YouTubeマストヘッド広告とは？メリットから掲載方法まで徹底解説
マストヘッド広告とは、YouTubeのホームフィード（トップページ）に掲載される広告のことです。ホームフィードの最上部をジャックし、通常の広告よりも大きい枠に掲載されるため、とても目立つ広告枠です。
本記事では、マストヘッド広告の概要・メリット・掲載方法をご説明します。
- そもそもマストヘッドってどんな広告？
- 予算はいくらで、どれくらい成果が出せるの？
- 掲載するためには何をしたらいい？
このような疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事をご一読ください。
仕様や特徴を理解して、認知拡大のための選択肢を増やしましょう。
記事内の情報は下記資料にまとめています。あわせてご利用ください。
そもそもYouTube広告はどうやって始めたらいいの？という方はこちらの記事も併せてご参照ください。
目次
マストヘッド広告とは｜YouTubeで特に目立つ広告枠
冒頭にも記載した通り、マストヘッド広告とは YouTubeの中で特に目立つホームフィード（トップページ）に掲載されるバナー形式の広告のことです。
配信したい場合はGoogle広告の管理画面から広告主が直接予約・購入できます。従来通り、広告代理店を通じてGoogleの営業担当者に依頼する方法も利用できます。
マストヘッド広告が掲載されるのはYouTubeホームフィードの最上部です。
日本国内のYouTubeのユーザー数は7,000万人以上とされ、かなり多くのリーチが見込めます。
参考：2023年10月更新！性別・年齢別 SNSユーザー数（X（Twitter）、Instagram、TikTokなど13媒体）
デバイス別の配信面は次の通りです。赤枠内の箇所に表示されます。
▼パソコン
▼モバイル
▼テレビ画面
▼タブレット
参考ページ：Google広告ヘルプ-YouTubeマストヘッド
マストヘッド広告はスマートテレビに配信することも可能です。
スマートテレビでYouTubeを見ているファミリー層にアプローチでき、テレビCM同等の広告効果を期待できることも、マストヘッド広告の特長の１つです。
マストヘッド広告の課金形態と最低出稿金額
マストヘッド広告には２種類の課金形態があります。
それぞれの詳細をご説明します。
CPM課金｜インプレッション単価
広告のインプレッション数に応じて料金が発生する課金形態です。
CPM課金では、掲載日数とターゲティング（年齢や性別など）を設定し、事前に決められた回数広告が表示される仕組みです。
最低出稿金額は300万円程度です。※発注先の代理店によって異なります。
参考ページ：YouTube CPM マストヘッド キャンペーンを作成する
CPH課金｜時間単価
１時間単位で料金が発生する課金形態で、指定した時間にマストヘッドの広告枠を独占して配信することができる仕組みです。ターゲティングの設定はできません。
こちらはGoogleの担当者を通してのみ利用できます。
最低出稿金額は600万円程度です。※発注先の代理店によって異なります。
参考ページ：YouTube マストヘッド
目的別 マストヘッド広告を利用すべきクライアント
マストヘッド広告はまとまった額の予算が必要なぶんとても目立てる広告枠です。地道なアプローチで獲得を目指すようなキャンペーンよりも、とにかく多くの人に認知されることを目的とした広告の方が向いています。特に下記の3例の場合は配信を検討してみましょう。
商材を大々的に宣伝したい
とにかく自社の商品やサービスを大々的に宣伝したい！というクライアントはマストヘッド広告に向いています。
マストヘッド広告はYouTubeの中で最も目立つ最上部に掲載され、様々なデバイスにも配信されます。そのため、他の配信メニューよりも多くのユーザーに商材を宣伝できるのです。
またマストヘッド広告は、インプレッション数があらかじめ決まっているため、予算や入札などの調整をすることなく、目標とするインプレッション数を獲得することができます。
決まった時間で認知を大幅に拡大したい
CPH課金を利用することで、配信する時間を1時間単位で定めることができます。時間が決まっているキャンペーンやテレビ番組の放送・発売時間の直前などタイミングを合わせられるため、狙った時間に多くのユーザーにリーチしたい！というクライアントにもマストヘッド広告が適しています。
広告想起率を上げたい
広告を多くの人に印象付けたい！というクライアントもマストヘッド広告を活用することで成果を上げることが期待できます。
Googleの調査では、マストヘッド広告によって平均92％の広告想起の増加・平均46％の購入意向が増加したという結果が出ています。
参考ページ：Google広告ヘルプ-YouTube マストヘッドの拡大したユーザー層と購入機能
広告想起率とは、「広告に見覚えがある」と答えた人の割合のことを指します。
つまり、マストヘッド広告はより多くの人の印象に残りやすいというメリットがあり、より多くの人に商品を買いたいと思ってもらうことができるということです。
マストヘッド広告の掲載方法
前述のとおり、マストヘッド広告2種類のうちCPM課金型はGoogle広告の管理画面から発注できます。ただし、一部管理画面からの発注を利用できない場合もあるため、Google広告の担当者に問い合わせるのが確実です。※CPH課金型の方はGoogleの担当者を通す必要があります。
掲載までの流れ（CPM課金型の場合）
Google広告の管理画面からCPM課金型のマストヘッド広告を入稿する大まかな流れは下記のとおりです。
①種類を選ぶ
Google広告で目的を「ブランド認知度とリーチ」、広告タイプを「マストヘッド」に設定。
②基本情報を決める
キャンペーンの「名前」「予算」「期間」を入力。
③ターゲットを設定
広告を見せたい人の「年齢・性別」「興味・関心」などを設定。
④動画を設定する
広告に使う「YouTube動画」を選び、「見出し」や「リンク先」を決める。
⑤見積もりと確定
料金の見積もりを確認し、「キャンペーンを作成」ボタンを押して完了
参考ページ：YouTube CPM マストヘッド キャンペーンを作成する
掲載までの流れ（CPH課金型の場合）
CPH課金型の場合は、代理店を通してGoogleの営業担当者に発注し、広告枠を予約することで広告を入稿できます。既に広告枠が埋まっていて掲載できない可能性もあるため、掲載したい日が決まったら、代理店を通してすぐに広告枠の空きを確認しましょう。遅くとも3週間前には予約枠を確認することを推奨します。
広告枠の確認を取れたら次は動画の準備です。掲載開始日の2週間前には代理店に動画を提出しなければならないため、余裕をもって準備を進めるようにしましょう。※日数は代理店によって異なります。
プライムナンバーズでも予約型広告のご相談を無料で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
参考ページ：Google広告ヘルプ-動画キャンペーンで事前購入プランを設定する
入稿にあたっての準備
広告の入稿時に必要になるアセットは下記のとおりです。
必須の基本設定
動画URL: 広告で使うメインの動画（公開 or 限定公開）
推奨: 16:9のフルHD（1920×1080）以上
見出し: 広告の横に表示されるタイトル
CTAボタン: クリックを促すボタンのテキスト
リンク先URL: CTAボタンのクリック先のページ
パソコン/テレビ画面向けの設定
動画レイアウト: 表示サイズを「ワイド」か「標準」から選択
自動再生（PCのみ）: 最大30秒間、音無しで自動再生されるタイミングと長さを指定
チャンネルアート（PCのみ）: チャンネルの背景画像。配信2日前までに設定完了が必要
チャンネルアイコン: チャンネルのプロフィール画像。配信2〜3日前までに設定完了が必要
任意（オプション）の設定
説明文: 広告に添える補足テキスト
関連動画（PCのみ）: メイン動画の横に表示する追加の動画2本
クリック計測URL: CTAボタンのクリック数を測るためのURL
詳細は下記のGoogleヘルプページをご参照ください。
参考ページ：Google広告ヘルプ-YouTube マストヘッド
注意点
CPHの広告は、CPMの広告よりも配信が優先されます。同じ時間帯に両方が予約されている場合、CPH広告が終わり次第CPM広告が配信されるため、配信が遅れたり、一時的に止まったりすることがあります。決まった時間に必ず広告を出したい場合は、CPHでの購入が確実です。なお、CPM広告の配信が少なくなった場合、料金は実際に表示された分だけ請求されます。
参考ページ：YouTube CPM マストヘッド キャンペーンを作成する
また、マストヘッド広告にもYouTubeの広告ポリシーが適用されるため、医薬品・ギャンブル・政治に関するものなど、掲載できない広告があります。
詳細は下記のGoogleヘルプページをご参照ください。
参考ページ：Google広告-YouTube 広告の要件
マストヘッド広告を活用して認知を拡大しよう
マストヘッド広告はある程度高額な予算が必要ですが、商材を広く認知させるにはとても有効な広告です。
また、掲載後は管理の手間がかからないため、導入自体は難しくありません。
予算をかけて大々的に宣伝したい商材がある方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
プライムナンバーズでは、皆さまのご相談を無料でお受けしています。
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上記に当てはまる方は、ぜひプライムナンバーズにご相談ください。
貴社の状況を把握した上で、様々な角度から成果を上げるお手伝いをいたします。
