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2025.03.03 更新
2025.03.03 更新

【25年3月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ

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N.F.

コンテンツプランナー

2月中におこなわれたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次のとおりです。

  • Yahoo!広告
  • LINE広告
  • Meta広告


本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下のページからダウンロードいただけます。あわせてご活用ください。

【Yahoo!検索】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了について

Yahoo!検索広告の「拡張クリック単価」が2025年6月下旬に終了します
現在この自動入札タイプを利用している広告主は、「コンバージョン数の最大化」や「コンバージョン価値の最大化」などの他の自動入札タイプへの移行が推奨されています。

注意点

終了日までに入札戦略を変更する必要があります。A/Bテストを活用し、適切な入札戦略を検討するとよいでしょう。

適用日

2025年6月中旬~下旬適用予定

参考ページ:【検索広告】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了について

【Yahoo!ディスプレイ】オーディエンスリストターゲティングの機能変更について

共通オーディエンスリストに「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」の各分野で新しいカテゴリーが追加されましたまた、「除外」設定が可能になり、ターゲティングの精度が向上しました。

メリット

新しいカテゴリーの追加により、ターゲティングの幅が広がります。
「除外」設定が可能になり、関連性の低いユーザー層を除外しやすくなりました。

注意点

既存カテゴリーの一部で広告配信の傾向が変わる可能性があります。
実施日以降、パフォーマンスレポートを確認し、必要に応じて設定を見直すことを推奨します。

適用日

2025年2月26日適用予定

参考ページ:【ディスプレイ広告】 オーディエンスリストターゲティングの機能変更について

【Yahoo!ディスプレイ】サーチキーワードターゲティングの提供終了

サーチキーワードターゲティングが2025年7月初旬までに段階的に終了します代替手段として、オーディエンスリストターゲティングの「高度なセグメント」リストが推奨されています。
また2月5日より移行機能が提供されています。

注意点

ユーザーサイズの反映には1~2日かかるため、確認後に設定することを推奨します。
1つの広告グループに設定できるオーディエンスリストは最大10個のため、超える場合は調整が必要です。

移行方法

代替手段: オーディエンスリストターゲティングの「高度なセグメント」リストを使用
移行機能: サーチキーワードリストを「高度なセグメント」リストに自動変換可能
移行手順: 移行機能を利用し、変換後のリストを広告グループに設定

適用日

2025年2月5日:移行機能提供開始
2025年7月初旬:強制移行(以降、サーチキーワードターゲティングは利用不可)

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】サーチキーワードターゲティングの提供終了について

【Yahoo!検索】キーワードを生成AIが提案する機能の提供開始

Yahoo!検索広告の広告管理ツールにおいて、生成AIによるキーワード提案機能の提供が開始されました。最終リンク先URLを入力すると、ウェブサイトの情報をもとにAIがキーワードを提案します。

メリット

広告タイトル・説明文のAI提案機能と併用することで、広告作成の効率が向上します。

注意点

対象: 標準キャンペーンのみ対応しています。
利用制限: 利用できるのは1アカウントにつき月30回までです。
審査: AIが提案したキーワードは審査承認を保証しないため、必ず確認・修正が必要です。

適用日

2025年2月5日適用済み

参考ページ:【検索広告】キーワードを生成AIが提案する機能の提供開始について

【Yahoo!ディスプレイ】スマートターゲティングの機能改善

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングが改善され、より柔軟に活用できるようになりました。

主な変更点は下記のとおりです。
①スマートターゲティングの初期値
コンバージョン・アプリ訴求を目的としたキャンペーンにおいて、広告グループ新規作成時、スマートターゲティングの初期値が「利用する」になった。

② 推奨入札戦略の追加
「コンバージョン価値の最大化(目標値あり / なし)」が推奨入札戦略に追加された。

③ターゲティング精度の向上
「サイト訪問ユーザー」と「アプリユーザー」のデータを学習・配信に活用可能になった。

④ 推奨利用条件の廃止
以前の「過去7日間で20件以上のコンバージョンがある広告グループ」という推奨条件が撤廃された。

メリット

スマートターゲティングをより利用しやすくなりました。
「サイト訪問ユーザー」と「アプリユーザー」のデータを学習・配信に活用できるようになりました。

注意点

スマートターゲティングを利用したくない場合は、広告グループ新規作成時に初期値を変更する必要があります。

適用日

2025年2月19日適用済み

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】スマートターゲティングの機能改善

【Yahoo!ディスプレイ】年齢による制限が必要な商品・サービスの広告配信制御について

Yahoo!ディスプレイ広告において、未成年者保護のため、年齢制限が必要な商品・サービスに対して新たな配信制御が導入されました。年齢ターゲティングを設定していなくても、未成年者には自動的に配信されなくなります。

対象の商材と制限年齢は下記のとおりです。

パチンコ・スロット(機種、ホール訴求)、マージャン店 、カジノ(海外で合法なもの): 18歳未満
出会い系サイト(インターネット異性紹介事業)、結婚紹介業: 18歳未満 ※同性同士も含む
加熱式たばこ:20歳未満

注意点

該当する広告のインプレッションが減少する可能性があります。
Yahoo!広告の検索広告にも同様の変更が予定されており、詳細は後日発表される予定です。

適用日

2025年2月13日適用済み

参考ページ:【ディスプレイ広告】年齢による制限が必要な商品・サービスの広告配信制御について

【Yahoo!ディスプレイ】LINEサービスへの広告配信追加について

Yahoo!ディスプレイ広告がLINEファミリーアプリおよびLINE広告ネットワークへの広告配信を拡大しました。これにより、Yahoo!広告とLINE広告が連携し、LINEのさまざまなアプリに広告が表示されるようになりました。

配信可能になった広告・掲載面は下記のとおりです。

■広告
バナー広告(画像・動画)
動的ディスプレイ広告
■掲載面
LINEファミリーアプリ(例:LINE、LINE NEWS など)
LINE広告ネットワーク(LINE関連アプリ・パートナーアプリ)

メリット

LINEの多くのユーザーに広告が届くようになり、リーチが広がります。

注意点

バナー広告(画像)の「1:2」アスペクト比は配信対象外です。
動的ディスプレイ広告のLINE配信には「Image URL」設定が必須です。

画像引用:LINEサービスへの配信について

適用日

2025年2月3日(バナー)
2025年2月13日(動的ディスプレイ)

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信追加について

【Yahoo!ディスプレイ】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了

Yahoo!ディスプレイ広告の動的ディスプレイ広告において、「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」オプションが終了しました。これにより、対象ユーザーを絞り込む設定が統合され、オーディエンスリストを指定して配信する形に変更されました。

メリット

より柔軟にオーディエンスリストを設定してターゲティングが可能となります。

注意点

「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」を使用していた場合、オーディエンスリストの作成と設定が必要です。
「商品閲覧履歴のないユーザーにも配信」を使用していた場合、配信対象に変化はありません。

適用日

2025年2月13日適用済み

参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

画像引用:動的ディスプレイ広告「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

【LINE】バリュー最適化機能(β)の提供が開始

LINEの新機能「バリュー最適化機能(β)」が提供開始されました。この機能は、ユーザーの購入合計金額(バリュー値)を最大化するために、入札を自動的に最適化する機能です。ウェブサイトコンバージョンキャンペーンで「購入」を最適化対象として利用できます。

メリット

売上金額の最大化に重点を置いて配信できるようになります。
商品ごとの購入単価のばらつきが大きい場合に特に効果的です。

注意点

標準イベント「購入」のオプションパラメータである「currency」や「value」をイベントコードに追加し、送信する必要があります。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始!

【LINE】クロスターゲティングの新規利用受付を停止

LINEのクロスターゲティング機能(オーディエンス公開機能・LINE Tag共有機能)が2025年3月に終了予定です。新規利用の受付は2025年1月20日で停止されており、既存のオーディエンスおよびLINE Tagデータも2025年3月26日をもって利用できなくなります。

クロスターゲティングとは

LINE公式アカウント、LINE広告、LINEポイントAD、それぞれのメッセージ・広告配信やキャンペーンで取得したオーディエンスやLINE Tagをプロダクトを横断して配信することができるオーディエンスの共有機能です。

注意点

今後、LINE広告でデータ共有を行いたい場合、ビジネスマネージャーを開設・移行する必要があります。
一度「無効」にしたオーディエンスやLINE Tagは再利用できません。

適用日

2025年3月26日終了予定

参考ページ:クロスターゲティング機能(オーディエンスの公開・LINE Tagの共有機能)の提供終了に関するご案内

【LINE】LINE Dynamic Adsで「全商品を含む商品セット」が1クリックで作成可能に

LINEの「商品フィード」作成画面で、「全商品を含む商品セット」が1クリックで作成できるようになりました。
「商品セット作成」ボタンをクリックすると、プルダウンメニューに「すべての商品を含める」オプションが追加され、カタログ内の全商品を簡単に商品セットとして作成できます。商品セットの管理がより簡単になり、効率的に運用できます。

メリット

商品セット作成が簡単になり、管理がしやすくなります。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始!

【LINE】LINE Dynamic Adsの商品セット作成時の条件でフリーワードが追加可能に

商品セット作成時に、カスタムラベル・商材タイプに未登録の文字列でも保存が可能になりました(部分一致のみ)。これにより、商品セットを柔軟に作成できるようになりました。

メリット

商品セットを柔軟に作成できるようになりました。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始!

【LINE】LINE Dynamic Adsの配信結果を使った画像クリックオーディエンスの提供を開始

LINE Dynamic Adsの配信結果をもとに「画像クリックオーディエンス」を作成できるようになりました。これにより、LINE Dynamic Adsキャンペーンで画像をクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンスの作成が可能になります。

画像クリックオーディエンスとは

指定したキャンペーン内の画像をクリックしたユーザーで作成するオーディエンスのことです。

メリット

LINE Dynamic Adsの配信データを活用して広告を配信できるようになりました。

参考ページ:LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始!

【Meta】Threadsで広告を表示するテストを開始

2024年1月24日から、テキスト共有アプリ「Threads」で広告表示テストが開始されました。初期段階では米国と日本で一部のビジネスと利用者を対象に実施し、結果やフィードバックを元に広告の提供を拡大する予定です。

メリット

既存のキャンペーンを拡張し、Threadsでも広告を配信できるようになります(予定)。

適用日

2024年1月24日からテスト開始

参考・画像引用:Threadsで広告を表示するテストを開始、米国と日本の一部ビジネスと利用者が対象

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N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。自宅の給湯器に棲みついた鳩を昨年追い出したが、最近帰ってきた。なんで?