Google広告エディタでリスティング広告をミスなく・素早く・大量に入稿する方法
Googleリスティング広告は「Google広告エディタ」を使えば、誰でもミスなく簡単に広告入稿が可能です。
広告の入稿はそもそも設定項目が多く、細かな入稿ルールもあり、難しく思われがちです。Googleリスティング広告の入稿が難しいと感じている方のために、何千回も広告入稿してきたプライムナンバーズの担当者が、わかりにくいポイント・間違えやすいポイントを紹介します。本記事では、Google広告エディタを使った入稿方法について解説します。
この記事を参考書代わりにして、広告入稿にぜひチャレンジしてください。
目次
広告入稿はGoogle広告エディタを活用する
Googleリスティング広告の入稿をするには、大きく分けてGoogle広告の管理画面から入稿する方法(オンライン入稿)と、Google広告エディタから入稿する方法(オフライン入稿)の2つがあります。
オンライン入稿 | オフライン入稿 | |
入稿ツール | Google広告管理画面 | Google広告エディタ |
設定難易度 | 簡単 | 難しい(パッと見) |
設定粒度 | 必要最低限 | フルオプション |
大量入稿 | しにくい | しやすい |
ミスの発生 | ミスしやすい | ミスしにくい |
オンライン入稿は、広告入稿に必要な最低限の項目のみが表示されるため、設定が簡単です。しかし大量に入稿するのは向いておらず、ミスも起きやすいといえます。
オフライン入稿は、設定項目が多く複雑に見えるため、最初は難しく思われるかもしれません。しかし、入稿するデータを確認しやすいため、ミスは起こりにくいといえるでしょう。ミスしにくいことに加え、効率よくキーワードや広告文を大量に入稿できるため、入稿に慣れている運用者はほとんどGoogle広告エディタを使用して入稿しています。
弊社の広告コンサルタントも、原則としてGoogle広告エディタを使っています。ちなみにソフトのダウンロードは下記より可能です。
「細かい作業はミスりそうだし、プロに任せたいなあ…」とお考えの方は、以下のボタンから弊社にご連絡ください。入稿作業から広告施策の定期的な見直しまで、経験豊富な広告コンサルタントがすべて対応いたします。ご相談は無料で承りますので、まずはお気軽にお問合せください。
Google広告エディターの画面の見方
Google広告エディターをダウンロードしたら以下のような画面が表示されます。
まずは画面左上の「+追加」のボタンを押してください。
するとアカウント一覧が表示されます。この画面より広告入稿したいアカウントのデータをダウンロードしてください。
▲図1
アカウントをダウンロードすると下のような画面が表示されます(図2)。
▲図2
- 階層選択ウィンドウ
- 設定項目選択ウィンドウ
- メイン画面
- 編集画面
- 「最新の変更を取得」ボタン
- 送信ボタン
それぞれの画面を簡単に解説します。
➀階層選択ウィンドウ
アカウント>キャンペーン>広告グループ の順に階層の選択ができます。画面左の▶ボタンを押せば、既に入稿したことがあるキャンペーンが表示されます。更にキャンペーンの横の▶ボタンを押せば、広告グループが表示されます。まずはここで設定を変更したい階層を選択してください。
②設定項目選択ウィンドウ
キーワード、広告文、広告表示オプションなど設定を追加、変更する項目を選択する場所です。こちらも▶ボタンを押せば、さらに細かい項目が表示されます。例えばキーワードの入稿をしたい場合は「キーワードとターゲティング>キーワード」を押してください。設定を変更する項目を選ぶと画面中央に選択した項目の情報が表示されます。
③メイン画面
②で選択した項目について、既に入稿されている内容が表示されます。またこちらの画面から「+○○を追加(画像中では「+キャンペーンを追加」)」をクリックすることで、新しい内容を入稿することができます。
④編集画面
②で選択した項目を新規入稿、または編集する画面です。広告文などの情報はこの画面で作成できます。ちなみに、設定の不備がある場合は「!」が表示されますので、その内容を入稿・変更してください。
⑤「最新の変更を取得」ボタン
管理画面上に設定されている最新のアカウント情報をインポートするボタンです。設定を変更する際は必ず最初にこのボタンをクリックして、最新の情報に更新してから入稿するようにしてください。最新の情報に更新しておかないと、以前入稿したキーワードや広告の情報が反映されず、ダブって入稿されるなど情報の齟齬が出てきますので、ご注意ください。
⑥「送信」ボタン
広告エディターで編集した内容を管理画面上に送信するボタンです。設定の変更が全て完了したら、このボタンを押して入稿が完了です。送信ボタンを押さないと、せっかく入稿した広告などの情報がオンライン上に反映されないため、広告審査なども進みません。必ず最後に送信ボタンを終わらせるようにしてください。
Googleリスティング広告の入稿➀キャンペーン
画面左下の項目でキャンペーンを選択し、中央上部にある「+キャンペーンを追加」を押してください。
▲キャンペーン追加画面
メイン画面に新しくグレーでハイライトされた列が追加されますので、こちらをクリックすると、キャンペーン設定が編集できる状態になります。
以下、キャンペーンの項目で設定に注意が必要な箇所をピックアップして解説します。この他にも項目を変更できる箇所がありますが、細かい調整になるため当記事では省略します。
➀ステータス
デフォルトでは「有効」になっていますが、「一時停止」に変更しておきましょう。キャンペーン入稿後、広告の審査が終わると広告が掲載されます。入稿後に二次確認をすることなどを考えると、最初の入稿時は一時停止にしておく方が無難です。
②予算
キャンペーンの日予算(1日の上限予算)を設定します。この項目は何かしら数値を入れないと入稿できません。後でいつでも変更することができるので、予算が決まっていない場合はいったん適当な数値を入れておいてください。ただし、万が一変更を忘れていても問題がないよう、ダミーであっても無難な数値を入れる方がよいでしょう。
③単価設定
入札目標を設定する箇所です。デフォルトではクリック単価が設定されています。入札戦略を自動入札にする場合は、クリック単価から変更してください。
④キャンペーンタイプ
デフォルトでは「検索」になっています。リスティング広告の場合は変更せずにそのままにしてください。
⑤検索パートナーを含める
デフォルトでは「有効」になっています。この項目が「有効」だと、Google広告がパートナーを結んでいるGoogle以外の検索エンジンにも広告を配信できます。広告パートナーに広告を配信されることによるデメリットは少ないので、「有効」に設定する場合が多いでしょう。
⑥ディスプレイネットワークを含める
デフォルトでは「有効」になっていますが、「無効」にする方がよいです。ディスプレイネットワークが有効だと、検索結果画面以外のディスプレイネットワーク面(ブログサイトなど)にも広告が配信されます。ディスプレイネットワーク面と検索結果画面は全く異なる配信面なので、クリック率やクリック単価などの成果が大きく異なります。ディスプレイネットワークを配信に含めると、広告の成果がディスプレイネットワークの配信量の大小により影響される結果になります。単純にリスティング広告の成果比較をすることが難しくなるため、「無効」にするのが一般的です。
⑦開始日
「開始日」は無記入でもよい項目です。無記入だと、広告を入稿した日に設定されます。開始日が設定してあると、開始日になるまではステータスが有効でも広告配信されません。広告を配信開始する日が決まっている場合は設定してください。
⑧パソコン、モバイル、タブレットの入札単価調整
「+100%」~「0%」~「-100%」の中から設定できます。特定のデバイスの配信をオフにする場合は「-100%」に設定してください。広告配信成果を見てから入札調整をする場合が多いので、初めて入稿する場合は何も設定しなくても良いでしょう。
Googleリスティング広告の入稿②広告グループ
広告グループの設定をするには、画面左下の項目でキャンペーンを選択し、中央上部にある「+広告グループを追加」を押してください。
▲広告グループ編集画面
広告グループの設定が編集できる状態になります。広告グループは設定項目が少ないため、簡単に完了できます。
➀広告グループのタイプ
デフォルトは「標準」になっています。リスティング広告は変更する必要がありません。
②ステータス
デフォルトは「有効」になっています。キャンペーンのステータスを「無効」に設定していれば広告グループが「有効」であっても広告配信されることはないので、「有効」に設定することが多いです。
③デフォルトの上限クリック単価
「ステータス」以下の項目は入札単価を設定する場所です。キャンペーンの「単価設定」で設定した入札戦略に適する項目に、入札単価を記入してください。例えばキャンペーンで「個別クリック単価」を選択したら、広告グループで設定できる入札単価は「デフォルトの上限クリック単価」です。入札単価も後から何度でも変更できますので、決まっていなければいったん適当な数字を入れておいてください。
④パソコン、モバイル、タブレットの入札単価調整
キャンペーン単位でも、広告グループ単位でも設定できる項目です。キャンペーン単位、広告グループ単位、両方で設定した場合は広告グループ単位の数値が優先されます。デバイスによる入札調整が必要な場合は設定してください。
その他にも設定項目はありますが、リスティング広告でよく編集する設定は上記の内容です。
Googleリスティング広告の入稿③広告
画面右下の項目で「広告」をクリックしてください。クリックすると様々な広告の種類が出てきますが、現在Googleリスティング広告では「レスポンシブ検索広告」という種類のみ入稿できますので、「レスポンシブ検索広告」をクリックしてください。
▲広告設定画面
「+レスポンシブ検索広告を追加」を押すと、メイン画面に枠が表示されます。枠が表示されたら、右の入力画面で必須項目を入力してください。
「レスポンシブ検索広告とは何か?」「どういう広告を入れたらよいか」については、以下の記事で詳細に解説しています。ぜひ参考にしてください。
今回は入稿する広告文が決まっている前提で、入稿する際の注意事項を記載します。
➀広告見出し
広告見出しを入稿してください。こちらは全角15文字までの文章が入稿できます。広告見出しは3~15個設定できるので、それらを入稿してください。
「見出しの位置」は、1~3の数字が選べます。「該当の広告見出しが表示される時は、この位置に固定して出したい」という場合に設定します。
レスポンシブ検索広告は設定した複数の広告見出しのうち、AIが最もクリックされやすいと判断した3つが抽出され、それらが順不同で表示されるという仕組みになります。つまり社名が入った広告見出しなど、必ず1番目に表示させたい広告見出しでも、2・3番目の広告見出しに表示されたり、そもそも広告見出しに表示されない可能性もあります。
特定の見出しを必ず同じ位置に表示させたい場合は、見出しの位置を設定してください。
②説明文
説明文を入稿してください。全角90文字までの文章が2~4個入稿できます。説明文も、広告見出しと同様に位置の指定ができます。指定が必要な場合は該当の数字を選択しましょう。
③ステータス
デフォルトは「有効」になっています。キャンペーンもしくは広告グループのステータスが「無効」であれば広告が配信されることはないので、基本的に有効のまま設定することが多いです。
④最終ページURL
広告をクリックした際に表示されるWebページのURLを入力してください。
⑤モバイル用最終ページURL
最終ページURLで設定したURLとは別に、モバイルで閲覧しているユーザーにはモバイル用のWebサイトを表示させたいという場合は、こちらに「最終ページURL」とは異なるURLを入稿してください。「最終ページURL」で設定したWebページがスマホ対応している(レスポンシブ)場合は、この欄に入稿する必要はありません。
⑥ラベル
画面下にスクロールすると「ラベル」という項目があります。広告文のレポートを出す際には、「ラベル」の設定がある方がよいです。Google広告は広告名を設定することができません。複数のレスポンシブ検索広告文を入稿した場合、ラベルがあると広告名の役割を果たしてくれるので、各広告文のレポートを出す際に集計しやすくなるというメリットがあります。
「広告」の欄にはさまざまな広告がありますが、リスティング広告の場合はレスポンシブ検索広告以外設定する必要はありません。上記でリスティング広告の入稿設定は終わりです。
Googleリスティング広告の入稿④キーワードとターゲティング
キーワードとターゲティングの設定で必須の入力項目はキーワードだけですが、その他にも設定した方がよい項目が複数あります。
Googleリスティング広告は、キーワード以外でも広告を配信するユーザー層を狭めることができます。有効な設定をすることが成果の向上に繋がりますので、必要な際は設定してみましょう。
➀キーワード
設定したいキーワードと、マッチタイプを入稿してください。キーワードは数百~数千個入稿することもあるので、キーワードを一つずつちまちま入稿していると、かなりの時間がかかってしまいます。
作業時間の短縮及びミスを削減するためにも、Google公式の一括入稿ファイルを使うとよいでしょう。入稿ファイルはGoogle広告エディタからダウンロードできます。手順は以下のとおりです。
- 画面左上「アカウント」⇒「エクスポート」をクリック
- 「現在のビューをエクスポート」をクリック
- 現在メイン画面で見ている項目のCSVファイルがダウンロードできる
ダウンロードしたデータの初期状態は、Google広告エディタで設定できる全ての項目の情報が格納されているので、どの情報が必要なのか読み解くには専門知識が必要です。不要な行は削除しても構いませんので、キーワード入稿に必要な情報だけ残すようにしましょう。
今回はキーワード入稿に必要な情報だけを残したファイルを用意しました。必要事項を記入するだけで入稿できる状態になるので、広告入稿初心者の方は以下のCSVファイルをダウンロードして活用してください。
Download
以下の図はファイルのキャプチャです。入稿項目は4つで問題ありません。難しい項目ではないので、作業をするうちに自然と覚えてしまうでしょう。
▲キーワード入稿用CSVファイルのサンプル
CSVファイルで注意すべき点は、「Criterion Type」の列の入稿方法です。こちらは決まった文字しか記述できません。記述できるのは以下の3タイプのみです。
- Broad…部分一致
- Phrase…フレーズ一致
- Exact…完全一致
必ず英語で入稿してください。ファイルを作ったら、Google広告エディタにインポートしてください。インポートの手順は以下のとおりです。
- エディターの画面左上にある「アカウント⇒インポート⇒ファイルから」をクリックする
- CSVファイル選択画面で入稿したいCSVファイルを選ぶ
これでキーワードの入稿は終わりです。インポートが終わったら、入力するキーワードの個数に間違いがないか、エディターのキーワード横の数字で確認しましょう。
②キーワード・除外
「この語句で検索をした人には広告を表示しないようにする」という、「除外キーワード」の設定をする項目です。除外キーワードも複数入稿する機会が多いため、こちらも先ほど使用したCSVファイルを使って入稿するのが確実です。
使い方はほぼ同じで、D列の「Criterion Type」に記述する文字が変わります。
- Negative Broad…部分一致の除外
- Negative Phrase…フレーズ一致の除外
- Negative Exact…完全一致の除外
上記の内容を記述してください。除外キーワードも、入稿する個数を間違えないよう気をつけてください。
③除外キーワードリスト
1つずつ入稿する除外キーワードとは異なり、複数のキーワードを1つのリストにまとめて登録・編集できるのが除外キーワードリストです。複数のキーワードをテーマごとに管理するなら、除外キーワードリストを活用した方がよいでしょう。ただし除外キーワードリストは広告エディターでは設定できず、管理画面上から設定します。除外キーワードリストを設定したい場合でも、エディターの設定はいったん無視して進めてください。
④地域・地域除外
リスティング広告を配信する地域を限定したい場合に、設定する項目です。デフォルトでは地域の項目に「日本」が設定されています。地域は「国」「都道府県」「市区町村」単位で設定できます。
特定の地域だけに配信したい場合は、地域の項目に該当の地域を設定してください。その際デフォルトで設定されている「日本」を削除する必要があります。「日本」を消さないと、日本全国に配信される設定のままになってしまいます。
逆に、特定の地域だけに配信をしたくない場合は、地域除外の項目に該当の地域を設定してください。
⑤性別・性別除外
リスティング広告を配信する性別を限定したい場合に、設定する項目です。デフォルトでは何も設定されておりません。設定できる値は以下の3つです。
- 男性
- 女性
- 不明
いずれかの性別にだけ配信したい場合は、「性別」の項目を設定します。逆に、いずれかの性別に配信をしたくない場合は、「性別除外」の項目に該当の性別を設定してください。
⑥年齢層・年齢層除外
リスティング広告を配信する年齢を限定したい場合に設定する項目です。デフォルトでは何も設定されておりません。設定できる値は以下の7つです。
- 18~24歳
- 25~34歳
- 35~44歳
- 45~54歳
- 55~64歳
- 65歳以上
- 不明
いずれかの年齢層にだけ配信したい場合は、「年齢層」の項目を設定します。逆に、いずれかの年齢層に配信をしたくない場合は、「年齢層除外」の項目に該当の値を設定してください。
⑦子供の有無・子供の有無除外
子供がいる、もしくは子供がいないユーザーに限定したい場合に設定する項目です。デフォルトでは何も設定されておりません。設定できる値は以下の3つです。
- 子供あり
- 子供なし
- 不明
いずれかのユーザーにだけ配信したい場合は、「子供の有無」の項目を設定します。逆に、いずれかのユーザーに配信をしたくない場合は、「子供の有無除外」の項目に該当の値を設定してください。
⑧世帯収入・世帯収入除外
リスティング広告を配信するユーザーの世帯収入を限定したい場合に設定する項目です。デフォルトでは何も設定されておりません。設定できる値は以下の7つです。
- 上位10%
- 11~20%
- 21~30%
- 31~40%
- 41~50%
- 下位50%
- 不明
いずれかのユーザーにだけ配信したい場合は、「世帯収入」の項目を設定します。逆に、いずれかのユーザーに配信をしたくない場合は、「世帯収入除外」の項目に該当の値を設定してください。
Googleリスティング広告の入稿⑤広告表示オプション
広告表示オプションは必ずしも設定しないといけない項目ではありませんが、設定することのデメリットはないので、設定するのが一般的です。
今回は基本的に設定することが推奨されている3つの広告表示オプション、「サイトリンク」「コールアウト表示オプション」「構造化スニペット表示オプション」の設定方法について解説します。
広告表示オプションの詳細は別記事で紹介しています。
広告表示オプションは、これまでの方法とは異なり、設定に2ステップ必要となります。
- 画面右下の項目から「共有ライブラリ」を選択し、新規の広告表示オプションを作成
- 画面右下から「広告表示オプション」を選択し、共有ライブラリで作成した広告表示オプションをキャンペーンに設定
まずは各広告表示オプションについてステップ1の設定方法を解説します。
共有ライブラリの設定方法
➀サイトリンク
- 共有ライブラリ⇒共有サイトリンク(アップグレード版)を選択。
- 「+共有サイトリンクを追加」をクリック
- 新規のサイトリンクを作成。
サイトリンクとは、広告本文に設定されるリンク先とは別に、他のページに遷移するリンクテキストを広告の下部に表示することができるオプションです。
共有サイトリンクには、リンクテキスト、広告文1と2、最終ページURLをそれぞれ入稿してください。
広告文1と2は必須の設定ではないですが、入稿することが多い項目です。
②コールアウト表示オプション
- 共有ライブラリ⇒共有コールアウト表示オプション(アップグレード版)を選択
- 「+共有のコールアウト表示オプションを追加」をクリックし
- 新規のコールアウト表示オプションを作成
コールアウト表示オプションは、通常の広告文の後に「送料無料」「24時間受付中」など、商品・サービスの特徴や強みなどを表示することができるオプションです。共有サイトリンクでは、コールアウトテキストのみ入稿すれば完了です。
③構造化スニペット表示オプション
- 共有ライブラリ⇒共有構造化スニペット表示オプション(アップグレード版)を選択。
- 「+共有の構造化スニペット表示オプションを追加」をクリック
- 新規の構造化スニペット表示オプションを作成。
構造化スニペット表示オプションは、媒体が用意しているヘッダー(サービス、モデルなど)に沿った、商品やサービスの特定の側面を強調できる機能です。
構造化スニペット表示オプションでは、ヘッダーと値を設定してください。ヘッダーは「サービス」など媒体が用意している12個の値から選択します。値ではヘッダーに該当する項目を3個以上作成する必要があります。
広告表示オプションの設定方法
- 画面右下の項目から広告表示オプションを選択
- 新規で設定したいサイトリンク(アップグレード版)をクリック
- メイン画面から「+サイトリンクを追加」をクリック
- 「+アカウント単位のサイトリンク」「+キャンペーン単位のサイトリンク」など5つの選択項目が表示されるので、どの階層に広告表示オプションを設定するか選択
広告表示オプションの適用範囲は、「アカウント単位」なら該当の広告表示オプションが全てのキャンペーンに適用されます。「キャンペーン単位」なら、該当の広告表示オプションが選択しているキャンペーン全部に適用されます。
▲広告表示オプションの適用範囲を選ぶ
いずれかの項目を選択すると、以下のような画面が表示されます。
▲共有ライブラリ画面
ここでは共有ライブラリで作成したサイトリンクが表示されるので、設定したいサイトリンクをクリックしてOKを押してください。一度に複数のサイトリンクを設定することも可能です。コールアウト表示オプションと構造化スニペット表示オプションも、同じ要領で設定することができます。
広告表示オプションは共有ライブラリの項目で新規作成後、広告表示オプションの項目で作成した表示オプションを適用するという2つの手順が必要です。共有ライブラリで作成しただけで満足せず、忘れず設定してください。
Google広告エディタで広告入稿の効率アップ
Google広告エディタを使って入稿するのは難しそうに見えますが、解説を見ながら入稿するとそれほど難しくはありません。何回か練習すれば、スムーズに入稿できるようになるでしょう。「広告エディターの仕様が難しそうだから避けてきた」という方も、ぜひこの記事を読んで日々の広告運用に活用してください。
きっと圧倒的に入稿スピードが変わりますよ!