
工数削減!MetaのAI画像生成機能とWeb広告運用での活用法
Meta広告マネージャでは、「AI画像生成機能」が利用できます。
この技術をうまく取り入れることでリソースを削減すれば、クライアントとのコミュニケーションや広告運用の手動調整などその他の業務に時間をあてることができます。
本記事では、Meta広告のAI画像生成機能の概要・使用方法・Web広告運用での活用法をご紹介します。
目次 [表示]
FacebookのAI画像生成機能とは
FacebookのAI画像生成機能は、元となる画像の情報から広告に最適な画像を自動生成するツールです。Facebookが持つ膨大なユーザーデータと高精度なアルゴリズムを活かし、適切な広告素材を作成できます。
広告クリエイティブの複数バリエーションも簡単に作成でき、サイズや縦横比などをデザインし直す手間を削減できることが強みです。
画像生成機能は下記の2つのパターンで利用できます。
背景
商材などのオブジェクトを含む画像を入力すると、背景のバリエーションを生成します。
下記の例では、リュックの商品画像に屋外のような背景を追加し、利用シーンがよりイメージしやすい画像に生成し直しています。
フル画像
参考にしたい画像をアップロードすると、状況の類似した画像を生成します。ただし写り込んだオブジェクトがそのまま使用されるとは限らないため、特定の商品画像を活かしたい場合は「背景」機能の利用を推奨します。
下記は「植物に水をやる画像」を参考に新しい画像を生成した例です。
参考・画像引用:Meta広告マネージャで画像のバリエーションを生成する
AI画像生成機能の利用方法
FacebookのAI画像生成機能は下記の手順で利用できます。
1. Metaビジネスアカウントにログイン
2. 左側のメニューから「広告マネージャ」を選択して開く
3. 「作成」ボタンをクリックして、新しい広告キャンペーンを開始
4. キャンペーン目標と広告セットの設定を完了後、広告クリエイティブセクションに進む
5. 「広告を作成」を選択し、フォーマットとして「シングル画像または動画」を選択
※画像生成は「シングル画像」のみ対応
6. 「クリエイティブ」セクションで「写真広告」を選択し、メインテキストを入力
7. メディアをアップロード/選択し、メディアエディタで配置用の切り取りを選択して「次へ」
※推奨サイズ: 1000 x 1000以上(最小サイズ320 x 320)
※フォーマット: jpegまたはpng形式(高解像度推奨)
8. 画像バリエーション生成方法を「背景」または「フル画像」から選択し「画像を生成」
▲「背景」で生成した場合
▲「フル画像」で生成した場合
9. 生成されたバリエーション(最大10件)から選択して進む
10(オプション). 「オーバーレイ」機能を下記から設定
テキストオーバーレイ: フォント選択、編集(11単語または33文字まで)
ロゴオーバーレイ: 最大3つのロゴをアップロード(最小100 x 100px、透明背景のPNG推奨)
11. 残りの広告設定を行って完了
画像生成機能をビジネスで活かす
画像のバリエーションを別途作成することなく広告入稿時に一瞬で生成できるため、スピードが求められる新商品訴求や配信期間が限られているイベントの告知に特に向いています。
また既存の画像にもロゴを組み込むことができるため、ブランドイメージを統一し認知度アップにつながります。
MetaのAI画像生成機能 vs 他のAI画像生成ツール
MetaのAI画像生成機能は広告の配信に特化しており、特にターゲティングとの連携やSNS広告での使いやすさに優れています。
他方、DALL·EやMidjourneyなど他の生成ツールはクリエイティブ面では秀でていますが、広告に特化した最適化機能はMetaが有利です。
利用における注意点
AI生成画像を使用する際は、以下の点に注意が必要です。
■権利関係
自ら生成した画像でも著作権が生成者に帰属するわけではないため、著作権や肖像権の問題がないように元画像と生成画像を確認する必要があります。
■ブランドイメージ
生成された画像はブランドイメージに合っているとは限りません。必ず担当者がレビューし、ブランドイメージを損なうおそれがないか確認しましょう。
■パフォーマンス
生成→配信して終わりではなく、定期的にパフォーマンスを分析し、効果の高い画像スタイルを特定しましょう。
AI画像生成を活用し広告運用を効率化しよう
Metaの画像生成機能を導入することでFacebook広告・Instagram広告を迅速かつ効率的に運用できます。テストを重ね、最も成果が出る画像のパターンを掴みましょう。
プライムナンバーズでは、広告運用のほか広告クリエイティブの制作も承っております。
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