【アップデート】YDAサーチキーワードターゲティングがオーディエンスリストに移行
Yahoo!ディスプレイ広告において、12月11日以降サーチキーワードターゲティングがオーディエンスリストターゲティングに集約されるというアップデート情報が公開されています。またそれに伴い、オーディエンスリストに新規リスト種別「高度なセグメント」が追加されます。本記事ではこのアップデートの詳細とメリット、注意点について説明します。
この他の11月中に発表・実施されたアップデート情報も下記資料にまとめています。併せてご利用ください。
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目次
アップデートの詳細
アップデートの概要や従来からの変更点をご説明します。
アップデート概要
今までサーチキーワードターゲティングはオーディエンスリストとは別に独立して存在していましたが、アップデートによってオーディエンスリストの一部になります。
変わること①|「高度なセグメント」とは
アップデート後のサーチキーワードターゲティングは、「高度なセグメント」によって作成されたユーザーリストで行われます。
「高度なセグメント」とは、キーワードを設定するとそのワードを基にして機械学習で最適なユーザーリストが作成される機能です。従来のキーワードターゲティングのように設定したキーワード自体を検索した人のみがターゲットになるわけではなく、関連性があるキーワードを検索している人にもターゲット範囲が拡張されて広告が配信されます。
ただし、キーワードの検索期間・検索回数の指定はできません。また、検索キーワードごとの分析レポートの出力もできません。
変わること②|キーワードの設定方法
キーワードを設定する際、従来はキーワード候補の中から選択する形で設定していましたが、アップデート後は任意のフリーワードを設定できるようになります。
変わること③|ターゲティング設定
従来のサーチキーワードターゲティングは、他のターゲティングとの組み合わせで可能なのはAND結合のみで、絞り込むことしかできない仕様でした。
アップデート後は「高度なセグメント」として作成されたユーザーリストを他のユーザーリストとAND/OR/NOTで組み合わせて利用することができるようになり、柔軟で正確なターゲティングが可能になります。
例えば、「高度なセグメント」と現行の「オーディエンスリスト」は、OR結合して1つの広告グループで配信できます。アカウント構造の最適化が可能になり、広告運用効率が上がることでリーチやコンバージョン数の最大化がしやすくなります。
アップデートのメリットと注意点
続いて、このアップデートのメリットと注意が必要な点についてご説明します。
メリット
「高度なセグメント」によって関連性の高いユーザーに広くアプローチ可能になり、ターゲットの範囲を広げることができます。ただ範囲が広がるだけでなく、他のユーザーリストと組み合わせることで正確なターゲティングが可能になります。
またGDNでカスタムオーディエンスを利用している場合、同じキーワードをYDAにも適用することで同様のターゲティングを実施できます。
注意点
従来のサーチキーワードターゲティングと新しい「高度なセグメント」はしばらく並行稼働しますが、最終的には「高度なセグメント」に移行する必要があります(時期未定)。すぐに広告主が対処すべきということはありませんが、早めの移行を推奨します。
また「高度なセグメント」で入力するフリーワードには審査があります。ユーザーリストの蓄積にも1〜2日要するため、余裕をもって設定することをおすすめします。
リストの組み合わせ次第でターゲティングの幅が広がる
今回のアップデートで、キーワードによるターゲティングの範囲がより広くなります。またリストの組み合わせ方の選択肢も広がり、ターゲティングの自由度が上がります。YDAを実施しているという方はぜひお試しください。
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