• ブログ
  • Instagramリール広告とは?仕様や始め方、費用の目安を解説
2026.04.08 更新
2026.04.08 更新

Instagramリール広告とは?仕様や始め方、費用の目安を解説

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

Instagramには、縦型のショート動画を投稿・閲覧できる「リール」という機能があります。短い動画を次々と閲覧できることや、気に入った動画をシェアできることから拡散力が強く、多くの人の目に触れるチャンスがある配信面です。
この記事では、リールとは何か・リール広告とは何かという基本から、配信方法・クリエイティブ規定・費用の目安まで、まとめて解説します。

Instagramのリールとは?

リールとは、Instagramで最大90秒の縦型ショート動画を作成・投稿・閲覧できる機能です。Instagramアプリ下部のメニューにある「リール」タブからアクセスでき、動画を上にスワイプするだけで次々と新しい動画が表示されます。

リールの最大の特徴は、フォロワー以外のユーザーにも広くコンテンツが届く点です。Instagramのアルゴリズムによって、興味・関心に合った動画がおすすめされるため、フォロワー数が少ないアカウントでも多くのユーザーにリーチできます。また、気に入った動画はシェアやリポストができるため、口コミ的な拡散も期待できます。

リールはInstagramフィードやストーリーズとは異なる独立した配信面であり、ユーザーがリールタブを開いている間はフルスクリーンで動画が表示され続けます。没入感が高いため、広告との相性も良い機能です。

リール広告とは?

リール広告とは、Instagramのリール配信面に表示される広告のことです。ユーザーがリールを閲覧している途中に、他のリール動画と同じフルスクリーン縦型フォーマットで表示されます。広告であることを示す「スポンサー」の表記がつく以外は、通常のリール投稿と同じように見えるため、ユーザーの視聴体験を妨げにくい形式です。

画像・動画・カルーセルの各フォーマットに対応しており、企業名やテキスト、CTAボタンが広告とあわせて表示されます。企業名をタップするとそのInstagramアカウントに飛ぶため、フォロワー獲得にも活用できます。

リール広告はMeta広告マネージャから出稿します。同じく縦型フォーマットのInstagramストーリーズとは配信面が異なりますが、クリエイティブの仕様は近いため、縦型のクリエイティブがあれば両面への配信も検討しましょう。

リール広告はどう配信される?

リールはInstagramアプリ内の「リール」タブから閲覧できます。動画の閲覧中に上向きにスワイプすると次の動画が表示されます。広告は画像か動画のどちらかを入稿でき、ユーザーの投稿の間に挟まれる形で配信されます。他の動画と同じような形態で、スマートフォンの画面いっぱいに表示されます。

企業名と本文の間に「もっと見る」「詳しくはこちら」などのCTAが表示されます。タップするとInstagramアプリ内で遷移先のページが開きます。企業名をタップすると企業のInstagramページが開くので、フォロワーを増やしたい場合にも適しています。

また、Meta広告マネージャでは「Instagramリール」に加え、「Instagramプロフィールリール動画」という配置も選択できます。これは18歳以上のInstagram公開プロフィールのリールフィード内に広告が表示される配置で、高いパフォーマンスが見込めるプロフィールにMetaの配信システムが自動で配置します。

また、同じくInstagramの縦型動画広告の配信面として「ストーリーズ」があります。縦型のクリエイティブがあるなら両方に配信すると良いでしょう。ストーリーズについては下記の記事で解説しています。

リール広告の出稿方法とクリエイティブ規定

リール広告はMeta広告マネージャから出稿します。広告セットの配置を設定する際、「Advantage+ 配置(推奨)」または「手動配置」を選べます。

Advantage+ 配置」を選ぶと、MetaのAIがFacebook・Instagram・Audience Networkなど全配置の中から最もコストパフォーマンスの高い場所に自動で広告を配信します。Metaによると、手動配置と比較してCPA(顧客獲得単価)が平均11.7%低くなるというテスト結果があります。Advantage+ 配置を選んだ場合もリールに配信される可能性はありますが、どの配置にどの程度配信されるかは媒体任せになります。

手動配置」を選ぶと、配信する配置を自分で指定できます。リール専用で配信したい場合は「手動配置」を選び、「Instagramリール」にチェックを入れ、他の配置(フィード、ストーリーズ等)のチェックを外します。ただし、Metaは手動配置よりもAdvantage+ 配置を推奨しています。

リール広告の表示形式には大きく分けて3つのタイプがあります。

①単一画像広告
1枚の静止画とテキストで構成されるシンプルな形式で、商品やサービスの特徴を端的に伝えたい場合に適しています。

②単一動画広告
商品の使用場面やブランドストーリーを動画で伝えることができます。

③カルーセル広告
複数の画像や動画を組み合わせて表示でき、複数の商品を紹介したり、ストーリー性のある広告を展開したりする際に効果的です。

これらは広告の設定画面の「フォーマット」で選択できます。

「クリエイティブ>メディア」から画像または動画をアップロードできます。縦型(9:16)の画像または動画を選択します。推奨サイズ(1080×1920ピクセル)に合わせて事前に作成しておきましょう。画像の場合はJPGまたはPNG形式、動画の場合はMP4またはMOV形式がサポートされています。詳細な規定は下記のとおりです。

画像

チェック項目必須仕様Metaの推奨補足
アスペクト比9:16(縦)※1.91:1〜9:16の範囲で受付9:16に固定フル画面表示用。横長は不可。
解像度最小 500 × 888 px1080 × 1920 px500×888を下回ると入稿拒否。
ファイル形式JPG または PNGJPG動画ではなく「静止画」専用の仕様ページ
ファイルサイズ最大 30 MB1 MB前後軽いほど表示が速い
テキスト量キャプション72文字まで冒頭40文字以内で要点それ以上は「…」で折りたたまれる
安全エリア画面上下14 %(約250 px)にロゴ/文字を置かないプロフィール名・CTAが重なるのを防ぐため
最小幅500 pxストーリーズと同じ制約
リンク先外部URLまたはInstagramショップCTAボタン自動表示

動画

チェック項目必須仕様Meta推奨備考
ファイル形式MP4 または MOVH.264+AAC の一般的モバイル仕様
アスペクト比9:16 縦型(4:5~も可)9:169:16以外は上下に余白が生まれるため非推奨
解像度1,440 × 2,560 px1080p ではなく 1440p を基準値として提示
動画設定H.264/正方画素/固定フレームレート/プログレッシブ/AAC 128 kbps以上プロ仕様で画質・互換性を確保
動画尺0 秒〜15 分6–15 秒でまとめると完視聴率が高い最大15分は認可されているが長尺は離脱率が増える
ファイルサイズ最大 4 GB500 MB未満モバイル通信&ロード時間を考慮
最小幅250 px極端な低解像度は不可
音声任意追加を強く推奨ミュート視聴対策に字幕も併用
キャプションメインテキスト72文字以内冒頭40文字以内に要点超過分は「…」表示
安全エリア上14 %/下35 %/左右各6 %に重要要素を置かない2560 px高の動画なら上≈360 px・下≈900 pxは空ける
禁止要素2021-10-15以前公開リール/ライセンス音源/変身マスク・GIF/商品タグ/編集リスト入りファイル審査落ちの主な原因

広告を入稿したら、下記のチェックリストで設定を確認しましょう。自分以外の人に二次確認してもらうのも有効です。トラブルを防ぐために、ミスが発生しやすい場所を中心に確認しましょう。

リール広告の費用相場

リール広告を配信した場合のシミュレーションを条件別にご紹介します。ただし、ここでご紹介するシミュレーションはあくまで目安です。成果はクリエイティブによって大きく変わります。

①アパレルECサイト

20~30代の女性をターゲットにしたアパレルECサイトの場合のシミュレーションです。CVは商品の購入を想定しています。リール配信により、ストーリーズよりも高いエンゲージメントが期待できます。

予算CPC(円)CTR(%)クリック数CVR(%)CV数ROAS(%)
100万円952.60%10,5264.00%421410%
300万円1102.40%27,2733.80%1,036340%
500万円1252.20%40,0003.50%1,400280%

上記のシミュレーションはあくまで参考値です。ブランド・アイテム・商品数量によってROASや適切な配信量がかなり変わります。経験上、同じアイテムでもブランドによって3倍以上結果が変わることもあります。

②新築分譲マンション

首都圏にある新築分譲マンションで、30~40代のファミリー層向けの配信です。CVは資料請求とモデルルームの来場予約を想定しています。

予算CPC(円)CTR(%)クリック数CVR(%)CV数CPA(円)
30万円2501.10%1,2000.85%1030,000
50万円2651.05%1,8870.82%1533,333
100万円2801.00%3,5710.90%3231,250

上記のシミュレーションはあくまで参考値です。成果は販売戸数、エリア、ブランド、近隣エリアの競合物件に大きく左右されます。経験上、人気物件のCPAは3000円程度になることもありますし、成果が良くないと50,000~100,000円前後になることもあります。

ターゲティング参考記事はこちら

配信を迷ったらお問い合わせください

商材や業種に合わせた個別のシミュレーションを無料でお出しいたします。もちろん、他の媒体も含めた具体的な配信プランやお見積りの提供も承ります。下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。

Written By
N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。「文中に余計な挿絵を入れたい」という衝動を常に抑え、真面目に執筆している。入ってたら抑えられなかったんだなと思ってください。