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2024.10.02 更新
2024.10.02 更新

【基本解説】YouTubeオーディオ広告でリスナーの心を掴もう!

Written By
R.Y

コンテンツプランナー

YouTubeオーディオ広告は、数あるデジタル音声広告のうちのひとつです。
主要なデジタル音声広告には「Spotifyデジタル音声広告」や「radiko(ラジコ)オーディオアド」などがあります。
デジタル音声広告市場は音楽サービス・ストリーミングサービスの普及に伴い、2017年ごろから右肩上がりに拡大していきました。2022年に”YouTubeオーディオ広告”がリリースされ、今に至ります。
YouTubeオーディオ広告ではYouTubeを動画視聴ではなく音楽やラジオを聞く目的で利用しているユーザーに広告を配信できます。本記事ではYouTubeオーディオ広告の特徴やメリット、設定手順について解説します。

1.YouTubeオーディオ広告とは

YouTubeオーディオ広告は音声を主軸としたYouTube広告です。
また下記のようなユーザーに広告が配信されます。

・YouTube および YouTube Music でオーディオ プラットフォームを使用しているユーザー
・YouTubeのコンテンツを長時間聞いているユーザー
・YouTubeをバックグラウンドで再生しているユーザー

ただし、2024年10月時点では課金形式は「インプレッション課金(CPM)」のみです。動画形式のYouTube広告のように視聴課金は設定できません。

YouTubeオーディオ広告に向いている商材の例

多岐にわたる商材でYouTubeオーディオ広告を利用できます。下記はYouTubeオーディオ広告で配信に向いている商材の例です。

▼感情に訴えかける商材

食品、飲料、旅行、音楽など聴覚を刺激し、感情移入しやすい商材が向いています。
例えば、コーヒーの香りを連想させるような音や、環境音を用いてその土地の魅力を伝えることで、より効果的に宣伝できます。

▼ストーリーを伝えやすい商品

ブランドストーリーや商品の誕生秘話など、物語性のある内容が音声広告と相性が良いです。
例えば、創業者の想いや商品の開発秘話を音声で語ることで、ブランドへの共感を深め、購買意欲を高めることができます。

2.YouTubeオーディオ広告のメリット

メリットは大きく分けて以下の2点です。

①ブランドの認知度・想起率が上がる

音声広告を活用すれば、ブランドの認知度向上につながります。Googleのテスト結果ではオーディオ キャンペーンの 87% で広告想起率が向上し、81% でブランド認知度が高まりました。

②クリエイティブ制作費用を削減できる

オーディオ広告では動画素材(映像コンポーネント)として静止画やシンプルなアニメーションが推奨されるため、多くの場合、動画広告よりも制作費用を低く抑えられます。

3.YouTubeオーディオ広告の入稿規定とクリエイティブイメージ

YouTubeオーディオ広告は動画形式のYouTube広告と入稿規定や仕様が異なります。
そのためクリエイティブを作成する前に、しっかり確認しておきましょう。

クリエイティブのイメージ

オーディオ広告は動画形式の「見る」広告と異なり、音声がメインの「聞く」広告です。
設定できる動画容量は128GBまでと小さく設定されているため、容量を抑える必要があります。そのため、「シンプルなアニメーション」や「静止画」の活用をオススメします。
以下の2つはGoogleオーディオ広告の仕様の例です。

▼シンプルなアニメーションの場合

▼静止画


入稿規定

YouTube の動画、チャンネル、ホーム、および検索結果に広告が配信されます。他のYouTube広告と比較したい方は下記記事をご参照ください!

4.入稿手順

YouTubeのオーディオキャンペーンの作成方法は下記のとおりです。

1.Google 広告の管理画面で、左側の「キャンペーン」アイコン をクリックします。
2.画面中央の「+新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

3.目標に [ブランド認知度と比較検討] を選択します。

4.キャンペーン タイプとして [動画] を選択します。

5.キャンペーンのサブタイプとして [オーディオ] を選択します。

6.[続行] をクリックします。
7.入札単価や予算など、キャンペーンの詳細を入力します。
※2024年9月時点では「目標インプレッション単価」のみで配信できます。


8.ターゲット設定を広告グループに追加します。最適な結果を得るには、ターゲット設定の範囲が狭くなりすぎないようにしてください。

9.エディタを使用して YouTube 動画の URL を追加し、広告のコピーを編集します。

10.目標インプレッション単価を設定します。
11.「キャンペーンの作成」をクリックして、設定は完了です。

5.まとめ

YouTubeオーディオ広告は動画広告よりも安価にクリエイティブ制作ができるため、導入のハードルは比較的低い広告メニューです。しかし馴染みのない商材やサービスの場合は聴覚情報のみではイメージがしづらく、訴求内容を上手く伝えきれないかもしれません。そのため、導入前はオーディオ広告で商品やサービスの特徴を伝えられそうか、しっかり検討しましょう。

また弊社では無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

Written By
R.Y

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして入社後、2024年にマーケティングチームへ異動。広告運用の経験を活かし、自社サイトのコンテンツ制作を手掛けている。 幼少時代から尋常ならざる脚力を持ち合わせており、「本気を出せば徒歩でイタリアまで行ける」と豪語する。通称【プライムナンバーズの黒豹】