた人、よくその地域に行く人がまとめて配信対象になります。

市区町村や地域を選んだ場合は、「広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす」というチェックボックスが初期設定でオンになっていることがあります。オンのままにすると、その地域を最近訪れた人や住んでいる人に加えて、その地域に関連する語句を検索した人、その地域に関連する広告やページに反応した人、その地域に住む友達がいる人、近くの市区町村に住んでいる人まで配信対象が広がります。ただし、配信対象は指定した地域と同じ国に住んでいる人に限られます。

旅行やイベントのように地域外の人にも届けたい商材ではオンのまま、店舗集客のように商圏の中の人だけに届けたい商材ではオフにするのが基本です。

参考ページ1:地域によるターゲット設定を使用する
参考ページ2:選択した市区町村または地域に関心がある人にリーチする方法

X広告の地域ターゲティング

X広告(旧Twitter広告)では、国、地域、都市圏、都市、郵便番号などの単位で地域を指定できます。X広告の基本はX広告とは|基本情報や事例で解説しています。

ユーザーの所在地は、IPアドレスやGPSの信号、現在地や最近の位置情報の履歴などをもとに、機械学習モデルで推定されます。配信対象を自分で選ぶ選択肢はないため、地域の絞り込みは指定する単位で調整します。

また、X広告の地域ターゲティングは、年齢や性別などほかのターゲティングとすべて一致した人にだけ配信される「かつ(AND)」の条件です。地域を細かく絞ったうえでほかの条件も重ねると、配信量が極端に少なくなることがあるので注意しましょう。

参考ページ:Geo, gender, language, and age targeting

TikTok広告の地域ターゲティング

TikTok広告では、国・地域、都道府県、大都市圏、市区町村、郵便番号などの単位で地域を指定できます。TikTok広告の基本はTikTok広告とはで解説しています。

ほかの媒体と大きく異なるのは、地域や郵便番号の除外ができない点です。「関東全域から一部の県だけ外す」といった設定はできないため、配信したい地域を1つずつ選んで指定します。

配信は、さまざまなシグナルをもとに、選択した地域に一致するユーザーに対して行われます。シグナルは変動するため、指定した地域どおりに配信されることは保証されていません。

参考ページ:ロケーションターゲティングについて

地域以外のターゲティングも比較したい方は、下記より資料をダウンロードしてご利用ください。

商材別に見る地域ターゲティングの考え方

地域ターゲティングは、狭く絞るほど成果がよくなるとは限りません。商材の商圏や、どこからの需要を取りたいかによって、適した設定は変わります。代表的なケースごとの考え方を整理しました。

商材・ケースおすすめの設定注意点
店舗への来店を促したい(飲食店、美容室、クリニックなど)店舗を中心とした半径指定。検索広告は配信対象を「所在地」系の設定にする範囲を狭くしすぎると、配信量が足りずに広告が出なくなることがある
対応エリアが決まっている出張・訪問サービス対応エリアの市区町村を指定し、エリア外を除外する配信地域を除外地域に含めると配信されない。TikTok広告は除外できないため指定で調整する
地域外から探される商材(旅行、不動産、引っ越し、イベントなど)「所在地やインタレスト」など、関心を示している人まで含める設定地域の中にいる人だけに絞ると、検討者の多くを取りこぼす
全国が対象のECやオンラインサービス国全体を指定し、配送できない地域などがあれば除外する地域ごとの入札調整は、地域別のレポートで実績を見てから行う

どの設定でも、配信を始めたら地域別のレポートを確認し、想定外の地域にどれくらい配信されているか、どの地域の成果がよいかを見直すことが大切です。地域別の配信割合を見直して成果を改善した例は、Google広告で地域別の配信割合を見直してCPAが改善した事例で紹介しています。

まとめ

地域ターゲティングは、媒体ごとに指定できる単位、除外の可否、配信対象の判定方法が異なります。Google広告、LINEヤフー広告の検索広告、Microsoft広告は配信対象を自分で選べるため、商圏が決まっている商材では「所在地」系の設定にするかどうかがポイントです。Meta広告は「リーチを増やす」のチェックボックスで配信範囲が変わるため要注意です。また、LINE広告はLINEヤフー広告のディスプレイ広告に統合されたため、これまでの配信対象の選択肢が使えなくなる点にも注意が必要です。

媒体の特徴や広告の種類については、以下の記事もあわせてご覧ください。

地域ターゲティングの設定や見直しを含め、Web広告の運用はプライムナンバーズにご相談ください。媒体選びから設定、運用改善まで、弊社の広告運用担当者がサポートします。

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。