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2026.06.05 更新
2026.06.05 更新

LINEヤフー広告とは?統合の注意点から料金・始め方まで運用代理店が解説【2026年最新】

Written By
N.F.

デジタル広告 コンサルタント

2026年4月1日、これまで別々に提供されていた「LINE広告」と「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」が統合され、新たな広告プラットフォーム「LINEヤフー広告」が誕生しました。また、「Yahoo!広告 検索広告」は「LINEヤフー広告 検索広告」へと名称が変更されています。

本記事では、統合によって変わったポイントをはじめ、LINEヤフー広告でできることや料金、始め方について解説します。また、LINE広告から移行する際の注意点や「どの配信面・広告メニューを選ぶべきか」などの実務的なポイントも、広告運用代理店の視点からわかりやすくご紹介します。

LINEヤフー広告の自社商材での活かし方が知りたい
運用中のLINEヤフー広告の成果が伸び悩んでいる
代理店のリプレイスや運用の内製化を迷っている

など、LINEヤフー広告の運用にお悩みの方はお気軽に下記ボタンよりご相談ください。

LINEヤフー広告とは|LINE広告とYahoo!広告が統合した広告プラットフォーム

LINEヤフー広告とは、LINEヤフー株式会社が提供する広告サービスの総称です。もともとLINE広告とYahoo!広告は別々のサービスでしたが、2026年に統合されて一つのプラットフォームになりました。LINE(月間ユーザー1億人※2025年12月末時点)とYahoo! JAPAN(月間ユーザー5,400万人※2025年3月末時点)の広告掲載面を、共通の管理画面から横断して配信できます。

統合・名称変更の対象サービス

今回の統合で各サービスは次のように変わりました。

統合前統合後
LINE広告(Talk Head View含む)
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型・予約型)
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告
Yahoo!広告 検索広告LINEヤフー広告 検索広告(名称変更)
Yahoo!広告 ネットワークパートナー
LINE広告ネットワーク
LINEヤフー広告ネットワーク(名称統一)

ポイントは、新しいディスプレイ広告が「Yahoo!広告 ディスプレイ広告の配信基盤」をベースにしている点です。そのため、Yahoo!広告を利用していた広告主は設定やデータがそのまま引き継がれ移行不要ですが、LINE広告を利用していた広告主は自動では移行されず、移行作業が必要になります(詳細は後述)。あわせて、広告アカウントの審査基準・広告掲載基準も統合に合わせて統一されています。

参考:LINEヤフー広告アカウント審査基準・広告掲載基準の統一について :(2026年春頃適用開始予定)

【重要】LINE広告からの移行スケジュールと注意点

すでにLINE広告を運用している方は必ず移行について確認しておきましょう。公式に発表されているスケジュールは次のとおりです。

時期内容
2026年4月LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の提供開始、移行ツールの提供開始
2026年4月~10月下旬頃移行期間(LINE広告の配信は継続可能)
2026年10月下旬頃LINE広告の配信停止予定(以降はレポート確認など参照のみ可能)
2027年3月末頃LINE広告の提供終了予定(レポート確認も不可に)

Yahoo!広告のみを利用していた場合は自動的にLINEヤフー広告へ移行され、追加対応は原則不要です。一方、LINE広告のアカウントデータや配信設定は自動では移行されません。管理画面上で提供される「移行ツール」を使うか、手動での移行が必要です。移行ツールを利用するには、移行元のLINE広告と接続されたLINE公式アカウントを同一の「認証済み」ビジネスマネージャーに接続しておく必要があります。

参考:【LINE広告をご利用中の方へ】LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド

移行ツールで引き継げるもの・引き継げないもの

移行ツールで移行できるのは、広告アカウントとそれが属するグループ(MCCアカウントとして移行)、キャンペーン・広告グループ・広告の設定、画像・動画などの入稿素材、オーディエンスデータ、クレジットカード情報や権限情報(いずれも選択可)などです。

一方で、次のデータは移行されないため特に注意が必要です。

  • LINEタグと計測設定:LINEタグはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に対応していないため、計測タグの新規設置とコンバージョン設定のやり直しが必要です(既存のYahoo!広告アカウントに移行する場合は設置済みタグを利用可能)。
  • 過去の配信実績・レポート・学習データ:自動入札の学習データも引き継がれないため、移行直後は学習の再蓄積期間を見込んだ予算・目標設計が必要です。
  • 「商品フィードから販売」目的のキャンペーン、外部広告APIの連携、操作履歴・通知なども移行対象外です。

また、移行ツールで移行したキャンペーンは配信オフの状態で作成されるため、移行後に管理画面での設定確認と配信オンの操作が必須です。運用代理店としては、下記の3点を配信停止予定の2026年10月下旬より十分前倒しで進めることを推奨します。
① 認証済みビジネスマネージャーの整備
② タグの再設置と計測検証
③ 学習リセットを踏まえた移行タイミングの設計(繁忙期を避ける等)

LINEヤフー広告の種類|検索広告とディスプレイ広告

LINEヤフー広告には大きく「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があり、ディスプレイ広告はさらに「運用型」と「予約型」に分かれます。それぞれの特徴と向いている用途を順にご説明します。

検索広告|旧Yahoo!広告 検索広告

Yahoo! JAPANでの検索時に、検索キーワードに応じて検索結果の上部に表示されるテキスト広告です。商品やサービスを「今まさに探している・買おうと思っている」ユーザーのタイミングに合わせて広告を表示できるため、購買意向の高い顕在層に効率的にアプローチでき、コンバージョンに直結しやすい広告形式です。統合に伴って名称が変更されたのみで、仕組み自体は従来のYahoo!検索広告と同じです。

ディスプレイ広告(運用型)|旧YDA運用型+LINE広告

LINEアプリのトークリストやLINE NEWS、Yahoo! JAPANトップページ、Yahoo!ニュースなどのサービスページ、さらにLINEヤフー広告ネットワークの提携サイト・アプリまで、多様な広告枠にバナーや動画形式で配信できる広告です。柔軟にターゲティング設定を設定でき、少額からの出稿も可能です。商品やサービスをまだ知らない潜在層への認知拡大からリターゲティングによる獲得まで幅広く活用できます。統合によりLINE面とYahoo!面を1つのキャンペーンから横断配信できるようになった点が、従来との最大の違いです。

ディスプレイ広告(予約型)

Yahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュースなどに、視認性の高い画像・動画広告を期間や表示回数を予約して掲載するメニューです。大規模な認知獲得・ブランディングに向いています。なお予約型は広告会社・代理店経由でのみ出稿可能であり、統合後にはLINE NEWSのトップ面に掲載する「LINE NEWS Top Ad」などLINE面の予約型メニューも追加されています。大型キャンペーンを検討する場合は代理店への相談が前提です。

キャンペーン目的は7種類(運用型)

ディスプレイ広告(運用型)では、広告の目的に応じてキャンペーン目的を選択し、それに合わせて配信が自動最適化されます。公式に提供されているキャンペーン目的は次の7つです。

出稿目的キャンペーン目的
サイトの訪問者を増やしたいサイト誘導
コンバージョンを増やしたいコンバージョン
動画の再生数を増やしたい動画再生
アプリのダウンロードを増やしたいアプリ訴求
LINE公式アカウントの友だちを増やしたい友だち追加
行動履歴に合わせて商品をおすすめしたい商品リスト訴求
ブランドを知ってもらいたいブランド認知

「友だち追加」目的が用意されているのはLINEヤフー広告ならではです。広告を配信してLINE公式アカウントの友だちを獲得し、その後メッセージ配信で継続的にナーチャリングする、という広告とCRMを両方活かした設計ができるのは他媒体にない独自の強みです。

配信面とリーチ|どんなユーザーに届く?

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の主な配信面は、LINE面ではトークリスト最上部やLINE NEWS、LINE VOOM、LINEマンガ、LINEポイントなど、Yahoo!面ではYahoo! JAPANトップページ、Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋、Yahoo!乗換案内などの各サービス、加えてLINEヤフー広告ネットワークの提携メディアです。検索広告はYahoo!検索の検索結果面に掲載されます。

参考:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告はどこに配信されるのか?配信面と効果的な活用方法

LINEは幅広い世代が日常的に使うライフラインのようなツールであり、ほかのSNSや広告媒体ではリーチしづらい層にも届きます。一方Yahoo! JAPANはニュースや検索など、情報収集をしている層やビジネスパーソン、比較的高い年齢層の利用が多い媒体です。この2つを横断できるため、若年層から高年齢層まで、またプライベートからビジネスまで、生活のあらゆる場面でユーザーと接点を持てます。

ターゲティングの種類

ディスプレイ広告(運用型)では、公式に次のようなターゲティングが提供されています。性別・年齢(5歳刻み)、地域、曜日・時間帯、デバイスといった属性・配信条件の指定に加え、興味関心のあるWebサイト・アプリ・記事ジャンルによる絞り込み、自社サイト訪問者や購入者など自社データを活用したオーディエンス配信(リターゲティングや類似拡張)が可能です。さらに統合後はLINEとYahoo! JAPAN双方の行動データが最適化に活用されるため、同じターゲティング設定でも従来より精度の高い配信が期待できます。

ディスプレイ・検索広告ともに、設定できるターゲティングは下記の記事で全種類紹介しています。

LINEヤフー広告の料金・課金方式

LINEヤフー広告に最低出稿金額はなく、予算は自由に設定できます。月数万円程度の少額からでもスタートできます。運用型の課金方式は次の4つで、選択したキャンペーン目的によって適用される方式が決まります。

課金方式費用が発生するタイミング
クリック課金(CPC)広告が1クリックされるごとに発生。表示のみでは課金されない
ビューアブルインプレッション課金広告が1,000回視認可能な状態で表示されるごとに発生
動画再生課金動画再生開始から10秒以上経過した場合に発生
友だち追加課金LINE公式アカウントの友だち追加1件ごとに発生

支払い方式は前払い(クレジットカード・銀行振込)と後払い(クレジットカード)から選択できます。予算設計の考え方としては、「希望の(許容範囲の)顧客獲得単価 × 獲得したい成果数」から逆算するのが基本です(10,000円で100件のコンバージョンを獲得したい場合に必要な予算は1,000,000円)。

下記ボタンよりお問い合わせいただきましたら、無料で見積り&配信成果のシミュレーションをお出しいたします。商材・予算状況などをご記入の上、お気軽にご相談ください。

LINEヤフー広告の始め方

2026年4月以降の新規出稿は、公式の申し込みフローに沿って次の流れで進めます。なお、LINEヤフー広告に申し込むと、検索広告とディスプレイ広告(運用型)のアカウントがあわせて開設されます。

  1. ビジネスIDの登録:LINEヤフーのビジネス向け共通認証システム「ビジネスID」を、メールアドレスまたはLINEアカウントで登録します。
  2. LINE公式アカウント・ビジネスマネージャーの作成と申し込み:LINE公式アカウントおよびビジネスマネージャー(LINEヤフーの各ソリューションを接続しデータを横断活用する管理基盤)を作成・選択のうえ、必要情報を入力して申し込みます。
  3. 広告管理ツールへログイン:管理画面にログインできればアカウント作成は完了です。
  4. 広告の作成・支払い設定:キャンペーン・広告グループ・広告を作成し、予算・ターゲティング・支払い方式を設定します。コンバージョン計測のためのタグ設置もこの段階で行います。
  5. 審査・配信開始:配信設定をオンにすると、広告審査の完了後に配信が始まります。審査は入稿から1~3営業日前後が目安で、広告・キーワード・画像・動画・サイトのすべてが対象です。掲載中もガイドライン違反が確認されれば停止されます。

従来のLINE広告ではLINE公式アカウントさえあれば出稿できましたが、統合後の新規開設ではビジネスID・LINE公式アカウント・ビジネスマネージャーの3点がセットで必要になりました。媒体側の構造として、広告とLINE公式アカウントのデータ連携が前提になったと理解しておくとよいでしょう。

どのメニュー・配信面を選ぶべき?|目的別の使い分け

プラットフォームは統合されましたが、検索とディスプレイ、LINE面とYahoo!面で得意な領域が異なることに変わりはありません。商材や目的に応じた使い分けの目安は次のとおりです。

  • 顕在層の獲得を最優先するなら:検索広告。ニーズが明確なユーザーに直接アプローチでき、CVに最も近い面です。Google広告と併用してYahoo!検索の独自ユーザーを取りこぼさない設計が基本です。
  • 日常使いの商材・幅広い認知と獲得を両立したいなら:ディスプレイ広告(運用型)のLINE面を含む配信。食品・アパレル・化粧品・アプリなど、購入ハードルが低く日常に結びつく商材と相性が良好です。
  • ビジネスパーソンや高年齢層がターゲットなら:Yahoo!面を中心としたディスプレイ配信。BtoB商材や金融など、情報収集に積極的な層向けの商材で反響を得やすい傾向があります。
  • LINE公式アカウントを運用している・これから育てたいなら:「友だち追加」目的のキャンペーン。獲得した友だちへのメッセージ配信まで含めたLTV設計ができます。
  • 大規模な認知・ブランディング施策なら:ディスプレイ広告(予約型)。代理店経由限定のメニューのため、出稿には代理店への相談が必要です。

統合後は1つのキャンペーンでLINE面・Yahoo!面を横断配信できるため、「まずは面を絞らず広く配信して学習させ、データに基づいて面・オーディエンスを調整する」運用がおすすめです。

配信面の選定判断に関するお悩みも下記よりお気軽にご相談ください。

【コラム】月30万(媒体推奨)以下の予算でも成果は出る?

広告運用コンサルタント S.R.

出ます!商材にもよりますが、少額でも調整次第で成果が出せる媒体だと感じています。私が現在運用しているのは無料会員登録数を増やすための広告で、比較的少額でも十分成果が出ていました。このようにコンバージョンのハードルが低い商材だと特に成果が良くなりやすいように思えます。

よくある質問

LINEヤフー広告の統合や移行に関して、広告主様からよくいただく質問をまとめました。

Q. これまでのYahoo!広告・LINE広告のアカウントはどうなりますか?

A. Yahoo!広告のアカウントは自動的にLINEヤフー広告のアカウントへ移行され、設定やデータはそのまま引き継がれます。LINE広告のアカウントは自動では移行されないため、移行ツールまたは手動での移行が必要です。

Q. LINE広告で使っていたLINE Tagはそのまま使えますか?

A. 使えません。LINE TagはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に対応していないため、新たに計測タグを設置し、コンバージョン設定をやり直す必要があります。移行時に見落としやすい最重要ポイントです。

Q. 少額予算でも配信できますか?

A. 可能です。最低出稿金額はなく、1日数千円・月数万円からでも運用できます。商材や目的次第では少額でも十分な成果が見込めます。少額運用の実績もありますので、お気軽にご相談ください。

Q. 配信開始までどれくらいかかりますか?

A. アカウント作成後、広告を入稿して配信が開始されるまで1~3営業日前後が目安です。前払いで銀行振込を利用する場合は、入金がアカウント残高に反映されるまで別途3営業日程度かかる場合があります。商材によっては配信前の審査に落ちてしまうことも考えられるため、余裕をもって準備を整えることをおすすめします。

まとめ|まずはお気軽にご相談ください

LINEヤフー広告は、LINEとYahoo! JAPANという国内最大級の2大メディアを1つのプラットフォームから横断配信できる広告サービスです。「自社商材にどう活用すべきか相談したい」「移行対応も含めて運用をプロに任せたい」という方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。広告主様の状況に合わせて、成果を最大化するお手伝いをいたします。

Written By
N.F.

デジタル広告 コンサルタント

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。「文中に余計な挿絵を入れたい」という衝動を常に抑え、真面目に執筆している。入ってたら抑えられなかったんだなと思ってください。